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2005年9月

2005.09.29

「十三里」の前に、まずはコレ

自分は自称拝火教徒だが、基本的には人知を超えた偉大なる大自然を敬う

だから、乗り物以外の生活は、極力抑えて無駄なエネルギーを使わずに、
自然の偉大さを実感しつつ生活出来たらいいな、と思う。その究極の姿は
恐らく「ほぼ自給自足」だろう。だからそれを気取って庭で野菜を育てて
それを育てた自然に感謝しつつ、それを食ったりしてる。

だが、そんな自分はある意味で目指すそれとは完全に相反した存在である
中年サラリーマン」という職を持ち、そこで得たカネで日々生活している。
完全にベクトルが異なるそれと「自然人」として生きる事を兼ねるのは
とても難しい。だから自分は電化電子製品に囲まれた都市生活者としての
生き方も望むし、また趣味人として乗り物を満喫したいとも思う。

今の自分の暮らしは完全に相反するその二つの生き様の交点なんだと思う。
でも、出来る事なら極力前者側になるように踏ん張って生きていたいな。
そんな暮らししてたら農家の長男より嫁探しが難しいけど(T ◇T)<ばき

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そんなこんなで、自分は普通の現代人よりは「食料」に敏感だと思う。
それは「グルメな料理」じゃなくてあくまでも「生きるための食料」の事。
以前UPしたようにヒガンバナが食える、ということに感動するような人間は
世の中にそう多くないだろう(自爆)

でも、あらゆる人間がそれをせずには居られない三大本能の一つである所の
「食う」って事はその意味や連鎖を考えるだけで一生瞑想し続けられるだろう、
奥の深い事なのだ。人はなぜ食うのか、なぜ生きるのか、そもそも命は何か、
自分の命が他の命を奪うことで成り立っているのはなぜか、そんな自分の命は
これからどう使えばいいのか、未来に命を繋げないイビツな存在の自分は
どう自然に貢献して、最期にどうやって自然にこの命を返すべきなのか…

自分が敬愛して止まない大自然は、人間が生きて行くために必要な食料を
あちこちにちゃんとちりばめて用意していてくれる。人間だって動物だから
本能的に死なないために何かを食わねばならない。もし小奇麗で衛生的な
調理済みの食材が無ければ食えない、とても生きられない、というのなら
残酷なようだが、そいつは死なねばならない。

自分自身が生き残るための闘いを放棄したら、他の生き物が生きるために
命を提供して「命の襷」を渡すのが「大自然の原理原則」だから。

ハイソで上品な料理や、レトルト食材、スナック菓子ばかり食ってる人や、
加工することで動物の肉を食っているというイメージを抱かせない食材、
例えばフィレオフィッシュバーガーや、チキンナゲット、魚肉ソーセージを
食う人は、こういう事を考えながら食っている…訳無いだろうな(^^;)

残念ながらそんな事を考えながら生きている人を自分はそう多く知らない。
おっとっと、前フリが長くなりすぎた、本題に入ろうか。

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暴力的な暑さを鼓舞し続けた熱帯夜も9月の秋の声を聞きおとなしくなり
柔らかで澄んだ虫の音を聞きながらスヤスヤと眠る自分の枕元に我が家の
生活には欠かせない(貧乏)神がまた立って、そして自分に告げた。

 (貧乏)神:「…ino、久しぶりじゃ、相変わらずみみっちく生きてるのぅ」
 ino   :「おおカミよ、先日はむかごを賜りありがとうございます(-人-)」
 (貧乏)神:「よいよい、さてinoよ、そろそろあの季節がやってきたのぅ」
 ino   :「イモですね♪、でもイモはもう少したってからの方が…」
 (貧乏)神:「いや、イモの前に食う物があるのじゃ、ほれ、アレじゃよ」
 ino   :「庭には今食えるのはシソくらいしかありませんが…?」
 (貧乏)神:「オヌシの庭だけが食材を得る場でない、さあ外に出よ!」
 ino   :「外っていったい何処ですか?いったい何の事ですか?」
 (貧乏)神:「それはイモ畑から16km手前にある…トゲには気をつけよ…」
 ino   :「あぁっ、神様ちょっと待った!せめて何か一つヒントを!」
 (貧乏)神:「…柿は8年じゃが、それは3年じゃ、検討を祈る…サラバじゃ」
 ino   :「16km手前?トゲ?柿は8年?・・・ハッ!それはまさか・・・!!」

              BGM:「Let it be」 by The Beatles

・・・と、言うのは以前同様たった今、適当に考えたウソだ:-p<ばき


ある日、秋ならではの無料でget出来る食材を求め自分は某所にくり出した。
ここは「大地の恵み」が豊富にある穴場なのだ。だから場所はナイショ♪
当然だけど、立ち入ってはいけない人の土地じゃないのでご安心を。

太陽光をいっぱいに吸収するために大きく枝を伸ばし葉を茂らせたその木の
下には、ハリネズミの死体がゴロゴロ(ToT)、じゃなくて「毬」が落ちていた。
その「毬」は裂けていてその隙間からそこに収まりきらないくらいパンパンに
膨れ上がった茶色い木の実が見え隠れしている。これが今回のターゲットだ。

kuri1

そう、それは秋刀魚に匹敵する秋の味覚、だ(^^)♪

落ちている毬栗(イガグリ)を踏んづけて裂き、中から丸々と肥えた栗を拾う。
その作業中にも風にあおられた枝から、巨大なイガグリがボロボロと落ちる。
頭に直撃を受けるとタマラナイので、愛用のドカヘルを被らねば危険な程だ。
そんな作業を15分ほど続けただけで大量の栗を拾うことが出来た(^^)/

一人が堪能出来る量があればいいのであまり欲張る必要はないのだが
でも栗拾いはやっぱ楽しい♪、しかもどんなに拾っても無料だと思うと(^^;)
もう一個、あと一個、と拾ってしまう欲が出た。あ〜〜!楽し〜〜〜ぃ♪

その時の栗がこれ。この栗丸々と肥えていて一粒一粒がスゲェ大きいのだ。
  ↓                         ↓
kuri2

右画像の右上の小さい丸は100円玉。携帯電話とも要比較(^^;)
これだけ栗があったらそりゃもう「栗ごはん」を炊くしかないっしょ(^^ゞ
いつもパスタやらジャガイモやらを入れる代用食も今夜はクリクリぃ♪
自分の炊き方は手間をかけないチョー適当な方法だけど、一応UPしとこう。

 1)栗をまず煮る。弱火で2時間ほど煮込むと鬼皮も渋皮も手で剥けるのだ。
 2)茹でた剥き栗をオーブントースターで軽く炙り粉っぽい表面を固める。
 3)もち米と白米を適当にブレンドして研ぎ、炊飯器の規定水量にする。
 4)その中にオーブンから取り出した栗を投じ適当に料理酒と塩を加える。
 5)炊飯器で当たり前のように普通に炊く。

・・・こ、これで完成(^^;)

ちなみに2)で焼いた栗は、当日使わず、翌日栗ご飯に使うことも可能。
ここ数日そんなこんなで帰宅後栗ご飯を炊きながら栗を茹でて、食後は
翌日用に茹で栗を寝るまで毎日毟っていたのでBlogの更新が滞っ<ばき

さあ栗ご飯は堪能したから、これからは別メニューに挑戦するべ。

とりあえず簡単な渋皮煮あたりから始めよう。栗の皮を剥くのは得意だし
重曹の在庫はあるし、ヨーグルトに付いてきた砂糖も沢山あるしね(^◇^ゞ

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自分はこうやって、季節感のある食材を自力で育てたり、自然に生えてる
それを取って当たり前のように食す。だがこういう話をたまに人にすると、

 他人:「なんてあなたは貧乏ったらしい暮らしをしているの!」

と驚かれたりすることがあり、逆にそれを見てこっちが驚く(苦笑)

どうも「道で落ちているゴミを拾って食っている」というイメージらしい。
こうやって自然に生っていたり、生息しているものを取ってきて食う、
という風習は大昔からごく当たり前にあったはずなんだがなぁ(._.)?

例えば春にそこら辺に生えるツクシを取ってきて煮付けて食べるとか、
ヨモギを取ってきて草もち作って食うとか、初夏に海岸に行ってアサリを
取る潮干狩りとか、秋に木に生るアケビを取って食うとか…それ不思議?

確かに地面に落ちた木の実を拾って食うのは縄文時代の食生活と同じだし
庭でイモを栽培してそれを収穫して食うのは弥生時代の食生活と同じかも。
でもそれとほぼ同じ行為を今やって何が悪いのさ、同じ人間じゃん(^^;)

お上品な貴女らが食うモンブランやマロングラッセのように加工されてる
栗もこうやって山で太陽を浴びて大地から水分を吸い成長した木の実だよ?
それを育てた木を見ずに、落ちたイガ栗を自分で割らず、自分で調理もせず、
最終加工されたブラックボックスを食うだけ方が、長い人類の歴史でみたら
よっぽど奇妙キテレツな風習だと思うぞ。

…こんな事ばっかり言ってるとますます再婚が遠のくな(T◇ T)<ばき

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さて、栗の後はこれよりウマいと称される「十三里」の収穫が控えてる。
でも蔓はまだまだ元気に葉っぱを出してるからもう少し様子を見て、
10月中頃に掘り出してみよう。今年はどれだけ取れるかな?わくわくするな♪

しかしホント、秋って(食材が沢山無料get出来て)いい季節だなぁ(^^)<ばき

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2005.09.25

不吉の花は古の知恵で守られる

ちょっとしたメンテをするだけで各種イモ類を育み貧乏節約生活を助けてくれ、
通常だったらとても維持できない沢山の単車を収納し趣味を満喫させてくれ、
カナヘビやバッタ、コオロギやドウガネブイブイといった沢山の小動物が生きる
狭いなりにも楽しい我が(借)家の庭の、ある特定の部位にはこの季節になると
それまで何の兆候も見られないのに突然ニョキニョキと長い芽が伸び始め、
そして突然赤い花が咲く。

higan

「暑さ寒さも・・・」で有名な彼岸花(ヒガンバナ)。庭の中だけでなくこの地域で
この花が咲いているのはあまり見かけないから、恐らく前の(またはもっと前の)
住人が植えたのだろう、全く身に覚えが無いのでボクの子じゃないよ(^^;)<ばき

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ここに引っ越してから最初にこれを見つけた時は、朝起きた時に庭のど真ん中に
突然赤い花がたった一輪だけ見事に咲いていて、何か不吉なことが怒る暗示じゃ
ないか、と、メンタル面がまだ不安定な時期だったんでネガティブに考えたもんだ。
でも今はこれが生えてくるのは待ち遠しい。だって、雑草が付ける花も大きな花も、
やっぱり花ってのは綺麗で、綺麗な花を目にするのはそれだけで楽しいからね(^^ゞ

この彼岸花、花をつける前に地中からすっく!とノビノビ立ち上がる芽が
まるでニンニクの芽のようで、いつも食えないのかな、などと思っていた。
でもヒガンバナは都市伝説的に毒がある植物としてよく知られている。
とはいえその毒はスズランやチョウセンアサガオのような猛毒ではない、
…という所までは化学屋としての基本知識としては知っていた。

でも、つい最近分かったのだけど、なんとこのヒガンバナ、実はいざという時に
食うために栽培しておく、という「救荒植物」なる由緒正しき非常用食料と
して日本中に広まった、という説があるらしい。

根っこにあるアルカロイド系の毒素は水に晒せば抜けるので、飢饉の時とかに
食った、という話は何かで見たことがあったけど「救荒植物」という素晴らしい
ネーミングは今回初めて知った。オレは利便性のみを追求した現代文明に
完全に浸りきっていて「本当に生き延びるための必須知識」が欠落していた!

恥ずかしい&情けない&深く反省&チャンス到来&勉強勉強(^◇^)♪

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つまり、ここにヒガンバナが咲いているという事は、いざという時の食料が
地中に常に埋まっている、という事であって、つまりそれは一種の食料備蓄
きっちり確保してある、という事でもあるわけだ。

そうするとこの花、ある意味で自分の庭に最もふさわしい花なんジャン!
ある意味偶然とはいえ、これは咲くべくして咲いてるのかもしれない。
我に食料を与え賜もうた(貧乏)神様、感謝します…(-人-)南無阿弥陀仏

…しっかし自分っていう男は生涯の伴侶には結局恵まれなかったけど、
こういうモノにはホント、縁が嫌と言うほどメ一杯あるなぁ(--;)<ばき

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でも、そんないざという時に命を繋いでくれるありがたい植物であるはずの
ヒガンバナには毒とか、不吉、とかいう悪いイメージばかりがあるんだ(._.)?

もしや、「ヒガンバナには毒があるから触れるな」、「不吉な花」とかいう話の
真の意図は実は「これはいざという時の食い物だからいつも食われないように
そういう噂を流しておこう」という高度な意図が込められているのかもしれない。

…もしそうだとしたら、これは相当奥が深いな(^◇^;)

 

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2005.09.23

TW不調の原因判明

ちょっと前にTWをメンテした話を少しだけしたけど、その作業の続きを
三連休の今日やってみた。まずは前回の作業のおさらいから始めよう。

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バッテリーを新品に換え、タンクに入っていたガソリンを新しいものに交換。
その後タンクのコックを開けた途端にキャブからガソリンがダダ漏れた(^^;)
フロートが働いてない。外から暴行の限りを尽くしたが止まらなかったので
キャブを外して見たところ、フロートバルブの弁体と弁座の間がシブい。
フロートを上下させても弁体が引っかかる。こりゃダメだ。
ああっ!PJも完全に詰まってやがる!

TW200は我が分身、メンテナンス用の予備パーツは大体確保してある。
キャブのインナーパーツもガスケット類やOリングといった消耗品だけ
でなく、PJ,MJ、スロットルバルブ等々の新品がストックされているのだ。
備蓄癖があるのは食料や燃料だけでなく、こういうモノもそうなのさ:-p

キャブを全バラして、細かい流路にキャブクリーナーを吹き、通過する事を
確認してから新品パーツを惜しげも無く使って汲み上げた。PSへのラインが
ちょっと詰まり気味だったが、キャブクリ以外に武器はないので仕方ない。
そのまま組んだ。

組み付けてからガソリンを送るとダダ漏れは止まっていた。よしよし(^^)
で、エンジンをかけてみた。アイドリングはするが、アクセルを開けると
まったく回転があがらない。「ベンベンベンベンベン」と火が付かない感じ。
スロットルを戻すとアフターファイヤーをパンパンとかます始末。

うーん、薄いのかな?PSを開けてみたが、改善は見られない。
アイドリングは安定してるのになぁ・・おかしいなぁ・・PSを弄ったり
その後キャブを何度も開けて徹底的に洗浄したらたまにフケ上がる。
ちゅー事はやっぱり原因はキャブなんだよなぁ。だけどすぐダメになる。
プラグかな?と思って新品に交換してみたけど症状は同じだった。

ここまでが、前回の作業。

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で、長年連れ添った相棒にスィートテン・ダイヤモンド代わりに新品の
キャブを奢ろうと、宝石店ならぬバイク屋に行った。キャブ下さいな(^^)♪

シンプルな構造の強制開閉キャブだから大して高くないだろう、と思って
いたのだが、店が問い合わせて出てきた純正部品の値段はなんと
22680円!おいおいおいおい、ちょっと高すぎるよそれじゃ(^^;)
…TW、すまん、コレはもうちょっと待ってくれぇ(;人;)<ばき

で、とりあえず今のキャブを徹底的にメンテナンスすることにした。
全バラしたキャブをトルエンとMEKをブレンドして作った自作キャブクリ
溶液に完全ドブ付けして一度煮込んだ後に1KW級の業務用超音波
洗浄器にかけたのだ。

すると市販缶スプレーのキャブクリをどんなに吹き付けても汚れが
出てこなかったキャブボディから茶色い濁りが広がってきた。
強力すぎてあまり長い時間かけるとキャブボディにエロージョンが
発生しかねないが、数分で溶媒は茶色に染まり内部の汚れは落ちた。

その後流路という流路をすべてエアブローで吹いて貫通させた。
そして再び慎重にキャブを組み立てた。これ以上のOHは自分には
出来ない、というレベルで仕上げた。これは自信あるよん♪

そのキャブを祈るようにTWに装着して、エンジンをかけた、始動!
アイドリングはすごく安定していた、だがスロットルをひねると
また「ベンベンベンベンベンベン…」&「パン!パン!」
・・・・これは絶対キャブじゃない、原因は別にある!

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アイドリングはするけどスロットルを開けてもエンジンが回らない、
という現象をかなり昔に自分は体験したことがある。それは学生
時代にバイトの足として重宝してた50ccスクーター、初代パッソル。

パッソルのキーシリンダーは「停止」「始動」「走行」の3ポジションが
あって、キーを差し込んで、「始動」の位置でキックペダルを踏むと
エンジンがかかる。でもその状態ではスロットルを開けても回転は
あがらない。「ベンベンベンベンベン…」という感じで点火カットされる。
その後キーを「走行」にするとスロットルと連動してエンジンが回る。
これはエンジンをかけた途端に暴走しないための、安全装置だった。

…どうも、今のTWは、そのパッソルにおける「始動」の状態みたいだ。
つまり、スロットルを開けて混合気をエンジンに吸わせても、点火
タイミングがアイドリング+αにしかならず、回転が上がらないようだ。

エンジンの回転を検出してる配線からメインハーネスを追って、
右サイドカバーの中にあるCDIユニットまでのコネクタを一度外して
また組んで、それでエンジンをかけてみた。すると一瞬フケる!

今度はCDIユニットを外してプラプラさせてエンジンをかけた。すると
まったく問題なく吹ける!でも組み付けてハーネスをサイドカバーで
押すと途端に「ベンベンベンベン」だ。どうもCDIに入ってる配線の
どれかが接触不良か、回転を検出する信号がうまくCDIに入ってない
…ような気がするな。

エンジンをかけたまま、ためしにCDIに入っているギボシ端子を
抜いてみた。ある線はエンジンが止まるだけだった。調子に乗って
その後もエンジンをかけたままそのあたりを左手で弄っていた。
するとその途端に左腕から右腕にかけて激しい電撃が自分を貫く!!
筋肉が電気で萎縮してスロットルを握った右手が離れない!!
口からは言葉にならない絶叫が迸る!「ぐ、あ、あ、あ、あ!」

左手がギボシ端子から外れて、TWの電撃アタックから自分は逃れた。
やいやい!TW!お前はラムさんかっ!!(T◇T)<ばき
いやー、ジェネレーターからの生ラインを抜いて触れたみたいだ(^^;)<ばき
非力なTWにこんな電撃能力があるとは思ってもいなかった、あぶねー。

その後は慎重に慎重に、配線をチェックしていった。するとCDIに入る
茶色のギボシを抜くとエンジンが何事も無かったかのようにふけあがり
その茶色の配線をつなぐと、「ベンベンベンベン・・・」となることが判明。
ちゅーことは、この茶色のラインが諸悪の根源かよ(^^;)

この時点で日も沈み庭先は真っ暗になってしまったので作業終了。
後日電装系のトラブルシューティングをきっちりやらねばなるまい。

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つまり今回のTW不調はキャブはキャブで間違いなく不調だったけど、
それと同時に電装系のトラブルも同時に発生していた、という事。
こういう複合トラブルは発生すると原因究明が大変なんだよね、
でもどうにかそれが分かって良かった良かった(^^ゞ

…いや、良くない!まだ全然直ってないじゃんかよ(苦笑)
 

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2005.09.19

思わぬ収穫(^^)

敬老の日を含めた3連休は、初日はぐったりウダウダして無駄につぶてしまい、
昨日は出張中にキャブが風邪をひいて寝込んでしまった我が最高の相棒である、
TW200の各種メンテナンスにほぼ一日明け暮れた。

tw-imo

庭の芋畑をバックに起つ相棒のカッコいいこと(;◇;)! ←自画自賛
やっぱTWには灰色の無機質なアスファルトより野の生きた緑が良く似合う(^^)

でも、昨日キャブOHを試みて何度も脱着分解を繰り返したけど相棒は結局
復活しなかった。インナーパーツもほとんど手持ちの新品パーツに交換したし、
主要パーツもキャブクリにドブ漬けしたりしたけど、もう6万km走った18年前の
くたびれた車体だから、キャブボディや稼動部も歪んだり磨り減ってるのかもな。
もう何十回バラしたか覚えてないほどよく分解整備していたけど、それでも
細かい流路にも実在ガム分がコレステロール過多で動脈硬化寸前の血管の
内側のように付着して落としきれなかったりしてセッティングが出ないんだろう。

よーし!長年連れ添った相棒だから、思い切って新品キャブを奢ってやろう(^^)
当然FCRとかの社外じゃなく冒険マシンTWに必須の高地気圧補正機能の付いた
初期型用の強制開閉式のノーマルキャブを。それがTWには必要だから。

今までの感謝とこれからもヨロシクという、言わばスィートテン・ダイヤモンドだ(笑)

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で、敬老の日の今日はバイク弄りではなく庭弄りから始めた。大豆と黒豆はもう
収穫の時期だ。サヤが茶色になったら豆を集めよう。暴力的に茂った紫蘇は
夕飯を作るときによく葉っぱを毟って薬味として多用してるのに減る気配がない。
イチゴはランナーをブンブン振り回して繁殖したのに結局実をつけなかったな。
ミョウガも順調に繁殖中で、今年は数cmn小さい芽を1個使って蕎麦の薬味に
したけど、市販の大きいのと比べるとその香りの鮮烈なこと!美味い美味い!

スーパーで買う野菜も、こうやって育ててみると、成長の過程や収穫の喜び、
そして人工的な育成を経ずに育つその野菜本来の姿や味が楽しめるのさ。

・・・さて、能書きはこの辺にしといて、イモのメンテにかかるか(^^;)<ばき

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庭の約1/3を埋め尽くしているイモヅルの海に掻き分けて入り、雑草を抜いたり
こんがらがっているイモ蔓を整頓したり、思わぬところに根を張ろうとしてるのを
阻止してイモが妙な所に成長しないように、等々をやっていた。

ふと、そんなイモ蔓がガンガン絡まる庭の南端にあるフェンスに手をつけようと
したら、そこに見かけたことの無いモノが沢山実を付けているのに気が付いた。

mukago

おお!、これは山芋の葉っぱ!、そこに付いてるのは沢山のむかごじゃん(^^)/
以前ジャガイモ畑から芽を出しその後に蔓をフェンスに誘導した所までは
世話してたけど、その後ジャガイモの収穫後も、サツマイモを植えてからも
ずっとそのまま放置していて存在を忘れていたよ(^^;)

その山芋君、フェンスにガンガン葉っぱと蔓を絡ませるほどに成長してたんだな。
この分だと、地中にもそれなりの山芋が生長してるかもしれない。わくわく(^^)
よく見ると、かなりの広範囲に山芋の葉っぱがついていたが虫食いだらけだ。
どうもドウガネブイブイにやられたらしい、なのに子孫を残そうとこんなに沢山の
むかごを付けるとは、なんとケナゲな(T◇T)<ばき

で、このむかご、指で触れるとボロボロ落ちる。もう十分成長しきっているのだ。
一見すると小石かウサギのウンコのように見えるこれ、実は食えるシロモノだ。
とりあえず収穫してみっか・・・するとあっという間に片手一杯になった(^^;)

mukago2

よし、今夜はこれを使ってムカゴ飯〜♪ムカゴ飯ぃ〜♪、ゴチになります!

 

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2005.09.17

太陽熱急速充填装置

ライフラインとしてのLPガスが無くても莫大に降り注ぐ太陽熱を利用する事で
中年バツイチサラリーマン程度の一人暮らしなら生活出来てしまうという事は、
かなりから言い続けているように可能だ。
…可能だからといって、実践する必要があるかどうかは別問題だが(^^;)<ばき

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太陽熱の利点はどれだけ使ってもタダ、という事と、「チーム-20%」的生活を
して地球環境と世界人類のために貢献出来る、という事に尽きる<べき

だが利点ばっかりだけでなく、当然欠点もある。たとえは日中しか加熱して
くれないとか、火力を強くしたくても限界があったり、雲が出るとその火力が
弱まったり、雨が降ったら「日」は消えちゃうし季節によって火力に違いが出たり
・・・正直、科学万能の世の中で使うにはクセがありすぎるエネルギーだ。

だけど、都合の良いエネルギーばっかり使って今まで我侭し放題で生きてきた
人類だからこそ、あえてそれを使ってみる必要と意味があると、ある意味では
完全に相反する装置の中でも働く自分は思うのだ

…で、もう少し使い勝手が良くなるように、「充電用電池に対する急速充電器」
のようなこんなものを作ってみた。このコンセプトは「少量でも急速加熱」。

solarchg

いや、決して本当に急速充電器の模型を作ったんじゃなくて、これが実物。

黒っぽい片面開放の発泡スチロール箱に板ガラスの蓋をつけて、箱の底に
黒い板を入れて、そこに2Lのペットボトルに水を充填して入れておくのだ。
全部ごみ捨て場から拾ってきた廃材を使っているので製作費用は無料(笑)

板ガラスも薄くて透明なものを廃棄物コーナーで選んでガラス切りを使って
切り出した。厚かったり、良くある横からみて青っぽい、鉄分の多いガラスは
ランベルト・ベールの法則に則り熱線の透過減衰率が上がるのでそこは拘った。

卒業研究で使うための真空蒸着薄膜を作成する薄ガラス板を毎日大量に
切り出してた自分にかかれば、こういう「ガラス屋さん」的作業は楽勝ゥ♪

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あとは太陽に対して垂直になるように位置を微調整しながら太陽光に
当て続ければいい。箱の底の黒体によって太陽光が熱に変わり、ガラス蓋と
発泡スチロールの箱で断熱保温された空間にある空気をガンガンに加熱して
ゆくのだ。そうするとその中にある透明ペットボトルに入れた水が熱を吸収して
温度が上がる・・・という至ってシンプルな仕組み。

屋外に放置するタイプの太陽エネルギー吸収装置(笑)と比べると、断熱が
効いているので加熱が速い速い!晴天下ならば箱の中はあっというまに
60℃を超えて、さらに上昇してゆく。太陽エネルギー、恐るべし!

ためしに黒いフロッピーディスクを入れてみたらそれ自体が黒体に相当する
ため、熱を吸収して、5分かからずにグンニャリとひん曲がった。これを見て
ふと思った。親の身勝手な道楽のためにハチンコ屋の駐車場の車の中に
放置されて毎年殺される子供達は、こういう温度に晒されてるんだな、って。

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それほど日差しの強くない日に試運転してみたところ2Lのペットボトル3本が
50℃近くまで加熱されるのにかかった時間は大体2時間。同時に屋外に放置
した黒色塗装ポリタンクの水温は35℃に届かなかった。ポリタンクは4時間程
かかってフットポンプシャワーに使うのに十分である40度を超えた。

つまり、この「急速充電器」は少量の水を迅速に昇温させるのに相当の効果が
ある、という事。たとえば上記のポリタンクの水と、ペットボトルのお湯を混合
すれば、たった2時間でフットポンプシャワーが利用出来るわけだ。

また飲用できる水をこうやって加熱しておけば、それをヤカンに移してお茶を
入れたり、深鍋にドボドボ入れてパスタを茹でるのに使ったりする事で
沸かす時間が劇的に短縮できるのだ。自分の生活で言えばカセットコンロの
ガスの消費量が劇的に減らせるのさ(^^)

自分のようなビンボー生活をしたり、「一ヶ月一万円生活」的な生活をしている
人なら、確実にライフコスト削減になるのでやってみる価値はあるだろう。
また、そうでない普通人も、自分の生活で排出されるCO2がちょっとでも
確実に減らせる。…ま、そんな理由じゃ実際は誰もやらんだろうケド(^^;)

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でも、こんな方法で、水が容易に50〜60℃に加熱出来る事は頭のどこかに
記憶しておくと、いつか役に立つかもしれない。適当な白い発泡スチロール
の箱の底に黒いゴミ袋を敷いて、瓶やペットボトルを入れサランラップで
蓋をすればいい。発泡スチロールがなければ、ダンボールでもいい。

えっ?何に使うか分からないって?ライフラインが断たれた時、例えば
災害時に頭を洗ったりシャワーを浴びたりも出来るし、水を加熱殺菌して
飲み水とする事も出来るし、簡易ソーラークッカーとして食物や飲み物を
入れて電子レンジの代りとしてそれを温めることも出来るのさ(^^)

 

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2005.09.15

今日で最後のモノを買う

先日、突然午後から某アメリカ原産の黒ネズミが生息する地域に出張になった。
社用車に乗り、高速を乗り継いで、現場へ急ぐ。その途中の高速の料金所で
こんな掲示があるのを見つけた。

 「ハイウェイカードの販売は2005年9月15日までです」

そういやそんなニュースがあったけ、偽造しまくる連中と、偽造カードを見て
見ぬ振りをしつづけた道路公団のせいで、利率のいい5万円券に続いて
ついにすべてのカードが使用停止になるのだ。

ETCが対応してない単車乗りには、ハイカは支払いが便利でしかも安上がり
になるといういいことばっかりだったのになぁ、残念無念。
仕方ないから近日中にB4にETC入れてカードにチャージしてそれを単車で
使うか、クレジットカードが大嫌いなんで極力カード増やしたくないのになぁ。

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で、今日がその販売最終日。そこで会社帰りにコンビニでそのハイカを
買ってみた。あと半年は使えるらしいから一万円券を2枚購入。計二万円。
一万円で500円余計に使えるから、たった二万円で1000円もの儲けを
一瞬で得た計算になる。

外貨遊びじゃ一瞬で5%の儲けを得るのは相当に難しいけど、ハイカ購入だけで
確実にそれだけの利益を得た。ほら、やっぱ買わなきゃ損じゃん♪<ばき

とは言えレジで金を払う時に半年で道路代に2万も使うか?と思ったけど(^^;)
去年は事故で棒に振った雪山シーズンを今年は取り戻すべく年内から
ガンガンスノボに行くつもりなので、あっちゅーまに使いきっちゃうだろう。
高速走行のラクチンなTDMももう少ししたら復活するしね(^^)

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以下蛇足:

そういえばバイク仲間の1人が遠距離の彼女に会いに行くためにTDMを買った、
という話をどこかで聞いた。確かにTDMはそういう使い方をするには良いぜ(^^)♪
自分はせっかくTDMを起こすけど、そういう楽しい用途に使うアテは皆無だ(自爆)
あーあ、自分にも遠距離のカノジョがいたらTDMも少しは活きるのに(;_;)<ばき

あまりに遠いと会いには行けないけど、若かりし頃には地球の裏側までなら
会いたくなって会いに行った事はあるからそのくらいの距離までなら
どうにかこうにか自分の守備範囲なのさ(^◇^ゞ

…物理的な距離なんてのは隣町でも隣の県でも隣の国でも隣の大陸でも
行こうと思えばどこにだって行けちゃうんだから実はあまり影響は無いんよ
どんな近くに存在していても、分かり合えない限り縮める事が出来ない
絶望的な「精神的な距離」の方が裏側よりも遥かに遠かっ<ばき!
 

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2005.09.09

寝込んでたTDM、起床寸前♪

中年サラリーマンとして独りで生きるためだけの日銭を稼ぎつつ
そんな生きる日常に埋もれてしまいそうな自分の魂を励起させ
開放してくれるものの一つがオートバイだ。

個人的にはその和製英語である「オートバイ」という響きが苦手
なので本来なら自転車を示す「バイク」、これが正当なる英語の
表記である「モーターサイクル」、また純然たる日本語の「二輪車」
そして誰が使い始めたのか良く分からない適当な略語である
「単車」という表記を用いてそれを表現している・・・のはこのBlogを
一通り見てもらえば説明するまでもないだろう。

今までの人生の半分以上の年月を共に過ごしたから、自分の人格、
思考、行動にも深く深く影響を与え(続け)ていることは間違いない。
自分自身が納得行く理由が出来たら、あっけなく降りるだろうけど、
今はその必要は無いし、仮に物理的に降りる事になっても、
魂は死ぬまで「単車乗り」であり続けるだろう。

さて、ナルティズムあふれる前フリが終わった所で本題を<ばき

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自分の以前のライフスタイルに合わせ用途に応じてラインナップを
一通り揃えた我が単車群の中で最大排気量のTDM850が諸般の事情で
実家に放置され車検が切れ不動車と化し早2年と半、それをやっと復活
させるべくレストアしているのは以前UPした通りだ。

その作業を中断せざるを得ない長期で過酷な現場出張も終わったし、
結果として手元にその結晶か残滓なのか分からないカネも余ってきた。
そこで残りの作業を自力でチマチマと作業せずに「カネの力」で一気に
カタを付ける事にした。

あらかじめバイク屋とは段取りをして、それに基き店の軽トラを借りて
自力でTDMが根付いている実家まで回収に行き、そのままバイク屋に
持ち込み、残りの修理を一気に完了し、ついでに車検も取って、
今後しばらくは不安なく自走可能な状態にするのだ。

不動のポンコツを少しずつコツコツとレストアするのはそれなりに楽しい
単車との付き合い方ではあるけど、ちょくちょくイジる必要のある単車は
TDM以外にも何台もあるし、わずかなカネを惜しんで時間をたっぷり
使っていた若い頃と違って、今は無目的でダラダラと毎月余るわずかな
カネよりも、日々残りが少なくなって行き、捻出に苦労する時間が惜しい。

正に「時はカネなり、そして逆もまた真なり」

まあそれだけでなくて、長時間放置した大排気量車なので何かあると
即死コースゥ♪になりかねないので今後確実に安全に走れるようにする
ためにちゃんとしたプロのメンテナンスを受けるべきだと判断したのだ。

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金曜日の夜、営業時間の終了する間際のバイク屋に出向いて一晩の
約束で軽トラを借り、そのまま実家へ向かう途中でバイク乗りの後輩を
拾い、途中メシを食っただけで、淡々と下道を走って実家に到着。

軽トラの荷台に大きくて重たいTDMを押し上げ、ラッシングベルトと
ロープを使って完全に固縛した。軽トラにTDMが積めるのか不安
だったが、まるで寸法を測ってオーダーメイドしたかのようにJust Fit♪
後部のアオリを閉めればそれが後輪ストッパーになった。よし出発だ!

空荷で運転手一人ならどうにかキビキビ走るNAの軽トラも、大人が二人、
荷台に220kgの大型バイクを積むとさすがに厳しい…かと思ったが、
思ったよりもあっさりと普通に走った。

このままチンタラと下道を走って帰ると、自宅到着が相当遅くなるので、
大人二人と220kgのTDMを積んだNA660ccで4速MTの軽トラを無謀にも
高速道路に乗せて走った。これが結構走るのだ、80km/H巡航だったら
苦もなく出来るよ、うるさいけど。へぇ、軽トラって結構やるんだな。

排気タービン無しの660ccエンジンで僅か36馬力?の四輪車が人と荷物を
これだけ積んでもちゃんと走るのか、そう考えると凄い事だな。この荷台の
上に展翅してるTDMは同じ二人乗りの乗物だけどこれを凌駕する850ccで
80馬力ものエンジン積んでる。荷物は軽トラと比較したらトップケースと
サイドパニアを付けても比較にならないほど僅かしか積めない(^^;)<ばき

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道中の詳細は割愛するが01:00にはどうにか帰ってきた。軽トラをいつも
アトレーを置いてある駐車場に入れた。アトレーは軽トラの置き場所を
確保するためバイク屋に残してきたのだ(^^;)

ちなみにTDMを軽トラに積むとこんな感じ。ね?オーダーメイド感覚っしょ(^^)

k-tdm

…これはこれで、なんかムショウにカッコいいなぁ(^^;;)<ばき

このままの状態でバイク屋に向かい、TDMをそこで下ろした。その後店内で
必須交換部品を指定し、車検を通す見積を依頼しアトレーに乗り帰宅。
軽トラと比べるとアトレーって、なんとまあラグジュラリーでハイパワーで、
ク、クラッチが重いんだ(^^;)<ばき

その後電話が入り、車検込みで約16万の見積が提示された。車検後に
リヤタイヤも交換するからコミコミで約18万。それ以前にすでに発生してる
バッテリーやその他の交換部品代を入れると車検切れのまま不動状態
だったTDMを完全に叩き起こして再び走り出すために発生する費用の
総額は約20万円
って所だな。

絶対額は高いけど、そもそも2年前に車検を受けてないからその費用が
かかってないし、年式相当に消耗してたり交換や整備が必要な部位が
きっちり新品交換されたりオーバーホールがされるからこんなもんだろ。

店に任せず全部自力でやれば以前予想した通りの約15万って所に落ち
着いたと思うけど、その代わり完成が年末頃までズレ込む可能性がある。
そう考えればプラスされる5万なんて安い安い♪<ばき

自分が食う物は一円でも節約するけどこういう時は御大尽モードなんで
即断即決、作業にGoサインを出した。カネは使うときにはズバっと使う
と気持ち良いのさ(^▽^)♪

さあ早く退院しておいでTDM、お互い2年半の月日をずっと足踏みして
前に進めなかったけど、これからまたブイブイ言わせて走ろうぜ(^^)<ばき
 

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2005.09.05

オレは拝火教の教徒(後編)

中編からの続き

一通りメシを食って、勢いで空けた缶ビールのアルコールが少し回り
涼しい夕涼みを虫の音を聞きながら少しぼやーん、としていた時に
遠くから段々と聞こえて来たのは不等間爆発による排気干渉によって
発生する独特の脈動ある排気音だった。

これは通常は90度V型ニ気筒エンジンが発する音だ。だが自分は
それが270度クランクのパラツインの音だと分かる。えっ?何故って?
だって自分もその音を奏でる乗り物に乗っているからね。

酔っ払って少しセンチメンタルな気分になっていたので、この音は
もしや…と一瞬バカタレな事を思ったりもしたが、そんな訳がある
はずは無いのでそんな妄想を掻き消した。そしてその排気音と共に
静かなキャンプサイトに現れたのは、近未来的なデザインに特徴の
あるヤマハTDM900にOVER管を装着して乗る、このBlogにたまに
コメントを寄せてくれる我がバイク仲間のパニアーノ氏だった。

何ヶ月か前に何処かの国道の停止線で偶然並び、次の信号、その次の
信号と、停まるたびに少しずつ会話して、しばらくそのまま並走し、
そのままの状態で路上で別れて以来の、久々の再会だった(^^;)

久しぶり、お互い無事で何より(^^)

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その後、辺りが焚火の炭火が明るいオレンジ色に感じられるほど
薄暗くなって、ランタンの明かりを必要とするほどに暗くなった。
調理するために炭火のみとなっていた焚火に、少し太めの薪を追加し
少しずつ、焚火を本来の姿に戻していった。それまでは一見地味だが
猛烈な遠赤外線を放っていたそこに小さいが確実にメラメラと火炎が
戻った。

北海道ツーリングから帰っていたパニアーノ氏と、現場仕事で消耗
してきた自分とで、再び乾杯!お疲れさん!

火力を増した焚火で自分は酒のつまみとして鮭のハラミを焼きながら、
パニアーノ氏は兵式飯盒でレトルトカレーを温めながら、他愛も無い
雑談や本州に居ながらディープな北海道ツーリングのネタ、そして
人生の落とし穴の奥深さまで(謎)、焚火を囲み飲み、食い、語った。

fire

来てくれて感謝っす(^^)>パニアーノ氏

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自然と会話が弾むのも焚火の効能だけど、それが途切れたとしても
ただじっと無言で焚火を眺めたりしててもその場の雰囲気が落ち着く。
それは焚火が持つ「魔力」の一つだ。

人によっては炎を見ると興奮したりする人も居るようだが自分は逆だ。
焚火は欠かすと禁断症状が出る麻薬のようなモノだが、それはUP系
じゃなくて鎮静剤のようなDOWN系に相当するものなのだ。

炎を見つめて居ると、だんだん自分の雑念や迷いや煩悩が薄れ、
視界に炎があることを認識しながら何も考えない無我の境地に入って
頭の中をリセットする感覚を得ることが出来るのだ。その境地は恐らく
座禅や荒行、護摩行等と等しい…はず。勝手な想像なんだけどね。
その辺りが自分が焚火愛好をして「拝火教」と称する所以なのだ(^^;;)

その一度空っぽになった頭の中で新たな思考を巡らせつつ焚火を弄る。
火のついた薪を弄ると赤い火の粉が中空に舞い、眼下ではメラメラと
鮮やかな火炎が踊る。そこに息を吹き込むと生き物のように反応し
火力を増して炭火が暴れ始める。地べたに置かれた石と石で組まれた
小さく燃える竈というにはおこがましいほどちっぽけな炉の中を、ただ
ずっと眺めているだけで全然飽きが来ない。焚火って不思議だね。

そして一晩かけてご本尊様に見立てた薪を燃やし天に返すのさ<ばき

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この日は会話の合間に焚火を眺めてこんな事を考えていた。

 暗闇で見る焚火の美しさは、開列直後に原子炉から取り出して燃料棒
 プールに移されその奥底で青い光を発する、この世のものとも思えない
 チェレンコフ現象のあの神秘的な美しさに勝るとも劣らない。

 そう、動物からヒトとなる際に遠い祖先が使い始めたのと同じような
 このちっぽけな焚火は、人類の英知が結集したものの一つ、熱出力で
 実に300万馬力を超える原子炉とその本質は実は同じなんだよね。
 そういや焚火ってのは正真正銘の「原始炉」だしな(笑)

 この炎の取扱いを一歩間違えれば山火事も起きるし、自分も焼け死ぬ。
 でも、そのリスクを分かった上で上手に制御して使えば、自然を破滅
 させられる地獄の炎も単なる便利な道具に変わる。

 …世の中に存在する全ての化学物質にヒトの致死量があるように、
 世の中にあるありとあらゆるものは、方法さえ工夫すれば
 全て「人殺しの凶器」になりえる。ヒトを殺すためだけに存在する
 核兵器にはどんな言い訳も通用しないが、それ以外のものならば
 問題となるのはその使い方、そして何よりそれを使う人間の心なんだ。

 単純に危ないからと逃げたり、避けたりしていたら前には進めない。
 蛮勇なりは勇なりき、という名言もあるが、危ないからこそ、それに
 挑んで、そして征服したい、そんな勇敢な(時に無謀な)冒険者が
 この世にいたからこそ、人類はここまで発展してきた。

 確かにその中には犠牲者もいただろう。でもその犠牲者のおかげで
 今の我々は生きていられるのだ、決して無駄死にしたわけじゃない。
 嘘だ、というのなら、なぜ今我々が河豚をおいしく食えるか考えて
 みればいい。大昔、河豚を食って死ぬ人が、何を食ったから自分は
 死ぬのだ、という情報を残してくれたから、肝や卵巣が危ない、
 身の方なら食っても大丈夫、という情報を後世に残せたのだ。

 そういう犠牲を繰り返し人類はようやくここまで来た。取り返しの
 つかない失敗もしてきた、でもその失敗は決して無駄になってない。
 またそんな挑戦はもう全てやり尽くしたのではなくこれからずっと
 続いて行くのだ。今を生きる我々も、かつての冒険者と同じように
 新しい何かに挑戦し、何度でも失敗し、命をかけて何かを遂げねば…

 思えばかつての祖先がこんな小さい焚火を熾したその瞬間からそれが
 全ての人類に宿命付けられてしまっているのかもしれないな。だから
 常に自分だけは危ない事は嫌だからと挑戦せずただ逃げ回るだけでは
 ダメなんだ。そう考えれば生物学的に見れば一匹のオスとしては淘汰
 され無駄に生きるだけとなった今の自分が高線量高汚染エリアで働き
 余計な給料を貰ってる事にも何かしらの意味があるのかもな。

おっと、だいぶ悪酔いして思考がネガティブ側に回り始めちまった(苦笑)

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せっかく焚火の魔力によりアタマの中をカラッポにしたのに、多くは
飲めぬ酒を缶ビール2本も飲み干したので思考も暴走気味になってきた。
その後の会話もろれつがうまく回らなくなって何よりも眠くなってきた。
パニアーノ氏も同じだったらしく、23時頃には「焚火を囲む会」はお開きに。

若干残った木炭を全て炉にくべて、朝まで炭火が灰の中で残るように
した。そうしておけば、夜中に雨が降らない限り、朝も焚火を熾し
その恩恵にあやかれるのだ。

ランタンを消し、それぞれが自分のテントにゴソゴソと入った。
自分は寝袋にもぐりみエアマットの上に横になると、あっという間に
寝入ってしまった。ぐぅぐぅぐぅ。

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翌朝はテントに朝日が差して、日光で加熱されてサウナになる寸前に
その暑さを察知し目が覚めた。寝袋から出て、テント内の荷物をある程度
まとめてから外に出た。朝日は既にその火力を如何なく発揮していたが、
大気の温度はさほど高くなく、ソヨソヨとそよぐ風は涼しかった。

すると隣のテントがごそごそ動き、パニアーノ氏が羽化した。

panian

いやー命ある生き物ってそれ自体が神秘でなんて凄いん<ばき
#うそっす

シュラフを乾かし、焚火の様子を見に行くと、真っ白い灰の中にまだ
炭火が沢山生き残っていた。ここに薪をくべれば、あっという間に焚火は
復活可能だし、そのまま金網を載せればトーストが焼けるくらいの火力
がある。だが夜遅くまでガツガツ飲み食いしてたので朝飯はパスだな。
よってキャンプ撤収のために、焚火を始末する事にした。

たっぷりの水をかけて完全に火を消した。風除けにつかっていた石は
水が瞬時に気化するほど加熱されてるので素手で触ってはならない。
水蒸気の断末魔が絶えるまで徹底的に何度でも水を注ぎ冷却する。
そしてスコップで穴を掘り、灰とその下の焼けた土を埋めて完全に
焚火の痕跡を消した。

さあ、自分が生きるべき現実に帰ろう(^^)
    ↑
  思うに毎回この決心をするために自分はキャンプをするのかもな

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てきぱきとテントと荷物を撤収し、パッキングし、全てをバイクにくくる。
パニアーノ氏とはそこで別れ、単独で走り始めた。目指すは「我が家」。
途中、あちこちと寄り道しながら久々のバイクツーリングを満喫して帰った。

いやー、久々の単車、久々の焚火、久々のキャンプ、楽しかったゼ(^◇^)♪
また近いうちにやろうっと
 
 

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2005.09.03

オレは拝火教の教徒(中編)

前編からの続き

錆びだらけでボロボロ、不格好なまでに大きい30Lタンクを背負う
このBlogのURLのモチーフともなっているわが愛車、ヤマハXT600Zは
元々パリダカールラリーに参戦していたヤマハが当時本気で公道に
放ったスーパーマシン、正真正銘のレーサーレプリカだが21世紀の
今となっては誰が見ても単なる走るポンコツだ(T◇T)<ばき

とはいえ、22年前の単車にしては品質過剰で今も現代レベルに通用する
造りをしているのだ。H4球による55/60Wのヘッドライト、大径ディスク
ブレーキ、41φのロングストロークフォーク、標準装備のオイルクーラー
大排気量単気筒エンジンしか成し得ない豪快なエンジンフィーリング、
ケッチン防止回路入りCDI、リンク式モノサス、そこそこの太さを持つ
アルミ角スイングアーム、今より緩かった騒音規制のおかげで実に
単気筒らしい歯切れの良いパルシブな鼓動を奏でるアルミメッキ防錆
処理されたノーマルマフラー等々…

なので、今コイツに乗っていても最近の(=最新の)バイク乗りには
何ら卑屈にならなくていい。逆に大型二輪免許取得が難しかった当時
あまり需要が無かっただろうビッグシングルの、ラリーレイド仕様の
オフロードバイクというジャンルで、たった300台しか作られなかった
限定仕様車なので、それに乗る自分は誇らしく思うのだ。とは言いつつ
自分がどう思っていても周りのバイク乗りの連中はそんな珍車を恐らく
一度も目にした事すらないに違いないので、単なるウス汚れた自作の
カスタム車くらいにしか見えないだろうけどね(^^;)

だが今ドキの単車には無い強烈な個性を放つ特異な存在である
コイツを誰が何と言おうと自分だけはカッコいいと思うのさ(^^)y
そんなお気に入りのXT-Zにお気に入りのキャンプ道具を積み込み、
最高の天気に感謝しながら走り出した、のが前編。ようやく本題に
入れるな<ばき!

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目指す先は、自分が生まれて初めてキャンプと言うものを経験した場所。
そこで結婚していた時期を除き、ほぼ毎年そこで焚火を楽しむキャンプを
行っているのだ。諸般の事情で場所は晒さない。あえてその理由も伏せる。
そこん所は察して欲しい。

今住んでいる所から適度に離れた場所にあるそこは、周りは行楽地で
あるために、車で行くとあっという間に大渋滞に揉まれてしまうが、
単車ならばスリ抜け&狭い山道や峠越えもラクラクスイスイ♪なので
わずか数時間で到着することが出来る。

都会を抜け、平野を走り、遠かった山々が目の前に近づいてくる。
そこを上る道に入ると、どんどん上がる標高も手伝って、それまでの
身体に粘り着くような平野の熱気が薄れて行き、全身で浴びる風が
徐々に高原の爽やかさを帯びてくる。まさに天然クーラースイッチON!

あ〜〜〜っ、気持ち、い〜〜〜〜〜〜〜〜ぃぃぃぃっ♪(by忌野清志郎)<ばき

エアコンの効いた密閉したガラス張りのハコに入って移動する四輪では
味わえない、全身の五感をフルに使って自然を感じる単車ならではの
そんな醍醐味を満喫しつつ、ポンコツXT-Zは歯切れの良い低周波パルスを
発しながら殆どの道を約70km/Hくらいで快走し、目指す現地に着いた。

xt-z-cam

前日は大型台風が通過したのでもしや湖の水面が上昇しているのでは、と
心配していたが、無用だったようだ。辺りを見回し、テント設営に適した
場所を探し、寝床となる場所を決め、そこの石を取り除いた。そしてそこに
何年ぶりか良く覚えていないほど久々に、十年来使い続けている愛用の
テントを組み立てた。去年は張る前に雨にやられたので、とっとと屋根付きの
場所に逃げ込んだのだ<ばき

もう何十回、いや3ケタかな?、何度も何度も設営と撤収を行なった愛用の
テントは、仮に豪雨の中や真っ暗やみでも手探りで迅速に組み立てが可能だ。
だから晴天の日中だったらもう余裕シャクシャク、数分で組み立てた。

そしてその中に寝床となる山岳キャンプ用エアマットとコンプレッサーによって
ハンドボールの球ほどに圧縮されているシュラフを広げ、車体から下ろした
その他のキャンプ用品類も全て放り込んで、クラウザーの中身を空にした。
食材と燃料の買い出しに出かけるためだ。

テントや道具をキャンプサイトに置いて出かけてしまうのは、北海道キャンプ
ツーリングでは当たり前の常套手段だ。場合によっては一週間張りっぱなしで
荷物も置きっぱなしで他の地域を巡ってくるなんてのもアリだ。だが本州の
こんな場所でそれをやってもいいものか、少しだけ迷った(^^;)

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買い出しは十数km離れた某ホームセンターと某スーパーまで足を伸ばした。
近場のコンビニだと品ぞろえが圧倒的に少ない上に値段が高いから<ばき

ホームセンターで特売の木炭を最小単位購入し、スーパーでは焚火料理が
可能な食材を探してまわった。鮮魚コーナーで新鮮な旬の生サンマを発見!
一匹150円と高かったが丸々として美味そうだったので迷う事無く即買いした。
後は少々の豚肉と、見切コーナーにあった鮭のハラミを購入。野菜はそこの
スーパーでエラく高かったので今回は無しだ(;_;)<ばき

それらを積み込みテントサイトへ戻る。途中の一番近いコンビニに寄って
薪を一束と缶ビールを2本購入。高くてもちゃんと地元へ金も落とさないと。

全ての買い出しを終えて「我が家」へ帰ってきた。さあ、準備は整った!
まずはその前に、景気付けだっ!まだキンキンに冷えてるビールを一本取った。
たった一人だけど、空と雲と山と湖に、そして過労を重ねた自分自身に、乾杯!

 ino :「グビグビグビっ・・・・かーーーッ!美味い〜〜い(^▽^)/♪」

まだ日も沈んでないのに、こんな事しちゃっていいんだろうか(^^;)<ばき

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焚火を熾す前に(そして酔いが廻る前に)、まずランタンのマントルを焼いて、
さらにご飯を炊く準備をした。一泊二日のキャンプなのでガソリンストーブは
使わず、明かりも全てガスを使う。飯盒炊爨は得意なのでてきぱきと完了。

使う器具はプリムスの2in1(初期型)。キャンプ用ガスボンベはカセットコンロの
ガスを何度も再充填して使っている。ガスの再充填は怪しいアダプタを買えば
出来るのだけど、自分はそんなものを使わずに(以下自主規制)によってそれを
やっている。何かあると危険なので紹介はしないが、ちょっと考えれば案外
簡単に出来るのよ(^^)

じゃあ焚火に取り掛かろう。まず回りから大きめの岩を集め風向きを考えて
炉を組み、そこに薪の中から細いモノを選び、炉の中で数本を立体的に組む。
その下の空間に周りで拾い集めた小枝や枯れ草を詰めた。それが無ければ
薪をへし折ったり、ナイフで削り、その削りカスを使えばいい。折った薪の
末端に沢山のギザギザがあればそれで十分だし木片や削り粉なら一握りでいい。
後は適当な紙片にマッチで火を付けて、小枝+枯れ草やその木片等に火を移せば
薪が乾いていればそれだけでもう着火完了。少し湿っていたら燃え易い物を次々
投入し火炎をキープし、少しずつ薪を乾かしてゆけばいい。

赤い炎が一通り回って立ち上がったら完了、撤退するまで火は絶やさない。
また、無駄に燃料を投入し無意味に大きな火炎を上げる必要もない。
焚火ってのは臨機応変、その時々に必要な、そして最小限で行うモノだ。
安定したら焚火を調理に用いるために、燃料を薪から炭に徐々に変えて行く。
焚火が熾きていれば火中に木炭を投入するだけでいい。太い薪があればその
熾火だけでも十分だ。

最初の薪が燃え尽きた頃には、焚火は炭火バーベキューグリルと化していた。
炉の上に小さい焼き網を乗せ、そこに買ってきたサンマ君を乗せた。

sanma

ちなみに火力の調節は炉に吹き込む空気の量でUP、炭火と対象物との距離を
開ければDOWNとなる。炭火でゆっくりと火を通されたサンマが美味そうに
焼けた頃には飯盒の米もカニ孔とオコゲを伴って炊き上がっていた。
では、頂きま〜っす(^◇^)

gohan

炭火焼きしてレモン果汁と醤油で食う旬のサンマはスゲェ美味い!
軽く焦げた風味が加わった飯盒のご飯もムチャクチャ美味いっ!!
ああ、あとは大根オロシがあれば完璧っ!だったのになぁ<ばき

サンマを食い終わった後は塩コショウで軽く味付けしただけの豚肉を
この焼き網の上で炙り、それをオカズに残りのご飯を全て食い尽くした。
あー満足満足♪

質素極まりないが素晴らしく贅沢なディナーを食い終わった頃には
辺りは薄暗くなっていた。涼しい夕暮れの風と、徐々に大きく、そして
多重奏に変わる、まるでボレロのような虫の音が秋を感じさせた。

そんな時、遠くから聞きなれた大排気量ツインエンジンの排気音が響いた。

           --- 長くなったのでさらに続く(^^;) ---

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