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2004.11.06

ウルサ過ぎる排気音は不要

一見すると見分けのつかない一般人と単車乗りを一発で見分ける方法が
ある。それは単車や車の排気音を「いい音♪」と思うか、「迷惑な騒音」と
思うか、だ。

かく言う自分は「単車乗り」なんで、適度な音量、音質の排気音は
アグレッシブで心地よい響き♪、と思ってしまうタイプの人間だ。だが、
世の中にはそんな人、つまり単車乗りは少ない。だから世の中の
多くの人は、

 「バイク≒騒音発生源(五月蝿い)≒危ない」

というイメージが無いだろうか?昨今の現状を思うとそれは仕方が無い。
だって乗ってる本人が誰よりも一番ウルサイと思うし、危ないと思うもの(自爆)

だから、一人でブイブイ走っている時はあまり気は廻らないのだが、
狭い商店街とか歩行者が歩いているトンネルとか、夜の住宅街とか、
ベビーカーを押すお母さんの横とかは、迷惑かけて申し訳ない、と
極力静かに走る。場合によってはクラッチを握って惰性で走り抜けたりも。
赤ん坊を抱いた母親の横を通る時は、キルスイッチでエンジンすら切る
事もある。スヤスヤと眠る赤ん坊に、無触媒のコ汚い排ガスを吸わせたく
ないからね。

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そう、単車乗りだけど自分はあまりやかましい排気音は好きではない。
乗っているバイクも殆どがノーマルマフラーか、純正流用か、社外品でも
かなり静かなレベルのマフラーしか入れない、と言うか入れたくない。
爆音は乗っている自分自身が音にやられ草臥れるし、頭痛がする(苦笑)

…なもんで、直管の族車は当然、不健康で死にそうな鼓動を吐くボロい
ハーレーや排気干渉バリバリで音量音質共に耐え難いレース管付けた
ドカティーの改造車や2km先にいるのがわかるサイレンサーの入ってない
ウス汚いSR400とか排気音が一定で聞いていてちっとも楽しくないデカい
スクーターの五月蝿い奴は同じ単車乗りとして括られたり見られる事が
恥ずかしくて情けなくて悲しくなる。

そんな自分のバイクのマフラーとキャブは以下の通りだ。小さい奴から
並べてみた。なんでキャブも?、と思うかもしれないが、吸気音は結構
無視できない音源なのだ。

      マフラー  キャブ          備考
 ------------------------------------------------------
 QR50   ノーマル  ノーマル  一応レーサーなので五月蝿い
 CRM80   ノーマル  ノーマル  ブン回すと2stサウンドを吐く
 BW'S100  ノーマル  ノーマル  触媒入りマフラーは静か
 TW200   ノーマル  ノーマル  ノーマルを超えるマフラーが無い
 TZR250RS YUZO    ノーマル  JMCA、でもYUZOは元々静か
 TY250ZS  TY250Z用  ノーマル  レーサー品だがノーマルと同等
 SRX600  ヨシムラ  CR33φ   吸気の方が五月蝿いかも
 XT600Z  輸出用   ノーマル  北米XT600S用バッフル装着
 TDM850  OVER    ノーマル  最初期型は多段膨張式で静か

…奇しくも250cc以上のバイクは全部マフラーに手を入れているな(^^;)

その目的は軽量化とパワー(≒フィーリング)アップで、音量音質とか
デザインは二の次。だから装着することで必ず実利が得られる製品しか
使わない
し、使いたくない。ノーマルから替えることで音量は確かに上がるが、
不思議とその車種向けに発売されてるマフラーとして一番静かな奴をチ
ョイスしていることに気が付く。そして不思議と、デザインもまとまっていて
カッコ良かったりする(ナルシーか?)

つまり、「爆音≠性能UP≒ルックスUP」って事だ。

闘うために極限に性能追求され研ぎ澄まされた戦闘機のスタイルが
シャープで美しいように、性能を突き詰めるとデザインも良くなるのは
不思議といえば不思<ばき

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でも、やっぱり、バイクの音は一般民間人にとっては単なる「騒音」に
過ぎない。近隣住民と仲良くすることは単車乗りである前に一市民と
して必要なことは以前UPした通りだ。良好な関係を
維持し続けるためにはまず最初に自分が努力するのだ。

例えば音量のデカイバイクは極力アイドリングを控えるとか、お隣さんが
洗濯物や布団を干していたら、エンジンをかけないで人力でバイクを
道路まで押し上げるとかそういうコマめな努力はかったるくても必ず
実を結ぶのでやったほうがいい。

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それでも乗るマシンによっては走り出す前にアイドリングしておかねば
ならない。ピストンクリアランスが大きい鍛造ハイコンプピストンを仕込んだ
SRXは1分以上の暖機運転が必要だし、ご機嫌ナナメになるといくらキック
してもエンジンが沈黙する「キックの鬼」XT600Zなどはその最右翼だ。

余談になるが、自分のXT600Zはこんな感じ。ここのNo.10がそれだ。
またXT600Z-TENEREと言う超マイナーバイクの情報はここにあるので
参照されたし。自分はここの会員No.23だったりもする:-p

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空冷600cc単気筒の音は静かなヨシムラサンパーでも、輸出仕様だが
純正マフラーでも響く。我が家の場合、軒下や庭からバイクを出すには
自宅と隣家との狭い間を走らねばならない。自分がもし単車乗りじゃない
隣家の立場だったら、そんな所を単車で走って欲しくない。

SRXはセル始動だし、辛うじて人力で押し上げられる軒下に停めてるので
その隙間を押し歩く。だがXTは庭の土の上にあり、そうも言ってられない
場所にある。で、編み出した技がこれだ。

自称「ダブルサイレンサー・暗殺者モード」(笑)

silent.jpg

マフラー開口部に、さらにもう一つサイレンサーを取り付け、サイレンサーを
直列ダブルにする。XT600Zの開口部にはレーサーパーツと交換し余ってた
TY250ZSのノーマルサイレンサーがすっぽりはまるのだ。しかもその取付け
角度は画像のようにナンバープレート類と同じになる。

それを上向きにして差込み、そのまま回転させて下向きにするとナンバー
プレートの右端でそのサイレンサーが押さえ込まれるので、このままエンジン
を空ぶかししても排圧ですっぽ抜けない。偶然とは言え特許モノの機構だ。
着脱も片手でラクラクだし♪

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この状態でエンジンをかけると、スクーターやカブよりも静かなんじゃないか?
と思うほど静かになる。カムチェーンやカム、タペット音の方が大きいと
感じる程だ。

ノーマルだと、「ズドドドドドドド!!」
でもこれなら、「ストトトトトトト・・」

軽く吹かすと、「ズバババッ!バババババァーン!」
だったのが、 「カヒョ?ン…ヒョヒョヒョ?ン…」

・・・と、なるのだ(笑)

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この方法を使うと20年前のXT-Zがまるで普通乗用車のように静かな
排気音になるので可能ならばこのまま公道を走ってみたい、とも思う。
だが、さすがにフン詰まりになるからエンジンが回らなくなるだろうし、
排圧高すぎて壊れそうだし、2kg弱もの重たいカタマリをこのままプラプラ
させながら走るわけにもいかないのでちゃんと固定が必要なんで無理。

それに単車ってのは静か過ぎると逆に車から気付かれずに左折で巻き
込まれたり横から車線変更してきて、いきなりサイドアタックされたりする
ので危ない(経験済
)
つまり、一部を除いた健全な単車乗り(笑)にとって排気音ってのは、

 「大きすぎは他人に迷惑と判ってるが、小さすぎは自分の身が危ない

という正と負の葛藤に苦しむシロモノだ。普通の方、意外でしょ(^^;)?<ばき
その相反する曲線の交点、つまり許容範囲は、人や環境によってかなり
違うんだけどね。

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このように、ある程度の音量がいる単車に比べると四輪車は実に静かな乗り物だ。
V8の4500ccのシーマなんて、ボンネットの中にSRX600やXT600Zが7台半も
入ってるとはとても思えないほどに静かで無振動だ。セルを回してもエンジンが
かかった事に気付かずもう一度キーをひねってしまったりするほどに。

そう考えると、単車ってのはその存在自体がもはや反社会的なのかも…とも思う、
フジツボから重低音ボクサーサウンドを放つB4に乗る自分であった<ばき!


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