借金天国・日本
ネットのニュースで見たが、あんまり考えたくないほどに、
日本の借金は膨らんでいるらしい。何でも730兆円だとか。
地方の借金も含めると今年度末で1000兆円に達するらしい。
多分そんなに長くは存在しないURLだろうけどニュースソースはここ。
730兆円ってのは、730000000000000円だ。
1000兆円ってのは1000000000000000円だ。
しかも金利だけで一時間で10億円、つまり1000000000円らしい。
・・・・なんじゃそりゃ(-△-;)?
これを国民一人一人に均等に割り振ると今や誰もが606万円もの
借金を背負ってるらしい。
・・・よし、わかった!その額、きっちり国庫に振り込んでやるから、
もうこれ以上自分に借金を背負わせんでくれ。これ以上放置し続けて
このまま雪だるま式に借金が増えつづけるくらいなら今の606万は安い。
-----------------
自分は借金が大嫌いな男だ。中年で、偏屈、趣味人で、バツイチだが<ばき
今も借金は一銭も無いし、物心ついた頃から自分のサイフの中や銀行口座に
ある額以上の借金をしたことが無い。
・・つまりサイフ忘れて友達から千円借りた、とかはある(^^;)
金利のついた借金をしたのは今まで人生で一度だけかな。
社会人成り立ての頃に新車のバイクを買ったときに、試しに半額の
40万を24回均等払いのローンにしてみたのだ。
一括で購入する現金はあったけど、社会人になったらローンの一つくらい
抱えて払ってみないと!、いっぱしのサラリーマンとしての社会勉強だろ、
と組んだのだ。・・・今から思えば、実にバカなことをしたもんだ(苦笑)
それ以降は「いつもニコニコ現金払い」か、「カードで翌月一括払い」だ。
-------------
家を買うとか、明らかに借金しないと買えないものをちゃんと計画的に
買うのなら金利を払ってでも借金して手に入れる価値がある。
だが、日々の贅沢や一時の娯楽の為に借金するのは身の丈以上の
暮らしをするために背伸びしきれずゲタを履いているだけであり無意味だ。
今の自分の暮らしは身の丈の半分以下だったりするのだが、
一人ぼっちで生きるなら、これでも必要にして十分な贅沢暮らしと思っている
身の丈に見合った豊かな暮らしをする必要は、子無しバツイチの自分には無い。
-------------
でも実は自分は一度だけ、サラ金から取り立てを受けたことがある。
当然だが自分には全く身に覚えが無い借金だった、よくよく聞けば
そもそも自分名義では無かった(苦笑)。
「そんな借金、なんで自分が払わにゃならん?」
「それとも(知らぬ間に)自分が連帯保証人にでもなってるのか?」
と、問いただすとそうではないらしい。あーよかった(安堵)
・・・じゃあ知らんよそんな借金(-。-)ケッ
幸か不幸か、街金ではなくTVでCMをバンバン打つような有名所の
サラ金だったので電話の対応は紳士的ではあったけど、しつこかった。
あなたにも責任は無いのかとか、連絡先はどこなんだとか・・・ああまったく!
色々と言って来たが、「俺は一切関知してないし、もう無関係ですから!」と
突っぱねて電話を切った。
それからしばらくして「ご返済の支払期限をお忘れではありませんか?」
という借金の明細と返済を迫る、ペリペリ剥がす葉書が引越し前の
住所宛てに送られ、転送されてきたが、そんなのは当然無視だ。
あれからもう一年チョイたつが、それ以降何も言ってこない。
当の本人に連絡がついたのかもしれないし今から思えば葉書の中に
社名やらその振込先やらあったけど実は一種の詐欺だったのかも。
でもそうだとしたら実在の人物名で、実在の大手サラ金を語り、
電話とご丁寧に葉書を偽造して送りつけるというリアリティたっぷりの
架空請求詐欺・・だったことになる。もしそうなら、大したもんだ。
#その葉書は記念として今も捨てずに保管してある。
ま、そんなモンに騙されるほど、自分はバカじゃないけどね(^◇^ゞ
----------------
でも、今の世の中は、借金して借り逃げたら勝ち、という風潮がある気がする。
TVではキャッシング系のCMが流れない日は無いほどに流れ、
気楽に借金して欲望を手軽に満たしましょう、と吹聴している。
借金しても自己破産すればいいや、という若者が増えているとも聞く。
「モラルハザード」、ってやつだ。困ったことに国もそれをやっている。
今の国会議員の老人どもは、自分が生きている間は借金しまくってしのぎ、
その借金を未来に先送り先送りにしている。その先送りで破綻する時には
自分らがいないのをいいことにやりたい放題だ。
そんな今の日本は平均所得世帯に例えると、おっとソースはここ。
その記事を要約すると、こうなる。
国の予算を月収の52万4500円に置き換えると稼いだ収入は、
借金(国債)と田舎への仕送り(地方交付税)で3分の2以上が消え、
生活費(一般歳出)は14万5500円しか残らないのに、医療費(社会保障
関係費)、教育費(文教・科学振興費)やその他(公共事業費)で、
出費総額は月収を37万7400円超。その超過はカードローン
(国債の新規発行)で賄うもローン残高(国債発行残高)は計7090万円。
つまり、この家(=国)はとっくに破綻してるのだ。
----------------
「この借金連鎖を止めるために、定率減税を止めて、消費税も20%に上げます。
それだけでは足りないから期間限定で定率増税もします、その代わり
国もこれだけ支出を押さえて今払ってる年金も減額し、増税と支出減少で
国の借金は何年で縮小されて、その結果将来はこれだけ楽になります!
今が、今こそが踏ん張り時です!、全員で頑張ろうじゃないですか!」
というような、今は辛くても未来に光が見える前向きな提案と具体的ビジョンを
提示してくれたら、今以上に税金を払ってもいいと思う。その価値が十分ある、
というよりも今すぐにでもそうしないと破産だよ、この国は。
でも、政府がやっているのは、関西空港の滑走路や、田舎に新幹線を作ったり、
高速道路もまだ作ったり、今の年金はそのまま保持したり・・・・無駄使いばっかり。
それでいて国民に負担増を強いるのはどう考えても間違ってるだろ。
今は将来への投資をするような余裕は無い、そんなのは裕福な時にするべきモノ。
なのに票田たる地元のために空港や新幹線・・・もう日本はダメなのかもね。
今年度の自分の源泉徴収票をみたら、話題の定率減税が12万チョイだった。
つまり定率減税が廃止されれば所得税だけで12万、地方税も6万ほど上がる。
つまり年間18万の税金UPだ。配偶者も扶養家族もいないと、
自分程度の年収でもこれだけ負担が増える。
で、その使い道は国が豪遊するかのような無駄使いと来たもんだ・・・(-_-;)。
そんな状況で自分が対抗する方法はたった一つ。さらに支出を絞るだけだ。
さっきのような、先に光が見えている負担増ならば、金を使う気にもなるが
今の政治ではその光が全く見えない。暗黒時代に備え支出を押さえるのは
庶民の防衛本能。つまり貯蓄額と政治への不信感は比例しているのだ。
------------
首相や官僚や自治体や企業や、様々なところが料金を一方的に上げる時などに
よく使うセリフがある。
「皆様のご理解と、ご協力をお願いします」
・・・違う、これは本当はこう言っているのだ。
「お前らは黙って我慢して、ただ耐えればいいんだ」
| 固定リンク
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ふるさと納税手続き完了(2023.12.31)
- 物価上昇が止まらない(2022.03.27)
- 小銭は持ってるだけでリスク(2021.12.19)
- 不在者投票完了(2016.07.03)
- 7年間で132万増えた国民の借金(2011.08.10)
コメント
痛快ですな~。
そう、誰が見ても日本の財政はとっくに破綻しています。
それなのに…なぜ?
個人向け国債ってあれほど人気なんでしょう。
おもしろい現象だと思いませんか。
円が暴落したら、国債なんて真っ先に紙くずになるのに。
円は暴落しないのでしょうか。
…そんなことは断言できないですよね。
過去、ロシアだって韓国だってアルゼンチンだって経験しているんだから。
日本人て不思議。
国が沈むときは自分も沈むつもりとか?
そーんな愛国心があるとはあまり思えないんだけどね。
投稿: なお | 2004.12.27 19:08
そうですね、借金だらけで返せない人間が借金返済の
資金繰りに困って乱発して書く手形が今の国債ですもんね。
そんな危ないシロモノなのに、金利がたった1%?だったかな?
発展途上国の小さい銀行(つまり何時つぶれるかわからない)なら
10%くらいの金利が付くんですよ、そのくらいだったら
ダメモトで試しに遊んでみてもいいんですけど(^^;)
一番面白いのは、「日本」が干上がろうとしている現状なのに、
それを免れようとみんなで汗を流して頑張ろうって努力せずに、
そんなピンチで少ない水を「我田引水」しようと小競り合いして
ともかく自分だけは得をしようとする国民性、でしょうか(-_-;)
#国債もそれなんですよね、これの金利って結局税金ですから。
本文でも書いてますが、将来に光が見えるのなら、
税金を今の倍払ってもいいと思ってます。納得出来ます。
今はさっぱり光が見えないので今の額で全然納得出来ません。
それはそんなに難しいことじゃないと思うんですけどね。
みんなが少しずつ我慢すればいいだけですから平等です。
でもそんなの我慢できないと言うのが必ずいるんですよ。
日本人を地球人と置き換えると地球温暖化問題もそうです。
これが結局人間の本質なのかな…そうでないと信じたいです。
投稿: ino | 2004.12.27 21:45