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2005.05.14

麻酔無しだとやっぱり痛い

約半年前の事故で負った顔面の傷痕、その後えらく目立った赤味も
取れて自分自身も鏡を見てもなんとも思わなくなっていたのだが、
先月の一連の怪我の、最後の通院で、医者からこんな事を言われた。

 医者:「顔の傷は、そろそろ半年経ったので、取りましょうか

 ino :「えっ?取る?自分は気にならないし、その必要はないと
     思うんですけど…取るんですか?」

 医者:「inoさんはケロイドが出来やすい体質なので今後肉芽が
     成長して大きくなる可能性があります。そうすると表情の
     引き攣れが起こるかもしれないので傷が落ち着いた今頃の
     小さいうちに取った方がいいですよ」

 ino :「そうですか…うーん…それって健康保険使えます(^^;)?」

 医者:「美容整形とは違うので大丈夫、適用になりますよ」

 ino :「じゃあ(安上がりだ<ばき!)、思い切ってお願いします」

 医者:「わかりました、ではGW明け頃に手術しましょう」

傷痕ってのは、自分が生きてきた年輪みたいなもんだから、それを
取ってしまう、というのは自分の生き様として間違っているような
気もするが、過去の傷に縛られすぎてしまうのは本意じゃない。
それが物理的な傷にしろ、精神的な傷にしてもね。

それに『治療』でないそういう処置は、今まで受けた事がないので
これも人生経験、と思ってやってみることにした。何せ健康保険も
効くらしいし<ばき!

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で、今週、顔面にメスを入れて、顔面の傷痕切除手術を受けてきた。

このとき、ケロイドは対して大きくなかったので、サクッと切って
縫えばそれで終わりだろう、と思ったけど、ちゃんと手術台の上に
乗って寝て、患部だけを露出する丸い穴のあいたマスキングを被せ
られた。

おいおい、なんか本物の手術っぽい雰囲気になってきたな<ばき

 医者:「じゃあ麻酔します、どこか調子悪い所はありますか?」

 ino :「顔が悪いんで、二重にして鼻も高くしてください」

 医者:「…そ、それは、また別の機会にしましょう(^^;)」

執刀は自分が叩いた軽口にも気楽に答える出来た医者だった(笑)

傷痕の周囲に6箇所ばかり麻酔を打ち、その後チクチクした痛みを
感じながら、医者が傷痕の周りを切り開く感覚でそれは始まった。

現状でケロイドはあまり大きな盛り上がりは無かったが、どうも
想像したよりも深く刃が入ってる感じがするな。見えないけど。
そのうち、その切り開いた奥をレーザーで焼き始めた。

『ジジジジ!』と、音がする微妙な感覚と、肉の焦げる香ばしい
髪の毛が焼けるのに似た香りが漂う。なにせ患部は鼻の真横故に
避けようも無い。一体何をやってるんだろう?、その後で顔面が
引っ張られる感じが何度もし始めた。どうやら縫い合わせ工程に
入ったようだ。でも大したサイズの傷痕じゃないのに何故こんな
沢山縫っているんだろう?。患部は麻酔で無感覚なので、周囲の
生きてる皮膚感覚で推察(邪推?)するしかなかった。

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約40分かかって、それは終わった。結構の量の血が出たらしくて
吸引ノズルやガーゼは血まみれだった。執刀医に術式の説明を受け
切り飛ばした傷痕もしっかり見せてもらった。血の気のないそれは
まるで大きなナメクジのような形をしていた。
マジマジと観察すると表皮、真皮、その下の脂肪層までがちゃんと
見て取れた。…なんか皮付き豚バラ肉のカケラみたいだな<ばき

しかし、こんなに深く切り取ったか、ちょっと予想外だった(^^;)

 医者:「元の怪我が深いので挫滅創の肉芽も意外に深いんです」

へぇ、なるほどそういうもんなんだ。しかも中年男にもかかわらず、
その術式は美容整形に準じ手の込んだ方法を取ったとか。レーザー
は奥の血管を焼いて止血すると共に今回の傷痕が目立たなくする
ための処置だったらしい。真一文字の傷痕は以前の事故で潰れて
裂けて剥けた広い範囲を縫い合わせたのと同じ針数かけて縫って
あるらしい。これも顔面ゆえに縫い痕を小さくするための処置、
なんだそうだ。

半年前には見慣れていた、顔面に分厚く貼り付けられた、大きな
ガーゼで左下顔面を覆われた自分のツラに便所の鏡で苦笑いして
から会計に並んだ。

kaogaze


 会計:「inoさ〜ん」
 
はいは〜い、いつもニコニコ現金決済、明朗会計しましょ♪

 会計:「(約3万円:詳細は内緒)になります」

は?へ?さんまんえん?けっけっ、健保効くんでしょ(-◇-;)?

 会計:「ええ、使えていますよ、ご本人様なので3割負担です」

なにぃ?、じゃあ、この傷痕切除手術って、健康保険使えないと
じゅっ、10万もするの?、アレレ?ちょっと待てよ、もっともっと
大掛かりだった左手の骨折箇所固定手術の方がもっと安かったぞ…

どうも顔面の手術は手が込んでいるので少し高いらしい。

ヤベー、そんな金あったっけな、と冷や汗かきながら薄いサイフを
覗いてみたら、偶然だが帰りに自動車税を払うために諭吉君を沢山
用意してた。よって無事に支払えた。あ~あ、どうせならついでに
サイフにも効く麻酔を打って欲しかった(T〜T)<ばき

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顔面の麻酔は約2時間で切れた。さすがに神経の集中してる顔面を
ザックリ切って縫い合わせてあるのでこれは久々にかなり痛いぞ。
…うぅ耐えろ耐えろ。以前の怪我で処方されたロキソニンを飲んで
その夜は凌いだ。

翌日には脈拍と同期した痛みも治まり楽になった。しかし麻酔って
偉大だな、もし無かったら顔面切られたら相当痛かっただろうに…
想像したくないな(--;)

まあ鋭利な刃物で切ってあるから事故ってアスファルトで圧壊した
あの当時よりは痛くないんだろうけど

そしてその日の夜、夕食を作るために包丁でキャベツを刻んでいた。
気持ちよくトントンと切っていて、ついつい調子に乗りスピードを
上げた。そしたら、刃先が左手の親指の先端と人差指の爪右側面を
一気にざっくりと深さ3mmほど入ってしまった。

ぐぉ!いててててぇええ(T◇T)!

まな板にボタボタ垂れる鮮血!慌ててタオルをカセットコンロ炎で
表面を一炙りして殺菌してから切り創を押し付けて、圧迫止血法を
実施した。15分ほどぎゅうぎゅう圧迫したけど、離すとズキズキ!
してきて血が滲み、滴る。仕方ないのでそのまま圧迫を30分ほど
続けていたら、どうにか止まった。

だが指先は脈拍と同期してズキズキと痛む。あたたたた。

麻酔無しで皮膚を切ると痛いんだろな、と確かに思ってはいたけど、
我ながらなにも実践することは無いだろうに・・・間抜けだ。反省。
幸か不幸か、顔面用に化膿止めを飲んでるから指も大丈夫だろ。

 

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「心と体」カテゴリの記事

コメント

がみ@見積もりでお客にモンク言われて鬱  です。

 おニューなプレイをご堪能中のようですね
でもケロイドって肉芽の増殖で広がるとはシラナンダ。
 肉の芽の暴走なら知ってるけど・・・(by荒木飛○彦)

 昔は知らないけど今って手術なんかで切り取った組織は説明で見せるのね。
 先日父が手術で組織とった時も患部見せながら説明してくれたのは記憶に新しいわ。

 アタシも今の内に副乳とっちゃおおうかしら・・
ちなみに余は♂であーる

投稿: がみ | 2005.05.16 00:39

inoさーん。。。

だいじょうぶですか。
顔の傷もさることながら手の傷もとっても痛そう。
痛がりの私としては、
聞いてるだけで、見てるだけで、痛いです。
ケガらしいケガってしたことないから
そんな痛そうなの想像できないよ。

麻酔が効いていても、
メスを入れられている感触ってなんともいえないでしょうね。
痛くはないかもしれないけど、
なんだか嫌な感触なんだろうなあ。
エコーをとるときのヌルヌルを塗られているときとか
点滴中の針が刺さっている状態とか
痛くはないけど気持ち悪い感触って私ダメです。
助けてー…って、いてもたってもいられなくなる。

指先は特によく使うから何しても痛むでしょう。
確かすごく早く治る絆創膏があったはずですよ。
なんていうんだったかな。
値段が高いんですけど、水仕事しても痛くなく平気だと聞きました。
薬局で一番高い絆創膏を是非探してみて下さい。

inoさんの痛みが一日も早く癒えますように心から祈ってます。
それにしても、ここんとこ痛み続きですねぇ。
もう痛いことありませんように。

投稿: なお | 2005.05.16 17:56

笑ったり、大口開けてメシを食ったりすると顔面は痛いし、
PCのキーボードを叩くとまだ指先は痛いけど、今は生傷的な
痛みはありません。(実際は正真正銘生傷ですけど(^^;))
人間の(生物の)自然治癒力と環境適応能力は凄いですね。


がみさん:

最近ニュースで言ってましたが40代で定食につかず
プラプラする「中年ニート」なる輩が登場したらしいです。
お互いそうだけはならないように気をつけましょう(^^;)

ケロイドは正確には「肉芽」じゃないのですがBlog表現の
便宜上そういうように書いています。
切り出した患部は自分から頼んで見せてもらいました。
「自分から分離した生きてる自分自身」ってのは滅多に見れませんし(^^;)

 
 
なおさん:
・・・すみません、いつも「痛い表現」ばっかりしてしまって。

もっと明るく楽しい話題をUPできればいいのですが、
最近は貧乏ネタだったり、自虐ネタだったり、乗り物ネタばっかり、
・・ですね(^^;)

今は痛み止めも飲まずに過ごせています。端から数ミリ
切り落しかけた指先も、今ではどうにかくっついているようです。
水仕事や油仕事、薬品仕事や昼休みの裏庭開墾作業は
さすがに控えたり手術用の薄いゴム手を装着せざるを
得ませんが、怪我したのが左手なので日常生活も大丈夫です。

「創が治るバンソウコウ」と同じ素材のシートは、以前の事故で
今回取った挫滅創の周りに皮膚を削ったズルムケ傷を
何箇所か負ったのですがそこで使いました。
たしかに効きます。張ってるだけで患部から
リンパ液が滴るほどガンガン出て…おっとっとまた「痛い話」に(^^;)

こうやっていつも怖がらせてしまってるのに、
そんな自分を心配してくれてありがとう(^^ゞ
肉体的痛み以外にも色々あってちょっと弱ってる
時だったのですがそれもあって凄く嬉しいです。

なんか「痛いの痛いの、飛んでけ〜!」
って言ってもらった気がします(^^ゞ

 


投稿: ino | 2005.05.16 23:12

inoさん。

少しずつでも傷が回復?快復しているようでよかったぁ。
もう、すぐによくなりますよ。

最近、なんか嫌なこと・・・あったんですか。
辛いことがあったんですか。。。
ここはぼそっと独り言をつぶやく場所だと思ってるので
弱音や愚痴やぼやき、全部吐き出して下さいね。
我慢はカラダによくないです。

私は自他共に認める(!)体も心も弱い人間ですが、
そんな情けない自分を自分だけは見放しちゃいけないなあって
最後まで付き合っていかなきゃなあって思ってます。

つらいよぅーって声をあげても
どうにもならないことってあるけど、
溜め込むよりはいいかも。
泣きたいときは泣くが勝ちさ。

なんか、的外れだったらゴメンナサイね。

投稿: なお | 2005.05.17 09:02

 
中年ニート・・・・イイカモシンナイ

今ちょうど製図の合間にこれ書いてます
今日は曇りだったんでそんなでもないですが、
これが晴れだったら仕事なんぞホッポリだしてお外に遊びに行ってた事でしょう。
晴れなら自転車もキモチイイし、愛車のビアンキでGOGO!!

森の中にいると社会に出るのが馬鹿馬鹿しく感じるんだよ。

投稿: がみ | 2005.05.17 22:01

なおさん:

人間、生きていれば・・・いろいろ在りますね。
楽しいことはもちろん、辛いことも、悲しいことも。
そのバランスが取れていないような状態に自ら陥ったり、
自分の意志でどうにもならず何かに追い込まれたり…

仮にそうなっても、それでも生きるって事は大切です。
何があろうと、辛くても、それでも「生きてさえいれば」・・

チョイ前にそのあたりを考えさせる出来事がありました。
このネタはすぐUP出来そうにないので、しばらく寝かせて
冷静に考えられるようになったら…UPするかもしれません(^^ゞ

------------

がみさん:

中年ニートってのは、40歳越しても親の金で生きてるらしいですぜ。
さすがに自分らは何があってもそんなことはしないでしょう。

日常が辛いとき、絶えがたい時は、非日常に逃げても、いいですよね。
でもそのまま非日常に居着いて日常になってしまってしまったら、
今度はそこが過酷なバトルフィールドになってしまう。
だから現実という日常が辛くても、ヒトはそれでもまた、
「日常」に戻って日々を闘うのでしょう。

うっしゃぁ!自分も頑張って生きねば!p(^◇^)q

近々にUPしますが、次回の現場出張が確定しました♪

 

投稿: ino | 2005.05.18 19:46

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