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2006年2月

2006.02.28

「元カミさん」からのメールに動転

ちょっと前に、夢を見た。

それは元カミさんの夢。誰かと子供と楽しそうに笑っている姿だった。
その笑顔は自分が一度も見たことが無い、楽しそうでとても幸せそうな
笑顔だった。

…ああ、今は幸せになれたんだね、良かった。それがわかればもういい、
じゃあね(^^)/、と、その幸せな場所に自分の意識があることが居たたまれ
なくなって、とっとと逃げ出そうとした。

そしたら、自分は透明な電話ボックスのような器の中にいて、そこから
一歩も逃げ出せない。目を瞑ってもなにせ夢の中だから全部丸見え(苦笑)
そのまま延々と幸せそうな元カミさんの姿を見続けて、…朝に目が覚めた。

あ、いやいや、別にそれでうなされてはないよ(^^;)
元カミさんが幸せならば、自分も幸せなんだから。

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…でも何だろう?何でこんな夢を見たんだろう?

離婚した当時はともかく、最近はそういう夢は見なくなったのになあ。
…元カミさんに何かあったのか?とはいえ、何があろうと、今の自分は
彼女を助ける立場には無い、それは今のダンナがする仕事なのだ。
自分は何もする資格は無いし、自分に可能であっても絶対にそれを
してはならない。ちゃんと判ってるので大丈夫。

でもまぁ、この一件で元カミさんが意識の上の方にやってきたのは
確かだった。ちょっと前に元カミさんネタを書いたのはその頃だ(笑)

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ちなみにこのblogでは、特に意味も無いのだが自己紹介欄でフリーの
メルアドを晒している。そしてたまにここを見た人から直メールが届く。
中には明らかに勘違いしてる人や、無礼千万な人もいるけど、中には
メールで何回もやり取りしたりする事もある。

とはいえ、メルアドを公開していると当然それを標的としたspamメール
が沢山やってくる。と、言うよりチェックするたびspamメールがドドン!と
届いていて、まともな私信は殆ど皆無だ。だからsubjectとメルアドを
見て、spamだ、と割り切ったら読まずにズバババッ!と一気に削除する。
そのためあるとき、ちゃんとした私信を誤ってそのまま削除しかけた
事もある。

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で、最近も久々にメールチェックしてみた。ちなみにチェック周期は
2週間に一回くらいだし、必ず返信するとは限らないのであしからず。

…ふんふん、またspamばっかりだな、まるでゴキブリホイホイを開いて
何匹掛かっているかを見てるようだね、などと思っていたが、その中の
一通を見て、身体も意識も瞬時に凍りついた。

そこには送信元に元カミさんのフルネームと、「○○○です」という
元カミさんの名前をひらがな書きされたsubjectが付いたメールだった。

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身体は凍りついたまま、意識は次に大爆発していた。

いまさらなぜメールが来るのだろう?もしや、何かあったのか?
まさか自分とやり直したいとか(^^ゞ<ばき(by 元カミさん)
…これだけは何があっても、お互いでありえないよなぁ(苦笑)

じゃあなんだ?全てが終結している今、離婚後に必要な事務的な
連絡無いはず。それに万が一にも元カミさんから自分に普通にメール
してくるはずも無い。これはうちらが復縁するくらい可能性が無に近い。

…あれ?ちょっと待て、このアドレスにメールしてくるということは
まさかこのblogに何かしらで辿り着いてここを見たのか(冷汗)?
ならばココもこれまでだ、いやいやそうじゃなくなおさら解せない。

だってここで展開してるオレの生き様は元カミさんが自分という
人間性の中で心底嫌がり、嫌悪していた姿そのものなのだ。

ん?「またこんな事してるのね」という嫌味でも言って来たか(^^;)?
…いやそれも無いな、俺は元カミさんの中には元々存在してない。
万が一そうでないとしても、他人となった今更そんな嫌味な事を
する程、陰険な人じゃない。だったら惚れないよ(*^^*)<ばき

じゃあなんだ?まさか「離婚慰謝料よこせ」とかなのか?<ばき
確かに離婚後3年間が慰謝料請求の時効だから時期的に合<べき
でも、孤独な一人暮らしを送る自分と違って、すっかり幸せになって
いる(はずの)彼女に、慰謝料を払わねばならないような事は自分は
一切してないぞ。

思考が堂堂巡りを繰り返して、夕飯を炊いて作る事や空腹すら忘れ、
そのまま数時間、液晶モニターの前から動けずにいた。結局その日は
そのメールを開く事が出来ずPCを落とした。ダメ男だ…_| ̄|○

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こう言う時の葛藤は仕事に没頭で誤魔化せ!若者が自我で抑制
出来ないムラムラした性欲を運動で発散するように、答えの出ない
事が最初から判ってる葛藤は、他の事で脳の占有率を上げて、Hold
させれば自分という人格が高負荷がかかってフリーズせずにすむ。

オラオラオラ〜〜!と仕事に没頭。とはいえ、残業代は無いが(T◇T)

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でも、仕事が終われば誰もいない暗く寒い家に帰らねばならない。
そうなると、どうしてもそのメールから逃げ続ける訳にはいかない。

意図してPCに触れないように、夜なのに掃除機かけたり、パスタを
3人前以上茹でちゃったりして明らかに気が動転しながら過ごしたが
遂に覚悟を決めてそのメールを開いてみることにした。もしかしたら
何か良いニュースなのかもしれないじゃん、そう思ったらちょっと
楽しくなれたし(^^)<ばき

覚悟してPCを立ち上げ、webメールにログオンしてみると、やっぱり
そのメールは存在していた。夢じゃないんだよな、これは。

恐る恐るそのメールをクリックするべくマウスカーソルを近づける。
ふと、思い出した。このワクワクドキドキ感は…そう、付き合う前
元カミさんから初めてメールを貰った時、それを開く前のそれと
同じって事に。

これ、どういう内容なんだろう、過大な期待と、莫大な不安を抱え
ながら届いたメールを開く前のあの気持ちそのもの。もう老いた
今の自分にこんな気持ちが残ってた事にちょっと嬉しさを感じた。

…どんな内容でもいい、全てを全力で受け入れよう。そう決心して、
ついにそのメールをクリックした。 …あれ?そういえば何でこの
差出人の苗字が旧姓のままなんだ?という事に、気が付くのと、
ほぼ同時に。

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そのメールは、遂に開かれた。
そこには大体こんな感じの文面が書かれていた。

「○○○ちゃんで〜〜す♪、■△で一人暮らししてる22歳のOLで、
 最近カレシと別れてとっても寂しいの・・・身体だけの付き合いでも
 いいから、こんな私を慰めて欲しいな♪、 私のプロフィールはここよ、

 http://(以下怪しい所なので自主規制)             」

ふっ、ふっ、ふざけんな!こりゃ誰が見ても単なるエロspamやんけ!
ためしに送信者のプロファイルを開いたらメルアドが「info@…」って、
完全にspamや!確かに稀に個人名の奴もあるけど、なんでよりに
よって、オレの元カミさんの名前を一言一句完全に一致させてそんな
モンを送ってくるんだぁ!!偶然にしてはヒドイ!あーーまったく!

第一!オレの元カミさんはそんなに若くな<ばき
じゃなかった、そんな女じゃな〜〜〜い(T◇T)!

速攻でそのメールを削除し、波打っていた気持ちを落ち着かせた。
その波が収まった後に残った感情は不思議と「なんだ、残念…」
だったのは、元カミさんにはナイショだ<ばき

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まあ、実際、元カミさんが自分に連絡してくる事はありえない。
そして自分から元カミさんに連絡する事もありえない。自分に
とって元カミさんという人格はこの世の人じゃないし、
元カミさんにとって自分は元々(以下自主規制)だからだ。

もし本当に連絡があったとしても、それに反応しない方が彼女を
そして今の彼女の家族を幸せにする一番の方法だし、それを
見ない方が自分も元カミさんとあったような幸せとは違う形の
幸せにより早く辿り着ける最良の方法だと思う。

だから今後はこうやって惑わされたりしないよう、どのメルアドに
届いた今回のようなメールも開かずとっとと削除してしまうつもり。
もしその中に本当の元カミさんからのメールが入っていたとしても、
その方がお互いの未来の為に、いいよね、きっと(^^)

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でも、結局は偽者のspamだったと判った後に感じた感情が、実は
今の自分の本心…なんだよなぁ。今回の一件でそれを再確認して
しまった(苦笑)


 

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2006.02.23

カネは自由を奪う

自分が横のサイドバーでリンクを張ってる「世捨て人の○」なるHPがある。
諸般の事情により、本文中ではあえて伏字としておく。

この人、昔は自分と同じように偏屈だけどキラリ!と光る貧乏節約術を
使いこなし、独特の感性で培った広い触手で世論を読んで、それでいて
趣味も満喫しながら中年フリーターとして日々労働しながら生きていた。
当時の(今もだが)キャッチフレーズが、

 「人を使わず、人に使われない、人生めざして」

最初に彼のサイトを発見した時はその目指す生き様に共感したもんだ。
とはいえ、中身をよく読むと女性に関する考え方とか、結婚観とかでは
絶対的に相容れられない方向性の違いもかなりあったけどね<ばき

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そんな彼は、コキ使われる労働者たる自身を自嘲しつつ、いつかそれを
脱して「自由人」になる、という明確な目標を有してた。早期リタイヤして
自由人として生きる、という目標を今後どうやって展開してゆくのかが、
離婚して普通人としての未来を失い、自暴自棄気味の自分には楽しみ
だった。

だが彼、AZMA氏は日々の労働に飽きあきしてたようで、自身の生き方、
ポリシーそのものである「自由人」という言葉の意味を、いつしか何故か
「働かずに食う」と偏狭な意味に歪曲して、それまでの労働でせっせと
貯めた、たった700万の小金を握り締め、定期安定収入が得らている
優良バイトを辞め株の世界に入った。

その結果が、彼のHPの中で逐一報告されているので是非見てほしい。
手持ちの小金を常時フル回転させ、短期薄利多売で利鞘を稼ごうという
無謀な挑戦を繰り返し、結局半年もたたずナケナシの資金のもう約2割
失っているらしい。あ〜あ。

自分が彼の立場なら「株で食う」という目標を立てた「自分の株」を
一度損切りして、清算する
のに十分な損失を出してると思うけどな。

あっという間に損した金を貯めるのに一体どれだけ大変だったのだろう?
そしてそれを不毛な株取引で揮発させずに、実生活で使っていたとしたら
どれだけの間、気楽な日常の生活が出来たのかが、ちょっと銭勘定のみ
に熱くなってる脳みそをクールダウンすれば理解出来るのだろうが、今は
まだその精神状態になるのは難しそうだ。

しかもかつて彼が目指した「カネは無くとも心豊かな自由人」とは程遠い、
日足チャートと株価にがんじがらめに縛られ、ヘタすれば夢にまで株価が
踊りかねないような生活をしている。かつてフリーターだった頃には職場を
愚痴りながらも、その狭間で少しでも確実に手にしていた「自由」を完全に
失ってしまっている生活を続ける無様さに気付いて欲しいと思うのだが・・

ま、大の大人が自己責任でやってる事だから、余計なお世話だわな:-p

でも最近の内容をみると彼のサイトのキャッチフレーズを、以下のように
変えた方がいいんじゃないか、と思えてしまう。庵主、見てたらごめんよ。

 「カネを使って、カネに使われる、人生を実現」

少なくともタイトルに掲示してるキャッチフレーズは今のままだととても
実現出来そうに無いな、株をやる前までは実現出来そうだったのに。

せめてトントンか、せめて毎月食ってく程度の利益が得られてかつての
彼らしい「自由人」の生き様や誇りを取り戻してくれ、と祈ってるが(-人-)
秒単位で価値が変動する財産を抱えてしまったら、もうそれは無理だ。

株価が気になって、どこに居てもそれをチェックしたくなりリラックスする
ことなど出来ないだろうし、日常から脱する旅もケイタイで株価をチェック
しながら、なんて不毛な事になりかねないからね。

事実、時事ネタを彼なりの視点で斬っていたコラムも、そういう事を考える
余裕がない、とあっさり辞めてしまったようだ。でもそういう事をしていた
かつてのフリーターとしての生き方と、今の生き方、どっちが「自由人」で
あるのか…答えはとっくに出ているような気が、自分はするのだが。

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彼の生き様や、面白い貧乏ネタに共感できる所もあった自分からすると、
不思議であるのは、彼はカネなんて無くても自由が得られるし、そもそも
カネを稼ぐという不毛な目的のために自分の大切な時間が奪われるのが
マッピラごめんだ!と言う確固たる信条を持っていたにもかかわらず、
完全にその真逆の、カネが主目的で、カネに自分の時間も
思考も価値観も、何もかもを縛られた「カネに常にコキ使われる人生」
という不自由極まりない世界に、しかもよりによってそのカネに
目が眩んで入っていった
事だ。

カネとは、かくも恐ろしいものなのか…(-人-;)ぁぁ南無阿弥陀仏

株で儲けて、それで食ってこうとしてる彼には誠に申し訳ないと思うが、
自分は既に彼の生き方に共感することは出来なくなっている。それでも
自分はそのHPを「素人が株に手を出すとこうなる」というリアルな
反面教師としてたまに覗きに行っている。それなり?に株の勉強をして、
仕事をやめて日中は家にヒキコモって相場の波に翻弄される事を本業に
して、足りないなりにもそれなりの覚悟を持ってやっていても…やっぱり
こうなるんだよな(^^;)、という「生きた事例」だから。

パチンコや競馬で勝った人間が賭場のヒーローになるような成功体験を
人は見せられると、往々にして自分もやれば儲かる、やらなきゃ損だ、と
思ってしまうもんだ。でもその実態は表に出るものよりはるかに多くの損を
抱えているはずなのだ。

今の株ブームもそれと同じだろう。瞬間的に得した人間ばっかりが脚光を
浴びて、本を出版したりするけれど、実際ははるかに多くの誰かが広く薄く
長く損をしてその人たちの儲け分の資金を拠出してるって事だと思うのだ。

だからこれを「マネーワーク」とではなくて「マネーゲーム」というのだな。

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では「本当の自由な暮らし」は一体どういう暮らしの事なのか?
自分は「カネに生き方が影響されない暮らし」と理解している。

じゃあ質問、以下の2つのうち、どっちが「自由な暮らし」だろうか?

 A:カネに困らないほど沢山持っている働かなくてもいい大富豪
 B:カネは持ってないけど、日銭を稼いで生きてる無宿者

答えはBだ。Aはそのカネを維持する為に余計なエネルギーが必要で、
万が一失ってしまうと、その生活が破綻する。でもBは失うものが無いし、
コレ以下に落ちても、それほど大きい影響はない。つまり、カネの影響は
Aよりも少ない、つまりそれだけ「自由」だ。

生活レベルをどんどん落としていけば、極論すればカネは無くても生きる
事は可能だ。日本の中で貧乏だ、カネが無い、という人間は、間違いなく
アフリカやバングラディッシュの貧民よりも良い暮らしをしている。
彼らも同じ人間、そしてそのレベルでもちゃんと立派に生きてるんだぜ。

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そもそも「自由」とはシガラミが少なければ少ないほど、得られるモノだ。
そしてカネはその自由を切り売りしないと得られないシガラミそのものだ。

そのシガラミが、「自由」と引き換えにする価値のある物であるならば、
それで一向にかまわない。自由は無くてもそっちの方が人間としては幸せ
だからだ。例えばそれは家族だったり、儲けは少ないけどやりがいのある
仕事だったりする。

また、自分が欲しい形の自由を得るため、自分の他の自由を切り売り
する事も有意な行為だ。それは塩漬けとなった株を損切りし、資金を
得て、新たな株に投資する行為と、実は全く同じ事だ。

つまり、「肉を切らせて骨を絶つ」って事。つまり少し犠牲があっても、
それなりの価値はちゃんとあるのだ。例えばサラリーマンや労働者が
働いて給料を得て、労働の隙間にある休日に背広や作業服を脱いで、
そのカネで自分が楽しい事をする、と言う事がまさにそれにあたる。

でも、人間が持っている自由は無限じゃない。それを切り売りしすぎて、
自由をすっかり失ってカツカツになりながら、それでもより多くのカネを
求めようとする連中が、最近あまりにも多い気がしてならない。

かつては前述の彼もそんな連中を自身のHPで批判していたのだが、
今ではミイラ取りがミイラとなって、不毛な株の世界に沈みつつある。
その姿は自分からするとまるでこう見える。

「損切り出来ず(株の世界に自身を)塩漬けし、含み損を増大させてる」

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自分が敬愛する今は亡き尾崎豊は名作「回帰線」の中に収録された
「スクランブル・ロックンロール」の中でこう歌っている…はずだ(汗)
うろ覚えなんで間違えてるかもしれないけど確かこんなこんな感じ。

〜前略

 自由って一体なんだ? どうすりゃ自由になるかい?
 自由って一体なんだ? 君は思うように、生きているかい?

 寂しがりやの君の名前すら誰も知りはしない。
 スクランブル交差点では心を閉ざし分かり合う事がない。

 どんな風に生きてゆくべきか、判ってないねBaby
 君の怖がってるギリギリの暮らしなら、何とか見つかるはずさ
 奪い合いの街角で、夢を捨てちゃいけないよ
 見栄と偏見の吹き溜まり、気をつけてまっすぐ歩いて欲しいよ

後略〜

これを迷走中の今の彼に贈<ばき

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かく言う自分は、「まだ」株には手を出してない。リスキーな資産運用は
ローリスクローリターンの運用基盤となるものをきっちり構築してから
でも遅くないからだ…と、言いつつ、それはとっくに出来上がっている(笑)

儲ける、とか、食える、とか、老後の資金に、というレベルには遠く遠く
及ばないが各種利子の合計が年1*〜2*万程度(当然税引後)、と言えば、
そういう事に敏感な方ならば大体想像出来るのではないだろうか?(謎)

そう、自分にはサラリーマンとしての安定的収入があり、さらにそういう
ローリスクローリターンの資産運用もきっちり回っている。だからこそ、
さらに少しリスキーな外貨に手を出せたのだ。

今のところ外貨遊びは年間*万円の為替差益と、円普通預金とは比較に
ならないほど高い金利による利子が付くので、それも小遣い銭くらいに
なっている。某銀行のNZD普通口座は普通口座でありながらなんと3.5%!
の年利が付くのさ(^^)

ちなみに外貨では一円の損も出してない。それは元々外貨相場が株とは
違って変動幅が小さく、その速度も遅い相場なので損する事が難しいし、
そこで儲けないと自分の老後や生活が成り立たない!とかいう切羽詰った
運用で無いから、損する方向へ値動きしても、ゆったりと長期的に対応が
出来るからだ。

生活は生活で確立しておいて、それとは別にあまった金で遊ぶ。これなら
損しても生活には影響が無いし、得すれば嬉しい副収入ゥ♪、となるのだ。
これならば大きな利益は得られないかもしれないけど、相当に高い確率で
資産の右肩上がりカーブが実現出来るということ。ドカン!と儲けずとも
20年で倍にするくらいの運用利率でいいや、って位の方が気が楽だよ。

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…思うに、相場モノって、自分にノルマを課したり、それで食ってやる!
と悲壮感をプンプン匂わせながら目を血走らせて必死になり一日中PCの
モニターに齧りついてまでして、やるようなもんじゃないと思うのだ。

それじゃまるで朝から晩までパチンコ屋に篭る連中と大差無いよ。

しかもその中の一部だけは勝って、多くの人はスって、場を提供してる
胴元(東証や証券会社)は常時大もうけ、っていう所まで全く同じじゃん。

株で食おうとしている人には悪いけど結局のところ、多くの人がやる
それは、単なる「遊び」の域を出ないと思う。「遊んでみて」それが
面白くなれば「趣味」にしてもいい。もしそれで食っていけるほどに
趣味をとことん極めたら、その後で「職業」としても遅くは無いのだ。

いきなりそれまでの仕事を辞めて、遊びを職業にして、しかもそれで
食っていこう、なんてどんな仕事でも無理だ。まるで今がブームだから
と、安直にお笑い芸人になりたがる若者と大差が無いと思うのだ。

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本当の自由とは、絶対にカネでは買えないものだ。だから尊い。

カネは何かの目的を達成するための手段、道具の一つに過ぎない。
カネなんて無くても、人は自由になれるし、自由でいられ続けれる。
なのにカネがあればもっと自由が買える、と錯覚するから、せっかく
持っている自由を捨ててまで余計なカネを得ようとしてしまうのだ。

この矛盾に多くの人が気付けば、一見すれば貧しく代わり映えしない
自分の人生が、実は自身に出来る労働をしながら、自分の身の丈に
見合った日々の暮らしを、つつましく継続し続けている、という、
カネが増えなくともそれでも十分に尊い、という事が、ちゃんと理解
出来ると思う。生活レベルを落とすことにも抵抗しなくなるだろう。

そしてその日々の中にある、自分自身にとって一番大切な事が何か、
その個人の自由を費やしてでも得る価値のある、絶対にカネとは違う
そのモノが、本当は何であるのかが、はっきり見えてくると思うのだ。

かつては誰もがちゃんと見えていた、でも今は集めた小銭のテカリが
眩しくて、すっかり見失って存在すら忘れかけているそれが、ね。

----後日追記----

彼はネット上から完全に逃げ出してしまった模様。
彼のHPも消滅したため、リンクは切りました。
 

 

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2006.02.22

これで水道料金値上、だとぉ?

自分が住んでいるのは築…自分とほぼ同じ歳のボロい家だ。
大きな地震があれば一発で倒壊するだろう。ま、そうなったとしても
平屋だから潰されてもあまり痛くないかもしれないけどさ<ぐしゃ!

だけど一人暮らしとしては贅沢すぎる広さの日当たりの良い庭があり
そこにバイクは置き放題だし、イモやその他の野菜を栽培して食費
軽減が出来るのがチャームポイントだ<ばき

だがそれだけ古い家だと、住んでいる人間同様、あちこちガタが
出ている。その悩みの種の一つが水道水だ。生水はとても飲める
モンじゃない。赤錆と、鉛の味が舌でビリビリ感じるし、それ以外
にも沢山の味がする。いつか職場のICPで水質分析しその真実を
暴露しちゃるぜっ、分析技術者をナメんなよっ凸(-◇-;)

とはいえ、そんな水でも飲まない訳にはいかないし、飯だって
炊かねばならない。これが今の自分に与えられた水なのだ、
その水で如何に快適に生活するのかが、引っ越した当時、
自分に課せられた最初の課題だった。

…で、そんなものはとっくに確立しており、今は快適さっ♪

以下のPETボトル画像、上は生水、下は確立済みの方法で
浄水した水。…はっきり色の違いが判るっしょ(^^;)?

mizuhikaku

このとんでもない色付き味付きのマズイ水道水を生水でゴクゴク
飲めるようにしたその方法は、

 1)蛇口に中空糸フィルタータイプの浄水器を設置
 2)その浄化済み水をBRITAのポット式浄水器で浄水
 3)その再浄化済みの水をもう一つのBRITAポットでさらに浄化

・・・ここまでやって、ようやく飲めるし、米を炊いても嫌な味が飯に
残らないようになったのだ。

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BRITAの浄水ポットは全く同じ物を2つ用意し、フィルターもコストコで
安く買える海外仕様の物を使っている。これに水を二回通しても同じ
性能のカートリッジを使っているので原理的に水質は変わらない。

でもこれをわざわざダブルで使うのにはちゃんと理由があるのだ。

brita

それは水質向上ではなく浄水カートリッジの延命化だ。何せ
貧乏人なんで消耗品等のランニングコストは掛からないように
工夫したのだ。その具体的方法を紹介してみようか。

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フィルトレーションの原理原則として、原水の水質が悪ければ
フィルターの目詰まりや破過が早くなる。だから、まずin側の
水質を少しでも良くする事が重要だ。

自分の場合は蛇口直結の中空糸式浄水器、東レのトレビーノで、
赤水の原因となる赤錆のような粒子系の異物を濾し取っている。
トレビーノもフィルターに寿命があるのだが、その寿命が尽きる
主原因はカートリッジ内部の活性炭の破過であり、中空糸自体は
実はかなり持つ。圧損はそれなりに出てくるけどそれでも使える。

実際、自分が今も使ってる中空糸カートリッジは去年の6月頃に
交換した奴だ。活性炭は死んでいるから、この水をそのまま飲むと
ひどい味だけど、後段にBRITAを使うからそれでも構わない。

もし色付き原水をそのままBRITAに入れると、大して使わないで
あっという間に浄水カートリッジが死んじゃう。つまりトレビーノは
あくまでもBRIATの保護のため、延命化の為に使うプレフィルター
と割り切っている。そうするとトレビーノの中空糸カートリッジも
交換周期を大幅に伸ばす事が出来るのだ。

------------

この後の説明のため、2つ使うBRITAを仮に「A」と「B」とする。

先ほどトレビーノで予備浄化した水をAに注ぎ、それに装填されて
いるカートリッジで浄化した水をさらにBに注いで再び浄化する。
この時点ではAが二次浄化、Bが最終浄化を担当してる。

これを繰り返していると、AのカートリッジがBより早く破過し交換
時期が来る。でもそのまま使い続ける。Aはあくまでも二次処理
だから。すると今度はBが寿命を迎える。この時期は時間じゃなく、
自分の舌でその水を味わい判断するのがポイントだ。

そしたら、Aのカートリッジを新品に交換する。すると、この時点で
Bに装填されているカートリッジはAと比べると「寿命すれすれまで
使った中古」、という事になる。

で、この「寿命すれすれまで使った」物は、もうダメか?というと
実はそうでもないのだ。そのまま飲み水にするには辛いが、まだ
浄化能力は完全に失われておらず残っているのだ。普通だったら
それは捨ててしまうのだが、それを捨てずに最後まで
使い切る
のがこの「ダブルBRITA法」の真骨頂なのだ。

ここでAとBの役割を交代させる。つまりそれまで最終浄化を
担当してたBに次からトレビーノから出た水を供給して二次浄化を
中古カートリッジで行わせ、それで軽く浄化した水を新品カートリッジ
にしたAで最終浄化するのだ。

これを続けていると、今度はBのカートリッジが寿命を迎える。でも
構わず使いつづける。そしたら次にAの水に味がつき始めて、Aの
それが最終浄化能力を失う。そしたら今度はBのカートリッジを新品に
交換して、その時点で寿命スレスレカートリッジ入りのAと役割を
再び同じように交代させるのだ。あとはこの繰り返しをすればいい。

すると常に古いフィルターで二次浄化し、新しいフィルターで
最終浄化をする事になる。

これを繰り返していると原水を直接一つのBRITAで浄化したら一ヶ月
間持たないカートリッジが劇的に持つようになる。自分のペースでは
2つのBRITAを使って2〜4ヶ月に一個の消費で済んでいる。

------------

それにこうやって3段階の浄化を行うと、用途に応じて、浄化度の
低い水を使うことが出来るので、さらに寿命が延びる。例えばこんな
感じで使い分けている。ただし、「ブリタ前」のカートリッジが完全に
死んでいたらダメだけど。でも今までそれが完全ご臨終となって、
トレビ水と同じ水質になった事は無いのだ。

 原水  :庭へ水やり
 トレビ水:食器洗い
 ブリタ前:野菜洗い、えびぞ〜君らへの水供給、米の研ぎ(最初)
 ブリタ後:飲み水、コーヒー用、米研ぎ(仕上)、炊飯用、料理用等々

またブリタは少量ではあるが水を蓄えておけるので常に飲み水を
確保していられる。自分の場合は一号と二号合わせて約3Lを
常時飲み水として保持している。

またBRITAは無動力で浄化出来るので停電になっても大丈夫で、
水道が止まってしまって飲み水に困るような場合に最悪雨水を
ろ過して浄化して飲めるのだ。カートリッジの寿命は早いけどね。

ちゅーことでBRITAは日常使用としてもオススメだが、災害用品と
してもオススメ出来るのだ。一家に一つ+交換カートリッジ6本は
備えておいても、損は無いと思うよ。

------------

これだけの高度処理をしないと飲めない水道水なのだが、今日
帰宅したらポストに水道料金のお知らせと、一緒に上下水道の
料金値上げの通知が一緒に入っていた。4月から平均12.3%の
値上げがされるそうだ。

我が家は各種節約術のお陰で水道使用量がそこそこ少ない。
2ヶ月前のデータはこんな感じ。なお1〜2月も同じだった(笑)

mizuryoukin

でも水道料金は使用量が16トン/月以下だと料金が変わらない。
つまり自分の場合、あと5倍以上使っても料金は同じ。こうなると
節約してる意味が経済的には全く無いね(^^;)

今は上下水道料金が2ヶ月毎に2584円発生しているが、今後は
それが2961円になるとの事。つまり自分の場合は14.5%の大幅
値上がりとなるわけだ。

…おいおい、それならせめてBRITAが一個で済むくらいの水質の、
もう少しマシなレベルの水を供給してみろってんでぃ凸(-_-#)


 
 

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2006.02.21

とっくに別れてるんですけど(^^;

ここで何度も繰り返し言っているように、自分は結婚生活破綻者だ。
途中の一切を省きそう表現するのは「これは結果が全て」だからね。

そこに至るまでをネチネチと言い訳がましく自分側からの一方的な、
自分だけを不当に正当化するような事は、ここではもちろん口頭で
あっても一切しない。それがたとえ脚色無き真実であったり、離婚
後になって発覚したコトの真相などであっても、だ。
これは自分がそのまま墓場まで持って行くべきモノなのだ。自分と、
かつては最愛の相方であった元カミさんの名誉にかけてね。

もしそれを自分が語る事があるとしたら、それは再婚した場合だな。
元カミさんと言う存在を、自分の中から全て吹き飛ばしてくれるで
あろう「我が人生で最高にして最後の相方」には、その全てを
正直に、一度だけ話すだろう。

ただしその相方が本当にそれを望むのであるならば、だが(苦笑)

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な、もんで本来だったら離婚というマイナスイメージが付きまとう
履歴ってのはおおっぴらにすべき事では無いのかもしれない。

でもそんな短かった結婚生活も、自分には紛れも無い真実だったし、
自分は正常な思考で選択して自己責任で歩んだ人生の一部なんだな。

だからそれを隠すような事は一切していない。それは顔面に負った
傷跡と同じ、「戦って」その結果「負けた」という真実の履歴だ。
つまり「かつてそこに挑戦した者」としての勲章なのだ、恥じる
必要は無い。ま、「負けてる」から誇れる事でも無いけどさ<ばき

例えるなら「甲子園で一回戦で敗退した高校球児」って感じかな。

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で、ここから本題。今年に入った途端に風邪を引きダウンしたのは
以前UPした通りだ。その時無理して出社したときに、会社の同僚と
男ヤモメはこういう時に辛いっす、という話をしていた時に、その
同僚が突然冗談めかして、こう話を振ってきた。諸般の事情により
記述の一部はフィクションとしてるが、ニュアンスは伝わるだろう。

 同僚:「男の一人暮らしって?、奥さん出てっちゃったの?」
 ino :「…さ、3年程前ぇにとっくに出て行っちまっただよ」

 同僚:「え?inoさんチって、一体どうかしたの?!」
 ino :「…さ、さ、3年程前にとっくに離婚しちょるがな」

 同僚:「え?、たまに新婚当時と同じ弁当持ってきてるじゃん」
 ino :「あれは当時も今も、自分で作る自愛弁当じゃけん」

 同僚:「またまた〜、冗談ばっかり言っちゃって…(冷汗)」
 ino :「冗談だったら良かったけんど全部本当だがね(苦笑)」

…同僚、絶句してた(^^;) 
……自分も今までそう思われてた事にびっくり(^^;;)

------------

少し離れているけど、同じフロアにいて、たまに一緒に働いていて、
そういう話も何度もしたような記憶があるけど、その同僚はそれが
ずっと自分の冗談だと思っていたらしく、自分がまだ所帯持ちだと
思っていたらしい(冷汗)

一体何で自分が冗談言ってると思ってたんやねん?と聞いたら、

「inoの話には、たまに「元カミさん」という登場人物が出てくるし
 それがちっとも陰々滅々な雰囲気の話し方でなくカラッ!として
 どちらかと言うと楽しそうに引き合いに出して話すので、てっきり
 夫婦喧嘩か何かしたから冗談でそう表現して、実際は「カミさん」
 は居るんだな、と思ってた。」

…らしい(汗)

そっか、この人の中でもまだ元カミさんが「生きて」いたのか(^^;)
いまさらそう思っていた人が身近にいたことにもびっくりしたけど、
でもホンネは…ちょっとだけ嬉し<ばき

まるで悪い事を言ってしまったかのように恐縮しているその同僚に
全然気にしてないよん♪、とアッケラカンとそのまま話を続けた。

確かに今の自分は結婚していた当時や「元カミさん」に対し陰鬱な
感情を持ってないので、そういう話があれば普通に話しをするし、
引き合いにも出す。彼女は既にこの世に存在はしない人なんだけど、
アルカディア号の電子頭脳に移植されたトチローの意識のように、
自分の中には、まだ「元カミさん」は完全に消えず残っているのだ。
「元カミさんだった人」からは「元カミさん」は離婚以前に消滅
しちゃってたみたいだけどさ(T◇T)<ばき

------------

そう、自分にとって「元カミさん」とは、現時点でそういう存在だ。

それは取って付けたような異質な存在として、腫瘍やコブのように
なっているのではなく、自分という人間の足の指の先から手の指の
爪の先、そしててっぺんの頭皮まで(本当なら髪の毛、と言いたい
が、それは抜けちゃって薄いので地肌にした(TT)<ばき)拡散してて
自分の一部として「そこに在る」のだ。

今まで生きた結果、そして得た経験として、今の自分を形作ってる
「素材の一つ」として、咀嚼され、嚥下され、消化されて、自分と
いう人格を構成するミクロ要素の一つになっているという事だな。

おっとっと、別に元カミさんを今でも惜しんでいたり、ヨリを戻し
たい、という未練があるわけじゃない。自分との関係を断った事で、
彼女は自分と暮らすよりもはるかに幸せに生きられるようになれた。
そんな彼女をまた不幸にしたい、とは思わない、むしろ常に幸せで
いて欲しい。そうでないと離婚した甲斐が無いじゃんか(^^;)<ばき

それに、これは元カミさんだけが特別!というわけじゃないのだ。

------------

  「自分という人格は、自分の周りの人々に
    よって形作られた器の中に存在している」  by ino

…というと自分が感じているその感覚がわかるかも。

つまり、かつて事故で散った今は亡き友や、とっくに亡くなった
ジィちゃん、バァちゃん、まだ存命の親族、友人、知人、その他
自分に関わった、生き死に問わずにありとあらゆるヒトたちとの
関わりや影響があって、「今の自分」はここに形作られて「在る」
と言う事だと思うのだ。

そんな自分から元カミさんがまだ感じられる、と言われて、ある
意味で「…お前、親父にだんだん似てきたな」と誰かに言われた
時に感じるのと同じような、コソバゆいような感覚を感じられた。

つまり、あの時は残念な結果に終わったけど、それにもちゃんと
意味があったんだ、少なくとも自分があの時に自身で選択した
「生き方」は間違ってなかったんだ、って事だからね(^^)♪

------------

以下蛇足:

とはいえ、もし別の女と付き合った時に、それを感じさせるのは
相手に対しムチャクチャに失礼でヒドイ事であるかも良く分かる。

そもそも、自分は男女関係をパラレルで進行出来るほど器用じゃ
ないし、現在の関係と過去の思い出や古い関係を現在のそれと
両立させてやろう、というほど傲慢な人間でもない。

だから、仮に新たに惚れる人が現れたら「精神的キラーT細胞」が
inoの内部で活動を開始して、全身に散ってる「元カミさん」因子
を食いつくしてきれいさっぱり「新しい相方」のそれと入れ替え
てしまうだろう、今までもそうやって生きて来たからね。

仮に新たな相方が元カミさんを醸す自分を100%受け入れてくれた
としてもこういった「後始末」をしなければならない義務が自分
にはあるのだ。だってこれは「男女の付き合い」の中で本当に
最低限守るべき「モラル」であり、当然の「マナー」だからね。

それが出来ないのなら、新しい恋愛なんてしちゃアカンのだ。
大切なのは、たった今、そして未来。どんなに素晴らしい
栄光の過去であろうとも、それらとどっちが大切なのかは…
誰だって考えればすぐ判るじゃん(^◇^)

------------

自分は技術技能面で言えば間違いなく一人で生きられる人間だ。
でもメンタルでは弱い人間だから、何かの支えを必要としている。
当然「元カミさん」という存在は自分が今を生きる支えではない。

そちらに伸びようとしていた生き方の枝葉は、大元でばっさりと
切断され、血を流した跡のある切断面だけが残っている。だから
そちらに自分の人生の幹の過重がかかる事はもう無いからそちら
に新しい支えを求める必要は無いのだ。

間違っても、過去に失った元カミさんの代わりに切断された所に
あわてて同じような適当な接木を拾ってきて接いで、当座を間に
合わせしよう、などとは思わない。そういう場合は、往々にして
定着しにくいし、上手くくっ付いても後になって強烈な違和感を
感じ、結果疎ましくなってしまう。…悲しいかな実に良く分かる。

切断されて生き方の方向を失った代わりに、その瞬間から自分と
いう幹からは別の方向に向けた枝葉が伸びて、そちら以外の方向
へ向けた新しい世界を探して、闇雲に伸び始めている。生物って
のはダメージを受けても常に最期の最期まで生き続けようと努力
して、その可能性を探るもんだからね。

そういう新しい方向、新しい世界で、互いが互いを支えあって
いられるような相方と、もし出会う事があれば、そういう人と
今後の人生を共に生きたいな、と思う。

ま、このになったハゲかけた中年じゃもう難しいけど(^◇^ゞ
この地球上のどこかに、そういう人が一人くらいは居るんじゃ
ないかな?とも思うのだ。ま、ココは見ては居ないだろうが:-p

とはいえ、それが女性とは限らなかったり(冷汗)、もしかして
人間でないかもしれないけど(滝汗)、まぁ、それはそれ、
そういう生き方だってもしかしたら意外と楽しいかもよ(^^)<ばき


 

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2006.02.18

それはまるで「鯨の後ろ足の骨」

今回展開するのは、恐らく「超」が付くマニアックなバイクネタだ。
しかも車種がSRX600(と一部の400)に限られるので、それに興味が
無い人は、多分読んでも楽しくないと思うので、あしからずm(_ _)m

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全てのSRXの600と、YSP仕様のキックの400とセル付きの400には、
純正で小さいオイルクーラーが付いている。それはこんなやつ。
これは自分のセル付600のそれの画像。

srxcooler1

このオイルクーラー、なんでこのサイズで、この取り付け方法で、
オイルラインの取り付けフランジの角度が左右非対称で、さらに
以下にあるような謎のステーや穴があるのかを説明出来るSRX
乗りは、殆ど居ないと思う。

srxcooler2

だけど自分はそれらが何故そうで、何のためにあるのか判る。

それは、このSRXのオイルクーラーはSRX専用ではなく
他車の為に作られたモノの、流用品だから
だ。

その本来の車種で使うために、その寸法である必要があったし、
その車種の特殊性のため取り付ける場所が場所なので上部が棒に
なってゴムブッシュに差し込むようになってて、オイルラインの
フランジも、その車種でこういう角度である必要があったので、
その結果、必然的にそうなっているのだ。

そして謎のステーや、穴も、その単車で使うのに必要だからある。
でも普通のバイクであるSRXでは、そのステーや穴を使う必要が
無いから使っていない、と言う事。

えっ?何でオマエにそんな事が判るのか、って?

それは自分がSRX乗りである以前に、そのオイルクーラーを
使う単車、つまり「XT600Z乗り」、だからさ

600bros

奥がご先祖様のXT600Z、手前が子孫のSRX600。同族だから、使う
トップケースも同じ(で色違いの)クラウザーK2ソフトトップ(笑)

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XT600Zは街乗りバイクのSRXと違って、パリダカで闘えるための
装備を持つ「本物のレーサーレプリカ」だ。過酷な熱砂舞うラリー
レイドで大排気量空冷単気筒エンジンが闘うために、必要な装備
として最初からオイルクーラーを背負っているのだ。

しかも、飛び石やブッシュで破壊され、オイル漏れ発生で闘えなく
ならないように、こんな所に、なんと!真横を向いてね。

xtzcooler1

そして、こんなシリンダーの左後ろに真横を向いて装着されたオイル
クーラーに、前方から吹き付ける走行風を当てて冷却させるために、
上の画像にあるように導風用のダクトカバーが装着されているのだ。
まるでスバル車のボンネットの上にある、インタークーラーのエア
ダクトのようなモン、と言えば四輪乗りには理解し易いかな(^^)?

SRXでは用を成してない、あの横のステーや真中の穴とは、つまり
そのダクトカバーをゴムブッシュで保持するために必要なステーで、
そのための穴…なのよ。XT-Zではこんな感じで使ってる。

xtzcooler2

例えば古いXLR250Rにはオイルクーラーは無いけど、兄弟車の
BAJAにはオイルクーラーが背負わされていたように、空冷のレイド
モデルはベースモデルには無いオイルクーラーを背負う事が多い。
デカイタンクやライトのせいで、シリンダヘッドがベース車よりも
冷えないから、冷却性確保のために、かもしれないけどさ<ばき

SRXがまだこの世に存在しない1983年に発売されたXT600Zには
そのルールに則り当時のベースモデルXT600や、競技専用車の
TT600には無い、「専用」のオイルクーラーが装着されている。

XTを知らないSRX乗りからすると反感を買いかねない表現かも
しれないが、「XT乗り」からすると1985年にキックモデルが発売
されたSRXはエンジンがそもそもXT550を始祖とする4バルブ系
XTエンジンを流用してる、「XTの派生モデル」のようなもんだ。

だから使うオイルクーラーもXT600Zのモノを流用したのは当然
と言えば当然なのだな。

つまり、SRXには、ご先祖であるXT600Zでしか使われなかった
機能が、こうやって使われる事なく、潜んでいるって事。これは
まるで、四足動物だった鯨が海洋生物として進化し、その結果
後ろ足は無くなったけど、今でも後ろ足の骨が体内に残されて
いるような…まあ、そんな感じかな?(笑)

自分はSRXの先祖である初代XT600Z-TENEREと、その子孫の
セル付きSRX600を同時所有しているお陰で、本気のレーサー
レプリカのXT-Zから、街乗りバイクのSRXとなった過程で去勢
されてしまった部分や、逆にXTの時代から飛躍的に進化した
SRXの部分が判るし、このオイルクーラーのように古いパーツが
SRXに使われている事に気が付いてニヤニヤしたり出来<ばき!

…ね、「超」が付くマニアックな、(しかも何の役に立たない)
ネタだったでしょ(^^;)?


------------

以下蛇足:


人は、同じようなエンジンのバイクを、よく同時所有出来るな、と
言うのだけど、それは逆なんだな。同じ系列のエンジンを載せた、
全然違う乗り物を同時に持つのは「1+1=2」、じゃなく、「1+1>2」
そう、圧倒的に面白いんよ(^^)

OFF車とON車という決定的なディメンションの違いを同系同列
エンジンで感じる事が出来るのが新鮮だし、ヒラヒラ軽いXT-Zと、
ずっしり重たいSRXに同じようなエンジンが載っているから完全に
違う乗り物としても成立するのだ。

それでいて、同じ系列のエンジンは完全無改造(純正OSピストン
は焼付き修理で入ってる)XT-Zと、ガンガン改造した結果怒涛の
馬力を吐き出すSRXがあれば、600cc空冷単気筒エンジンの
奥深さや性格をデュアルレンジで楽しめる。

そして走る場所も、林道レベルのダートなら苦も無く走るXT-Zと、
峠やコース走行も楽しいSRXで、ビッグシングルをとことん満喫
出来る。こんな贅沢な楽しみ方は一台だけじゃ絶対に無理さ(^^ゞ
それに主要パーツだって、共用出来るしね(^^)♪

------------

ちゅーことで、同族エンジンで、全然違うキャラクターの乗り物を
同時所有するのはオススメ。同車種でグレードが違う、とか、
同じようなバイクで微妙に排気量が違う、とかではなくて、
on車とoff車、とかでキャラを激変させるのが、そのポイント。

一台では不可能な(マニアックな)世界に行ける事ウケアイ<ばき


 

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2006.02.16

機密情報、漏洩ス

自分がEXCELを使いこの2年半程家計簿を一日も欠かさず記録しているのは、
この貧乏生活カテゴリーにまとめてある通りだ。

その家計簿ファイルはUSBメモリーに入れてあり、最新版を持ち歩いている。
それは思い立ったら即座に記録する、という意味と自宅や職場等にRev.UP
されないファイルが混在するのを避けるため。一元管理を行っているためだ。

これはinoの最高機密情報。xlsファイルにはパスワード設定をしてあるので、
仮にそのUSBメモリを紛失しても一応は大丈夫だ。まぁ他人の家計簿なんて
見てもちっとも面白くなんてないだろうけどね。

で、そのファイルを今日の昼休みの英訳遊びが終わった後に開き、刻一刻と
変動する外貨の相場データを入力して手持ち外貨の価値が、全体でどう変動
しているのか監視してみたり、昼飯用に買った食材のレシートを記録して、
デイリーの出費の傾向を眺めて今月の経費削減の作戦を脳内でシミュレート
したりしていた。

昼休みが終われば仕事の時間、せっかく入力したデータをフイにしないよう
ポチっとセーブして、すぐさま仕事に移った。

ここを押せばそうなる

------------

定時を迎える頃になっても仕事は終わらない。まあ開発の仕事なんて定時間
で出来るものなんて殆ど無いのだ。今日も残業ゥ、しかもサ〜ビスゥ(ToT)♪

で、その頃、自分の席から離れた庶務さんのあたりに人だかりが出来ている
のを発見した。ちょうど英文論文の下書きを印刷した所だったのでついでに
ページプリンターがある、そのあたりに出向いて人だかりに参加してみた。

 ino :「なになに?一体どうしたの(^^)?」
 同僚:「なんか妙な表が印刷されてるんですよ(-o-;)」
 先輩:「小遣い帳みたいな、細々した買い物がまとめられた表だな」
 上司:「なぁ、これ出したのinoだろ?、絶対間違いないな(苦笑)」
 ino :「・・・へ?(^^;;)」

なんと!その人だかりの中心は自分の2月の家計簿の明細だった!

kakeiout

うわうわ!うわわっ!、なななな、なんでそれがこんな所に
印刷されて出て来きちゃっちゃっちゃっ、てるんだぁ!ぎゃー!!(冷汗)

どうも昼休み終了後にセーブするつもりでツールバーにある「上書き保存」
のボタンをクリックしたつもりでその横にある「印刷」ボタンをクリック
したらしい。

ここを押しちゃったようだ

慌てて回収するも、時既に遅し。このプリンターに書類を印刷し、それを
取りに来ていた多くの同僚や上司はそれを手に取って眺めていたらしく、
そんな彼等に自分の赤裸々な日々の消費行動が全部バレてしまった(T◇T)

------------

ここで毎月公開しているのは集計されたデータだから、毎日の消費行動は
その結果に埋もれてしまうのでそれほど恥ずかしくは無いのだが、明細を
事細かに記載した生の家計簿を人様に見られると無茶苦茶恥ずかしい(^^;)

まぁその恥ずかしさってのが、例えば「エロ本購入」や「エロDVDを沢山
レンタル」とか、「ムフフな所でSPサービス♪」とかではなくて、もっと
リアルな生活臭の漂う記述、「トイレットペーパー12P入り198円」とか
「見切りキャベツ70円」とか「道で10円拾う」等の細かい記録を全〜部、
きっちり記入して管理しているのがバレた、って事なんだけどさ:-p

逆に自分同様に一家の家計を預かる既婚のOLさんからは意外な反応があり、

 「男の一人暮らしでここまで記録しているのは…スゴイわ(-◇-;)」

ってな具合で逆に感心された。独身ぢょせいなら絶対ヒクだろうけども
同じ土俵で闘っている「戦友」にはそれなりに認められたようだ(苦笑)
だがそれが「誉め言葉」なのか「諦め言葉」なのかは微妙な所だ<ばき

------------

…しかしEXCELよ、いくらボタンを押し間違えた自分が悪いとはいってもだ、
いきなり無警告でネットワークプリンターに家計簿を吐き出すなよ(^^;)

今回流出した機密情報は給料日前の家計簿だったから、バレると色々マズい
給料や給料外収入の総額は記載されてなく純粋に出費額だけの漏洩だった。

もしこれが預貯金の口座残高リストや、外貨預金管理シートや、入社以来の
年収推移グラフ、給料明細集計シート、離婚後の総資産の推移グラフとかが
誤ってプリントアウトされて同僚らにモロバレしたら、自分が入社してから今に
至るまで脈々と築いてきた自身のイメージが木っ端微塵になる所だっ<ばき


 

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2006.02.14

バレンタインデーに思うこと

今日は2/14、日本ではバレンタインデーと呼ばれる特殊な日だ。

今までは「女が男にチョコレートをプレゼントして告白や感謝をする」
だったのが去年位?から「男も女にチョコとかをプレゼントして良い」
となり、今年は遂に「男が女に(高価な)プレゼントをするのが当然!」
と声高に叫ぶ女が増加しはじめたらしい、…と何かで聞いた気がする。

じゃあ男がそうやってプレゼントしたら、「ホワイトデーは3倍返し」
で何かをくれるのか、というと、なんとまぁ、その日は男から女への
一方通行でバンバンプレゼントをする日であって「逆はありえない!」
…んだとサ(-◇-;)

 「お前の物はオレの物、オレの物はオレの物」

これ、中国やジャイアンの論理かと思ってたんだけど、違ったらしい。

------------

そもそも「プレゼント」ってのは物でなく気持ちを贈るもんだろ?

それがチョコだろうが、ダイヤだろうが関係ない、それは単なる取り皿。
そこに乗っている、目に見えない「気持ち」が何よりも一番で!貴重で!
大切で!、嬉しくて♪、幸せにさせてくれる♪…事なんじゃないのか?
単なる紙切れにあらゆる感情を込められる手紙なんて、その究極だぜ。

バレンタインデーという風習が今までは美しかったのは、チョコレートと
いうそれほど高くは無い、誰でも手が届く「モノ」に、募る想いや、感謝、
と言った「気持ち」を込めて贈る、という精神的なイベントだったからだ。

なのに、結局この日も、中身ではなく器に過ぎないモノにだけしか価値を
見出せない、ただ本能を満たすためだけの下賎な日になってしまうのかな、
クリスマスのように。

何ら見返りを求めない、善意や想いを込めた渾身のプレゼントを贈っても、
その品でなくその行いに、感動はおろか、感謝のカケラすらもされないと、
いくら高価な、どんなに頑張った結果の品を贈ったとしても本当に空しく、
苦しいまでに悲しいモンだ。だけど、ただモノだけを男に求める今ドキの
女ドモはそういった「込められた気持ち」が、理解出来ないんだろうな。
常に「殴る側」の覇者として、「殴られる側」の上に君臨していたならば、
そうなっちゃうんだろうな、人間ってさ。

ま、中年バツイチ男の自分は、幸か不幸か、そういう事と全くの無関係と
なっちゃったから、もう金銭的にも精神的にも何も実害は被らないけど、
男からプレゼントされる事は当たり前、と思っていたり、その品の値段が
安いからと、鼻息で吹き飛ばしたりする「感謝」という事が理解不可能な
女どもよ…もう少しだけ謙虚になりな、そっちの方がカワイイからさ(^^ゞ

え?何ぃ?「謙虚」の意味がサッパリ分からない(-◇-;)?<ばき

------------

かく言う自分は、37年間足掻いて生きているが、女性から「本命チョコ」
を貰った経験が無い(自爆)。一生に一度くらいは、そういう経験をして
みたかった、というのは偽り無き本音だが、自分は世の女性から見たら
そういう価値のある男ではなかった、と言う事実は「事実」なのだ(^^;)

そんな「ダメ男」は、さらにダメな事に、実はチョコレートが大好きだ。

駄菓子のような準チョコレート菓子から、GODIVAらに代表される高級系
までと、その守備範囲はかなり広い。当然自分自身で買って食うのだ。
まあ、チョコに限らずお菓子系は和洋何でも食うんだけどね(^^)。

クッキーやチーズケーキとかの簡単なモノなら、自分で思うような配合で
たっぷり作って満足行くまで食ったりもする。酒やタバコやギャンブルや
女遊びに金を使うくらいなら、美味い飯を食ったり、美味いコーヒーを
落としたり美味いお茶を入れて飲みながら、美味い菓子を食う方がいい。

おっとっと、これはあくまで「美味い」であって「高価な」じゃない。
自分からしたら、庭で取れたサツマイモは「美味い」、軒下で七輪で焼く
生サンマも「美味い」、炊きたての麦飯だって「美味い」のだ(^◇^)

------------

そんな酒も飲まないチョコ好きな中年バツイチ男が、ハマりにハマった
美味いチョコを紹介して、今回のネタを〆よう。

それは北海道はROYCE'の生チョコ。かつて生チョコがブームになる前に
北海道土産に貰ったそれを食った時のあの衝撃は、今も忘れられない。

もう美味くて美味くて、でも当時は近隣では売ってなくて、やむなく通販
で仕入れて冷蔵庫に備蓄し、毎日一切れ〜二切れずつ食って「幸せぇ♪」
になっていた。生ホワイトなんて一体何ハコ食ったか判らん(^_^;)

あまりにもにハマり過ぎたため、30歳の時に生まれて初めて虫歯になって
生まれて初めて歯医者に行った。つまりそれ程に食いまくっていた<ばき!
その時の反省から生チョコは一年に一回だけ食うようにしている。

幸運な事に、このバレンタインシーズンになるとROYCE'の生チョコもその
商戦の波に乗ってドンブラコ♪ドンブラコ〜♪と、近隣まで流れてくる♪
だが不幸な事に、それを購入するのが実に大変で勇気も必要となる。

想像してみて欲しい、丸刈り頭の胡散臭い中年ジジィが、たった一人で
あの商戦の場に分け入って、ROYCE'の生チョコまでたどり着き、それを
購入するだ。ちょっと、いや、かなり異様な姿だ。まるでモテない男が、
それを誤魔化すために偽装チョコを買っているように見えなくもない。

そういう不潔な汚物を見るような視線で自分を見る店内の女性客や女性
店員に対し、オレは声を大にして言いたい!(が、実際はしていないよ)

「野郎だってチョコレートが好きなんだ!自分が食いたいチョコを自分の
 稼ぎで、自分が食いたいだけ買ってるのに、それの何が悪いっ(T◇T)!」

------------

以下蛇足:

 え?今年のバレンタインのチョコ?当然一個も貰わなかったよ(^^;;)
 つまり世の中の女性はダメ男を見抜く眼力がちゃんと備わっている。
 ちょっと安心したよ(^^ゞ<ばき!


 

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2006.02.11

中年ボーダー、頑張る

離婚後の自分再構築の一環として始めた、過去に痛い目にあって以来
ずっと苦手意識があり、ずっと逃げ続けていたウィンタースポーツ、
それが今では、冬が来るのが待ち遠しい!程にすっかり楽しくなった(^^)


スキーとスノーボードをほぼ同時に35歳から始めた
のだが、ここ最近は
ずっとボードばっかりやっている。その理由は単純、スキーよりボード
が面白い、というような理由ではなく、ボードは道具一式を持っている
のでスキーをレンタルするよりも安上がりになるからだ<ばき

------------

道具が揃うと敷居が一気に低くなり、コストメリットが出るというのは
キャンプとかもそうだ。一通り揃ってしまえば一泊のコストは激減して
そして回数を重ねれば重ねるほどそのコストメリットは増加してゆく。

スキーも一念発起して道具を揃えてしまえば、多分ボード並にやるように
なるだろう。自分はどっちにも何の偏見も無いし。でもスキーはボード
と比べると用品が高いから貧乏庶民には敷居が高い。板とビンディング
と靴を買うと5万くらいは余裕でかかっちゃうもんなぁ。短いスキー
ボードとかなら、1万円くらいから買えるけど。

その点、ボードは安いので敷居が低い。特売安物ボードのsetなら
2万円しないで揃うんじゃないかな?そういう安い板が全然ダメか?と
いうと、…初心者には違いがよく判らん、だから大丈夫だろ(^^;)<ばき

それがわかるまでガンガン滑り込んで、上達したら、自分に合う良い板を
買えばいい。それまでは初心者は安々ボードでも全然問題無いと思うよ。

そんな、かく言う自分が使っているのは、こんなボードだ。
 ↓
myboard

…どこ製だか、よくわからない(^^;)。これと同じ板をゲレンデで見かけた
事も一度も無い。誰かこの板がどういう物か判る人いません?<ばき

これは自分のスノボ師匠が新しい板に買い換えた時にそれまで使っていた
古いのをタダでくれたもの。「これで修行しろよ」、ってね。で、それを
今も使っている。

付いているビンディングも、一番安いありがちな、白プラスチック製の
アレだ.取り付け角がかなり進角してるのが、画像から判ってもらえる
だろうか?普通の滑走を重視し、アクション系を考慮しないとこうなる。
ちなみにこの板、長さが145cmだから「女性用入門set」とアル○ンとか
で売られてるようなヤツなんじゃないかな(._.)?<ばき

道具としては確かに安物だと思うけど、スノボ初心者にはこれでも十分に
「使える板」なのだ。道具の良し悪しが判断出来るような腕はまだ無いし、
これから沢山経験を積めば、例えばもっと長い板がいい、とか、硬い
板がいい、とかそういうことが判ってくると思う。それまではともかく
コイツで修行修行♪

単車も小さいのから大きいのまで沢山乗って色々な経験を積んだから、
自分のベストがノーマルのTWだと判ったのだ。もし食わず嫌いや耳年
増で自ら経験せずカタログデータだけで単車を選んでいたら、非力で
不恰好な、でも素晴らしきTWには、絶対に巡りあえなかったよ(^^)。
他にも結婚だってしてみないと自分ではダメなんだ、と判らなかっ<ばき

ともかく、どんなボロい道具でもいいからまず実際にやってみる事だ。
そうしないと、何も始まらないし、何も得られないからさ(^^)b

------------

で、実は昨日の誕生日にもスノボに行ってきたのだ。

土日はスゲェ混むけど、平日ならそれほどじゃないから休みを取ってね。
会社の後輩を年休取得に巻き込んで、野郎二人でトボトボと出発<ばき
ま、自分に対する誕生日プレゼントみたいなもんだわな(^◇^)

場所は行き着けとなってる南諏訪の富士見パノラマ。ここは近場の割に
結構楽しいゲレンデなんで、お気に入りなのだ。支度して早速中央の
中級?ゲレンデのてっぺんに立った。まずはここで準備運動するのさ♪

絶景かな絶景かな♪

かつて最初ここに立った時は、目がくらんで登って来た事を後悔したが
今はこの程度ならワクワクするぜぃ♪イヤッホー♪♪

------------

スノボは低速だと思ったようなアクションが取りにくくかえって危ない。
この辺は、低速だとフラつく単車に似ているな。そして速度がある方が
ズバッっとアクションが決まるのも、off車でダートを攻めるのと同じだ。

だからそれなりに速度を乗せる必要があるけど、でもそれは初心者には
絶対的な恐怖だ、本当に怖い。だがその相反する二つの間に自分を
置いて、より速度を上げる方向に自分のやる気をシフトさせる、つまり
「挑戦」しないと上達しないのだ。

自分の実力を見極めた上で、それを少し越すような挑戦をして、ヒヤリ!
としたり、たまに痛い思いをしながら、その経験を元に少しずつ世界を
広げてゆく…そんなイメージだ。虎穴に入らないと虎子は得られない
とは言っても虎穴の中には虎子だけでなく親虎もいて、ヒドイ目にあう
かもしれないんだけどね(^^;)<ばき

昨日は天気が良いのもあったし、本人も絶好調だった♪

kassou

最大斜度のところではまずエッジを立てず直滑降して速度を載せてから
こんな感じで左右に大きくドリフトターンで遊び、その後に緩い所まで
降りてきたら今度はエッジを立て速度を落とさず曲がるカービング
ターンの練習をひたすら繰り返した。

徐々に身体が温まり、何となく自信も湧いてきて、調子にも乗ってきた。
訳も無く短い周期で左右に激しく振りながらノリノリ〜♪、と遊んだ後に、
その勢いを持ってリフト乗り場に近づいていったら、その近所で想定外の
突然の逆エッジを食らった。

逆エッジとは、単車でいうハイサイドと全く同じ事。リフト近くは雪が
踏み固められてカチカチになっていて、なのに速度が乗っていたから
たまったもんじゃない。左肩からバーンに叩き付けられ激しく大転倒(^^;)

激痛が走り、しばらく起き上がれなかった。左腕に当初は力が全く
入らなかった。幸か不幸か、こういうシチュエーションは単車で自爆
転倒したり、事故ったりして、すっかり慣れているので、倒れたまま
意識を再起動して、身体の末端から冷静に自己ダメージチェックを
してゆく事が出来る。

…左肩は痛いし、腕も自力では動かないけど、ちょっと頑張ったら
痛いなりにもどうにか動かせるじゃないか…と、言う事は脱臼はして
ないし、骨もどこも折れて無い。つまり打撲による捻挫、って所だな。

一時間ほど麓のベンチで安静にしていたら、左腕を動かさなければ、
痛みがそれほど増加しない事がわかった。じゃあ左手を使わなければ
いいや、と滑走を再開した<ばき

左手を使ってバランスが取れないので速度は落し、セフティマージン
をたっぷり取った自分の70%程で淡々と滑走を繰り返す。イメージを
脳内に焼き付けて、次回に繋ぐためだ。そういう転倒しない程度で
押さえていれば、左手を抱えこんだ状態でもどうにか大丈夫、その後
10本くらい滑って、それで帰った<ばき


緩斜面での逆エッジはスノボで大怪我する原因の一つだ。この
程度で済んでラッキーだった。敗因は調子に乗って油断していた事、
それに尽きる。でもこの経験を生かして、また新たなる次を目指すぜ。
そうすれば痛い目にあった事にちゃんとした意味が生まれるからね。

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ちゅーことで、今も左手が持上げられない状態でキーを叩いている(^^;)

医者に行ってもレントゲン撮って鎮痛剤とシップが処方されるだけから
手持ちのシップを使って安静にしてればそれで十分だ。左手が使えなく
ても一通りの家事や一般生活にちっとも困らない。メシを作り、洗濯し、
布団を干すのもちゃんと無難にこなしている。

なにせ過去の事故で折れた左手を使わず生活していた経験が自分には
あるのだ。今はそれを生かすチャンス到来♪、なのさ(^^)<ばき


 

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2006.02.10

37歳

今日は自分の誕生日。この日でなんとまぁ、37歳になった。

…37歳、もう立派なジジィ、どう足掻いても若さのカケラも残ってない。

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もし仮に19歳で子供が出来ていればこの冬でもう大学受験してるはずだ。
まぁそこまで早くはなくとも世間一般の普通の男なら、ちゃんと結婚して
家庭を維持し、子供を育て、住宅ローンを組んでマンションや家を買って
いるだろう、そんな年齢に自分は到達したわけだ。だが、自分は一体、
…この歳まで何をやって生きて来たのだろうか?

そういう人生を歩むために必要だったカード、本当だったらそれを使って
新しい人生の価値を生み出さねばならなかったはずなのに、自分は
愚かな人間だったのでその価値に気づかず、一枚捨て、また一枚捨て…
それを繰り返した結果、今の自分にはこの歳になっても有意なものが
殆ど残ってない。

失敗を続けて、そしてダメ出しされて、自分の愚かさと身分相応を知る、
それを懲りもせず何度も何度も繰り返してきた、37年間なんだろうな。

強いて言えば、老後を過ごすための生活資金くらいは貯まりつつあるが
カネも、メイヨも、薄っぺらい乱造された印刷物、絶対的な価値など無い。
逆にこのままの人生がそのままずっと続くのであれば、逆にそれを
持っている事が、かえって自分を長く苦しめ続ける原因になるような、
そんな気もする。

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だけど、自分が今までしてきた37年間の人間としての経験は決して
無駄じゃなかったと思うのだ。

本当に必要とされたかった人からは不要というレッテルをベッタリ貼付け
られたけど、自分の仕事や生き様は、どこかの誰かに僅かであっても何か
影響を与えているんだと思うのだ。自分が様々な人や物事に沢山影響を
受けているように、もしかしたら自分がここに色々なことをホザいている
事が、誰かに何らかの影響を与えているのかもしれないように。
…う〜ん、いくらなんでもそんなことは無いか(^◇^;)<ばき

他にも経験は色々な事を教えてくれた。例えば結婚ってのは凄くいいもの
だと思う。結婚してない男女諸君、是非するべきだよ。いやいや嫌味じゃ
なくて本当にそう思うのさ(^^)

自分も許されるならば、生涯であと一回だけ結婚してみたいと思う。
「inoでもいいや」、ではなく「inoがいい」、と言ってくれる人が、
もしもこの世にいるのならばね。

とはいえ、この歳になっちゃうと「もうそんな期待はするだけ無駄だ」と
いう事も悲しいかな、人生経験上、判ってしまうんだけどさ(^^;)<ばき

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自分はいくつまで生きるのか判らない。明日に死ぬかもしれないし
予想できないくらい長生きしてしまうかもしれない。

でも、漠然とだけど、少なくとも人生の半分はもう終わっているんだ、と
思う。それ以上生きるのなら、それは拾いモンだ、そう思って生きよう。

そんな残りの半分も、今のまま一人で生きる事になるだろうな(^^ゞ
「悲観」でも「諦め」でもなく、「経験上の直感」でそう感じるのだ。
これが自分の宿命であるならば、それを前提に、今後の生き方を
考えて、それをこれから組み立てて行かねばならない。

37歳の自分はもう夢見る少年ではないし、血気盛んな若者でもない。
自分の身の丈と実力を把握して冷静な判断が出来る「大人」だからね。


  

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2006.02.09

一日遅れの日記のススメ

以前ココログフリーで裏Blogを試しに作った、という話をUPした。

パスワード設定をして、第三者に閲覧出来ないようにしてあるので、
URLは公開しないが、その「ino個人日記」、実は毎日毎日欠かさず
UPし続けており、今のところ2ヶ月近くずっと皆勤賞を更新してる。

ここが一週間で2、3本UPするかしないか、なテイタラクな状態で
ある事を考えると、我ながら大したもんだな<ばき

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そこにはあくまで自分だけしか見ない事を前提とした日常の記録や
仕事の内容、生きていて感じる事、そして必ず最後にその日に何を
食ったのか、を短くてもいいから欠かさず記載するようにしている。

そのおかげか、一ヶ月前くらいから連続して読み返してみると…
自画自賛だけど面白いでやんの(^^;)

そもそも「日記」ってのは人様に見せるようなもんじゃないから
本人が判ればどんな略語や文法を使ってもいいし、そもそも
本人以外の誰が読むなんて想定して書かないもんなぁ。

ここもBlogだけど、一応人様の目に触れることを想定して、
そういうつもりで書いている…つもりなんだけど(^^;)<ばき!

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で、その日記、実はその日には書かないようにしている
必ず翌日、または翌々日に、脳内の記憶だけを頼りに、
その日の行動や、仕事の内容、食ったもの、料理法、買い物の
内容などを書くのだ。

40歳目前ともなると、毛根だけでなく、脳みそもびっくりする程に
ヘタってくる。な、もんで、やり始めた当初はたった数日前の事
なのに断片的にしか思い出せず、愕然としたもんだ(^^;)

でも、これを継続していたら、二日前の自分の行動を相当きっちり
思い出せるようになってきた。これにより最近仕事疲れでぼんやり
しがちになっていた様々な記憶の整理や、そんな仕事の進行
状況の全体的な明確な把握、毎日のメシのメニューの回転率(笑)
などがより鮮明に判るようになった。

脳みそも筋肉と同じで、使ってないと衰える。そして反復して
思い出す事で、記憶力のトレーニングになり、そして鍛えることが
出来るんだな、と実感出来るようになっている。

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さあ、これから老化する一方の同輩諸君、この「遅延式日記付け」、
結構イケルぜ、オススメするよん。何も花札屋の携帯ゲーム機を
買ってそんなソフトで遊ばなくても、こうやればボケは防止出来<ばき


以下蛇足:

 人様の目に触れないと判っているから、とても公に出来ない様な
 心境も吐露出来ている。つまり設置時にもくろんだ「王様の耳は
 ロバの耳!」的な使い方もちゃんと出来ている。

 え?見てみたい?ダメダメ、あの内容は誰にも知られる事なく
 墓場に持ってゆく、そんなつもりで日々刻んでるからさ(^^ゞ


 

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2006.02.05

私的TDM改造法

我が最大排気量の単車、97年式UK仕様TDM850の色は、黄/銀/黒だ。
以前UPした画像をそのまま転用して再表示。

幸せの黄色いTDM

な、もんで、色々と弄るにあたって、このように色合わせを常に意識して
装着するパーツに徹底的に拘り、各種改造を施してきた。色が合わない
時は強制的に塗装してしまうほどに。

上記画像の通り、ブレーキは、黄金色のブレンボキャリパー、見えないけど
マスターも黄金色のブレンボで統一してある。あまり他のTDMでは見かけない
エンジンガードは黒いヘプコ&ベッカーのを黄色に塗装してある。クラウザー
Kウィングサイドステーは銀のベースプレートを黒いステーで固定するので
色合わせ的にそのまま使っているが、同Kウィング用トップケースキャリアは
エンジンガードと同色に塗装してある。

シートもこの通り黄色と黒のツートンに張り替え、一見シングルシートカバー
風にしてある。エンジンガードにつけたダイソー自転車フレームバッグも当然
黄色だ。ウィンカーはメッキのバンティットの物に変えてあるし、ナックル
ガードもわざわざ色が合うのを探して、ワンオフで作ったアルミバーエンド
ナットで固定してそこに黒いカッティングシールの「YAMAHA」を張ってある。
マフラーもSUSのエキパイと黒いカーボン調サイレンサーの最初期OVER管で
色合わせしてある。黒耐熱塗装した鉄エキパイの方が色合わせ的には良いが、
ハンパでなく錆びるので却下(^^;)。

他にも細かいパーツで黄化や銀化、黒化してある。例えばヘッドライトは白い
HIDを入れてあるが、ハイビームとポジションランプははイエローバルブとか。
黄色いパーツという事でわざわざ北米仕様フロントサイドリフレクターも装着。
リヤのロングフェンダーは色と無関係に実用上どうしても必要だから装着、
トップケースも無論そうだ。

あと、あまり人がやってない、まず他のTDMには施されていない改造は…
ステップのゴムマウントキャンセルリジット化くらいだが、それは色合わせと
関係無いので省略しよう<ばき

足回りやエンジン、ポジション関連はほぼノーマル。エアクリーナーやキャブ、
サスには少々手を入れセッティングを微妙に変えてるが社外品にはしてない。
サスはオーリンズが良いとわかっているし、キャブもFCRに変えると激変して
凶暴な乗り物になることが判ってはいるが、自分は色々持っている単車の
中では、TDMという乗り物の、ノーマルの乗り味が気に入っているのさ(^^)。

過激に弄ってノーマルから激変させる単車はSRXだけでいい。TDMは信頼
重視の快適快速長距離ツーリングマシン(兼、峠用&街乗りお買い物用)、
複数のバイクを持っている場合、それらを全部違う方向性を目指さないと
上手く乗り分ける事が難しいのだ。メンタル的にも、コスト的にもね<ばき

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この冬は猛烈に寒いけど「単車乗り」の自分は単車に乗る。だけれどいくら
気合を何度もインストールした所で、それが入るハードウェアは40歳目前の
衰えた中年ボディ、泣く子と女と寄る年波には勝てない弱い弱い男なんで
今年の寒さが骨身に凍みるぅ(TT)

だから去年だけど、このTDMにデイトナ製のグリップヒーターを入れてみた。
自作防犯装置や車用HID等の電気系改造を散々施してあるコイツにグリップ
ヒーターを組むのなんてお茶の子サイサイ♪、カウル外してさっさと装着して
みた。完成後、試運転してみたら、あったけぇ〜〜、これはイイ(^∀^)!

調子乗って、薄いグローブで真夜中走り回っていたら、振動でカウルの中の
ギボシ端子の接触不良を誘発し、突然ヒーターがoffになって、両手の平が
凍傷になるんじゃないか、と思うほど冷えまくったのはナイショだ<ばき

原理は電熱ヒーターだけど、片方で10W、両方で20W程度の発熱量なので
(≒ウィンカー球が21Wなんでそれとほぼと同じ)せっかく発生させた熱も
握っている間は良いが、ちょっと手を離したりするとあっという間に冷える。
そうなると再び実用温度になるまで時間がかかる。あ〜もったいない。

貧乏節約生活を心がけ、常に省エネにいそしむ自分としてはそれに問題を
感じたので、最近その拘りを上記の色合わせの拘りも兼ねて施してみた。
それはこれ。
  ↓
tdmnuc

黄色のナックルガードに足した黒いオーバーガード。これを装着すると、
走行時の冷風がグリップや拳に直接当たるのを、より防いでくれる。
元々付いてる小振りなナックルガードでもそれなりに効果があるけど、
これを付ける事により、より確実に風を「切る」のだ。

黄色いナックルガードに黒いガードを足したのにはちゃんと理由がある、
しかもこの上部に段のついているのをわざわざ選んで買ってきた。

それはTDMのカウルに付いてるスクリーンが黒で、段付きだから
ウソのようだが実話。ほら、真正面から見ると、こういう風になるのだ。
  ↓↓
tdmnuc2

右も左も中央も、黄色いベースに黒いシールドが生えてるように
見えるっしょ?些細な事だけど、こう言うのが「ino流」なのさ(^◇^ゞ

------------

以下蛇足:

グリップヒーターを入れた時、カウルを引っぺがしてハーネス類を
全て剥き出しにしたので、久々に電気系改造熱に火が入った<ビリっ!
で、手持ちの車用白色LEDユニットをこんな形で装着してみた。

tdmposi

フォークブーツの上、サイドカバーの内側にある、バー状の発光体が
それ。明るい日中に見てもそれなりに認識できる明るさだけど
夜になると、これが結構明るい。真っ暗な庭先での押し歩きや、
キャンプサイトで暗闇の中でテントを張るくらいなら、これだけでもう
十分な明るさだぜぃ♪


 

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もう馬力は要らない

先日、車の買い替えをなんとなく検討している話をUPしたが、その悶々は
その後も周期的にやってきて、新型B4の2.0R(無論5MT車)を試乗してみたり
ハイゼット・クルーズターボ(4WDの5MT)の見積もりを取ったりしている。

ぶっちゃけ、そのあたりなら高いことは高いけど、それでもローン組まずに
ポケットマネーで買えるので、その気になればすぐにでもお買い上げ可能♪
…なのだが、どうにもそういう気持ちにならないのだ。うーむ。

今のアトレーやB4に対する愛着もあるもんなぁ、アトレーは腐れ縁だし、
B4だって自分のそばに居る時間が既に元カミさんよりも長いのだ<ばき

とはいえ、命在る者はいつか死んで、形有る物は壊れてしまうのだ。
来るその時のために、常にそういう覚悟を持って生きていないと、また
マイナートランキライザーの世話になっちゃうぜ<ばき

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それでは試乗のインプレなんぞしてみよう。

新型B4の2.0Rはツインターボな旧型RSKからすると車体が軽く、クラッチや
シフトフィールが軽快で、ハンドルが適度に重く、確かにいい感じなのだが
エンジンは非力で、感動無くぶーーーーん、と回る。単車の4発のような湧き
上がってくる高揚感は殆ど無かった。車としては結構頑張っているんだろう、
でも単車乗りにはそれほど楽しいエンジンじゃない。期待しすぎだったカモ。

そういう事さえ除けばこまめにシフトして走るとそれなりに楽しい(^^)。
でもDOHCパワーを期待して少し回すとレーシーとは言いがたい商用車の
ような高音ノイズ雑じりの音が車内にバンバン入ってくるのが興醒めかも。

正直、旧型B4RSKの方がドコドコ言うツインエンジンのような排気音と2stの
ようなえらく癖のある二段加速感で単車乗りにはコッチの方が楽しい<ばき
マッキン仕様なら判らないが標準オーディオだったら、ちょっとイジってる
自分のRSKとは比べ物にならないほどショボかったのも残念。

その後参考までに乗せてもらった2.0iのワゴン(4AT)と、街中では殆ど差が
感じられない。高速道路では確かに2.0Rは「ぬえわ」を超えてもそのまま
伸びて加速するけど2.0iはそれ以降になるとちょっと辛い感じだった。

…でもそのくらいだな、そこに至るまでだと、そんなに劇的な差が無いのだ。
つまり、NAレガシィは、ブンブン走らない限り2.0iで必要にして十分
しかもお買い得♪、というのがカタログを見比べたのではなく、乗ってみての
今の自分の結論。

カッタルイ4ATでは2.0iも商用ライトバンのような普通の車だったけど、5MTで
キビキビ走れば十分楽しそうだ。なにせ2.0Rがそうだったから。逆に2.0Rが
4ATだと、エンジンの持つキャラクターがスポイルされちゃって、DOHCにする
メリットが半減しちゃいそうな気がする。

なお、2.0iのMTは乗りたかったが試乗車が存在しないんだそうな。残念。

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そんな感じで悶々としていたら、ヒョンな事からインプレッサの個人売買話が
やってきた。丸目後期型のGDB、装着可能なSTIパーツがほぼ全部入ってる、
(注:ホイルとマッドガード、ロールゲージを除く)かなりスパルタンな奴だ。

インプはその猛々しい外観と、車内やトランクの狭さから、あまり眼中には
無かったのだが、それほど大きくないガタイ、4枚ドアのセダンで、ターボ、
4WDで、トランクに小さい羽根、という、自分の好みにほぼ合致してるので、
ためしに試乗させてもらった。

STIのシートに座るとフィールは悪くないが視界が悪い、インタークーラーの
エアインテークが邪魔。ど真ん中に鎮座してるSTIの後付3連メーターも自分の
ように街乗りばっかりの人間には不要だろうし、視界的にも邪魔で仕方ない。

車内は狭い。AピラーがB4よりも運転者側に倒れ込んでいてサイドガラスが
顔面の横に迫る感じで、B4よりも圧迫感がある。6MTのフィールは悪くない、
強いて言えば横方向のストロークが短いので1→2→5、という感じで自分が
意図せず途中をスッ飛ばしてしまう事があったけど(^^;)

エンジンは我がB4と同じスバルのEJ20で不等長エキパイ車特有の、低速
トルクの細さを感じるが、自分もスバル乗りなんでその辺は気にならない。

ちょっと回すとツインターボB4と違いブーストの谷も無くてレッドの8000
rpmまでドカン!と回る。でもB4と比べてはるかに凄いの?、と言われると
そんな事もなく、ああスバルのターボだね、と感じていられる余裕はある。

2速で感じる加速感が4速以上でもほぼ同じ感覚であるので、単純に速い、
と感じられる。だけど、それはとんでもない速度域でやっと感じられるので、
正直危なくて一般道や高速道路では法律上、人道上、危なくて仕方無い。

ちょっと足を伸ばして、某人工湖周遊のワィンディングに持ち込んでみた。

途中の一般道では、路上のギャップが固いサスで吸収しきれず、直接に
腰に響く感じで、乗り心地はとても悪い。だがワィンディングで5000rpm
以上をキープしてブースト計が0.5kgf以上を指す状態でタイトコーナー
を回ると「ああ、こういうためのサス、こういう車なんだ」と納得が出来た。

街乗りやドライブではなく、サーキット走行とかだと凄く面白そうだな(^^)

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一通り乗ってみて、乗せてくれた売主には申し訳ないけど、この売買話は
チャラにした。車としては凄いし、直線はB4と大差ないけど曲がりは確かに
とんでもなく速かった。だけど自分が4輪車に求めてる物と、この丸目
インププレッサが明らかにマッチせず、「欲しい!」と思えなかったのだ。

自分の腕と用途では、あれだけの馬力や足回りは過剰すぎ、明らかに使い
切れない、というよりSTI追加メーターのように邪魔。それなら、今の
車内が広くて足がまだ柔らかい今のB4や、NAで非力な新B4の2.0Rや、
安くてお買い得な2.0iの方が自分には合っている気がした。

と、言うより、スバル車にこだわる必要自体が無いんだけどね(^^;)

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世の中には、凄い車が沢山ある、でもそれを本当に使い切っていたり、
その性能を必要としているヒトってのは、恐らく使ってるヒトのごく僅か、
数パーセントなんじゃないだろうか?

自分のB4だって、実際セカンダリータービンが仕事をするのはごく稀だ。
つまり2000ccのエンジンに小口径タービンによるブーストがかかれば
自分の用途で言えば十分なのだ。今のインプなら単なるWRX、つまり
「GDA」でも十分、ハイパーなGDBじゃ過剰だよ、ヘタレなオレにとっては。

今回のインプの試乗で、自分が四輪車に馬力や速さを求めていない事が
はっきりくっきり判った。静かで、車内が広く、いい音が出る、日常生活で
使う乗用車としての完成度が高い、普通の4枚ドアのセダンがいい(^^)

ただし4WDで、しかもMTで、可能なら程々の過給タービン付きのね<ばき


 

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