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2004.12.08

Step family

以前、自分の家族について語ったけど、今回は"Step-family"について語ろう。

いつも言ってるように自分はバツイチな男だ。せっかく惚れた女と結婚できたのに、
それを継続させることが出来なかった人非人、原因は色々だが「言い訳」はしない。
戸籍についてるバッテン、それが結果、これが全てだ。

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経験者かつ失敗者だからわかるけど、結婚ってのは普通に付き合うとか
その延長上にある同棲とかと違って相当の覚悟と決心をもってするもんだ
なぜなら二人だけの関係でなく、お互いの家族同士の人の輪が広がるから。

一時はこんな自分にも義父や義母がいた。二人とも、とてもいい人達だった。
自分らが離婚することでそんな人達も巻き込んでしまった事を、今も申し訳なく思う。

それ以外にも、ご義両親にはたくさん申し訳ないことをしてしまったな。
幸せにすると約束して結婚を許してもらったのにそれを裏切ってしまったし、
…でも元カミさんは今は幸せらしいので、まんざら嘘でもなかったかも<ばき

残念ながら自分らは結婚式も披露宴もしなかった(自分はケジメとしてしたかった)
だから「花嫁の父、母」をさせてあげることも出来なかった。
そんなこんなで新生活のスタートはとても地味だったけど、
そんな暮らしを結局一度もご義両親にお見せ出来なかった・・見て欲しかったなぁ。
両家を自宅に招いてこじんまりとしたホームパーティーとかしてみたかった 。
こう見えても、実はケーキやクッキーを作るのが好きだったりするし(^^;)
乗り物バカだけど、当時の将来の夢は「マイホームパパ」だったんだよね(^^;;)

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でも元カミさんや自分にも「次」があるように、誰にでも「次」があるから
逆に考えれば自分とのそれをしなかった方が結果オーライ、自分を含めた全員が
結果「幸せ」なのかもしれない。

自分一人で悔やんでみてもやり直せるわけでもないし、取り返せるわけもない。
もし、自分に次があるのならば、やれなかったことを新たにすればいいや(^^)。
#やっぱ一生に一度くらいは結婚式ってやってみたいもんな<ばき

そうさ、万事ポジティブシンキングで行こう(^^)/
そして自分も「次のステージ」に進もう。
銀色に輝くカモメたちに導かれて「天国」に上がった
あのジョナサン・リヴィングストンのように。

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でも過去のステージでこれだけはしたかったな、という事が一つある。
それはお義父さんと、場末の赤ちょうちんみたいな所で
「男」として二人で語りながら飲みたかった、って事(^^;)
本当にやったら酒が飲めない自分は酒好きのお義父さんに
恐らくツブされるだろうけど、そういう事も含めてしてみたかった。

男にとって「お義父さん」ってのは、ちょっと特別な存在だからね。

お義父さんとは、そういう機会がないまま二度と逢えない他人になってしまった。
離婚するにあたってちゃんとご義両親に説明と挨拶に行きたかったけど
元カミさんの意向もあって叶わなかったのが今も心にトゲとなって刺さっている。
・・・でも、もういいよね、そのトゲを一人でここで抜いてしまっても。

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 お義父さん、お義母さん、自分は出来の悪い「息子」でしたね、ごめんなさい。
 それでもお二方と一時でも「家族」でいられて良かった、感謝しています。
 あの時に頂いたコート、今もお義父さんの名前の刺繍が入ったままで
 大切に使っています。

 末永くのつもりが短い間となりましたが、本当にありがとうございました。
 お身体に気を付けて、いつまでもいつまでもお元気でありますように。

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コメント

よくないことがあったときに私が思うこと。

辛いのは今だけ…。
苦しいのは今だけ…。
朝のこない夜はないから。。。
夜明け前の暗闇が一番暗いっていうから。。。

世の中の出来事はすべて必然。
inoさんの過去だって、
これからもっともっと
うんとうんと幸せになるための
過程だと思いたい。

谷が深いほど、次の山は高いさ。
そしてその頂きからの見晴らしは…
今まで見たことのない
美しい美しい景色のはず!
だよね。


投稿: なお | 2004.12.10 17:23

なおさんの心温まるコメントで、
自分がどれだけ励まされていることか・・・・
ありがとう、感謝します。

こうやって、自分の過去を晒しログに流すと
時間が立てばどんどん下に下に流れていきます。
その上には新しいネタが降り積もっていきます。

人間の過去ってのは決して消えません。
成功と栄光の過去も、失敗と挫折の過去も。
でも両方とも間違いなく今の自分の礎となって
新しい日々を生きる自分を支えていてくれてます。

本来それを無理矢理一番上に引っ張り出し続けて
それを認めろ、コレこそが自分なんだ、と迫ったり、
恥だからと、一切を封印して無かったことにしたり
するもんじゃなくて、ただ淡々と海底に降り積もる
マリンスノーのように、時間と共に埋もれて行く、
埋もれさせるべきもの、仮に表に出てもそれは
化石として懐かしむ物、なんですよね。

一時そういう過去の亡霊に苦しめられました。
自分の未来は、その過去に一度たりとも勝てませんでした。

そんな経験も、今となっては自分の一部、
これからの人生を生きるのに必要な事、
次の山を登るために事前に学ばねばならなかった事
・・だったんだと思います(^^)

投稿: ino | 2004.12.10 21:45

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