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2006.03.11

じゃあね、TS125R

以前入手した事をUPした、我が…ええっと何号車だっけ?<ばき
スズキのTS125R、レストアベースと言う事で入手して、その作業を
していたのだけど、肝心のエンジンが突然調子悪くなったりするし
元々やってきたときからエンジンからカリカリガリガリと音がしていた。

片道数キロの闇通勤とかは普通に走っていたけど少し距離を走ると
その異音がどうしても気になって仕方なかった。

そこで思い切ってバイク屋に修理に出して、エンジンを開けてみた。
そこそこコストならかけても直す価値はある、と踏んでいたからね。

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で、バイク屋から連絡があった。

 バイク屋:「…inoさん、重症ですよ、コレ」

さっそく行って見てみた。するとシリンダーに付いている排気デバイスが
砕けてシリンダーに落ちかけてピストンにあたってかなり削れてしまって
いた。砕けたパーツが暴れたようで、排気バルブが当たるところが激しく
変磨耗して抉れていた。

これ、TSや単気筒γ特有の持病(欠陥といってもいい)、2ちゃんねるの
あたりでは「時限爆弾」と揶揄されている有名な症状そのものだ。
走行一万キロあたりで必ず出る、と言われているのだが、まさに走行
10500kmの我がTSも例外ではなく、しっかり発症してしまっていた。

これを直すためには排気バルブ廻りは全部新品に交換せねばならず、
またバルブが当たって削れていたピストンも交換、当然リングも交換
せねばならない。しかもそれだけでなく、排気バルブが動くあたりが
偏磨耗したシリンダーもごっそり新品交換する必要がありそのパーツ
総額と工賃込みで1*万!という費用が掛かることが判った。

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…色々考えた。2st125ccのoff車はもう世に出てはこない。だから
それだけ修理費を費やしても復活させる価値はある。
それにTSは腰上を200Rに変えれば200ccにする事が出来る。
だからいっそそうやって改造する楽しみを追求するのもアリかな?

だが、それでもまた一万キロ走ったら、同じ事になるならどうだ?
しかもそれ以外にまだリヤサスや、フロントフォークのインナー
チューブが要交換で、スポークも一部張りなおしも必要なのだ。

つまり大枚をハタいてエンジンを直してもまだまだレストアは続く。
自分の経験上、その費用は今回のエンジンの分を加えてみると
…軽く30万以上かかっちゃうな、いやそれじゃ済まないぞこれは。

過去にそういう車体に大枚はたいてフルレストアしたことがある。
XT600Z-TENEREがそれだ。5万円で買ったポンコツに、コツコツ
またはドカン!とコストを注ぎ込んで、トータル80万以上かけた。
そのお陰で今では外観はポンコツだが機能面では絶好調♪

それは全く!後悔してない。テネレは希少価値のある限定車だし
本人も気に入ってるし、金をかければかけただけ、ちゃんと回復
して、その結果これからもまだまだ長く乗れるから。

でもTSは違う。また一万キロ走ったら「時限爆弾」が発動する
可能性があるのだ。今回は完全に破壊される前に発覚したけど
ヘタすれば出先で壊れたり、最悪走行中にエンジンがブローする
可能性もあるのだ。…そう考えたら、修理出来なかった。

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結局、TSはここで見切った。既に入手から現在までにコストが
発生しているし、エンジンをバラしたバイク屋にもそこまでの工賃
を払わねばならないけど、それを惜しんで大枚突っ込んで泥沼に
はまる前に、思い切ってすっぱり廃車にすることにしたのだ。

以下の画像は以前使ったのをそのまま表示。

TS125R

…短い間だったけど、自分の所に来てくれて、色々楽しい未来を
想像させてくれて、ありがとうな、TS125R。ホント感謝してるぜ(^^)

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別れとは新たな出会いを生むために必要不可欠なモノだ
つまりTSが去りし事で、自分にはまた新たなバイクを購入する
チャンスが到来って事さ(^^ゞ<ばき!

 

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「乗り物道楽」カテゴリの記事

コメント

TSくん、残念でしたね。でも、普通なら見向きもされないようなオンボロでも、inoさんのところに来ると、命を吹き返してもらえるチャンスがやってくる。今回のTSは命を全うしましたね。

そう考えると、僕のBW'sも、2stスクーターが消えていく中では珍しいのかななんて思いました。これからも大事に乗ってあげよう。

投稿: Ttpl | 2006.03.12 04:35

Ttplさん:

「弔辞」を頂きありがとうございます(^^)

元々このTSは我が親友が新車で買ったものなんです。
一緒にあちこち走り、思い出を作ってきた車体です。
初めて北海道を走ったとき、自分はDT200WRで、
親友はこれで行きました(^^)

今は無きFF小湊で、一緒にセクション走って転がり落ちて、
大汗かいて、でも笑いながら崖から引っ張り上げた時の
傷がコイツにはまだ残ってました。

だからまだ延命させて元気な姿をまた友人に見せて
やりたかったんですが、やっぱり色々考えて復活を
断念しました。その友人にも連絡し事情を説明して
了解を得ました。

我らに色々な思い出を残してくれた事でコイツが
この世に生まれた「使命」と「天命」は確かに
全うしたんだ、と思いますので(^^)

自分がかつて乗っていたBW'S100も、最期はそうやって
旅立って行きました。是非TtplさんのBW'Sも可愛がって
やってください。単車って「ただの機械」に過ぎませんが
想いを込めれば、ちゃんと「魂」が入ってくれますから(^^ゞ

 

投稿: ino | 2006.03.12 11:46

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