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2005.06.16

ダブルチャンス到来

自分が外貨預金でちょっとだけ冒険しているのは以前UPした通りだ。

あの後、外貨相場はさほど劇的な変動も無く、じわじわと下がるUSDを
コツコツ買い増して、手持ちの平均買価の低減を図るしか出来なかった。
まあ一時は104円位まで落ちたので、そのおかげでUSDの平均買価を
かなり引き下げることが出来たけど。

実はそのUSD、一番最初に勢いで購入した外貨で、外貨取引のコツ、つまり
自分なりのノウハウを確立する前に、1000ドル単位でドカン!と買ってしまい、
その後相場が下がってしまって、どうしようもなく塩漬けしていたのだ。
つまり、ドルの失敗経験がその「ノウハウ六か条」を生み出した源の一つ。

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で、NZDやAUD、EURではその失敗を生かして各々数千円ほどの為替差益を
得る事が出来た。だがその間もUSDは我慢の希釈買い増しするしかなかった。
相場が(正確には銀行の手数料が1円乗った額が)手持ちUSDの平均買価を
0.2円下回ったら、1万円分追加購入、みたいな感じでコツコツコツコツ…。

いつかはUSDは上がる、そのタイミングが来るまで、じっと我慢するんだ。
なにせ外貨預金は、買価を下回る相場で売らない限り損はしないのだ。
あとは、どれだけ手持ちの資金を注ぎ込み続けられるか、その資金力が
長く持続させられるか、つまりそれが出来る奴だけが相場が上がった時に
勝利するのだ。

つまり、短期間で一度に沢山の額を売買するのはあまり賢くなくて、
一度の売買が小額でも構わないから長いスパンで考え相場を見て
安ければ買い増す、高ければ買わない、を細く長く継続するのが、
少なくても確実に利益が得られる鉄則
…だと思うけど合ってるかな(^^;)

…と大見得切ったものの、所詮は小心者で庶民な自分は、外貨遊びの
上限を総額で100万円、一つの外貨の上限は50万円、というマイルールを
定めてあるので、その小さい安全な枠の中でチマチマ勉強してる最中(^^)

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で、毎日欠かさず円相場ウォッチをし続けていたら、ここ数日でドルが急騰!
なんと109円超!この相場なら手持ちのUSDを売って確実に利益が出せる。

うっしゃ!ずっとこれを、この時を待ってたんだっ!

とは言え、手持ちのドルをいきなり全部は売らないよ、なにせ以前AUDで
一度痛い目に逢ってるから。AUDが利益確保出来る相場になった時に
初めて利益が出せると思って、ついつい慌てて全額を売ってしまったのだ。
だがその数日後、相場がそこからさらに2円も上がり、その滅多に無い
好機をただ指を咥えて見る憂き目にあったのだ(T◇T)

だから、買う時がコツコツ…だったように、売る時もコツコツ売るのだ。

まず様子見で$100売る。その後一度売った相場より0.1円上がったら
$200、ほぼ同等だったら毎日$100ずつ売る、0.2円下がったら一旦中止、
それが2日続いたらまた$100売って様子を見る・・・ってな具合。

そんな毎回の売買で得られる利益は$100あたりで僅かに120〜180円。
手持ちのドルの総額や、売買で動かしている額からすると微々たるもんだ。
だけど円普通預金の利息で言えば200〜300万を一年間預けた時に
相当するのだ。決してバカには出来ない。なにせ、それだけの金があれば
人は一食余裕で食えるのだ。

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…とまぁ、今回のUSD高騰のおかげで、遊んでみた全ての外貨でようやく
利益を出すことに成功!

いやー、ドルはもう見切って売っちゃおうかと悩んだけど、安値で見切って
損切りするタイミングは、その外貨を予算上限まで買い増し希釈し続けて、
予算を使い切ってしまい、他の外貨を回して利益を出すチャンスが
そのために生かせないような事態になった時。
そこまでは相場が下がった外貨は希釈買い増しを続けるべきなのだ(^^ゞ

うーん、そうなると、軍資金の上限が100万ってのはちょっと少ないのかな。
外貨取引で得られる利益って、動かす資金の1〜2%くらい。つまり100万を
動かして得られる利益が1万としたら、200万を動かせば倍の2万だもんな。

…よし!、外貨取引にも少し慣れてきたし、明日にはボーナスも出るから、
外貨遊びマイルールを改訂して予算を倍増してみっかな。毎月余る給料を
機械的に備蓄したってどうせ老後の生活費くらいしか使うアテが無いし(^^;)

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ちなみに時系列は逆だけど、USDが高騰する前、EU憲法をフランスが
批准しない、という国民投票の結果がニュースで流れ、それ以降EURが
下がり始めた。オランダも否決してその下落傾向が鮮明になった。

手持ちのEURは以前利益をきっちり出しながら多くを売ってしまったので
400EURしか持ってなかった。その平均買価はこの相場より数円も高い。
よし、今がEUR購入のチャンスだ!と、5月末頃から日々相場を眺め、
前日より安ければ1万円〜2万円ずつ、とコツコツと買い増しし始めた。
今は相場が下げ止り、逆にちょっと値上がったので小休止中。

USDで予定の利益を確保したら次は、EURで稼がせてもらうぜ(^^)<ばき

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今はこんな感じで世界情勢を眺めつつ「ミニミニマネーゲーム」満喫中♪
おかげで自分のサイフが国際ニュースや経済ニュースにリンクして増減する
感覚がよく分かる。

また天候が乱れると野菜の値段が上がったりするし、肉や玉子もニュースに
連動して値段が変わる。持ってる車やバイクの価値は日々下がりつづける。
つまりどんな物の価値も、手持ちの円の価値ですら、毎日確実に変動してる。
金銭的価値だけでなく、万物が日々刻一刻と変化し続けている。

つまり変化(変動)があればそこには何らかの「チャンス」が必ずあるって事だ。
要はその波をいかに敏感に察知して、そしてその波に確実に乗る事が出来れば
誰でもいつでも、「どこにでも無尽蔵に存在するチャンス」を掴めるって事だ。
出来なければ、それが何時までたっても「チャンス」と気付かず終わってしまう。

…こうやって書くと、相場だけでなく実は万事がそうなんだろうな、
例えば「儲ける」事だけじゃなくて「男と女が出会う」なんかもね<ばき
 

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

inoさん。

豪ドル上がってますね。
ニュージーも上がってますね。

でもそれ以上に金価格が上昇してます。
15年ぶりに1600円つけました。

日経読んでも原因については
特に触れられてなかったので
なんでなのかはよくわかりませんが。

ところでinoさんは朝日新聞きらいなんですね。
どうして?と素朴な疑問です。
ちょっと左系だからですか?
NHKと派手にやりあったから?
まさかね。

投稿: なお | 2005.06.21 12:53

なおさん、もしやそれは、近年に訪れると言われている
「インフレ」の予兆では・・(-_-;)

自分の老後対策のメインたる個人年金はインフレリスクが
高いので少しずつインフレに強い物にシフトさせて行かねば。

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自分が朝日新聞が嫌いなのは、親中、親朝、反日に
偏った主張を繰り返す所もありますけど、それよりも
嫌なのは今の中国と同じで明らかに悪いことをしても、
そしてそれが判明しても一切謝ることをしないからです。

例えば日本の歴史教科書が政治問題になったのは
朝日新聞の誤報(捏造)がそもそもの発端でしたし、
従軍慰安婦という戦後の造語が出てくる某氏が書いた
フィクション小説を史実のように取り上げて国際問題化
させたのも朝日新聞です。

最近ではとある小説にある戦艦大和沈没時の救援艦での
「手首切り」をこれまた、さも史実のように取り上げたらしく
その体質は全く変わっていません。

NHKの問題も、どうやら朝日が一方的にでっち上げたようですが
それらや、前述の報道を自ら一切検証し、それが正しかったのか
誤っていたのかを冷静に判断しようともしないし、明らかに
誤報であっても、それを認めようとしませんし、訂正記事も
出しません。

実は以前もNHK問題と似たようなことをやっています。
長良川の鮎遡上問題でもこういう問題を報道で引き起こしました。

http://www.mlit.go.jp/river/topics/mado/right.html

ここを冷静に最初から見て行くと朝日が結局伝聞と推論を
検証せず記事にしたことが分かりますが、途中でだんだん
その論点をずらし話題を自分が責められる側からはずそうと
画策しますが、結局NHKの時と同様に、議論で勝ち目が無いと
みるや、難癖をつけて論戦を放棄し逃げ出しています。

こういう所が総領事館を破壊しておきながら開き直って
一切謝らない見苦しい中国や、ニセの遺骨を送りつけて
ばれるや責任転嫁して開き直り日本を非難する北朝鮮に
…偶然でしょうか?あまりにも似てます。

新聞が売れる政治的センセーショナルなゴシップを作り上げ、
それが誤りだと指摘されたり、やりすぎだと非難されると
ただ自分の正当性だけを訴えたり、報道の暴力を自由と
都合よく言い換えたり、真正面から勝負せず論点をすりかえて
ともかく自分の責任逃れだけは誰よりもきっちりする、

…そういう新聞だから大キライなんです(苦笑)
 

投稿: ino | 2005.06.21 22:41

inoさん。

インフレ?!
ハイパーインフレの予兆ですか?
デフレの次はハイパーインフレかぁ。
で、その次はデノミと続く・・・。

日本の財政は貧窮状態ですから
仕方ないのかも。
やっぱり外貨は必要だー。
デノミになったら金は更に強いし。

朝日新聞、大変勉強になりました。
私は子供の頃からずっと朝日で育ってきたので
朝日の視点でしかニュースを捉えてなかったと思い知りました。
働いてからは日経が加わったのですが
同じ系列ですよね?

お勧めがありましたら、教えて下さい。
但し、読売はパスです。
ワタツネさん、個人的にどうも好きになれないんで。

投稿: なお | 2005.06.22 17:18

なおさん、ハイパーインフレ、今の状況を見てると
自分が生きている間に一度はありそうな気がします。

その時のために、あちこちリスク分散しておく必要が
ありそうです。まだまだ勉強しないと(^^)/


朝日新聞にもいいところは沢山あると思います。
でもそれは例えるならば、こういう伴侶みたいなもんです。

「いつもはいいダンナだけど、たまにキレて暴力をふるう」

人によってはそれでもいい、いつもがよければ、許せる、
と思うかもしれません。でも自分はたまに振るわれて
その後反省もせずただ開き直られる「暴力」にどうしても
我慢出来ず、結局新聞社として容認できませんでした。

オススメはあまり無いのですが、強いて言えば地方紙ですけど、
東京新聞ですかね。基本的に朝日と同等のサヨク系な新聞ですが
ウヨクな自分からみてもまっとうなサヨク的記事がたまに出るので
「へぇ、なるほど、そういう見方もあるね」と関心します。

http://www.tokyo-np.co.jp/

読売は以前3ヶ月だけとって、三文判で勝手に
契約を更新され販売店とモメにモメたので自分も
パスです。紙面はウヨク系ですね。

朝日新聞の対極である最右翼な産経新聞は珍しく
「謝れる新聞社」です。その点では潔くて好きなんですが
たまに事実を右側に都合よく改変したり、サヨク攻撃
記事が多かったりするのであまり薦められません。

ただ社説だけは、各全国紙の社説のリンクを設けて
自分らの主張と他紙を比較してくれ、という潔さが
あって、そこは自分の朝のネットサーフィンのポータルに
なっています。

http://www.sankei.co.jp/news/editoria.htm

ここで2週間ほど全紙の社説を読みつづけると
同じ出来事をこうも違った視点で見ているのか、と
びっくり出来ますよ、これはオススメ出来ます(^^)
 

投稿: ino | 2005.06.23 23:41

inoさん。

たまにキレる旦那・・・サイテー。
そっか。そんなのとずっと同居してたとは。
思わず吹き出してしまいました。

確かに、社説の書き方や記事の取り上げ方に
偏りがあるというのは認めますし、
権力に対して、強いものに対して、
徹底した反骨精神みたいなものを感じてましたけど。
それは本社が大阪だから?ちょっと阪神びいきだし、
そうなると当然、東京の読売巨人軍に対する見方は手厳しくなるわけで。
そういえば、ワタツネじゃなくてナベツネ?さんだったかも・・・
失礼しました。

新聞をネットで見ることは経験ありませんでした。
なるほどねぇなかなか面白い。
どうもありがとうございます!

投稿: なお | 2005.06.24 18:09

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