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2005年5月

2005.05.31

縦方向に圧縮?される爆縮戦隊

いつもはダラダラした私服にデーバッグを背負い、まるで中年ニートのような
スタイルで郊外の某研究所に通う自分は、こう見えても一応はサラリーマンだ。

ナレーター:サラリーマン、それは家庭ではうらぶれた中年男だが、その実態は
      毎朝革靴と背広とワイシャツ、そしてネクタイを締めて仮装武装し
      過酷な通勤経路に闘いを挑む勤め人!ブラックホール級の超高圧空間で
      死闘を繰り広げる勇者!人々はそんな彼らを「爆縮戦隊」と呼ぶのだっ!

・・・といちいち説明するのも面倒なので詳細は過去の記述を見てくれ<ばき

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ここ最近、我が研究所の所轄は平和だったようで、爆縮戦隊への変身を伴う
出動命令は無かった。おかげでのんびりと昼休みにドカヘルを被って研究所の
裏庭を開墾し、代用食のサツマイモの苗の育成に励む事が出来た(^◇^)。

imonae

だが、昨夜、戦隊チーフ課長から緊急指令が発動された。

 隊長:「ぁやしぃ怪人が町で暴れている、西へ飛べ!」

じゃなくて

 課長:「ino、明日あの現場の***の打ち合わせな、お前も行ってくれや」


主戦場は某現場の所轄の某署。そこで許認可に関する説明を別動隊がするので
それのサポートをしてやって欲しい、との事。なんでもそのチームには
甲種危険物取扱の有資格者が居ないので、部外者だけどそれを持ってる自分に
白羽の矢ならぬキャッチャーボートから打ち出された銛が突き刺さったらしい。

 ino :「ラジャー!ボス!!」

じゃなくて、

 ino :「ええっとスケジュールは、と・・空いてます。あ、資料貰えますか?」

・・・何かシマらないなぁ(^^;)

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肉体労働系の現場であれば、いつもの格好に作業服と安全靴とドカヘルを詰めた
ドラムバッグを背負って行くのだが、今回はカタ〜いお役所対応だ。だから着慣れぬ
戦闘服、つまり背広の着用が必須だ。無精髭も剃った。
しかしまぁ、先月ふと思い立って梅雨入り前に背広一式をクリーニングに出して
良かった、あやうく着るものが無い所だったよ(^^;)<ばき

珍しくプレスの効いたワイシャツと背広、そして気道を圧迫することで
吸気量を絞り、人間本来のパワーを抑制するリストラクター替わりの
ネクタイを装着する。うぅ、息苦しい、だがこれが我らのレギュレーション、
誰もがこの不自由なイコールコンディションで闘う、これが爆縮戦士の宿命。

これまた通気性の殆どなく接地面に溝が殆ど切られていない非人間工学を結集して
作られた革靴を履き、片手の自由を完全に奪う手提げ通勤カバンを持って出発した。
でも、長距離出張なら、新幹線での移動だから、ラクチンチン♪、だぜぃ(^〜^)。

この時までは、そう思っていた。

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遠方の現地の待ち合わせから逆算すると比較的早い時間に新幹線に乗る必要がある。

だからそこそこ早い通勤電車に乗った。そこは闘いが始まる前の、のどかな雰囲気が
漂っていた。よもや2時間後、ここが殺人圧縮空間に変わるとは想像出来ないほど
のんびりまったりとした車内だった。いつもがこんななら、爆縮戦士達は苦しまずに
すむのにな。

新幹線の乗り継ぎ駅でやってきて、ミドリの窓口で新幹線の切符を手配する。
すると、なんとまぁ!殆どの指定席が埋まっていてはると言うやおまへんか!
唯一空いているのは某ヒカリ号の喫煙車のみだという。

おい、JR東海、俺を「毒ガス薫蒸室」に閉じ込めて殺す気かっ(T◇T)!

道中ずっと誰かのタバコの煙を強制的に吸わされ続けるくらいなら、
ドライウェルの中でPLR配管に同じ時間抱きついて被曝する方がマシだ。
やむなく自由席の切符を買った。燻されて全身タバコ臭くなるくらいなら、
最悪ずっとデッキで立ってる方が数百倍はマシだ、あわよくば座れるだろうし。

だが世の中そんなに甘くない。指定席が埋まってるくらいだから、自由席も当然
相当混んでいて結局本当に立ったまま新幹線に乗り続けるハメになった(^^;;;)
いや、厳密に言うと自由席はちょっと空いてはいたのだが、自分の後ろに並んだ
子連れ夫婦を一箇所にまとめて座らせるために譲ったのだ。

小さい子供を連れて移動する大変さは自分は経験無いけど身内を見てればわかるから。

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通勤電車で爆縮戦士に加わるのは横方向からの強烈で動的な加圧力だが、
ずっとデッキで立ちっぱなし、というのは縦方向に常に一定にかかる静的な加重、
つまり重力(=自重)と闘わねばならない。短時間ならさほど気にならないそれも
一時間を越えてくるとさすがに辛くなってくる。

これがイマドキの若者だったら床に直接ベタベタ座ってしまうんだろうけど
さすがに中年世代の爆縮戦隊員はそんなことは出来ない。ただ流れる景色を
観ながら軽く揺れるデッキで立ち続けるしかないのだ。うう、きつい。

立ちっぱなしのまま、カバンから今日の打合せの資料を取りだし、内容を
頭に叩き込んで行く。ふと回りを見ると、ノートPCを立ったまま使ってる
ツワモノの同志もいた。…辛いのは、自分だけじゃないよね(^^)。

ナレーター:通勤圧縮地獄と、毒ガス薫蒸地獄、それを逃れた爆縮戦隊を
      待ち構えていたのは長距離立ち地獄!、奪われる体力と気力!
      ああっ!どうする爆縮戦隊?現地で待ち構える敵は手強いぞ!

      「爆縮戦隊サラリーマン!」、次回は「毒ガス充満会議でFireァ!」
      良い子のみんな、闘うおぢさんたちを、応援してくれよな(^^)b<ばき!

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新幹線が目的地の最寄りの駅に着いたときにはさすがに草臥れた(^^;)
昔は青春18切符でこんな長旅も出来たのに「青春36切符」では身体がネを上げる。
でも「タバコ毒ガス薫蒸室」に密閉されるくらいなら、こっちのほうが
身体を使った健康的な闘いだったから、結果オーライとしよう。

かのように、爆縮戦隊にとってオアシスたる出張で使う新幹線でも
場合によってはバトルフィールドと化す事もある。でもそれは仕方ない。
だって我々爆縮戦士は、遊んでるわけじゃない、誰もが闘っているのだ、

えっ?何のためにかって? 当然「生きるため」・・・さ(^^)

 

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2005.05.30

命日であり誕生日でもある

今日は5/30、別名「ゴミゼロの日」だ。そして自分にとってはかつての
自分自身の命日であり、今の自分の誕生日でもある

よ〜し!今日は久々に酒でも飲んで酔っ払いながら思いっきり
その手のネタを語ろ<ばき

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でも、冷静に考えてみるともう離婚して一人暮らしに戻って、丸2年も
経つんだな。ということは、結婚してた期間よりも「その後」の方が
もう長いのか(苦笑)

その二年間、色々思う事は多々あったけど、結局一人静かに基本的には
穏やかなる日々を淡々と過ごしちまった。つまり丸2年間女っ気皆無(自爆)

この2年間をそうやって過ごした事が、自分にとって良かったのか、
それとも取り返しのつかない事だったのか、今はまだ分からない。
ただ一つ確実なのはその間に、確実に老いて着実に死に近づいたって事。

そういえば最近ある知人の女性(既婚)と会話してて、その最中こう言われた。

 知人A:「…ええっ?inoさんって、まだ結婚願望あるの?信じられなーい。」
 ino  :「ほぇ?なんで?別にいいじゃん、バツイチが再婚したってさ」
 知人A:「inoさんは見てると、そういう雰囲気がぜんぜん出てないのよね」
     「なんかね、『もう女はこりごり』」っていう修行僧みたいなのよ」
     「実際、奥さんいなくても生活はぜんぜん困らないでしょ?」
     「女は敏感だから、そういう人にはなかなか寄り付かないわよ(^^)」

…そっか、女性から見ると今の自分はそういう風に見えるのか(苦笑)
もう少し色気を出して、切羽詰って、女の尻を追いかけないとダメか<ばき

いや違うな、多分今の自分にはまだ「元カミさん」という残滓がどこかに
こびりついていて、そのカケラだけで事足りちゃって他の女は不要、てな
雰囲気というか、気持ちが自分にあるんじゃないだろうか?

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確かにこの二年間を振り返ると、今はどこかで誰かと幸せに暮らしてるだろう
元カミさんを思い出さない日は一日も無かったような気がする、マジでね。

今となっては世界中の誰より遠い、地球の裏側に住んでる人より、大国の
権力者より、悪の枢軸の将軍様よりも遥かに遠い遠い存在、だというのに。
その感覚は未練や、後悔や、感傷や、慕情といった、生々しいモノじゃなくて
どちらかと言うと、亡くなってしまった親しい人をふと懐かしむ感じ…かな?

なんていうのか、切り落としてしまった腕の感覚が脳はまだあると感じる
事があるように、物理的にも、そして精神的にも一切存在していないのに
自分の周りにぼんやりと「在る」ような、そんな気が何となくするのだ。

つまる所、自分は今もどこかで、まだ元カミさんが好きなんだろうな。
確かに結婚したいと思った女は今までの人生で元カミさんだけだったし、
もし、何かしらの事情で今までの記憶を一切無くした状態で
再びどこかで巡りあえたら、今でも多分また好きになると思うよ(^^)。

女と違って男は心底惚れると失ってもなかなか忘れられない生き物だから
「次」が始まるまで少しずつ経年劣化しながらも、どこか残ってしまうモンだ。
ちなみにそんな状態で「次」が始まると、残っていたそれを保持し続けながら、
なんて器用なことは出来ず「無警告で上書きインストール」してキレイに
その断片は無くなってしまうのも男の特徴と言えば特徴<ばき

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そんな話をBlogではなく直に人との会話で話した時に、こんな事を
言われたことがある。

 他人A:「ならばその元カミさんとやらに連絡してみたらどう?」
 
確かに何度か発作的にそういう衝動に駆られたこともあったけど、
それはダメだ。何があってもそれだけは絶対にしてはダメ、ありえない。

なぜなら、それは元カミさんが最も自分に望んでいない事だから。

自分と暮らしたことが彼女の人生にとって最大の汚点である以上、
そのコ汚いシミをいまさら炙り出すような真似は彼女を傷つけるだけ。
自分が幸せにしてやれなかった元カミさんは今は幸せであるようだし
そんな状態で自分が連絡できるはずもない。そんなに厚顔無恥じゃない。
そんな最後の最後に彼女が自分に望んだことを、自分はいつまででも
叶え続ける責任があるのだ。

色々な事があって、苦悩し、様々な思いが錯綜し、精神的に参ってたあの頃。
以下のHPの、その中の引用文を見た瞬間に顔面を拳で殴られるよりも強い
衝撃を受け、淀んで腐臭を放っていた心はすっと楽になり、そして自分は
ようやく一人暮らしに戻る決心がついた。実話だ。

http://www.1101.com/essay/2000-12-06.html

その結果は案の定、と言うか元々最初から自分のモノではなかったので、
結局は今に至るのだけど、自分は今もこの時の決断を後悔してない。
だって今の彼女は自分と違う人生を歩む事で自分と一緒に居るよりも
ずっとず〜っと幸せになっているのだから(^^ゞ

男として、これほど嬉しくて、これほどに恥ずかしいことは、そう無いだろう。
でも、これがゲタを履いてない自分の実力だから、受け入れて認めなきゃ…ね。

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相当古い歌だから若い人は知らないだろうけど「ペドロ&カブリシャス」
というグループ(Voはあの高橋真梨子)が歌う「五番街のマリーへ
という名曲がある。

その存在は以前から知っていたけど、最近車に乗っている時にラジオを
聞いていたら、その曲が流れていてその歌詞が、自分が元カミさんに今
思う事が一部を除いてほとんどそのまんま歌われていて、我ながらびっくり(^^;)

決定的に違うのは、自分は今の元カミさんがどういう暮らしをしてるのか
知りたい、などと全く思わないって事。だって少なくとも自分と暮らしてない以上
自分と一緒にいた時よりも彼女は幸せだと信じているから。それでもう十分さ♪
それに元カミさんも、自分が今ここでUPしてるような暮らしをしてるなんて事は
見たくも、知りたくも無いだろう。つまり、それと同じだよ(^^ゞ
 

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2005.05.24

久々に殴られる

今日、色々あって、付き合いのある人を激しく怒らせてしまった。
そこに至るまでの過程や背景はあるが一切の言い訳はしない。

何故?何故?と限界まで原因を追求すれば真実が見える。
「彼に理があり、自分に非がある」

どんな形であれ自分のした事の責任は全て自分自身にある。
声を荒げ怒鳴り壁を叩く彼がそこまで怒るのを自分は理解出来る。
決して怒らせたり不快にさせたかった訳じゃない(これを言い訳というのだ)
それが結果こんな事になり、心の底から申し訳ないと思う。

いきなりつかみかかられ、殴られた。一切抵抗はしなかった。
痛かったけど、これは明らかに自分が招いたものだから。

人は殴られるようなことをしたら、殴られねばならない。
それは「暴力」とは違う、決して一緒にしてはいけない。

・・・でも痛いな、これは耐え難く痛い。

この痛みは物理的外傷や、交通事故の痛さとは違う、心の痛みだ。
でも、彼はもっと痛かったんだな、その痛みをもたらしたは自分だ。
だから許してくれとは軽々しく言えない、許してくれなくても構わない。

そんな自分に今やれる事は、彼に対する心からの謝罪と、
これからそれを態度で示すこと、そして同じ過ちを誰に対しても
繰り返さない事。・・・ただ、それだけだ。


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後日談:

翌朝、彼に出会うとバツの悪そうな顔で、突然謝られた。

一日たって冷静になり、彼も自分に悪意があったわけではないと
分かってくれたようだ。彼自身の衝動的行動も反省していた。
でも原因を作ったのは間違いなく自分なので、自分も繰り返し謝る。
お互いがお互いの非を認めて謝り、反省し、これで一見は日常に戻った。

男女間や、全くの赤の他人とのトラブルの場合は絶対許されざる事だが
それなりに知っている男と男の場合、その程度にもよるが「一発」が
出ると実は関係修復は早い。運動部の若者が夕日が沈む海岸でボコボコに
殴りあい砂浜に倒れこんで笑いあって親友になる、という昔の青春ドラマは
ある意味間違ってない。

逆に、一切表に出さず延々と根に持たれ、陰湿な想いを心の底でグツグツと
発酵させつづけ、そのガスがたまるたびにネチネチと責め立てられるよりも
一気に高まった感情を爆発させて、それを納得して受け止めるほうが
お互いすっきりするからだろう。

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とはいえ一度壊れた人間関係ってのは基本的に「元」には絶対に戻らない。
『覆水盆に帰らず』、というのは物理現象でも、人間関係でも成り立つ
万物固有のエントロピー増大の法則に則った真理だからだ。
…残念ながら、多々の経験で自分はそれを知っている。

程度の差はあれ、人との関係ってのは純真無垢な無傷の状態のままでなく
多かれ少なかれ傷を付け合い、そこを修復し補強しながら「成長」させて
ゆくもんだ。その過程がないと、些細なことで破綻する脆い関係になる。
仮に成長させつづけていてもその傷が断裂するほど深い致命傷があれば
その関係は一発で終わる。

その傷を表面上取り繕って見た目だけ元に戻そうとしても、一度負った
傷は消せないし、元の強度も無くなる。傷が深ければ何かの拍子で
また鮮血が滲む。誠意無くそのまま放置すればその傷は広がり、腐る。
場合によっては傷だらけで機能を失ったまま無理やり元の形に治すことが、
かえって残酷だったりすることもある。

だから、壊れたらそこで終えて元に戻らないのも一つの生き方だ。

でも壊れたのですぐ投げ出して捨ててしまうのは一番簡単で安易だ。
中には壊れてよかった、これで捨てられる、と言うような直す努力を
する価値が無いものも、確かにあるけどね。

だけれども、一度壊れてしまったそれを、お互いが改善し修復しよう、
その方がより良いと判断し、互いが努力し、共同作業を始めてみれば、
その過程で今まで見えてなかった互いの良い所を新たに発見したりもする。
もし、逆に悪い点が見えてきたら、そこの時点で投げ出したって遅く無い。

そして結果、修復が叶った場合に、二人で修復したそれは、以前の原型を
まったく留めないほどにつぎはぎや、添え木、ガムテープだらけの
ような他人から見たら不恰好で不完全な形に仕上がっているかもしれない。

でもそれは二人にとって壊れる前のものよりもずっとずっと強固で、
遥かに価値のある、努力するだけの甲斐のある「絆」、だと思うのだ。


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2005.05.22

高額納税者ランキングに思う事

ちょっと前の事だが、去年の高額所得税納付者ランキングが発表されていた。

その後テレビを見ていたら一位がスーパーサラリーマンだとか、そんなことが
話題になって、芸能人の誰がいくら稼いだとか、そんなネタで盛り上がっていた。
世の中、稼ぐ奴は稼ぐなぁ。大したもんだ(^^)

自分は去年の「所得税」を…たった48.3万ぽっちしか納めてねーぞ(^◇^;)
四捨五入すればもう40歳だというのに、年収も4桁万に届いてないような
ウダツの上がらない単なるサラリーマンだから高額納税者のそれと比較すると
あまりに収入格差があるけど、でも、決して彼らの収入に対して嫉妬するとか
収入の劣る自分を蔑んだり卑屈にはならないよ(^^)

だって高額所得者はそれだけの価値のある仕事をした結果それだけの
収入を得た、又はそれだけリソースを得ていた結果収入を得たのだから、
それと全く同じ仕事をしたわけでないし、リソースも持たない自分が、
彼らと同じような収入を得たい、と思うのはあまりにも図々しすぎるし、
そんな彼らよりも収入が低いと卑屈になる必要は全くないもの。

逆に、自分は自分に出来る仕事をし、それだけの対価を得ているのだから
結果の収入が絶対的に少なくたって、それが今の自分の本当の実力、
その実力を出し切って生きている以上、何一つ卑屈になる事は無いのさ。

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これを自分の得意な(?)乗り物に置き換えて例えてみれば判りやすいかな?

想像してみて欲しい、同じ道の上を、原付から巨大トレーラーまで、
その馬力やサイズがあまりに違う種類の乗り物が混在して走ってる状態を。

そのスペックの一つを抜き出して、例えば排気量とか馬力、新車価格とか、
それを比較した結果、優劣が出たとしよう。…でもそれに何の意味がある?

デカいトレーラーには、そのトレーラーにしか出来ない仕事がある。
だからガタイが大きくて、大馬力なエンジンが載り、結果値段も高い。
同様に原付にも、原付にしか出来ないことがある。小さく、細い所でも
キビキビ走れて、燃費が良くて、安い。

そこまで極端な比較をしなくても、例えばカローラとフェラーリを比べたら、
動力性能はフェラーリの勝ちだけどカローラには大人が4人ゆったり乗れる。

つまり、スペックというのはそれなりの必要性と必然性の上に成り立つ物で
どっちが優れているのか、なんて視点によっていっくらでも変わるんだよね。

直4NA1.6Lのロードスターに乗ってる人間が、V12気筒5Lエンジンの馬力だけを
欲しがり、仮にそれを搭載したとしても、その結果車重が増え、バランスが崩れた
ロドスタと元のNA1.6Lのロドスタ…果たしてどっちが快適で楽しい乗り物か?

まあ人によっては直線番町な乗り物が最高ぅ!なんて好みもあるだろうけど
自分だったら、1t弱の軽い車重を1.6Lのエンジンで引っ張って峠をキビキビ走る
ロドスタの方がより魅力があると思うな(^^)

つまりはこう言うこと(^^)

 「馬力  ≠ 絶対的性能 ≒ 操る面白さ」
 「納税額 ≠ 生活満足度 ≒ 生きる幸せ」

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今の自分を所得税というスペックで見たら…乗り物に例えたら、そうだな…
125ccのオフロードバイクかな?他の乗り物に引けを取らない速度で走るし
狭くてもキビキビ走るし、取り回しも楽、テクニック次第でどこでも走れるけど、
大柄でも軽い単車だから安定度に欠けて横風でぐらつくし、雨が降れば
そのままズブ濡れだし、大きな影響力のあるモノの近くを走るとそれに
巻き込まれそうになったりもするし、より遠くに行ける高速道路にも乗れない。

でも125ccにはそれにしか成し得ない魅力がある、決して負け惜しみじゃない。
重たいリッターバイクや、渋滞が起きると身動き取れなくなるような四輪車、
バカスカ燃料を食う大型トラックが望んでも決して手に入れられないし、
絶対に真似が出来ない魅力が、当事者の自分には判らなくても、きっとある(^^ゞ

つまり人から見たら不幸に見えたり、自分自身の身の上が不幸だと思っても、
自分自身が卑屈になる必要なんて無い。今の自分に自信を持とうぜ(^^)b

…どんな生き方でも、それが今まで自分が生きた人生の結果なんだから(^^)♪

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以下蛇足:

でも、自分もそろそろ出来れば「四輪」に乗り換えたいのも本音(^^;)<ばき
身軽で自由だけど1人で自立できず、不安定な状態はもうたっぷり楽しんだから
それに比べれたら、高くて、重たくて、大きくて、渋滞にもハマり、維持費もかかる
だけど、安定していられて、雨が降っても濡れることもない…「四輪」にね。
折角一度乗り換えたのに「事故って廃車になって単車に舞い戻っちゃった」からさ

…おっとっと、これはあくまで単車と四輪車を「ある事」に例えた比喩であって、
実際の単車にはまだ乗るよ。四輪車にも離婚してから乗るようになったし<べき

 

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2005.05.20

「雑草」の定義

このごろ庭のジャガイモのメンテナンスをしていて、ずっと気になっていた。
ある、一ヶ所からだけ、イモの芽が出てこなかったのだ。それは過去のネタ
UPした画像にもはっきり出ている。以前の画像データをそのまま張ってみると
ぽっかり葉っぱが出てない所が判るだろう、左手前のところだ。

imohappa

まあ、植えたイモから全て芽吹くとは限らない。偶然そこだけ、出なかった、
そういうこともあるさ、と思っていたのだが・・・

------------

最近になって、その空白地帯から、「芽」が出てきた。おお、ついに出たか(^^)

だがそれは、「ジャガイモの芽」じゃなかった。なんだよ、雑草か、と思っていた。
引っこ抜こうとしたがその「芽」は、どこかで見た事が…絶対見覚えあるぞ。

あれれ?これってもしかして…ジャガイモじゃなくて山芋の蔓…じゃないか?

試しにフラフラ伸びる芽、モトイ、蔓に、支柱をあてがったら、一晩で絡みついた。
間違いない、こりゃ山芋だ。でもなんでジャガイモを植えた所から山芋が(^^;;)?

サツマイモを掘り返した頃
まで記憶を掘り返してみた。…確かその頃、山芋の
ムカゴを貰って、サツマイモの合間に蒔いたことがあったっけ、そこから蔓が出て
フェンスに巻きついて一応成長してたよな、でもサツマイモを収穫するときに
そのイモ蔓の根元を掘ってみたけど山芋は出来てなくて、その時の蔓を、たしか
サツマイモの蔓と一緒にそういやこの当りに30cmほどの長さに切って埋めたな、
たしかジャガイモを植える前に耕していて、その蔓のなれの果てを発掘したっけ。

…ちゅーことは、この山芋君は、その時の蔓の芽から出てきたのか!!
ちょっと見難い、けど、支柱に蔓が蒔きついているのがわかる、かな(^^)?

yamaimoturu

あーあ、どうせだったら南端のフェンス際から生えてくればいいのに、よりによって
一番北側から生えちゃったよ、仕方ないから、この支柱と、1mほど離れてた
フェンスをもう一本の支柱で結んで、蔓をそっちに誘導してやるか。

茗荷も育ってるし、山芋も出来るとなれば、夏は蕎麦三昧だぜ♪いやっほゥ♪

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だが、冷静に考えると、ジャガイモ畑のど真ん中から生えた山芋ってのは
相対的観点で見ればオオバコやドクダミやカタバミ、ペンペン草のような
明らかなる「雑草」だったりする(苦笑)。

そう、「雑草」の定義とは、雑な植物でも無為な植物、じゃなくて
単に「人間が想定していない、意識して育てていない植物」って事なのだ。

小麦畑の真ん中にバラが咲けば、美しいバラも農家から見れば招かれざる「雑草」で、
逆にバラ園のど真ん中に小麦が生えたら、庭師からすれば食料でありながら「雑草」だ。

つまり、成長して収穫すれば立派な食料になる山芋も、ジャガイモをターゲットとした
この区画では「雑草」なんだよね。ジャガイモの為には刈り取らねばならないような。

ま、折角生えた命だし、自分はこのジャガイモで商売しようとしてるわけじゃない。
だから雑草な山芋君もこのまま育てる。やっぱトロロソバ食いたいし(^。^)<ばき

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でもね、この出来事から、ふと、こんな風に思ったんよ。

ああ、オレも「雑草」でありたいなぁ…なんて、ね。

全く同じようなモノの中でどっぷり埋没し同化し生きるより、例え一部から煙たがられ、
例え誰でも構わなかった、どこかの誰かの当座の身代わりとして使い捨てられても、
常に自分なりの自我を主張し、周りと違う「自分自身」を保って生きていたな、ってね。

そして「雑草」は「雑草」であっても、この山芋のように、どこかの誰かから見たら、
単なる「雑草」に過ぎなくても、周りの没個性なジャガイモに、決して引けを取らない、
いや、そんなジャガイモを越えた存在価値を有する個体でありたいな…ってね(^^)

本当は、世界中でたった一人の大切な誰かにとって、伽羅たりたかったんだけど
・・・そんな資格は、元々自分には無かったらしいんだな(自爆)

  

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2005.05.18

生き別れの…発見?

貧乏性な自分は、日用品やバイク用品を探す時、まず最初にダイソーに行く(笑)

ダイソー商品は安いなりのものから、その価格以上の価値のあるものまで、
色々あるので、大体そこで要が足りるのと、商品がたまに入れ替えられるので
何度行って、フラフラと店内を彷徨ってもなかなか飽きないからだ。

ちなみにもしダイソーで、「これは!」という商品を見つけたら、躊躇わず買おう
ヘタすると数日後にはもうラインナップ落ちしてしまうかもしれないからだ。
何度それでがっかりしたことか(--;)

そう、ダイソーは定番商品でなければ、商品構成がガンガン変わるのだ。

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そんなダイソーに、昨日ふらっと寄って見た。TZRのカウルを固定するための
インシュロックが在庫切れしたのでそれを買うためだ。

今、自分のTZRにはコース走行用に買ったボロい93年式TZR250R-SPのカウルを
装着している。カウルの前の持ち主はレースに使ったらしくズダボロだった。
まあ、自分もコース走行でコケてもいいように、このカウルを買ったんだけど(^^;)

で、コース走行が終わっても、結局このカウルのまま公道を走ってる。
それは元々のカウルが無傷なので、もったいなくて付けられないからだ<ばき
ディ〜プな3XV-TZRマニアに言わせれば、F.A.Iダクト付きでクリックリリースな
SP用カウルの方がよっぽど貴重なんだろうけどね。

でもさすがに公道を走るとなると、あまりにボロだとカッコ悪い。
なので少し化粧させてみた。

tzrware

この通り、削れもあればワレもあるけど、赤いガムテと白いガムテ、黒いシールで
削れた箇所をマスキングしてしまい、細かい擦れ傷は赤いマジックと黒いマジックで
タッチアップする事で転倒キズをかなり隠してあるので、パッと見で普通に見える(苦笑)
余談だが「2st inside」はスティカで自作したパチモンだ(^^;;)

そんなボロいカウルなので、本来ネジやボルトで固定すべき末端場所が
ワレたりカケたりしてるので使えない。そういう所はドリルで孔を開け、
そこにインシュロックを通して固定してるのだ。あ、主要部分はちゃんと
ネジで止めてるから、リミッターが効く速度以上で走っても大丈夫だっ<ばき!

ダイソーのインシュロック(ってのはタイトン社のブランド名だから本当は違うけど)は
耐久性に難があり、しばらくするとブチっときれてしまうのだが、キャブ弄りや、
メンテナンスで、頻繁にカウルを外すTZRに一度つけたインシュロックの寿命は
長くても一ヶ月、短いと10分だからダイソーの低グレード品で全然大丈夫だ。

band

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で、目的のブツをgetし、いつものように店内をウロついてみた。
濃いサーモンピンクなんていう刺激的な色をした洗濯バサミを見つけて
ついつい購入(^^;)。その後ふらふらと、オモチャコーナーに入った。

するとそこに見慣れた模様の、でも見慣れぬ色のカメのぬいぐるみがあった。
お、お前はもしや、「カメ蔵とカメ子」の生き別れになった叔父の
「カメ則」・・?、「カメ則」じゃないのか?<ばき

おいおい、このシリーズ、とっくにラインナップ落ちして店頭から消えたハズだろ。
カメ蔵&カメ子を買ってからしばらくあちこちのダイソーをめぐって、同族を探したのに
結局見つけられなかったのだ。カメ子だって店内ディスプレーに使われていた奴を
店員に頼み込んでそこから外して売ってもらったんだぜ。
なのにカメ則…お前どこから出てきた(^^;)? この店は何度もチェックしたぞ。

もしかして、再生産されたのかな?このシリーズは可愛いし(^◇^)♪
でも沢山あるぬいぐるみのなかで、「カメ則」以外同族は見当たらなかった。

そんなカメ則を商品棚からサルベージし、インシュロックや洗濯バサミと併せて購入。
さっそく駐車場のB4の中で、そこに居付いたカメ蔵&カメ子と涙の再会(TT)<ばき

kamenori

いやー、良かった良かった…、さあ、カメ則や、次はボクを竜宮城へ連れてっ<ばき!

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以下蛇足:

GWにこの通りB4の助手席も運転席に合わせてレカロSR2ルマンカラーに
交換したけど、そこはこの通り未だカメのぬいぐるみしか乗せていない(自爆)

横に乗ってくれるねーちゃんぼしぅ(ToT)!<ばき
まあ、カメのぬいぐるみでも十分可愛いけどね
 

 

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2005.05.14

麻酔無しだとやっぱり痛い

約半年前の事故で負った顔面の傷痕、その後えらく目立った赤味も
取れて自分自身も鏡を見てもなんとも思わなくなっていたのだが、
先月の一連の怪我の、最後の通院で、医者からこんな事を言われた。

 医者:「顔の傷は、そろそろ半年経ったので、取りましょうか

 ino :「えっ?取る?自分は気にならないし、その必要はないと
     思うんですけど…取るんですか?」

 医者:「inoさんはケロイドが出来やすい体質なので今後肉芽が
     成長して大きくなる可能性があります。そうすると表情の
     引き攣れが起こるかもしれないので傷が落ち着いた今頃の
     小さいうちに取った方がいいですよ」

 ino :「そうですか…うーん…それって健康保険使えます(^^;)?」

 医者:「美容整形とは違うので大丈夫、適用になりますよ」

 ino :「じゃあ(安上がりだ<ばき!)、思い切ってお願いします」

 医者:「わかりました、ではGW明け頃に手術しましょう」

傷痕ってのは、自分が生きてきた年輪みたいなもんだから、それを
取ってしまう、というのは自分の生き様として間違っているような
気もするが、過去の傷に縛られすぎてしまうのは本意じゃない。
それが物理的な傷にしろ、精神的な傷にしてもね。

それに『治療』でないそういう処置は、今まで受けた事がないので
これも人生経験、と思ってやってみることにした。何せ健康保険も
効くらしいし<ばき!

------------

で、今週、顔面にメスを入れて、顔面の傷痕切除手術を受けてきた。

このとき、ケロイドは対して大きくなかったので、サクッと切って
縫えばそれで終わりだろう、と思ったけど、ちゃんと手術台の上に
乗って寝て、患部だけを露出する丸い穴のあいたマスキングを被せ
られた。

おいおい、なんか本物の手術っぽい雰囲気になってきたな<ばき

 医者:「じゃあ麻酔します、どこか調子悪い所はありますか?」

 ino :「顔が悪いんで、二重にして鼻も高くしてください」

 医者:「…そ、それは、また別の機会にしましょう(^^;)」

執刀は自分が叩いた軽口にも気楽に答える出来た医者だった(笑)

傷痕の周囲に6箇所ばかり麻酔を打ち、その後チクチクした痛みを
感じながら、医者が傷痕の周りを切り開く感覚でそれは始まった。

現状でケロイドはあまり大きな盛り上がりは無かったが、どうも
想像したよりも深く刃が入ってる感じがするな。見えないけど。
そのうち、その切り開いた奥をレーザーで焼き始めた。

『ジジジジ!』と、音がする微妙な感覚と、肉の焦げる香ばしい
髪の毛が焼けるのに似た香りが漂う。なにせ患部は鼻の真横故に
避けようも無い。一体何をやってるんだろう?、その後で顔面が
引っ張られる感じが何度もし始めた。どうやら縫い合わせ工程に
入ったようだ。でも大したサイズの傷痕じゃないのに何故こんな
沢山縫っているんだろう?。患部は麻酔で無感覚なので、周囲の
生きてる皮膚感覚で推察(邪推?)するしかなかった。

------------

約40分かかって、それは終わった。結構の量の血が出たらしくて
吸引ノズルやガーゼは血まみれだった。執刀医に術式の説明を受け
切り飛ばした傷痕もしっかり見せてもらった。血の気のないそれは
まるで大きなナメクジのような形をしていた。
マジマジと観察すると表皮、真皮、その下の脂肪層までがちゃんと
見て取れた。…なんか皮付き豚バラ肉のカケラみたいだな<ばき

しかし、こんなに深く切り取ったか、ちょっと予想外だった(^^;)

 医者:「元の怪我が深いので挫滅創の肉芽も意外に深いんです」

へぇ、なるほどそういうもんなんだ。しかも中年男にもかかわらず、
その術式は美容整形に準じ手の込んだ方法を取ったとか。レーザー
は奥の血管を焼いて止血すると共に今回の傷痕が目立たなくする
ための処置だったらしい。真一文字の傷痕は以前の事故で潰れて
裂けて剥けた広い範囲を縫い合わせたのと同じ針数かけて縫って
あるらしい。これも顔面ゆえに縫い痕を小さくするための処置、
なんだそうだ。

半年前には見慣れていた、顔面に分厚く貼り付けられた、大きな
ガーゼで左下顔面を覆われた自分のツラに便所の鏡で苦笑いして
から会計に並んだ。

kaogaze


 会計:「inoさ〜ん」
 
はいは〜い、いつもニコニコ現金決済、明朗会計しましょ♪

 会計:「(約3万円:詳細は内緒)になります」

は?へ?さんまんえん?けっけっ、健保効くんでしょ(-◇-;)?

 会計:「ええ、使えていますよ、ご本人様なので3割負担です」

なにぃ?、じゃあ、この傷痕切除手術って、健康保険使えないと
じゅっ、10万もするの?、アレレ?ちょっと待てよ、もっともっと
大掛かりだった左手の骨折箇所固定手術の方がもっと安かったぞ…

どうも顔面の手術は手が込んでいるので少し高いらしい。

ヤベー、そんな金あったっけな、と冷や汗かきながら薄いサイフを
覗いてみたら、偶然だが帰りに自動車税を払うために諭吉君を沢山
用意してた。よって無事に支払えた。あ~あ、どうせならついでに
サイフにも効く麻酔を打って欲しかった(T〜T)<ばき

------------

顔面の麻酔は約2時間で切れた。さすがに神経の集中してる顔面を
ザックリ切って縫い合わせてあるのでこれは久々にかなり痛いぞ。
…うぅ耐えろ耐えろ。以前の怪我で処方されたロキソニンを飲んで
その夜は凌いだ。

翌日には脈拍と同期した痛みも治まり楽になった。しかし麻酔って
偉大だな、もし無かったら顔面切られたら相当痛かっただろうに…
想像したくないな(--;)

まあ鋭利な刃物で切ってあるから事故ってアスファルトで圧壊した
あの当時よりは痛くないんだろうけど

そしてその日の夜、夕食を作るために包丁でキャベツを刻んでいた。
気持ちよくトントンと切っていて、ついつい調子に乗りスピードを
上げた。そしたら、刃先が左手の親指の先端と人差指の爪右側面を
一気にざっくりと深さ3mmほど入ってしまった。

ぐぉ!いててててぇええ(T◇T)!

まな板にボタボタ垂れる鮮血!慌ててタオルをカセットコンロ炎で
表面を一炙りして殺菌してから切り創を押し付けて、圧迫止血法を
実施した。15分ほどぎゅうぎゅう圧迫したけど、離すとズキズキ!
してきて血が滲み、滴る。仕方ないのでそのまま圧迫を30分ほど
続けていたら、どうにか止まった。

だが指先は脈拍と同期してズキズキと痛む。あたたたた。

麻酔無しで皮膚を切ると痛いんだろな、と確かに思ってはいたけど、
我ながらなにも実践することは無いだろうに・・・間抜けだ。反省。
幸か不幸か、顔面用に化膿止めを飲んでるから指も大丈夫だろ。

 

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2005.05.09

社内菜園デ食料ヲgetセヨ

趣味の貧乏節約生活と、バツイチ後の孤独生活の両方を癒してくれるのは
庭で育ててる野菜たちだ。今は季節柄ジャガイモがバンバン生えているのは
以前UPした通りだ。

今の季節は色々な作物の作付けシーズン。だが、調子に乗ってジャガイモを
植えすぎてしまい、これからの季節栽培させねばならない大豆を植える場所が
無くなってしまった(自爆)

仕方ないので庭の真ん中あたりで、可憐な花を付けていた雑草
GW中、詫びながら1.5m*0.4mほど伐採して耕し、そこに大豆を蒔いてみた。
この画像のブロックの手前側が近い将来、大豆畑になる予定。

mamehatake

でもこれ以上、我が家の庭に作付けすることは、ちょっと出来そうに無い。
なにせそんなに広い庭じゃないし、庭の半分は単車置き場&回頭させるため
それなりのスペースがどうしても必要だから。

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バイク&車&庭弄りと日帰りツーリング三昧だったGWも終わり今日から出社。
午前中、事務所でデスクワークをしていたら、出入りの掃除のオバちゃんが
一仕事終えたあとに自分の所にコンビニ袋をぶら下げてやって来た。

 オバちゃん:「inoさん、これあげるから家で育ててみたら(^^)?」

オバちゃんは自分が様々な植物を栽培して野菜も作って食ってることを
良く知っている。去年のサツマイモ大豊作の成果物をおすそ分けしたし。

------------

ちなみに、昔から自分と同世代から若い女性には一度たりともモテた事の
無い自分だが
、自分の母親と同世代から少し若いくらいのオバちゃん世代には
なぜか人気があるようで昔から近所のオバちゃんたちと仲良くやってきた。

今も現役主婦のOLさんたちや、掃除のオバちゃん、近所のオバちゃんらとは
不思議と会話が沢山成り立つ。こう見えても自分は「兼業主夫のプロ」だから、
日常生活に起因する話や、家事一般、甥姪だけど子供の話と、井戸端会議の
話題には事欠かないのだ(^。^;)

確かにそんな生活臭がプンプンする男じゃ、そりゃ若い女は近寄らないわな(^^;)
…おっとっと、話が違う方向にずれた。元に戻そう。

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オバちゃんが持ってきてくれたのは、自分が今まで見たことの無いモノだ。

yakon

 ino    :「な、なんですか?これ(^^;)」
 オバちゃん:「ヤーコンの種芋よ、知ってる(^^)?」

ヤーコン?なんじゃそりゃ?。さっそくググって調べてみた。
・・・なるほど、アンデス原産の怪しい「サツマイモみたいなもん」なのか。
根菜はいいな、しかも生でも食える?のか、ふむふむ、葉っぱも食える、と。
へぇ〜こりゃいいな、でも今植えて収穫が11月とは…気が長い話だな。

ヤーコンについては以下のHPに詳しく記載されてる。ご参考まで。
  ↓  ↓
http://aaa.yi-web.ne.jp/yacon/index.htm

なかなか面白そうな野菜なので、ありがたく頂いて、育ててみる事にした。
だが、ここで凄く重要な事を思い出した。

 ino:「・・・や、やべぇ、庭にはもう植える場所が無いぞ」

そう、ヤーコンは一株がかなり大きくなるしイモも相当収穫できるらしい。
種芋は画像の通り沢山あるのだが(大きな塊は種芋が沢山合体したモノ)
こんなに沢山植える場所は、上記の大豆ならともかく根菜系ではもう無い。
今のジャガイモが6月頃に収穫したあとはサツマイモを植える二毛作を
するから、今から11月まで場所を独占するヤーコンは逆に困るのだ。

・・・と、なると、自分がこのヤーコンを植える場所は一つしかない。
つまり会社に植えて、そこで育てるのだ。冗談ではなくて本気だよ(^^;)

会社には労働力を提供し、その対価として給料を支給されているが、
給料だけでなく、ついでにちょっと食料も…ねっ(^^;)

------------

突拍子も無い話、のようだが、実は去年、裏庭にこっそりサツマイモを植え
昼休みにコツコツとメンテしながら3kg程の収穫を得て、会社のOLさんたちに
3時のおやつに焼きイモとして振舞った実績があるのだよ、ふっふっふ(^^)

ただ、イモ一個なら1平米程度の範囲をこっそり耕し、こっそり栽培出来たけど、
これだけの数のヤーコンを植えるとなると、さすがにこっそり…って訳には
いかない。なにせある程度の面積を、しかも根菜だけにある程度の深さまで
きっちり耕さねばならないからだ。推定だが最低でも一坪くらいは必要だろう。

こういうデリケートな事はさすがに仕事とは関係ないから職制上の課長とかに
相談するのは筋違いなので、裏庭を管理している事業所の環境担当を訪ね
恐る恐る、ぢつは裏庭で工作、いや耕作したいんだけど・・・と交渉してみた。

自分はうだつの上がらない単なるサラリーマンだから社内では1人で勝手に
あまり突拍子の無い事は出来ない。とは言えある意味で『出過ぎちゃった杭』
だから、『打たれ』てもそう簡単には引っ込まないけどね(^〜^;)

 担当者:「何?畑?ああ、いいよ、自由に使ってよ。」

自分で言うのもなんだけど恐ろしくあっけなくOKが出た。交渉時間は5秒(笑)

しかも自分が耕そうと思っていた大きな立ち木の下の場所よりも圧倒的に
日当たりのよい開けた場所を自分が耕作地として使っていい事になった。
…ダメだと思っても、とりあえず何でも言うだけは言ってみるもんだな(^^;)。

------------

当然だが耕作は就業時間中は出来ないので作業は昼休みにやる事になる。
まぁ一種のクラブ活動みたいなもんだ。違うのは確実に実利が得られる事だ。

自分ひとりでやると、現場長期出張とかの時にメンテできなくなるから
この手のネタを面白がって参加してくれる後輩と掃除のオバちゃんらを
巻き込んで、「社内菜園倶楽部」を結成し、成果物を分け合うことにしよう。

さて明日の昼から、雑草むしりから初めて毎日少しずつ作業するぞ(^^)♪
そうだ!、ヤーコン畑の横を少し余計に耕しちゃって、こっそり黙って
去年みたいにサツマイモ、ついでに周囲に大豆も蒔いちゃえ<ばき!

 

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2005.05.06

そろそろ起きようぜ、TDM

色々な単車を持っている自分のラインナップの中でも最大の奴は97年式の
イギリス仕様の逆輸入車、TDM850(形式4TX:270度クランク)だ。

TDMは大排気量のパラツインエンジンとアップライトなポジション、上質で
ストロークある前後サス、峠道ではバンクセンサーをガリガリと削りながら
スーパースポーツを追い廻せる実力を持ちながら、大量に荷物を積み込み、
タンデムしながら快適に走るロングツアラーとしても使える、しかも他には
似たもののないオリジナリティあるその独特の、個人的には秀逸な、人に
よっては気持ち悪がる独特のスタイル…そんなワイルドとラグジュアリーを
兼ね備えた、懐の深い面白い乗り物だ。

TDMという単車は自分に合っているようで、13年前に旧型360度クランクのを
新車で買い、その後この型に新車で乗り換えた。つまり新旧のTDM850を乗り
継いでいる。我が魂の器たるTW200ほどではないが(笑)、実にいい単車だ。

------------

だがそんなTDM、このBlogを始めてから今日で満一周年だけど、多分一度も
登場していない。あ、そういえばラインナップの紹介をした時に一度か二度、
登場したかも。

それは何故か?、車検切れのまま実家に丸2年間放置してたからだ。
じゃあ何故丸二年間も実家放置したのか、というと、「諸般の事情」だ(苦笑)
それはケチ臭い経済的な理由でなく、純粋に精神的な理由、と言っておこう。
両親からは放置するなら手放してしまえ、と迫られたが、見たくは無かったが
手放したくもなかったのだ。

…あれから丸二年もの時間がたって自分にもあの頃の自分を少し許せるような
精神的な余裕も出てきた。それは真の許容ではなく、単なる妥協なのだが。

だから久々に対面してみる事にした。2年も寝れば、もういいよな?TDMよ。

------------

このGW、実家に帰省し、実に一年ぶりくらいにバイクカバーを剥いで、放置し
続けた我が最大排気量の単車に対面した。あまりに長く放置したので、もしや
錆だらけの変わり果てた姿になっているかも、と思ったが放置され続けた結果
バッテリーが死んだのが唯一の致命傷で、あとは細々したパーツやボルトに
錆が浮いていただけだった。

軽く水洗いして、あちこちに付いた埃や足回りの汚れを洗い流したら、ぱっと
見でかなり綺麗になった。長期放置不動車両には見えないや(苦笑)

neokiTDM

我がTDM850にはこの通り、初期型用OVER管、Hepco&Bekkerのエンジンガード、
クラウザーK3用サイドパニアステー、同K3用トップケースキャリア、シート
張替、同色ナックルガード、エセ北米仕様のフォークサイドリフレクター&
ロングフェンダー、金色のブレーキキャリパーと銀色のウィンカーボディ…
が、外見上の特徴。他にも細かいモディファイは多々あるが省略。テーマは
「幸せの黄色いTDM」、見えないけどヘッドライトはHIDを仕込んである。

でもバッテリーが死んでいるので、「顔を洗った」のにTDMはまだ寝こけてる。
バッテリーは今後交換するとして、とりあえずブースターケーブルを繋いで
心拍停止してるTDMに電気ショックを与えて叩き起こしてみることにした。

----------

おっと、その前にガソリンタンクの蓋をあけて、タンク内部に錆が無いか確認。
タンクはまるで新車のように錆一つなく綺麗そのものだ。2年前のガソリンが
少し(かなり)ヤバいかもしれないが・・・とりあえずそのまま行く。

シートを外し、スターターリレーの端子に+の、アース端子に?のケーブルを
繋ぎ、実家の車庫にある車のバッテリーと結んで、車のエンジンをかけた。
TDMのキーをONにするとニュートラルランプが灯る。エンジン始動の前にまず
電装品をチェック!HIDヘッドランプや自作の防犯アラーム、ウィンカーや
ホーン、テールランプ、その全てが生きていた。

よし、次は本命のエンジンだ。チョークを引き、恐る恐るセルスイッチON!

 「キュルッ、キュルキュルッ、キュルル・・」

実に弱々しく、だがエンジンはクランキングする。完全ドライスタートだから
一発でエンジンがかかるとかえってマズいかもしれないのでオイルポンプを
回すつもりで長めのクランキングをしてみたが、なかなか火が入らない。

そりゃそうだ、当たり前だよな、以前火を入れたのは一年前なのだ。こりゃ
キャブをOHしないとあかんかな、と、思ったその瞬間、

 「ズボッ、ズボボボン!ボッボボッ、ボボボボボボボボ!!!!」

まるで2ストのような白煙をマフラーから吐き散らしながら、TDMが目覚めた。
その排ガスの匂いは、単車のレストアをしたことがある人ならわかるだろう、
あのガソリンが腐った時のイカれた杏仁豆腐のような匂い、こりゃヤベーな。

でも段々白煙が治まり、アイドリングも安定してきた。チョークを戻すと
約1000rpmでピタリ!と安定しながらOVER管から控えめな重低音を吐く。
軽くアクセルを煽ると、かつて聞きなれていた懐かしい排気干渉バリバリの
擬似Vツイン音で激しく吼えた。

おはよう、TDM、ようやく目覚めたね、長いこと待たせて悪かった(^^)

TDM-start

------------

これから死んでるバッテリと、劣化してひび割れた前後タイヤと、錆すぎて
押し歩くとジャリジャリと言う真っ赤なチェーン&ついでにスプロケを交換、
キャブをOH、エンジンオイルを交換して、あちこちの錆も落として、グリス
アップして、自賠責保険に入り、最後に車検を取れば、またコイツは走れる。

大体の目算で…バイク屋に任せたら約15万、って感じかな?(甘いかも)
それなりの出費になるが、二年間放置したツケだ、仕方が無い。

いっそコレを契機に買い換える、と言う手も確かにある。コイツの次はBMWの
R1200GSを買う!と決めてあり、そのための金も貯まっているのだが、今の
自分には、まだBMWは早い。BMWは自分のバイク人生の最後を〆る時に乗る
(つまり所帯を持って、手持ちの沢山の単車を一台に集約する時はBMWなのだ)
と決めている。だからまだ早い…もしかするとBMWとは一生縁が無いかも<ばき

------------

何にせよ、放置度が高かった割に、意外にも軽症だったTDM、これから順に
レストアし始め、夏頃を目処に復活予定。他に乗る単車も沢山あるから<ばき
そんなにあわてず、ゆっくり確実に仕上げよう。

見事復活!の暁には、一度は後ろにカノジョを乗せて高速道路をタンデム
ツーリングしたいもんだ。でも自分には壊れた単車を直す事は出来ても、
カノジョはなかなか出来ないんだよなぁ(自爆)

 

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カマキリ、誕生♪

久々に11連休を取ったGWもほぼ毎日単車で日帰りツーリング三昧で過ごし、
そろそろ終了。今日はうす曇なので庭仕事。麦藁帽子無しで快適だぜぃ♪

3月に植えたジャガイモはこの勢いが自分の毛根にもあれば、
と思わずにはいられないほどにビンビン!に生えつづけ<ばき!
imohappa

イチゴは葉を大きく広げ、ランナーを伸ばして増殖体制に入り、
ichigoha

去年から暗くてジメジメした所に植えた茗荷が今年も芽を出し、
myougha

去年育ててた場所から青紫蘇と紫蘇が勝手に大量発芽して来た(^^)♪
sisoha

新しい命や育ち行く生物はなんてけなげで、力強くて、可愛いんだろう、
実に愛くるしい。まぁみんな将来食っちゃうんだけどね<ばき

------------

自称「ミニミニ植物園」であり「ミニミニ農耕地」である我が家の庭には
小動物もそこそこ居る。だから庭弄りしながらそいつらと出会うのが
これまた楽しい。

草の上には可憐なシジミチョウがヒラヒラと飛び回り、土を掘り返せば
丸々と太ったコガネムシ系の幼虫やミミズが出てくるし、叢でゴソゴソと
音がすればカナヘビが現れるといったような状態。

夏になるとフェンスに繁る蔦のような植物がどうもドウガネブイブイの
食草であるらしく大量発生する(^^;)

でも春はこういった小動物も誕生の季節、以前草刈したときに
発見して、取り置いておいたカマキリの卵から、今朝沢山の
子カマキリが出てきた。

kamakiri

・・ワラワラいるけど、ちっこいから動きも可愛い(^^)
元気に育てよ♪…あ、さっそく一匹が大きな黒アリに襲われてる(^^;)

かわいそうだけど、これも自然の摂理、残りの奴らは頑張って生きろよ。

 

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2005.05.03

プロのパスタを食べ放題

ちょっと前に、パスタを大量に無料getした話をUPしたが、そのパスタを
ボキボキ折って米と麦と一緒に炊く「代用食」として毎日使うだけでなく、
ちゃんとしたパスタとしても食いたいと思い、最近様々なパスタ料理の
レシピを調べている。

実はバツイチ中年男がこんなのを愛読しているとバレるとかなり恥ずかしい、
特定の内容の特集の時だけだが、こんな雑誌を読んでいたりするので
パスタに限らず多少のレシピ集めには困らない(苦笑)

orengepage

しかし、レシピがあれば、必ずそれがそのまま作れるとは限らない。
指定の材料を買い集めて、使えそうな調理器具を使って、指定の
数値をきっちりあわせて作っても、それに掲載されているようなモノが
納得行くように作れるとは限らないからだ。料理は奥が深い…(--;)

------------

だが、ただ悩んでいてもダンボールに入ってる大量のパスタは減らない。
Try&Errorの実践&実験あるのみだ。茹でろ!炒めろ!炊飯器で炊<ばき
…で、その結果、ありとあらゆるマズいパスタを食い飽きるほど食った(T◇T)

当然数をこなせば納得♪満足♪な、出来のパスタが出来る確立は上がる。
でも、やっぱりプロが作るそれとはちょっと違うような気がする。
・・・あれ?そういや離婚してから、パスタ屋なんて一度も食いに行ってないや。
1人ぼっちで外食するほど空しい事は無いから食費を押さえ込むため
パスタに限らずラーメンから牛丼まで、「独りの外食は害悪」と避けてた。
…と言うことは丸々二年くらいプロの作るパスタを食ってないじゃん(^^;)

------------

「美味い料理を作るためには美味い料理を食わねばならない」 by ino

これは自分の持論。食ったらそれと同じモノが作れるようになる、
わけではないが、美味いものを知っていれば調理しながらその記憶を
頼りに近づけて行くことが出来るからだ。

「本物」を食ってもそれと同じモノを作るのは無理だ。
本物にどれだけ近づけられるのかは使う素材と本人のセンスが効く。
実に残念ながら自分にはその「センス」が無い(きっぱり)。
だが美味いものはセンスが無いなりに近いものを探る手がかりになる

そんなセンスが無くとも、3大本能の一つを満足させる単に美味いものを
食えるだけで誰もが幸せになれるし。あぁ料理は奥が深い(-人-)南無ぅ

離婚後、自分が日常で外食する時は殆ど誰かとで、独りではまず行かない。
残念ながら女性と二人で行く事は殆どない。何回かはあるが全部人妻だった(^^;;)

そんな自分が良く行く店は、貧乏性も相まって、重視するのが味の質よりも
格安とか、大盛りとか、食い放題とか・・そういうのに強く惹かれてしまう。
最近行き着けの「ジャンボ入澤」なんてのはその究極の店だ。
味はそこそこ満足出来るレベルで、安くて大盛りとくればもう最高ゥ♪

これは友人のがみさんが遊びに来た時に行った時の様子。

jumbo

奥のは、がみさんが食った「普通のトンカツ定食」で、
手前のが自分が食った「ミニミニささみカツ定食」だ<ばき
#うそっす

手前のは普通よりは大きめのロースカツサービス定食(鶏唐揚付)800円で、
奥のが「ジャンボカツ定食」1800円、このサイズで一枚のトンカツって…凄い。
これらは目玉が飛び出るほど美味い!というようなものじゃないが
こういう庶民的大衆食堂は大好きなのだ(^^)

だから「本当に美味いもの」はめったに食わない、いやめったに食えない。
だからこそ貴重なんだけどね。つまり自分が見本とするのはプロの調理人が
作るそこそこに美味いもの。それをたまに食うことで習得している・・つもり。
だが、何事もウブなネンネなんで経験が少なく、なかなか上達しない(苦笑)

------------

実は前回パスタネタをUPした直後に、出張先の名古屋で外食を食うチャンスがあった。

個人的には前述のような大盛りな店がいいので以前行ったaiko似の店員の居る
ジャンボ味噌カツ定食の店に行こうかと思っていたのだが、同行者の好みの関係で
パスタを食うことになった。大盛りがあればいいなぁ<ばき

そんな自分に最適の店を発見!。それは「ランチタイム各種パスタ食い放題」
つまり特定時間内で一定料金を払えば、各種パスタやピザがビュッフェスタイルで
食い放題、というパスタ勉強中の自分に都合よく、生き方の主義主張にも合致する
都合の良い所だ。

それはここ → タパス&タパスのJR名古屋高島屋店

メニューをデジカメで撮ったけど、著作権にひっかかるかもしれないのでUP無し。
基本システムは11:00からのランチタイムで90分間限定、1313円で食い放題♪
11:20に行ったらもう主婦やOLさんでほぼ満席状態。男が居ないのはなんで?

さぁ!食うぞぉ!(^◇^)

------------

…いや〜、食った食った、パスタは6〜8種類(細かく覚えてない)を腹いっぱい。
ピザもミックスとチーズを3切れずつ、貴重な生野菜であるサラダも食ったし。
フリードリンクは胃袋の容積の関係とコスト高なんで発注せず水のみ(苦笑)

パスタソースは自分の貧乏食材ベースのものと違いそこそこ良い材料を使ってる、
例えばマーガリンでなくバターとか、ソーセージ切落としでなくベーコンとか<ばき
パスタ自体は意外に硬めに茹でてあった。しっかり歯ごたえがある。これがもし
アルデンテってやつだとすると、自分がやってたのは少し茹で過ぎだったのか?
ペペロンチーノのような炒め系のはオリーブオイルの香りがきつくなくマイルド。

…なるほどなるほど、なるほどね。だいぶ勉強になったよ(^^ゞ

------------

その後何回か条件を変えて何回かパスタを茹でてみたが店で食ったものと
同じようにはならなかった。その原因をマジメに考察してみた。
なにせ研究開発で食ってる自分だから、こう言う現状把握は得意なのだ

…どうもプロのパスタと自分のパスタの茹であがりに差が出る一番の原因は
熱源にカセットコンロを使っているための火力の弱さによる湯温不足…な気がする。

そこでカセットコンロでは不足しがちな火力をボンベ直結のハンディバーナーを
左手に持ちながら鍋底に火炎をあてて補うとともに、よりパスタが湯中で
踊るように湯量を増し、さらに塩分濃度を上げる事でモル沸点上昇を促し、
茹で時間を基本時間より少し短くしてみた。おまけだけどソースの方も
材料をあまりケチらずちゃんとそれ用の素材を買ってマジメに調理してみた。
#来月の食費は少し増えそうだ<ばき

モグモグ…おっ、我ながら少し前進したな、ちょっと美味くなったぞ(^^)
プロのものとはやっぱり違うけど、確実にレベルが上がったな♪

------------

5/6追記:

久々に本屋に行ったら愛読書のオレンジページ最新号があった
その特集がなんと!
  ↓
orange0517

無論、即買いしたのは言うまでも無い(^◇^ゞ

 

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2005.05.02

Blogランキングに思うこと

このBlogを始めたのは去年の5/6だったから、そろそろ一年になる。
なんだよ、もう一年もたったのか?、というのが素直な気持ち。

------------

最近は歳をとるたびに年月が過ぎ行く速度がどんどん早くなってゆく気がする。
10歳の頃の一年は人生の1/10、物心ついて数年だから毎日が新鮮だったけど
36歳に成り果てた今の一年は人生の1/36、そう思えば過ぎ去った一年間という
時の価値がどんどんインフレ化してるんだろうな、本当はどんどん残りの寿命を
消費してるから残る時間の価値は日に日に値上がってるはずなんだけどね。

無定形で可能性のある限りある素材である未来の価値は徐々に高まって行くが、
それを無駄に使った後の作品、無駄ではないにしろ廃棄物に近い過ぎ去った
人生の価値は幼少から青春の頃のは今も高いけど、ここ最近のはバブル崩壊、
どんどん下落しっぱなしだ(^^;)

希少で高価な食材を使ってるのに無駄に調理して酷い味付けをしたまずい料理を
作ってるようなもんだ。まあそれも「珍味」ではあるけど(苦笑)、…もったいないよな。
別の言い方をすれば未来はガソリンと新品タイヤ、過去は排気ガスと磨り減ったタイヤ
それで得たものは走り過ぎた流れる景色とその間の思い出…か(苦笑)
それが判っていてもそんな日常を変えられない自分が情けない。ダメ男極まれり。

今の暮らしから、一歩前に出るだけでこのまま独りで老い、独りで死ぬ時系列とは
すこし違う未来が有るんだろうけど、その結果またパキシルとホリゾンを齧りながら
苦悩し、レンドルミンを飲まないと眠れない、あの日々を再び生きるのか、と思うと…

「やったらまた必ず失敗する」もんじゃないだろうし、同じ失敗を繰り返したら単なる
バカだからそれは絶対避けたい。でもそれと判っているのに、それでも「一歩」が
どうしても踏み出せないでいる俺は・・ホントに弱い人間だね(苦笑)

------------

しかし、そんな弱い男が書くここも一年間も、よく続いたもんだ<ばき
その間、ちょっと色々あって自分のHPが閉鎖に追い込まれたときにここも
「汚染」された可能性があってやむなく止めようと思った事もあったけど。

さて本題。何ヶ月?か前に誰かのBlogを覗いていて知ったblogランキングという
システム、とりあえず自分も参加してみた。このBlogのサイドバーにも
そこへ行くlinkをこっそり張ってある。本人もその存在を忘れかけてた(^^;;)
そのランキングシステムとは大体以下のような感じだ。

 1)システムに登録して個別のIDを取得する(自分の場合は「20173」)
 2)登録者はランキングに参加するカテゴリーを選ぶ(複数選択可)
 3)カテゴリーの中で登録者のBlogがランキングされる
 4)ランキングの順位は、以下の行為でポイントが加算減算され変動する
   a)ランキングされたリストからBlogに飛ぶとポイントUP
   b)Blogに張ったランキングへのリンクをクリックするとポイント大UP
   c)発生したポイントは一週間で消える
 5)同一IPからのアクセスは一日一回のみ有効となる

…大体こんなもんだろう。要は誰かがBlogランキングから飛んできて、
誰かがこのBlogからランキングHPへ飛ぶ回数をカウントしているわけだ。
ランキングHPから個別の所に飛ぶよりも、個別の所からランキングに
飛ぶ方が付くポイントが高いって所に、ネット商売っ気が透けて見える。

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そんなBlogランキング、アクセス解析と同じで、最初は面白かったのだが
殆ど順位も変わらないし段々飽きてきて、あまり見に行かなくなった。
新しく投稿する度にpingだけは飛ばしていたけどね。

で、先日久々に自分のBlogをランキングのどのあたりにいるのか探してみた。
すると、バイクのランキングで大体100〜110位あたりにいた。

・・・おやおや?、思ったよりも高いところに居るな。どうもここから飛んで
行く人も居るし、ランキングからここに飛んでくる人も数人は居たようだ。
はぁ〜何とも酔狂な人もいるもんだ(^^;)<ばき

で、その数日後またランキングを覗いてみたら、大体同じあたりにいた。
そして今日、またランキングを覗いてみたら、やっぱり同じあたりにいた。
・・ん?ちゅーことは大体同じような周期で誰かがここから飛んだり、
そっちからここに飛んできてる、という事か?

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なにせ何の変哲も特徴も殆ど無いこのBlog、その集客力(?)はかなり弱い。

とはいいつつも、サイドバーに入れたアクセスカウンターはそろそろ2万hit(!)
以前やっていた自分のHPは4年で1.5万くらいだったから約一年で2万
というのは自分自身ではちょっと驚きではあるのだが、Blogって検索エンジンに
引っかかりやすいからまあこんなもんなのかも。ここは文字だけは多いから<ばき

で、例のランキングも、大体バランスが取れて同じような順位のあたりに
浮遊している。これはそこに登録してlinkを張ることで不特定少数の人が
そのか細い「絆」を伝ってここにやってきたり、同様にか細いlinkを伝って
そこに行ってる人が居る、ということ。

つまり、面白半分に参加し、接続したBlogランキングという出入口は、
ごくごく少数ではあるらしいけどそれでもちゃんと機能してる、って事だ。
どこの誰がそうやってここにきてくれているのかは判らないけど、
恐らく今日もだれか1人くらいはそのツテでやってきてくれていると思う、

ようこそ!…こ、こんなところへ(^^;)<ばき!

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これはつまり自分から何かのアクションを起こせば新たな接点が出来る、
って事だ。・・・ん?何やらどこかで聞いた話にも通じるような話だな(笑)

人と人との縁ってのはネットのリンクに限らず、万事がそうなんだろうな。

同じ小学校の同じクラスになった偶然で友達になったり、
 同じ通学電車の中で見かけた可憐なコにドキドキしたり、
  何通も資料請求を書いた会社の中の一つに就職したり、
   ふとした偶然で出会った元カミさんに恋して結婚したり、

今から思えば多いなる偶然と、数多くの慈悲と、少しの必然と、
ごく僅かな自分の力で、今の自分は形作られて、ここに「在る」。

そんな当たり前のことを、少し回想した。

そっか、そう考えれば自分の「過去」は排気ガスや古タイヤよりは
まだ価値がありそうだ、自分ひとりで走ってたんじゃないからね(^^ゞ

それに誰もが見捨てた過去のゴミを発掘して研究し有効利用し
価値を生み出すリサイクルするのは自分の本業だしぃ<ばき

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蛇足になるがBlogランキングで順位が殆ど変わってない、ということは
基本的にやってくる人も出て行く人も「一見さん」が多いことを示してる。

人様を呼び寄せるような内容が書けるほど文才も内容も無いから
それはしゃーないが、そういう点ではランキングってのは非情だな(^^;)

 

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