2018.07.17

災害に、もう少しだけ備える

ここ最近、大雨による大きな災害が西日本側で起きた。

災害の爪痕を見ると、あの東日本大震災の後で仕事で
乗り込んだ、変わり果てた石巻や女川が、縮小された
かのような、悲惨な状況が明らかになった。

津波被災地もそうだけど、こういう自然災害を受けた
場所は、その瞬間と、その直後は注目を浴びるけど
そこから一週間がたち、二週間がたち、1か月がたち
半年がたつと、そこと縁のない地域の人々はまるで
災害なんて無かったかのように記憶が薄れていって
一年もたつと、そういえば昔そういう事があったよね、
という思い出話にしてしまう。

でも直接の被害を受けた地域や人達は一年なんて
あっという間、しかもその一年間で元の生活が蘇る
なんていうのはドラマやアニメや、SFにはあっても
現実には無い。

災害はいつか来る、そしてそれは自分にやってくる。
後はそれに対してどう備えるか、そして自分以外に
被害が及んだ時に、そちらにどう力を貸すのか、
(これはつまり自分が被害を受けた場合、どうやって
助けてもらえばうれしいのか、という事を考えれば
意外と簡単に答えが出る)

それを何もない平常時の今一瞬から真面目に考え
そして備えておく事がとても重要だと思う。

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自分ま小学生の頃から、ロビンソンクルーソーや、
十五少年漂流記、といったいわゆる「漂流モノ」が
大好きで、何もない所に放り出された人間が知恵と
工夫で生き延びてゆくという所に人が人として在る
意味を感じて育ってきた。

なので小学生の頃から、遠足用のリュックサックに
いつも缶詰やらローソクやらロープやらを自分なりに
考えて集めて道具をアップデートしながら万が一に
(不謹慎だけど、わくわくしながら)備えてきた。

それが高じてアウトドアが趣味となり、さらにそれが
拗れて自宅サバイバル生活的な貧乏節約暮らしに
のめり込むようになっていった…のはこのブログの
初期のあたりを読んでもらえばなんとなく分かって
もらえると思う(^^;)

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そんな自分からして、今回の豪雨災害は、大震災
以来の危機感と、今の自分が整った自宅を購入し
仕事で不在がちなことを言い訳にして災害に対する
備えを怠ってきたことをいやおうなく再認識させた。

今の自宅は、最新基準でも最高レベルの耐震性が
ある。東日本大震災以降に作られた耐震等級3の
軽量鉄骨造の平屋だから相当な激震でも簡単に
全壊したり倒壊することはまずない。

そして、火災保険から水害オプションを全て外して
保険屋が『問題無いでしょう』と断言するくらい、
地域として水害やがけ崩れ、土石流といった物の
恐れがない場所にある。

なので巨大竜巻の直撃でも来ない限りは雨露や
風雨は避けられる場所は確保出来る。

食糧と飲み水、燃料の備蓄は旧宅の頃からずっと
変わらず今も継続しているから、これも特に大きな
不安はない。煮炊きに関しては主力のカセット
コンロだけでなく、キャンプ用ガス、車やバイクの
ガソリンが使えるガソリンストーブ、昔からある
固形燃料、アルコールストーブに至るまで一式
そろってる。木炭も薪も少しあるから、焚火台を
庭先に展開して煮炊きすることだって出来る。
自分ひとりだったら、多分1か月くらいは余裕。

Img_20180716_111337

雨水も常時200Lくらい貯めてあるから、トイレも
流せるし、いざとなれば浄化して飲める。その
仕組みも、旧宅の頃からちゃんと用意してある。

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ここまでは2年前の引越しの際に全て構築した。
でも一つだけ、旧宅では確保できたけど、今の
家では確保出来ていないインフラがあった。

それは電気だ。

旧宅では数十Wの出力の太陽電池パネルを
庭先に置いて、車用のバッテリーを充電する
事で、最低限の電力を得る事は出来た。

携帯電話等を充電し、ラジオを鳴らし、夜に
数時間だけ小さい照明を一個付ける。僅かに
それだけしか出来ない(最小限としては十分)
それは今の家でも出来るんだ、その仕組みは
今もそのまま持ってるから。

でも今の家が正しく機能するためには、もっと
大容量の電源が必要になる。(詳細は割愛)
今回の水害を見て、ずっと用意しようと思って
いたけど二の足を踏んでいたものを、ついに
買う事にした。

それはこれ、ガソリンエンジンの発電機。
それの、ちょっと余裕がある出力のタイプ。

Hatudenki80802018

ウチは沢山あるバイクや車の燃料タンクに
かなりの量のガソリンがあるから、停電が
起きてもそこからガソリンを集めて使えば
かなりの時間、発電する事が出来るのだ。

日中しか発電しない太陽電池パネルと違い
1.6kWhの出力を、1Lのガソリン消費で生む
このポータブル発電機ならばそこそこの間
停電になっても、昼夜問わず延々と発電を
続ける事が出来る。

そして、これが備わった事で、ウチはなんと
災害停電時にエアコンや洗濯機まで使う
事が出来るようになった(実話)

…ちょっと電気を知っている人なら、それが
難しい事が判るだろう。モータ等電動機は
起動時に定格消費電力の数倍の電力を
必要とするからこの手の発電機にその手の
器具を直結してもドロップしてしまうからね。

だけど、ウチには前の持主が自分に残して
くれた、とっておきの秘密兵器があるのだ。
それはこれ。

Libatthatudenki2018

家庭用大容量リチウムバッテリーシステム。
夜間電力を貯めて、昼間に使ったり、屋根に
太陽電池パネルを載せてあればそれを昼間
充電して夜に使ったりする事が出来るモノ。

太陽電池があれば屋根に乗せればそういう
使い方が出来るんだけど、ウチはそれは無い。
でもこのバッテリーシステムには電力会社
からの給電が停電等で途絶えた場合に使う
非常用外部給電入力(AC100V)があるのだ。

そこにこのエンジン発電機を繋ぎ、常時この
巨大リチウムバッテリーに充電するモードで
運転しておけば、そのバッテリーを電源として
ウチは停電時であっても、日常と同等の電気
インフラが使える。突入電流が大きい機器
でもバッテリーシステムなら対応出来るし、
エンジン発電機がガス欠で止まったとしても
給油の間はバッテリーが生きていればその
まま給電が続行するため、殆ど停電はない。

ただし調子に乗って1,6kWh以上常時使うと
バッテリーの放電が充電に追い付かずに
最終的に枯渇しちゃうので注意なんだけど
少なくとも携帯電話やルーターやPC電源、
ラジオ(ウチはTVが無いのでそれは無理)
冷蔵庫と、扇風機、換気扇、エアコン冷房、
暖房、偶に使う洗濯機、そして普通の照明
そのくらいならば余裕で確保出来る。

これで、引越し後に色々と考えていた防災
対応の備えは粗方そろった、よしよし(^~^)

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自分一人なら、ここまでの電力は要らない。
むしろ過剰というか、贅沢が過ぎると思う。

だけど大規模停電とか長期停電となった時、
自分の近隣で自分以外に細々とした電気や
明かりが必要になる事がきっとあるはず。

今みたいな猛暑でエアコンが必要になる
ご老人や乳児もいるかもしれない。そういう
時にエアコンが使える部屋が地域に一つ
あるだけで、救われることは多いはず。

災害への備えは、まず自分の安全、次に
自分の生活、それが満たされれば地域の
安全と地域の生活に貢献出来る所までが
一個人が出来る範疇だと思う(これ以上は
個人の領域を超えていると思う)

そして自分が運よく被災しなければ、その
ために準備した備えが被災した地域でも
使えるか、自分が被災民ならばそれが
活かせるものなのかどうか、までも考えて
おけば、そしてその考えの人間が広く薄く
増えてゆけばいいな、と考え実行してる。

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さあ、後は何を備えておけばいいかな(^^)?

…大人用紙おむつとかかな?、あと数十年
したら、自分自身が使うかもしれないから
今のうちから準備しておいてもいいかもね。

乳幼児用品や、女性用品は、独身中年男が
買いに行って持ってる訳には行かないから
それは誰かに任せるので頼む(汗

ここまで書いて置いていうのもなんだけど、
そこまでガッチリ備えを固めていても、当の
本人ははるかかなたの僻地に長期常駐と
いう本末転倒な有様。まぁ変わった趣味だ
と思って笑ってやってくださいな(^◇^ゞ
 

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2018.05.09

GWで息継ぎする

遠方の職場にトバされてそこで働くようになって9か月、
やっとどうにか仕事のペースが掴めてきた、と思うが、
そうやって少し余裕が出たような所が少しでも見えると
まるでワンコソバを次々に追加するように新しい仕事が
その余裕を叩き潰すように次から次へとやってきて、
いつまでたっても楽にならない…じっと手を見る(;_;)

とはいえ、働くオトコにも連休はやってくる(^◇^)。

今の職場だと、年末年始、GW、盆休み、の年に3回
しか長い休みを取れるチャンスが無い。

1月、5月、8月、そして1月。つまり5か月間、3か月間、
4か月間、のインターバルで休みがくる。

年末年始からGWまでの今回が一番長い間隔!そして
これから来る盆休みまでが一番短い間隔だ♪
それに季節もいいぞ~、一年で一番いい季節だ(^◇^)

連休と連休のインターバル間は頑張って一か月に一度、
土日に家に帰るのがどうやっても関の山。しかも先月は
そうやって帰ったら、途端に電話がかかってきて

 「トラブった、すぐ戻れ」(泣)

自宅に着いて、寝たら、翌朝すぐに戻る、というハメに。
でも連休は違うぞ!、全員が休むから突発事象が発生
しにくい。だから連休は多分呼び出しは無い(はず…)

GW開始とともに、とっとと自宅に舞い戻った。

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放置したバイクたちは無事だった。庭のツツジが咲いて
色々な雑草にも花が咲いていた。少し余計な雑草が
成長していたのでそれは毟らないとね。

Dsc_1534
Hana2
Hana3

庭で生きてるネギも坊主(花)をつけているし、
以前植えたジャガイモも12本全部から葉が(^^)

Negi
Imo12

バイク達を引っ張り出して、バッテリを載せて、ガソリン
タンクから古いガソリンを抜いて新しいガソリンを注ぐ。
(古いのは車に入れて消費する)

みんなけなげにエンジンに火が入ったが一台は残念
ながら入らなかった。XTZは車検なのでユーザ車検。

Xtzshaken

DR-Zは休み前に輸出仕様の金リム仕様のホイルを
入手しておいたので差し替えてお化粧♪、ハコも色を
合わせてみた。

Drzgold
Drzgold2

他にもいつも稼働しないバイク達も乗ってあげる。
おー!、元気元気♪、いつまでも元気なままでいろよ、
今の仕事が終わって帰ったら沢山乗るからさ(^^)

Sx2018
Tw2018

ついでにバイクが一台増えたよ(苦笑)。今後、遠方の
出張先でバイクライフを成り立たせるために、バイクを
持ってゆく予定なのだが、そこまで走るために、長距離
走行が楽で、かつ色々な用途に使えるマルチプレイヤー
庶民がやっと手が届く、俗にいう「中古の古いBMW」(^^;)

1100gs

人生初の外車だけど、ドイツ車だから大丈夫だよね?
これがアメ車とかイタ車とか英車だと不安なんだけど
ドイツなら大丈夫そう、という根拠のないイメージで行く。

他のコたちとケンカせず仲良く、これからよろしくね(^◇^)

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昼間は布団を干して、洗濯して、庭草を毟って、バイクを
弄って、乗って、日が暮れたら部屋にあるこんなのを肴に
美味い酒を飲む。

Tank5

このGW中は埼玉の花陽浴(はなあび)を堪能させて
頂いた。ホントに美味いよ~おススメ♪

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よーし!、放電しかかっていた自分らしさをたっぷりと
充電したぞ!、もう少し頑張ってみるかp(^^)q


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2018.04.23

引っ越しから丸二年が経過

諸般の事情がたくさん重なって、まさかの自宅購入という
人生のビックイベントをほぼ強制的に迎えざる得なくなって
しまったのは、ちょうど2年前くらいだった。

どうにか買えたけど、正直なところかなりの予算オーバー。
中年男の老後を迎えるための終の住処、という思惑もあり
その増分は将来のリフォームやらをあらかじめ乗せたもの
と割り切って買った、介護や車いす生活を見越した作りの
フルバリアフリー作りの平屋。築わずかに2年半、そのうち
前オーナーが住んだのはわずか1年程度で、中古とはいえ
ほぼ新築といっていいくらいの築浅新同物件だった。

それまで住んでいたのは隙間風がガンガン入る昭和40
年代に作られた文化住宅的な間取りの広い庭付きの
2軒長屋。そこから突然平成の最新鋭ハウスメーカー製
注文住宅に引っ越ししたもんだから、生活レベルが突然
発展途上国のスラム街から平成のモダンライフに華麗に
変貌を遂げた…はずが購入する前からの地方長期出張が
継続したままで購入し、引っ越して、また現場に戻って、
土日に帰宅し一泊しては現場に戻りを繰り返し、長かった
出張生活がようやく終わってやっと自宅でまともに生活が
できるようになったのは、自宅の購入から実に11か月と
10日たった後だった。(ほぼ一年後、だよね)

そこからやっと引越しの荷物の整理を終えて、月曜から
日曜まで自宅で暮らすという生活スタイルに入った…が
わずか4か月でその生活は終わり、再び地方長期出張に
ぶっ飛ばされた、のはここを読んでくれている人ならば、
すでにご存じの通り(T_T)

この丸二年間、365×2=730日で、自分がどういう所に
寝泊りしたのかをちょっと集計してみた。

 自宅:243泊
 ビジネスホテル:478泊
 その他:9泊

なんとまぁ、自宅よりも狭っ苦しいビジネスホテルでの
暮らしの方が2倍!、これじゃどっちが「マイホーム」か
判らんじゃないか(T◇T)!!

ビジホの宿泊費は5500~5800円。平均で5650円と
すると、宿代だけで実に270万円にもなる。会社持ち
とはいえ勿体ないな。宿代がもちろんもったいないし、
自分の限られた余生という人生も本当に無駄使い
している気がしてならないよ…。
 

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2018.03.24

雪解けとともに現れる

雪深い僻地にも温かい風が吹いて雨が降って
根強く残った残雪が解けて無くなってきた。

そんな街中を仕事に疲れた中年がトボトボと
歩くと、そこそこの頻度で、雪解けた砂利や
泥の中に硬貨があるのを見つける。

雪の上で小銭を落として回収できなければ
そりゃ解けるまで出てこない、それがまるで
永久凍土の中から出現するマンモスの冷凍
死体のように、よみがえってくる。マンモスと
同じように、塩カルでやられているので10円
は特に黒く変色してしまっている(ので道端
に落っこちていても中々気づかないのだろう)

この一週間で別々の場所で10円×3枚と
5円×1枚と、1円×2枚を拾った。

さすがにこの小銭じゃ警察に届けても落とし
主なんて現れないだろう。なので落とし主に
申し訳ないけど、拾った小銭は…ことごとく
全部、スーパーやコンビニのレジの近くに
ある募金箱に投入してしまう。

今の自分が小銭を拾って得ても仕方がない。
なので拾った小銭と同額くらいの小銭を足して
募金箱にポイ♪。落とし主と自分の共同募金
ということで、何かの役に立てれば本望だし
落とし主も、自分が私服を肥やすわけでない
からこれなら勘弁してくれる…よね(^^;)?
 

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2018.03.20

えっ?、もう一か月たったの??

雪深い某所で迫る年度末の対応で追われていたら
前回更新してから、あれま、もう一か月弱も経ってた。

体感では1~2週間なんだけどな、人は仕事に忙殺
されると、まるでウラシマタロウのように、時を超えて
しまうのかもしれない(-_-;;;)

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今は自宅になかなか戻れない。仕事も忙しいのも
あるし、物理的に距離がありすぎるのもあるので
猛烈に時間を必要とするし、帰宅するのは単なる
我儘、とされるため往復*万円もかかる交通費は
自腹を切らねばならず、そのコストメリット考えると
腰が重くなる…

でも、帰らないと自分自身が取り戻せない。

なので働いて働いて、じっと手を見てもっと働いて
自宅に戻れるチャンスが巡ってくれば頑張って帰る。

先日どうにかそういうチャンスを作れたので一念
発起して、自宅に戻ってみた。

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ポストはわけのわからないチラシで埋まっていた。

庭木は少しだけ乱暴に育っていた。刈らないと。

自宅は全然大丈夫だけど、ウッドデッキが少しだけ
汚くなっている。デッキブラシでコケっぽい汚れを
こすって落とさないとダメだがそんな時間がない。

バイクは全部無事だった。バッテリーを外しておける
バイクは全部外しておいたけど、簡単には外せない
TDMは案の定干上がって始動出来ない。四輪用
バッテリーをブースタケーブルでつなげばセル一発で
始動するのでバッテリ換えれば即用OKなんだけど。

部屋の中は長く空けていた感じがない。中古で
買った家だけど、築浅で前の人も自分自身も全然
ここで生活らしい生活を連続してしていないので、
未だにまだ新築の香りがするんだよなぁ_| ̄|〇

長期休止していたエコキュートはこの冬の寒さで
凍結防止機能が勝手に働いて起動してタンクに
満タンのお湯を沸かしてた。で、電気代がぁ…
エコキュートは長期出張者の財布に優しくない。
まぁそのおかげで帰宅してすぐ風呂に入れたけど。

冷蔵庫には前回帰宅したときに買った日本酒が
入ってるだけ。いい酒なのでちゃんと温度管理
しないともったいない。だけど酒に弱い人なので
一升瓶なんて一日じゃ飲めないので開けられない。
(生酒なので開けたら劣化が始まるので)

Jikonhanaabi

うーん、充実してたり恵まれていたりしてるような
感じでいながらなのに色々な事が手詰まり<ばき

四合瓶の方はせめて持って行って出先で飲もう。

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…まぁ色々あるけど、でも久々の『我が家』だ(^◇^)

今回はわずか一日と半、という滞在期間だったけど
バイクに乗って、庭草を毟って、庭木を剪定して、
そしてこの季節に毎年欠かさずやっていた、自分
らしい生き様の行為として、庭土を耕して、イモを
植えてきた。

2018imoire

12個の使徒たちよ、この硬直した閉塞感をせめて
お前らだけは打ち破って、伸び伸びと育ってくれ!
ニジュウヤホシテントウになんて負けるなよ!!
 

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2018.02.22

あの感動を、もう一度(ちょっと違うかも)

長期滞在しているビジネスホテルの洗面所の鏡に写る
自分は、どこをどうみても冴えない不細工なオッサンだ。

養う家族も居ないのに、自宅から遠く離れて、仕事仕事。
毎日自分の人生は消耗して短くなって行くというのに、
何も生み出せず、何も成せず、ただただ、ひたすら磨耗し
ひたすら疲労してゆくだけ。仕事では何かを成している
のかもしれないけど、それは自分一人の成果ではなくて
かつ自分でなくても誰かが成していただろう役割と結果。

そう考えると、自分の人生はきっとすでにもう詰んでいて、
なすすべもない滑り台のような枠にハメられて、決まった
方向にだけしか、もう生きられないんだと思う。

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今となってはそういう人間に成り果てた自分ではあるが
こう見えても昔は好奇心と発見に満ちていた少年時代を
生きていた事もある。

なんであんなに色々な事が楽しくて、面白くて、ワクワク
していたんだろうな。豪雪に閉じ込めらて職場とビジホの
往復しかしないこの数ヶ月間の間考えていた。

それは幼い短い人生経験ゆえに毎日が発見と挑戦と
その結果新しい知見知識、技能技量を積み重ねて行き
自分の世界を広げながら自分が成長して世界が広がる
事が体験出来たからだと思う。

それを重ねて行くうちに、積み重なったそれの方が多く
なって、新しい発見や成長がだんだん感じられなくなって
なのに新しいことにチャレンジする事がどんどん億劫に
なって、ますます一度出来上がってしまった生き様から
脱せなくなって、その悪い連鎖反応がどんどん分厚い

      『 自 分 の 殻 』

を自分で勝手に形と大きさを決めて固めていったから、
だと思うようになってきた。

その『自分の殻』は、自分自身を支えている外骨格でも
ある。考えようによっては、それ=自分自身、をじっくり
作り上げるのが人生そのものなのかもしれない。

でもその『殻』を突き破って開ける世界、それが自分の
成長でもあって、その瞬間の感情こそが、『感動』という
ものなんだろうな。そういえば『感動』する事が歳を
重ねる毎に減っている。でも本当は自分はそれを求め
それに飢えているんだろうな。抑圧されたビジホ生活の
果てにそんな感情を抱くようになってきた。

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…お前、何を言ってるのか判らないよ、という人だらけ
だと思う、なので判りやすい例えをしようか。

子供の頃に、自転車に乗れるようになった時のことを
思い出して考えてみて欲しい。それまで全然乗れなくて
絶対乗れるようになんてなれないよ、と思いつつ、でも
乗ってみたくて、練習して、失敗して、でもあきらめずに
練習して、練習して、フラフラしながら毎日練習を重ねて、
ある瞬間、何かが起きてついに乗れるようになる。

そうすると今までに感じた事のない未知の速度域や、
バランス感、今まで出来なかったことが出来るように
なった喜び、そういったワクワクや成功体験の感情が
爆発したかのような熱い想い。それが自分が表現して
いる所の『感動』というもの。

凡人ではたどり着けないけれど、例えば甲子園に
出られた高校球児や、メダルを手にしたアスリートは
きっとそういう感情の高ぶりを感じているのだと思う。

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今の自分には出来る事は少ない。でも今の環境で
やれることにチャレンジして、マスターして、自分の
世界を少しでも突き破って新しい世界に到達したい。

そこには以前は感じていて、今ではもう殆ど感じられ
なくなってしまった『感動』がきっとあるはず。
でも完全ゼロベースから難易度の高い物に挑戦して
みたり、手当たり次第に手を出してやってみるのは
失敗して挫折するのがオチだ(苦笑)。

下地があって、でも成し遂げていられなくて、自分が
今でもやりたいと思っていて、頑張れば成し遂げられ
そうで、雪に閉ざされたホテル住まいで可能なモノ。

考えて考えて、昔挫折したコレに挑戦してみる事に。

Ekey

何で?、何の役に立つのさ?、とは聞かないように。
少年の嗜みに一つや、サバイバル技能の一つとして、
この技能をマスターして使いこなしたい、と古くは
小学5年生のころからずっと思っていたんだよね。
これこそが無線通信だと思っていたし、何より暗号を
即座に解読するかのようなスタイルにカッコ良さを
感じていたしね(笑)

中学校~高校時代にハマっていたアマチュア無線、
電話級を取って中古のポータブル機で開局したけど
ステップアップしないまま局免は切れて今に至る。
だけどいつかは電信をやりたいと思っていたのだ。

今は不特定の同じ趣味人と会話する、という世界は
無線通話からネットにほぼ100%役割が置き換わって
いると思う。なので電信級あらため3級免許を取って
電信通信をしたい、という訳じゃない(チャンスが
あれば挑戦したいけどね)。まずちゃんとモールス
信号を聞いて内容を理解出来るようになりたい。

電鍵で打つことは(美しい周期で打つのはとても
難しいけれど)それほど難しくはないので、符号を
暗記して、そこからひたすら聴いて、聴いて聴いて、
耳に入る短音と長音のリズムが何を意味しているか
言葉のように脳に入るようになるまで鍛えてみる。

今は低速で筆記でなら大体コピー出来る。でも少し
速度を上げたり、暗記で理解しようとすると10文字
くらいで追いつかなくなる。もっと練習が必要だ。

そしていつかは、かつて自転車に乗れるように
なったあの時のような『感動』の瞬間が訪れる…
はずだ。それまでトン・ツーで遊んでみるよ(笑)
 

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