食費を削りたければイモを食え
最近はどうも以下のように20代で節約生活が静かなブームとなっているらしい。
参照リンク:年収300万円で年100万貯める 20代のマネー術
年収が300万もあれば年間100万ぽっちの貯金なんてわざわざ節約生活しなくても
普通に遊んでいたって誰でも余裕でクリア出来るだろうになぁ。平均年収150万の
フリーターと同じ暮らしをすればいいんよ、それで税引き後100万は楽勝。
でも本来は借金してでもたくさん遊んだり学んだり旅したりすべき世代の若者が
自分のやるようなみみっちい節約術で小銭を貯めるのは何か間違ってる気もする。
自分が若い頃同世代の連中と同じように全く遊ばず(=遊べず)それが出来なくて
人生の裏街道を生きる今となってはもうやり直せないだけに、余計にそう思うのだ。
でも若いうちから「貧乏ワクチン」の接種を受けておけば、今後もっと貧しく
なっても、ホームレスでも生き延びれるよ。頑張れよ、ワカゾー君たち(^^)/
そんな若者からみたら人生の反面教師であろう自分から、ひとつ知恵を授けよう。
「地面を確保し、耕し、イモを植えよ」
つまり貧乏生活の真髄は土の中にある。
決して、決して自分のようにガス代をケチりアウトドア用フットポンプシャワーを
日常生活で愛用するようなシミったれた事はしない方がいいぞ<ばき!
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二年前に離婚して一人暮らしに戻り、新たな生きがいを見出すための試行錯誤の
一環、もしかしたらダメ出しされつくした自分自身を罰するための懲罰として?
そして実利ある貧乏節約生活の一つとして、庭を耕し野菜を植えて育て、それを
収穫して食うことを始めた。葉っぱを食う野菜は虫にやられる、実が生るものは
鳥にもやられる、だけど根菜は大丈夫、しかも主食として食い続けられるのがいい。
冬にジャガイモを植え、初夏に収穫し、初夏にサツマイモを植え、秋に収穫。
そんな二毛作を庭先で実施し、それなりの成果を得るに至った。最近収穫した
ジャガイモはトータルで約15kgほどになった。昨秋はサツマイモがトータルで
約60kgほど取れた。サラリーマンが遊び半分で挑む家庭菜園でもこれだけの量が
収穫できれば十分趣味を通り越し、目に見えた食費削減効果が期待出来る。
家庭菜園は高い種や苗を買いベランダに置いた狭いプランターで挑んだりすると
かえって割高になる事もあるので注意が必要だ。より確実な実利を得るためには
自分の経験上から最低でも1平米くらいの面積の地面がほしい。
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で、今回はたくさん取れたジャガイモをどうやって食っているのかを紹介しよう。
題して「バツイチ男3分クッキング・庭の新ジャガ編その1・ハッシュドポテト」
カレーや、ジャーマンや、グラタンや、ポテトサラダや味噌汁やら誰もが
日々食すようなありふれた料理を紹介しても何の意味も無いと思うので、
あまり人がやらなそうな、でも誰でも簡単に出来る方法を紹介してみる。
1・下ごしらえとしてジャガイモの皮を剥く。
無農薬だから皮ごと食ってもいいんだけど、庭で取れたジャガイモは
表面が「そうか病」にやられているので洗っても土が完全に落ちない。
だから全部剥いてしまうのだ。
ino :「ほ〜れほれほれ、ヨイではないかヨイではないか、ムフフフ・・・」
イモ:「あ〜れ〜、お代官様、ごムタイなぁ!」 くるくるくるくる〜♪
リンゴのように、一度も皮を途切れず皮を剥くなんてのはお手のモノさ♪
2・細切り用フードプロセッサーで、皮剥き後のイモを細く削る
大根のように包丁で千切りしてもいいけど、今はこういう便利な台所
用品があるから、それを使わないと損する。あ、指先は削らないようにね。
シャカシャカシャカ♪と全部細切りにしてしまう。ちなみにこういうものが
無ければ大根おろしでイモを全部摩り下ろしてしまってもかまわない。
3・処理したイモをそのままフライパンに投じ、薄く広げてそのまま焼く
本来ハッシュドポテトはツナギとして小麦粉とかを使うんだけど、
参照レシピ:ハッシュドポテト
新ジャガをオロシたりフードプロセッサーで細くすると、イモだけで
ツナギは不要だ。なお焼く際はどうしても油が必要になる。これは
普通のサラダ油でもいいけど、マーガリンやバターの方が風味や
塩味がつくので美味い(^〜^)。特に油分の多いマヨネーズなんかは
塩味だけでなく焼きマヨネーズ風味がつくのでオススメ。
ここで削ったイモが分厚くて、油分が少ないとしっとりしたパンケーキ風に、
イモが薄くて油分多いと薄生地ピザのようなぱりぱりとした食感になる。
今回は油分&味付けとしてマーガリンを使い、具はナチュラルチーズを
加えた。焼く前に事前に塩コショウをしたり、マヨネーズと和えたり、
本来のハッシュドポテトのように刻んだベーコン等の具材を混ぜてもいい。
4・両面焼いて完成。題して「ジャガイモのピザ台座風焼きチーズ風味」<ばき
焼けたチーズの風味も美味いが、とろっとした溶けたチーズを楽しみ
たければ、焼きあがる直前にチーズを上に乗せるといい感じになる。
さらにその溶けたチーズにほぐしたタラコなんてトッピングしたら最高ゥ♪
これをこのまま食ってもいいけど、これをベースとして本物のピザ風に
仕上げてみたり、お好み焼き風にしたり、分厚くしてパンケーキ風に
してみてもいい。なお分厚くする場合は、焼くときに目玉焼きを蒸す
要領で大さじ一杯の水を加えフライパンに蓋をして水蒸気で全体に
熱が廻るようにしないと、中が生焼けとか言う事態になるので注意。
…と、まあ上品でハイソな人には薦めれない土くさい簡易料理だけど、
自分は食パンの代用食としてイモさえあれば特に朝飯にこれをよくやる。
この程度の手間ならば、サラリーマンのあわただしい平日の朝であっても
自愛弁当を作りながら簡単に出来るからね。
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ちなみに夕飯でも主食に代替る代用食として食うことが多い。
今日もそうだったけど、米:ジャガイモ=1:1のイモご飯を炊くのだ。
普通に米を炊くように研いだ米に見合う水量に合わせ、そこに
1〜2cm角に切った皮を剥いたジャガイモを放り込み、普通に炊けばいい。
あらかじめ軽く塩を振るとイモが美味くなる。またバターやマーガリンを
適量投じて炊いても美味い。さらにさらに、一緒に塩鮭の切り身やアラを
放り込んで炊くとオカズいらずの「ジャガバター・鮭ご飯」となる。
塩鮭が手に入らない場合、生鮭とかの場合は塩を足すのを忘れずに。
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今はジャガイモが旬なんで安い。だからわざわざ自家栽培しなくても
安価で沢山ジャガイモを入手することが出来る。さあチャンス到来だ!
節約自炊を心がける迷える若人よ、21世紀の自炊は米でなくイモを食うのだ(^^ゞ
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