親を知る、親知らず君、親不孝
昨夜、寝る間際、突然左の奥歯の奥がドカン!と痛み出した。
うわっ!なんじゃこりゃ!虫歯とちょっと違うぞ?
恐る恐る、アタマだけ出てる親知らずと、その手前の奥歯の間に
デンタルフロスを通そうとするも中々通らない、しかも痛い。
・・・あちゃー、ついに来たか、「親知らずサイドアタック」が(^^;)
#まだ両親ともに健在なんだけどなぁ<ばき
とりあえずどうしようもないので、前の事故で沢山処方されていた
ロキソニン(60mg)を2錠飲んで、とりあえず寝た。いや、どちらかと言うと
「ドーピングのおかげで辛うじて寝れた」、と言った方がいいな。
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・・・夢を見た。
何でだか判らないが、海パン姿で筋骨隆々の白人がそのゴツイ手の平で
自分の顎を片手でラクラク掴んで身体を持ち上げている。自分は痛くて
苦しくて、ジタバタしたが当然かなわない。
ino :「あがががが!ぐごがごげご!」
声にならない声をあげて、空しい抵抗を試みるも無力だった。
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・・・目が覚めた。朝が来たのだ。あぁあ、何か嫌な夢を見たなぁ、
と、思って布団の中でボヤる意識が段々クリアになって行くと、不思議と
下顎に、夢で出てきたマッチョマンから喰らったダメージが残っていた。
いや、違うぞ、親知らずだ!そっか、あの夢はこの痛みが原因か(^^;)
一晩寝れば痛みが少しは引いているか、と思ったけど全然ダメだ。
ギリギリとした痛みとともに出勤したものの、さすがに集中出来ないので
会社の目の前にある歯医者に電話を入れ、午後の予約を取った。
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歯医者に来るのは一年と9ヶ月ぶりだ。以前は心療内科に通うほどの
激しいストレスで寝てる間に歯軋りして前歯が一ヶ月で上下共1.5mmも
磨耗して無くなったのでそれを防止するためのスプリントを作るためだった。
純粋に歯医者にかかったのは、北海道のROICEの生ホワイトチョコにハマり
ガツガツ食ってあっちゅーまに虫歯になった20世紀末の頃だったっけ(苦笑)
折角久々に歯医者に来たので親知らずの治療のついでに歯軋り防止の
スプリント(要はマウスピース)を新調することにした。健保使っても5000円程も
するんだけど、歯は一生モンだから、それで磨耗が少しでも防げるなら安い♪
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さて本題。歯医者に親知らず辺りが痛い、と告げて見てもらうと、一目見ただけで
歯医者:「ああ、こりゃ間違いないですね、念のためレントゲン取って見ましょう」
で、撮影したレントゲンがこれ。歯医者の目を盗んでこっそりデジカメで撮っ<ばき
この親知らず君、思いっきり真横から健全な奥歯を押しまくってるな(^^;;)
歯医者はスプリント作成の歯形取りはするものの、痛い親知らずの方は
手をつけない。とりあえず歯型取りが終わった歯医者はこう言った。
歯医者:「親知らずの方なんですがやっぱり抜きましょう。仕事は大丈夫ですか?」
ino :「ええ、現場も一応しばらく無いはずなんで大丈夫ですよ」
歯医者:「じゃあ紹介状を書きますんでここで抜いてきてください」
ino :「え?、ここではやらないんですか?」
歯医者:「こういう生え方だと歯医者じゃなくて口腔外科の仕事ですので」
・・・と、いう事で大きな病院を紹介されて、後日両方の親知らずを抜くことになった。
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会計の際に、医療事務の女性が紹介状を渡しながらこう言った。
事務:「じゃあ終わりましたら抜糸はこちらでやりますので来てくださいね」
ino :「え?抜歯はそっちの大病院でやるんですよね?」
事務:「いや、抜糸はこちらでやりますので」
ino :「えっ?ここで抜くのは歯じゃなくて糸?」
事務:「ええ、一応手術ですから、歯茎を縫合しますので」
あぅ〜、何かオオゴトになってきたよ(T〜T)
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チョイ前の事故で散々痛い目にあってきたし、縫合も手術もやったけど
骨折とか顔面挫滅創よりも、歯の痛みの方が痛そうだよなぁ、
歯の痛みってのは人間が感じる事が出来る最大の痛みらしいし・・・
まあ、嫌な事はチビチビやってくるよりも、まとめて来てもらった方が
都合がいいからこれは考え様によっては相当ラッキーだ。
だってもしちょっと前の現場出張中に発生してたら
・・・・とんでもない事になってたもんな。よしよし、ツイてるツイてる(^^ゞ<ばき!
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コメント
とんだヴァレンタインだねえ・・・・
ところで奇遇ですね、私も今痛い目見てます。
(健全な?)親知らずに歯茎が被ってきて、親知らず同志が噛み合う時に歯茎も噛む・・・・
マトモに御飯が食べられません。
お互い似た様な事ばかりですね(^^;)
投稿: がみ | 2005.02.14 21:48
inoさん…
チョコの日に歯痛なんて。。。
心よりお見舞い申し上げます。
私も親知らずありますよ。
前に一度、風邪をひいたときに
風邪菌がその親知らずに入り、
歯が痛くて痛くてヒィ~って
なったときがありました。
歯の痛みってなんともいえないです。
たまらないです。
泣くのは子供だけじゃないって思います。
事故の痛みもまだあるでしょうに、
どうかお大事になさって下さい。
そしてこの際、悪い箇所は全部治してしまいましょう。
親知らずは抜いてしまえばもうサヨナラですから。
投稿: なお | 2005.02.15 09:01
がみさん:
ここでは初めまして(^^ゞ
こちらでもよろしくです
なおさん:
チョコの日・・もはや自分には無縁の日でさぁ(T~T)
しかしまぁ、痛いもんですね、親知らず痛って。
明日は午前は事故のリハビリ、午後は別の病院で口腔外科と
医者のハシゴなんで会社を休みました
今も痛いですが、今のところ我慢できない、と言う程ではありません。
明日には口腔外科で泣かされているかもしれませんけど(T△T)
事故の怪我の方はもうかなり良くなりましたp(^^)q
屈伸も出来ますし、バイクも乗れるようになりました。
来月にはスノボ&スキーに挑戦する予定です♪
投稿: ino | 2005.02.15 22:20
さっき某病院の口腔外科で一本抜いてきました。
ゴリゴリガリガリやってアタマを割って根っこを横に抜くと言う
術式でしたが、結構あっけないもんですね、開始後20分程で完了。
もう一本は二週間後にヤルとの事。
削って割ってひっこ抜けた歯のカケラは要らないといったのに
「記念に持って帰ってください」といわれ持たされました(笑)
えらく根っこがゴツくてびっくり。
電車に乗って自宅まで帰還。まだ麻酔が効いているので
全然痛くありませんが果たしてこれからどうなることやら。
今後の経過を、このコメントに追記して行きます。
1)今は切開した歯茎からの出血が止まりません(TT)
麻酔が効いてて痛くないし、舌も半分味を感じませんが
ど口の中にずっと血の味がしっぱなしです。
帰宅後、麻酔が効いて皮膚感覚が無いのをいいことに
左下あごに生えていたヒゲをちょーしに乗って
ガンガン!抜きました。左下半分だけツルツル(^^;)
元々かかった歯医者は術後に連絡してくれ、と言っていたので
電話をかけ、現状説明すると夕方に一度見せに来てくれとの事
もう少ししたら行ってきますが、果たして麻酔がきれるだろう
その頃に無事で居られるのかどうか・・今後にご期待あれ。
------------
18:00 麻酔は1時間前に切れた。・・・うーん、懐かしい痛みだな。
これは昔喧嘩した時に殴られ奥歯で感じた、歯は抜けは
しなかったけど、奥歯がぐらついたあの時の感覚に近いな。
確かに猛烈に痛いけど、事故った当日と翌日の痛みと
比べれば、後者の方が痛かった。最初の歯医者に行ったが
縫合部を観察して消毒して終わり。無事帰宅。
とりあえず痛み止めと化膿止めを飲むために
おかゆでも作ろうっと(^^)♪
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20:00 おかゆを作ってみた。さぁゆっくりこっそり食べよう。
ふー、ふー、ぱく、もぐもぐ、ごっく、・・・・ぎゃー!!!
患部を避けて飲み込もうとしたが、最後の最後で
患部に租借物が直撃!薄味なのに、その塩分が
患部にキョーレツな刺激になって脳天直撃!
さらに嚥下すると縫った歯茎が動いてさらに痛み倍増!
ぐわー、こりゃたまらん!しゃれにならん痛みだ!
これじゃ何も食えないし、栄養ドリンクも飲めないよ(TT)
仕方ないのでそのまま薬を飲んだ。鎮痛剤も飲んで
様子をみよう・・・あうぅ
------------
23:00 飲んだ鎮痛剤は劇的に効いた。ちょっとヅキヅキするが。
じっとしてたら口をあけなければさほど痛くない。
腹は減ったけど、前述の痛みを警戒してし何も食えず。
どうしようもないので、もう寝る。寝てる最中に薬が切れると
また変な夢を見そうなので重ねて飲んで、それで寝よう。
・・・おやすみなさい(^^ゞ
------------
07:30 目がさめた。口の中は血の味でいっぱい(苦笑)
顔面はさほど腫れたような兆候は見えない。
ずどーーーーん!と重い鈍痛がずっとしてるので
寝しなに飲んだ鎮痛剤は切れているようだ。
でもこのくらいの痛みなら薬で抑えきれるな。
うがいをしたらバリバリにシミるのでまだモノを食うのは
やめたほうがよさそうだ。うー、腹へった(;_;)
じゃあ仕事に行こう。
------------
19:30 朝はたいしたこと無かったのに、段々左下頬がぷっくりと
腫れ上がって来て、午後には誰の目にもはっきりと判る程に。
ただ、生傷は塞がってきたようで、コーヒーやココア、
なんと味噌汁まで飲めた。
これで今夜こそ!おかゆが食えるゥ(T◇T)
で、帰宅後、おかゆを作ってる最中。無洗浄ザーサイを
刻んで入れたので、薄い塩味&うっすらピリカラになるはず。
さあ、どうなることやら(戦々恐々)
と、いう事で、このコメントによるレポートはコレで終わり。
ご静聴(?)ありがとうございました(^^ゞ
投稿: ino@術後 | 2005.02.16 15:08
inoさん・・・痛そう。。。
じゃなくて、痛いんですよね実際に。
だんだん痛みに対して抵抗力が備わってきているみたい。
ますますたくましく?なってるよう。
痛点て、人によってさまざまらしいです。
私は、人一倍って言い方が正しいかどうかわからないけど、
その痛点が低いような気がします。
超痛がり。
inoさんは鍛えて痛点を上げてるんですね。
投稿: なお | 2005.02.18 19:49
なおさん:
・・・い、今も痛いっす(T◇T)<ばき
おかしいなぁ、意図して鍛えようとしてるわけじゃないのに
不思議と、この数ヶ月間痛みに耐えてばかりの日々です。
でも自分も痛い、って感覚はあまり得意じゃないです。
だから出来るならばいつも痛い思いをしたくないです(^^;;)
でもなおさん、痛さに弱い=痛い思いをしたくない、ってのは
実はとても大切なことなんですよ。痛さから逃げるってのは
生き残るために、一番重要&必要な生命の本能ですから。
自分が痛みから逃れるために他人に痛みを転嫁させなければ
痛さから逃げるのは正解、少しも卑怯なことじゃないんです。
「蛮勇」と「臆病」、本当に強くて生き残れるのは「臆病」。
なにせ本当に痛さを知らない人は決して逃げられませんから。
でも、痛みなくして得られない事があるのも紛れも無い事実です。
例えば自分は絶対に体験出来ませんけど子を宿した母親の
生みの苦しみ無くして人はこの世に生まれて来ないように。
つまり、自分らは、痛みから逃げなかった母親がいたから
この世に存在してるんですよね。
…と、言ってる今の自分は逃げられない痛みの中にいますが、
身体が痛いって事は自分がいま生きてるって証明ですし、
心傷と比べればこの程度の身体の痛みを耐えるは楽っす(^^)♪
しかしまあ、武士は食わねど高楊枝、という諺がありますが、
誰もが感じる痛いことをこうやって痛いと広言してしまう
自分はつくづく情けないヤツですわ(^^;)
だけど「へん、こんなもん痛くねえよ」、と真実を歪曲して
嘘をつくよりはそっちの方がマシだと思うんです(^^;;)<ばき
投稿: ino | 2005.02.18 22:43