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2006.02.21

とっくに別れてるんですけど(^^;

ここで何度も繰り返し言っているように、自分は結婚生活破綻者だ。
途中の一切を省きそう表現するのは「これは結果が全て」だからね。

そこに至るまでをネチネチと言い訳がましく自分側からの一方的な、
自分だけを不当に正当化するような事は、ここではもちろん口頭で
あっても一切しない。それがたとえ脚色無き真実であったり、離婚
後になって発覚したコトの真相などであっても、だ。
これは自分がそのまま墓場まで持って行くべきモノなのだ。自分と、
かつては最愛の相方であった元カミさんの名誉にかけてね。

もしそれを自分が語る事があるとしたら、それは再婚した場合だな。
元カミさんと言う存在を、自分の中から全て吹き飛ばしてくれるで
あろう「我が人生で最高にして最後の相方」には、その全てを
正直に、一度だけ話すだろう。

ただしその相方が本当にそれを望むのであるならば、だが(苦笑)

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な、もんで本来だったら離婚というマイナスイメージが付きまとう
履歴ってのはおおっぴらにすべき事では無いのかもしれない。

でもそんな短かった結婚生活も、自分には紛れも無い真実だったし、
自分は正常な思考で選択して自己責任で歩んだ人生の一部なんだな。

だからそれを隠すような事は一切していない。それは顔面に負った
傷跡と同じ、「戦って」その結果「負けた」という真実の履歴だ。
つまり「かつてそこに挑戦した者」としての勲章なのだ、恥じる
必要は無い。ま、「負けてる」から誇れる事でも無いけどさ<ばき

例えるなら「甲子園で一回戦で敗退した高校球児」って感じかな。

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で、ここから本題。今年に入った途端に風邪を引きダウンしたのは
以前UPした通りだ。その時無理して出社したときに、会社の同僚と
男ヤモメはこういう時に辛いっす、という話をしていた時に、その
同僚が突然冗談めかして、こう話を振ってきた。諸般の事情により
記述の一部はフィクションとしてるが、ニュアンスは伝わるだろう。

 同僚:「男の一人暮らしって?、奥さん出てっちゃったの?」
 ino :「…さ、3年程前ぇにとっくに出て行っちまっただよ」

 同僚:「え?inoさんチって、一体どうかしたの?!」
 ino :「…さ、さ、3年程前にとっくに離婚しちょるがな」

 同僚:「え?、たまに新婚当時と同じ弁当持ってきてるじゃん」
 ino :「あれは当時も今も、自分で作る自愛弁当じゃけん」

 同僚:「またまた〜、冗談ばっかり言っちゃって…(冷汗)」
 ino :「冗談だったら良かったけんど全部本当だがね(苦笑)」

…同僚、絶句してた(^^;) 
……自分も今までそう思われてた事にびっくり(^^;;)

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少し離れているけど、同じフロアにいて、たまに一緒に働いていて、
そういう話も何度もしたような記憶があるけど、その同僚はそれが
ずっと自分の冗談だと思っていたらしく、自分がまだ所帯持ちだと
思っていたらしい(冷汗)

一体何で自分が冗談言ってると思ってたんやねん?と聞いたら、

「inoの話には、たまに「元カミさん」という登場人物が出てくるし
 それがちっとも陰々滅々な雰囲気の話し方でなくカラッ!として
 どちらかと言うと楽しそうに引き合いに出して話すので、てっきり
 夫婦喧嘩か何かしたから冗談でそう表現して、実際は「カミさん」
 は居るんだな、と思ってた。」

…らしい(汗)

そっか、この人の中でもまだ元カミさんが「生きて」いたのか(^^;)
いまさらそう思っていた人が身近にいたことにもびっくりしたけど、
でもホンネは…ちょっとだけ嬉し<ばき

まるで悪い事を言ってしまったかのように恐縮しているその同僚に
全然気にしてないよん♪、とアッケラカンとそのまま話を続けた。

確かに今の自分は結婚していた当時や「元カミさん」に対し陰鬱な
感情を持ってないので、そういう話があれば普通に話しをするし、
引き合いにも出す。彼女は既にこの世に存在はしない人なんだけど、
アルカディア号の電子頭脳に移植されたトチローの意識のように、
自分の中には、まだ「元カミさん」は完全に消えず残っているのだ。
「元カミさんだった人」からは「元カミさん」は離婚以前に消滅
しちゃってたみたいだけどさ(T◇T)<ばき

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そう、自分にとって「元カミさん」とは、現時点でそういう存在だ。

それは取って付けたような異質な存在として、腫瘍やコブのように
なっているのではなく、自分という人間の足の指の先から手の指の
爪の先、そしててっぺんの頭皮まで(本当なら髪の毛、と言いたい
が、それは抜けちゃって薄いので地肌にした(TT)<ばき)拡散してて
自分の一部として「そこに在る」のだ。

今まで生きた結果、そして得た経験として、今の自分を形作ってる
「素材の一つ」として、咀嚼され、嚥下され、消化されて、自分と
いう人格を構成するミクロ要素の一つになっているという事だな。

おっとっと、別に元カミさんを今でも惜しんでいたり、ヨリを戻し
たい、という未練があるわけじゃない。自分との関係を断った事で、
彼女は自分と暮らすよりもはるかに幸せに生きられるようになれた。
そんな彼女をまた不幸にしたい、とは思わない、むしろ常に幸せで
いて欲しい。そうでないと離婚した甲斐が無いじゃんか(^^;)<ばき

それに、これは元カミさんだけが特別!というわけじゃないのだ。

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  「自分という人格は、自分の周りの人々に
    よって形作られた器の中に存在している」  by ino

…というと自分が感じているその感覚がわかるかも。

つまり、かつて事故で散った今は亡き友や、とっくに亡くなった
ジィちゃん、バァちゃん、まだ存命の親族、友人、知人、その他
自分に関わった、生き死に問わずにありとあらゆるヒトたちとの
関わりや影響があって、「今の自分」はここに形作られて「在る」
と言う事だと思うのだ。

そんな自分から元カミさんがまだ感じられる、と言われて、ある
意味で「…お前、親父にだんだん似てきたな」と誰かに言われた
時に感じるのと同じような、コソバゆいような感覚を感じられた。

つまり、あの時は残念な結果に終わったけど、それにもちゃんと
意味があったんだ、少なくとも自分があの時に自身で選択した
「生き方」は間違ってなかったんだ、って事だからね(^^)♪

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以下蛇足:

とはいえ、もし別の女と付き合った時に、それを感じさせるのは
相手に対しムチャクチャに失礼でヒドイ事であるかも良く分かる。

そもそも、自分は男女関係をパラレルで進行出来るほど器用じゃ
ないし、現在の関係と過去の思い出や古い関係を現在のそれと
両立させてやろう、というほど傲慢な人間でもない。

だから、仮に新たに惚れる人が現れたら「精神的キラーT細胞」が
inoの内部で活動を開始して、全身に散ってる「元カミさん」因子
を食いつくしてきれいさっぱり「新しい相方」のそれと入れ替え
てしまうだろう、今までもそうやって生きて来たからね。

仮に新たな相方が元カミさんを醸す自分を100%受け入れてくれた
としてもこういった「後始末」をしなければならない義務が自分
にはあるのだ。だってこれは「男女の付き合い」の中で本当に
最低限守るべき「モラル」であり、当然の「マナー」だからね。

それが出来ないのなら、新しい恋愛なんてしちゃアカンのだ。
大切なのは、たった今、そして未来。どんなに素晴らしい
栄光の過去であろうとも、それらとどっちが大切なのかは…
誰だって考えればすぐ判るじゃん(^◇^)

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自分は技術技能面で言えば間違いなく一人で生きられる人間だ。
でもメンタルでは弱い人間だから、何かの支えを必要としている。
当然「元カミさん」という存在は自分が今を生きる支えではない。

そちらに伸びようとしていた生き方の枝葉は、大元でばっさりと
切断され、血を流した跡のある切断面だけが残っている。だから
そちらに自分の人生の幹の過重がかかる事はもう無いからそちら
に新しい支えを求める必要は無いのだ。

間違っても、過去に失った元カミさんの代わりに切断された所に
あわてて同じような適当な接木を拾ってきて接いで、当座を間に
合わせしよう、などとは思わない。そういう場合は、往々にして
定着しにくいし、上手くくっ付いても後になって強烈な違和感を
感じ、結果疎ましくなってしまう。…悲しいかな実に良く分かる。

切断されて生き方の方向を失った代わりに、その瞬間から自分と
いう幹からは別の方向に向けた枝葉が伸びて、そちら以外の方向
へ向けた新しい世界を探して、闇雲に伸び始めている。生物って
のはダメージを受けても常に最期の最期まで生き続けようと努力
して、その可能性を探るもんだからね。

そういう新しい方向、新しい世界で、互いが互いを支えあって
いられるような相方と、もし出会う事があれば、そういう人と
今後の人生を共に生きたいな、と思う。

ま、このになったハゲかけた中年じゃもう難しいけど(^◇^ゞ
この地球上のどこかに、そういう人が一人くらいは居るんじゃ
ないかな?とも思うのだ。ま、ココは見ては居ないだろうが:-p

とはいえ、それが女性とは限らなかったり(冷汗)、もしかして
人間でないかもしれないけど(滝汗)、まぁ、それはそれ、
そういう生き方だってもしかしたら意外と楽しいかもよ(^^)<ばき


 

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