エアコン無しで熱帯夜を寝るために
ここ一週間強烈に暑い。もう夜の23時なのに今も室温が33℃ある。
この暑さの中、我が家の暑さ対策はクーラーでなく扇風機だけだ。
クーラーは二台ある車には両方付いているが、自宅には無い。
野郎の一人暮らしにはクーラーは不要、というのは若い頃からの
持論だが、それがグラグラ揺らぐ程に今年は強烈に暑い。自分の
持論だけでなくて自信までもが危ない。
去年一年間、一連のトラプル対策で某設備でγ線を被爆しながら
働いていた自分としてはこの暑さが電力不足だった去年でなくて
本当に良かった、と思う。ちなみに盆休み頃からまた地方巡りの
仕事が始まる。まずは某所の3号機だ。
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さて、暑さ対策だ。基本的には日よけをして、家、外壁や部屋を
暖めない方策だ。よしずを使った遮光対策は以前UPした通りだが、
今はそれに加え、庭に幅2mの農業用遮光シート(遮光率75%のもの
210円/m)を3枚、軒下から、南側の庭の端にあるフェンスに向け、
ロープワークを駆使してタープのように3~4m張る事で、部屋と
庭に置いてあるバイクが直射日光にやられないように工夫をした。
このシートの下は実に快適。バイク弄りも余裕シャクシャク♪だ。
余談だが、このシート、家庭菜園の所までは張ってはいないので
サツマイモや大豆の育成を阻害する事は無いので安心だ(^^)
よしずやこのシートを張る前までは、帰宅すると外気温と室温が
5℃以上の差があったが、今は2~3℃、帰宅してから窓を全開に
しておけば一時間程度で温度差が1~2℃になる。まあ、これで
さえも今夜は33度あるんだけどね。
バイクはコレをする前、カバーをかけて庭に置いてあったのに、
カバー越しに直射日光でガンガン加熱されて、BW'SはPP外装が
日焼けして脱色し始めたし、SRXに至ってはフォークアウターが
触れないほど加熱して、シール部からフォークオイル噴出(TT)
今年の夏は、去年と同じ闘い方じゃダメだ。
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どんなに部屋が暑くても、風が通れば人間は意外に耐えられる。
風が無いと今より5℃以下の室温であってもとても耐えられん。
逆に風さえガンガン当たっていれば、今より暑くてもどうにか
過ごせる。その風が、仮に気温よりも高い熱風なんだとしても、
無いよりあった方が良いのだ。
バイク乗りだからではないが、風は生きる為に必要だ。人間が
本来持っている体温の調整機能である発汗による気化熱冷却は、
実に効果絶大だ。これだけですら酷暑の中でもエアコン無しで
生活して行けるのだ。ただ水分を常に補充しないと脱水症状に
なってしまう危険性もあるのだが。
今、我が家には扇風機が実に4台ある。お座敷タイプが2台と、
クリップ式で高所に取り付けてあるのが2台だ。これは、日中
不在時も回しっぱなしで、部屋に篭ってくる熱気を、これまた
回しっぱなしの換気扇の方に追い込むように考え配置してある。
ガラス戸はカギをかけず網戸のままだったりする。防犯対策は
ほとんど皆無だ。この件については明日にでも改めてUPしよう。
夜に帰宅したら、そのうちの床置き一台を人間に向けて配置し、
テレビを見る時も、PCを使う時も、飯を食う時も、その風を
常に浴びている。つまり起きている時は便所と風呂場以外は
どこにでも風が流れ、当たるように扇風機が配置してあるのだ。
暑い事は暑いが、これでまだまだ耐えられる。自宅用の尻冷え
マシ~ンにもかなり助けてもらっている。
そして風は、起きている時だけでなく、寝る時も欠かすことが
出来ない。
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これだけクソ暑い夜は、とても布団でなんて寝ていられない。
ヘタすりゃ熱死しかねない。
じゃあどうするのか?、四輪車における「尻冷えマシ~ン」は
シート側から風を当て背中や尻の熱がシートに篭るのを防いで
いる。要はこれと同じ事をすればいいのだ。
具体的には、夜寝る時に部屋の中でキャンプ用のポータブル式
ベッドを展開して、それに寝る事で身体を床面から少し浮かせ、
横に配した扇風機の風が身体の上と下、両方に当たって体温を
効率よく拡散出来るようにすればいいのだ。
キャンプ用のベッドはホームセンターのアウトドアコーナーで
2000円前後で売っている。エアコンが無く、寝苦しい夜を過す
貧乏生活の同志諸君、これはオススメだ。自分が使ってるのは
布をピン!と張ってその上に寝るタイプだが、そういう物より
ありふれたサマーベッドのように、下がスカスカな方がもっと
涼しくて快適だ。
「快適だ!」とは言っても暑いことは暑い。小さいポータプル
冷蔵庫しか持っていない自分は常に麦茶を1.5L作り冷やしてる。
これをガブガブ飲んで、汗の元としている。寝る前でもシェラ
カップ2杯は飲まないととても寝れない。麦茶ティーバッグは
1L用が53個入って170円と格安だ、水道水をダイレクトに飲む
のに次いで安い飲み物だ。これもオススメ♪。
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このキャンプ用ベッドで身体を浮かして寝る術は元カミさんと
付き合っていた頃に、当時もエアコン無しの部屋に住んでいた
自分の所に遊びに来た元カミさんをどうにか暑さから守って
やりたくて考えた方法だった。が、今はそのノウハウを実生活
で自分自身のために駆使している。・・・実に皮肉だな(^^;)
うーん、今から思えば、彼女をこんなコソクな事に巻き込まず、
エアコンがちゃんと効く所に連れて行くか、彼女第一であの時
エアコンを入れればよかったな、悪い事をしたな。
・・と今更ここで反省しても、決して届きはしないんだけどね。
まあ仮に自分に「次」があれば同じ失敗はしないよ、絶対に。
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あー!暑い中ダラダラ書いていて収拾つかなくなりそうなので
この辺で貧乏生活における熱帯夜対策を一気にまとめちまおう。
1)エアコンが無くても、太陽を遮蔽して風が動けば人間は
大丈夫。ただし水分補給は必須。
2)扇風機は実に安い。床置き首降りタイマー付で\1200位だ
なので部屋に一台(以上)を置くべし。
3)天井付近に熱気有り。壁掛けorクリップ式扇風機で部屋の
上部の熱気を攪拌して、徹底的に屋外に排気せよ。
4)水分補給は麦茶が一番安上がりでオススメ。PETボトル
ジュースなんて高い高い!
5)布団やベッドを使わず、身体を浮かしてホールドできる
キャンプ用ポータブルベッドや、サマーベッドを使え!
さあ、太陽熱貧乏シャワーを浴びて、今夜はもう寝よっと。
日中太陽で加熱されたのがこの時間でも未だアツアツ(-_-;)
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