LPガス(都市ガス)は本当に必要か?
実はライフコストを削りすぎて、今まで自宅の風呂桶に入った事が無い。
今の家に引っ越してきてからそろそろ一年経つのだが、結局LPガス屋と
契約せずに過ごしてしまった、やればどうにかなるもんだ(笑)
ガスというインフラは生活する上で具体的に何のために必要なのか?
突き詰めて行くと「調理」と「風呂」、この二つだけに絞られる。
それ以外の用途(暖房等)は他の方法でもっと安く達成できるので却下だ。
LPガスは野郎の一人暮らしでも毎月2000円強の基本料と2000〜3000円の
使用量に応じた料金が発生する。今の生活に入る前まで、コレを節約しよう
とは思っても、オールカットして暮らせるような物だとは思わなかった。
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でも、一年前に今の家に引っ越した時、その一ヵ月後に2ヶ月ほど地方出張が
予定されており、使いもしないLPガスの基本料金を払うのがバカらしくて
帰ってから契約しようと思い、出張までの一ヶ月間はカセットコンロで調理、
風呂は平日は2日に一度の銭湯、週末は車で一時間の実家の風呂で凌いだ。
出張から帰還してその家で生活を始めた時には、もう節約モードに突入して
いたので「LPガス無しで生活してやろうじゃん」と決心し、頭を絞った。
調理に関してはカセットコンロだけで何一つ不自由なく生活出来る。
なにせバイクで放浪の野宿旅をするのが趣味なのだ、必要最小限の道具で
生きる術を身に着けている自分からすればカセットコンロはゴージャスな
道具とも言える。
実際、結婚する前の一人暮らし時は電気釜すら使わず自宅のガス台で
キャンプ用コッヘルで米を炊き、18cmフライパンとユキヒラ鍋だけで
何でも作っていた。つまりまたその頃と同じ事をやればいいだけ、
不幸ではあるが実に簡単な事だ。
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今も遊びで焼き物には七輪を使っているが、主力はカセットコンロだ。
なぜカセットコンロなのか?手軽かつ燃料代が圧倒的に安いからだ。
カセットコンロ用ボンベは近所の底値で3本185円、一本60円チョイだ。
煮込みやスパゲッティーやソバ、ウドンで大量の湯を沸かしていても、
一週間で2本使う事は滅多に無く、通常10日で一本の割合で消費してる。
つまり毎日自炊をしても調理に使うガス代は一ヶ月200円で足りるのだ。
最近は焼き物を6kg360円の特売木炭を使って七輪でやるので更に
コストダウンしているはずだ。
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だが、風呂だけはカセットコンロでは沸かせない、と誰もが言う。
自分もそう思っていた。でも銭湯に毎日と言わず二日に一度行ったら
車のガソリン代まで考えるとガス屋と契約した方が圧倒的に安い。
かといって身体を洗わず獣臭い体臭のまま仕事するのは社会人失格、
と言うより何より自分自身が耐えられないので嫌だ。じゃあどうする?
1)風呂桶にお湯を200Lも張るから大火力のLPガスが必要なんだ。
2)じゃあ自宅では湯を張らずにシャワーだけで身体を洗えばいい。
3)つまり「温水をシャワーする仕組み」さえ出来ればLPガスは不要
要は何かしらで約40℃の温水を作る仕組みさえ確保すればいいのだ。
シャワーさせる仕組み?簡単だよ、アウトドア用フットポンプ加圧式の
シャワー一式がホームセンターで1500円くらいで売っているじゃん。
コレを使えばいいんだよ。
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さあ、エネルギー源を探そう、それはあまりにあっけなく見つかった。
誰もが無料で使い放題、しかも莫大な熱量を誇るモノ・・・それは太陽だ。
そうなれば話は早い、会社のゴミ捨て場で中身の綺麗な廃棄一斗缶を拾い
バイクのマフラー用に持ってたツヤ消し黒の缶スプレーで全面塗りつぶし、
ホームセンターで安売りしていた車のフロントガラスの内側に置く銀色の
サンシェードを買ってきて、庭に太陽に向けて弧を描くように設置して、
その中央に水を張ったさっきの黒塗り一斗缶を置き、そのまま放置した。
ちゃんと缶の底にも日が当たるように磨いたアルミ板も忘れずに置く。
たったこれだけで、夏の天気の良い日には三時間弱で水温が50℃を
軽く超えて水道水で希釈しないとヤケドするほどの温度になった。
この太陽の恵みをフットポンプシャワーのタンクに移して足踏みポンプで
加圧してシャワーを浴びた。頭も洗い、全身も洗い、最後に洗い流す。
一通り使ったら20Lの温水が半分ほど余っていた。つまり暑い季節なら
温水が10Lあれば汗を流して垢も落してサッパリと出来るのだ。
丸刈り頭の中年男ゆえにコレだけの湯量で済んだと思われるが、
普通の人や髪の長い女性が同じ事をするなら最低でも20Lは必要だろう。
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この通り太陽熱貧乏シャワーは大成功!休日は布団と洗濯物を干しながら、
バイクを弄りながら勝手に湯が作れてしまう、これでOKだ。
でも平日はどうしようか?会社帰りは暗くなった頃だ、日中に太陽熱を
たっぷりと吸熱させた一斗缶も回収出来なければ意味が無いじゃん。
早速実験だ。朝、出社前に一斗缶を前述のようにsetして、日中加熱された
一斗缶をそのまま帰宅するまで放置、そして夜に回収し水温を計ってみたら
まだ37℃もあった。大汗かいて帰宅してぬるめのシャワーで汗を流すのに
ちょうどいい温度、つまり気温が高ければ日没後も簡単には冷えないのだ。
だが残暑の季節が過ぎて秋に入ると、放置した一斗缶が冷えるようになり、
帰宅したときには水道水よりも冷たくなっている事が当たり前になる。
こうなると無料の太陽エネルギーに頼れない。じゃあどうする?考えろ!
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・・・要はどんな手段であっても40℃のお湯が出来ればいいんだ。
水道水の水温は15℃くらいだから100℃の熱湯を作って希釈すればいい。
100℃の熱湯?、つまりヤカンで熱湯を沸かせばいいんじゃん。
こうして、カセットコンロとヤカンを使う貧乏シャワーが編み出された(^^;)
具体的には20Lポリタンクに半分水道水を入れておき、ヤカンで湯を沸かす。
手持ちのヤカンは約2Lの容量、それで熱湯を作る。沸いたらポリタンクに移す
ポリタンク表面から放熱しないようにキャンプ用の発泡断熱銀マットを
ポリタンクの周囲に巻きつけて熱湯を注ぎ終わったらその上にバスタオルを
置き、極力放熱を防ぐのを忘れてはいけない。
無料の太陽と違ってこの熱は金がかかっているのだ、無駄使いは罪だ。
湯を沸かすヤカンの周りには水を入れたアルミ製の500mlボトル缶を並べて
少しの熱も余すことなく回収して予熱しておき、次回に沸かす時はその少し
温まった水をヤカンに移して沸かすことで沸騰までの時間短縮とポリタンク
から放熱してゆく熱量を最小限に抑える工夫も取り入れた。

3回ほどヤカンで熱湯を作ってそれをポリタンクに移せば、大体40℃チョイの
16Lほどのお湯が出来ている。寒くなると身体を温めるために沢山の湯を
浴びるため、夏場なら10Lで足りた湯が最低でもコレくらいは必要だ。
先ほど同様、もし普通の人や髪の長い女性がコレをするのなら、その倍の
ポリタンク2個分、つまり40Lはお湯を用意したほうがいいだろう。
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シャワーの熱源にカセットコンロを使い始めるとさすがに消費量は増えた。
だがそれでも一週間に1.5本くらいで済んだ。つまりこのように少し頑張れば
日々の調理と平均で二日に一度シャワーを浴びるための光熱費というのは
実はカセットコンロボンベ4〜6本分、一ヶ月で500円もあれば足りるのだ。
これがこの一年間、サラリーマンとして健康で文化的な生活をしながら
削りに削りまくって、もうこれ以上は削れないと判った最低限のガス代。
つまり、LPガス屋と契約して普通に調理して風呂も心置きなく使った時の
一ヶ月分の料金が6000円だとすればそれでカセットコンロボンベを買えば
一年分のガスが賄えてしまう事になる。
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太陽熱&ヤカンを使ったアウトドア用フットポンプシャワーというのは
このように日常生活で使う事はまず無い、と言うより日常でこんなことを
やるバカは自分くらいじゃないだろうか(苦笑)
でもこれはアウトドアで水遊びして帰るときに温水でシャワーを浴びたい、
とか、大地震等の災害で日常のインフラが使えない時に温水を作りたい、
シャワーを浴びたい、髪を洗いたい、という場合には有効な方法だろう。
この文章を見た人に対して同じ事をやってみろ、お勧め、とかは言わない。
だがこんな方法で生活する方法もある、という事は覚えといて損は無いゼ。
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本当にカネが無ければこれだけで一年過ごす事も可能だが、自分は別に
カネに困ってこの生活をしている訳ではないので、日常は貧乏シャワー、
たまにあちこちの銭湯を巡って手足を伸ばせる大きな湯船に浸かり、
隅々まで身体を洗い、サウナなんかに入ったりもしてして、
心身ともにリラックスする事を欠かさない。
銭湯については思う所があるのでまた後日改めて書こう。
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このように日常レベルを意図して下げて、その反動でたまに贅沢をすると、
ライフコストも削れるし、些細な事なのに贅沢を満喫出来て一石二鳥♪
これは日常の生活レベルを一定に保持し続ける中流で安定な生活では
絶対に見る事も体験する事も出来ない世界だと思うのだ。
逆に無理して体験する必要が無い世界でもあるんだけど(^^;)
でもこういった低レベルな日常生活を経験した者は(ホームレス経験者や
アウトドア経験者も)いつ大災害が起きて生活インフラが断たれても
少しも慌てず騒がずいつもと変わらぬ生活が出来る。
ぶっちゃけた話、場所にもよるが俺は最低ナイフ一丁とロープ一束あれば、
家や電気やガスや水道が無くても、雨露凌げる拠点を作って、火を起こし、
雨水溜めたり河川の水を浄化して飲み水を作り、食える野草や木の実や
魚や動物を採って食って、しばらくの間は生き延びる自信が有るもんなぁ。
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コメント
この実験は本当に素晴らしいですね(笑)
探究心が素晴らしいと思います。
よくぞここまでやりましたね。
例えお金があったとしても、節約って面白いですよね
投稿: とおりすがり | 2007.03.09 23:03
諸般の事情によりレスが遅れ気味で申し訳ありません。
とおりすがりさん:
かれこれ数年間誰にも見向きもされなかった_| ̄|○
ネタにコメントして頂きありがとうございます(^^)
上記の諸般の事情とやらで、今はガス有り生活を
期間限定でやっているので、愛用していたフット
ポンプシャワーセットやカセットコンロは封印して
いますが、手持ちのリソースが少ない時にそれだけを
使って「よし、やってみるべ」と思ってやってみると
人間って結構色々出来ちゃうもんなんだ、というのが
正直な感想です。職が技術開発研究職なのでついつい
やりすぎているのかもしれませんけど(^^;)<ばき
…自分が思うに節約ってお金が無く嫌々やるもんじゃ
ないと思うんです。「現状からさらに一歩踏み出す
ための努力」、なんだと思います。
その現状というのが人によって違う、というだけで
ホームレスが毎日第三のビールを飲みたくて他の
出費を削るのも節約ですし、大富豪がポルシェ911
のターボを買おうとしてる時にもう少し資金を捻出
してターボSにするために日々の他の出費を押さえる
のも立派な「節約」なんですよね(^^)
投稿: ino | 2007.03.11 11:24
すごいですね。
私もガス代高いので、ヤカンでわかす方法はやりましたが、失敗しました。
次の湯がわくまで湯が冬は冷めてしまうのです。
保温するわけですね。
今度やってみます。
投稿: | 2008.04.24 01:21
コメントありがとうございます(^^)
自分の場合ですが発泡スチロール製のスノコのような構造の
フロ場マット?を風呂場に敷き、その上に置いたポリタンクの
周りをキャンプで使うロール状の銀マットを巻いて、上面には
バスタオルを置く、という程度でどうにかなりました。
思うに貧乏生活における光熱費節約では「放熱」と「保温」に
どれだけ努力できるか、限界まで駆使出来るか、が大きく影響
するような気がします。
最近は恐ろしいくらい忙しくなってしまって、こういう創意工夫を
楽しむ生活が出来なくなっていて我ながら自分らしく生きては
いないなぁ、と思うのですがいつかまたこういう生活を楽しみ
たいと思ってます(^^)b
投稿: ino | 2008.04.27 22:04
俺も同じ事やってます。自分は単身赴任で、赴任先のガス代が馬鹿らしくて契約せず。同じくキャンプ用の1500円位の手押し加圧シャワー6Lを使ってます。お湯は、電子レンジで沸かせば楽々です。電気代も1回5円程度です。
ちょっと節約気味ですが、6Lあればそこそこ洗えます。
投稿: ゆきじ | 2009.01.29 12:11
ゆきじさん:
コメントありがとうございます(^^)
タンク加圧式のアウトドア用シャワーは実生活で十分使えますよね(^^)/
最近は自宅で生活する時間があまりにも少なく、こういう生活を工夫する
楽しみを満喫できなくなっています。どうにかしてがんばって貧乏節約
生活をもっともっと追求したいのですけどね。
この当時はカセットコンロしか手軽な熱源が無かったのですが、今は
2000円以下の電熱式の急速湯沸かし器(ティ○ァールもどきとか)や
IHクッキングマシンで相当早く手軽に熱湯を作れるのでアウトドア用
ポンプシャワーと組みあわせると結構使い勝手が良いような気がします。
もうちょっとだけ工夫すれば、水道の蛇口直結でAC100Vのコンセントで
駆動する温水シャワーマシンが出来ると思うのですが、そういうのを
自作で作って貧乏節約道を追及してみたいもんです。
投稿: ino | 2009.01.31 21:17