これで水道料金値上、だとぉ?
自分が住んでいるのは築…自分とほぼ同じ歳のボロい家だ。
大きな地震があれば一発で倒壊するだろう。ま、そうなったとしても
平屋だから潰されてもあまり痛くないかもしれないけどさ<ぐしゃ!
だけど一人暮らしとしては贅沢すぎる広さの日当たりの良い庭があり
そこにバイクは置き放題だし、イモやその他の野菜を栽培して食費
軽減が出来るのがチャームポイントだ<ばき
だがそれだけ古い家だと、住んでいる人間同様、あちこちガタが
出ている。その悩みの種の一つが水道水だ。生水はとても飲める
モンじゃない。赤錆と、鉛の味が舌でビリビリ感じるし、それ以外
にも沢山の味がする。いつか職場のICPで水質分析しその真実を
暴露しちゃるぜっ、分析技術者をナメんなよっ凸(-◇-;)
とはいえ、そんな水でも飲まない訳にはいかないし、飯だって
炊かねばならない。これが今の自分に与えられた水なのだ、
その水で如何に快適に生活するのかが、引っ越した当時、
自分に課せられた最初の課題だった。
…で、そんなものはとっくに確立しており、今は快適さっ♪
以下のPETボトル画像、上は生水、下は確立済みの方法で
浄水した水。…はっきり色の違いが判るっしょ(^^;)?
このとんでもない色付き味付きのマズイ水道水を生水でゴクゴク
飲めるようにしたその方法は、
1)蛇口に中空糸フィルタータイプの浄水器を設置
2)その浄化済み水をBRITAのポット式浄水器で浄水
3)その再浄化済みの水をもう一つのBRITAポットでさらに浄化
・・・ここまでやって、ようやく飲めるし、米を炊いても嫌な味が飯に
残らないようになったのだ。
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BRITAの浄水ポットは全く同じ物を2つ用意し、フィルターもコストコで
安く買える海外仕様の物を使っている。これに水を二回通しても同じ
性能のカートリッジを使っているので原理的に水質は変わらない。
でもこれをわざわざダブルで使うのにはちゃんと理由があるのだ。
それは水質向上ではなく浄水カートリッジの延命化だ。何せ
貧乏人なんで消耗品等のランニングコストは掛からないように
工夫したのだ。その具体的方法を紹介してみようか。
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フィルトレーションの原理原則として、原水の水質が悪ければ
フィルターの目詰まりや破過が早くなる。だから、まずin側の
水質を少しでも良くする事が重要だ。
自分の場合は蛇口直結の中空糸式浄水器、東レのトレビーノで、
赤水の原因となる赤錆のような粒子系の異物を濾し取っている。
トレビーノもフィルターに寿命があるのだが、その寿命が尽きる
主原因はカートリッジ内部の活性炭の破過であり、中空糸自体は
実はかなり持つ。圧損はそれなりに出てくるけどそれでも使える。
実際、自分が今も使ってる中空糸カートリッジは去年の6月頃に
交換した奴だ。活性炭は死んでいるから、この水をそのまま飲むと
ひどい味だけど、後段にBRITAを使うからそれでも構わない。
もし色付き原水をそのままBRITAに入れると、大して使わないで
あっという間に浄水カートリッジが死んじゃう。つまりトレビーノは
あくまでもBRIATの保護のため、延命化の為に使うプレフィルター
と割り切っている。そうするとトレビーノの中空糸カートリッジも
交換周期を大幅に伸ばす事が出来るのだ。
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この後の説明のため、2つ使うBRITAを仮に「A」と「B」とする。
先ほどトレビーノで予備浄化した水をAに注ぎ、それに装填されて
いるカートリッジで浄化した水をさらにBに注いで再び浄化する。
この時点ではAが二次浄化、Bが最終浄化を担当してる。
これを繰り返していると、AのカートリッジがBより早く破過し交換
時期が来る。でもそのまま使い続ける。Aはあくまでも二次処理
だから。すると今度はBが寿命を迎える。この時期は時間じゃなく、
自分の舌でその水を味わい判断するのがポイントだ。
そしたら、Aのカートリッジを新品に交換する。すると、この時点で
Bに装填されているカートリッジはAと比べると「寿命すれすれまで
使った中古」、という事になる。
で、この「寿命すれすれまで使った」物は、もうダメか?というと
実はそうでもないのだ。そのまま飲み水にするには辛いが、まだ
浄化能力は完全に失われておらず残っているのだ。普通だったら
それは捨ててしまうのだが、それを捨てずに最後まで
使い切るのがこの「ダブルBRITA法」の真骨頂なのだ。
ここでAとBの役割を交代させる。つまりそれまで最終浄化を
担当してたBに次からトレビーノから出た水を供給して二次浄化を
中古カートリッジで行わせ、それで軽く浄化した水を新品カートリッジ
にしたAで最終浄化するのだ。
これを続けていると、今度はBのカートリッジが寿命を迎える。でも
構わず使いつづける。そしたら次にAの水に味がつき始めて、Aの
それが最終浄化能力を失う。そしたら今度はBのカートリッジを新品に
交換して、その時点で寿命スレスレカートリッジ入りのAと役割を
再び同じように交代させるのだ。あとはこの繰り返しをすればいい。
すると常に古いフィルターで二次浄化し、新しいフィルターで
最終浄化をする事になる。
これを繰り返していると原水を直接一つのBRITAで浄化したら一ヶ月
間持たないカートリッジが劇的に持つようになる。自分のペースでは
2つのBRITAを使って2〜4ヶ月に一個の消費で済んでいる。
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それにこうやって3段階の浄化を行うと、用途に応じて、浄化度の
低い水を使うことが出来るので、さらに寿命が延びる。例えばこんな
感じで使い分けている。ただし、「ブリタ前」のカートリッジが完全に
死んでいたらダメだけど。でも今までそれが完全ご臨終となって、
トレビ水と同じ水質になった事は無いのだ。
原水 :庭へ水やり
トレビ水:食器洗い
ブリタ前:野菜洗い、えびぞ〜君らへの水供給、米の研ぎ(最初)
ブリタ後:飲み水、コーヒー用、米研ぎ(仕上)、炊飯用、料理用等々
またブリタは少量ではあるが水を蓄えておけるので常に飲み水を
確保していられる。自分の場合は一号と二号合わせて約3Lを
常時飲み水として保持している。
またBRITAは無動力で浄化出来るので停電になっても大丈夫で、
水道が止まってしまって飲み水に困るような場合に最悪雨水を
ろ過して浄化して飲めるのだ。カートリッジの寿命は早いけどね。
ちゅーことでBRITAは日常使用としてもオススメだが、災害用品と
してもオススメ出来るのだ。一家に一つ+交換カートリッジ6本は
備えておいても、損は無いと思うよ。
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これだけの高度処理をしないと飲めない水道水なのだが、今日
帰宅したらポストに水道料金のお知らせと、一緒に上下水道の
料金値上げの通知が一緒に入っていた。4月から平均12.3%の
値上げがされるそうだ。
我が家は各種節約術のお陰で水道使用量がそこそこ少ない。
2ヶ月前のデータはこんな感じ。なお1〜2月も同じだった(笑)
でも水道料金は使用量が16トン/月以下だと料金が変わらない。
つまり自分の場合、あと5倍以上使っても料金は同じ。こうなると
節約してる意味が経済的には全く無いね(^^;)
今は上下水道料金が2ヶ月毎に2584円発生しているが、今後は
それが2961円になるとの事。つまり自分の場合は14.5%の大幅
値上がりとなるわけだ。
…おいおい、それならせめてBRITAが一個で済むくらいの水質の、
もう少しマシなレベルの水を供給してみろってんでぃ凸(-_-#)
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コメント
水道局の管轄は家庭配管の手前までですから・・・ そこから先は、わしゃ知らんもんね。なわけで・・・ 文句があるなら大家にいいやがれい。なわけだったりするわけで・・・ それでも水なしでは生きていけなかったりするわけで・・・ とりあえず蛇口をひねると水が出るのはよかったりするわけだったりするのでした・・・・・。
投稿: 剣片喰 | 2006.02.22 23:24
剣片喰さん:
愚痴っぽいネタまでコメントありがとうございます(^^)
確かに出るだけでも幸せかもしれません。以前中々
出ない某国を旅したことがありますのでよくわかります。
自分なりに頑張って節水してるつもりなんですが
2ヶ月で3トン、つまり平均で一日50Lも使ってます。
現在飲み水はいざという時に天水でどうにか
賄えるような準備が出来てます。便所は最悪庭に
穴を掘って(以下自主規制)、シャワーと洗濯用の
水の確保が現状では難しいです。用は天水用の
貯水タンクを大きくすればいいんですけどね(笑)
投稿: ino | 2006.02.23 20:59