「少子高齢化」進行中
最近、あちこちのライダースポットで見かけるライダー達がみんな
どうも自分と同じかそれ以上の年齢層のような気がしてた。
バイクと言えば昔は若者の象徴だったはずなんだけど、そういう
場所にいるのは中年ばっかりだ(自爆)
で、若者のバイク乗りはどこへいったのか、というとちょっと前には
純朴なTWをアラレモナイ姿にさせたり、今は中型スクーターに乗って
渋谷あたりをボコボコ言わせながら走ってるのが関の山だろう。
単車と言う乗り物の面白さに心底ハマったかつての単車少年は
自分もそうだが今もその魔力が解けずに単車乗りとして走ってる。
だから最近は峠を攻める連中は若者は少なく大方が中年だ(^^;)。
しかも始末が悪い事に、若い頃と比べると動体視力や体力が落ちて
いるのに、財力だけはケタ違いにあるもんだから、昔は50や250や
400で走っていたのに、今は1000ccの170馬力とかいうとんでもない
乗り物に乗っている(-_-;)
社会的地位も家庭的な責任もあるんだから、無茶すんなよ、ご同輩。
------------
・・・と、思っていたら、ちょっと前にこんなニュースが流れていた。
なにぃ?40歳以上が6割??うわ~、37歳のオレでも、若い方から
数えた方が早いのかよ(^^;)
でもまぁ、土曜の早朝に箱根あたりを革ツナギ着てドカチーや
R1、GSX-Rで攻めまくってる連中ではなく、中高年の趣味として
単車の用途が広がっているのなら、それは健全なバイク文化が
形成されているって事なんだろう。
------------
でも、歳食った連中が、ちゃんと自分の体力と能力に見合ってる、
例えば軽くて乗って楽しい4ストの250cc単気筒とかを選んでいる
ならば、確かに健全なバイク文化、だけど、単にゼニのパワーを
振り回して、みんながみんなハー○ーとか乗っていたら…それは
みんなが持ってるブランド物のバッグを持ってないと不安で仲間
外れになりたくないと怯え、持つと安心、という「本当の価値」に
何の興味も無いのにただブランドだけを追い求めている若い女と
同じレベルの不健全な状態だぞ。
昔から単車に乗っている人間は、そういう事が理解出来ると思う。
だからとことん本質を求め、その過程で今まで散々痛い目にあい、
結果、適度に臆病になることで、無難に安全に長く走りつづけて
いると思う。だからその結果そういう連中と同じような○ーレーに
辿り着いたとしても、それにちゃんとしたプライドがあるし、それは
無意味なステイタスを追い求めた結果ではないはずだ。
でも、老いてから単車に乗り始めたオッサンたちは、価値観が
ゼニか、ブランドか、ジョン&パンチかイージーライダーと言った
イメージくらいしか無いだろうから、まるで決まりきった没個性の
三文判を押したかのように同じ形からこの世界に入ってくる、
…気がするんだよなぁ。
------------
でもね、やっぱり文化ってのは若い人間に伝承して行かないと、
結局滅びる方向にあると思うのだ。同じ状況にある日本もそうだ。
凄まじい冒険能力を持つTWの性能を殺し町乗りばっかりの若者や
今の流行りだから、とデカイスクーターしか乗らない連中に、
単車の面白さと、その怖さ、使いこなす難しさ、そしてそれで
しか体験できない世界と、それを感じる喜びを、可能であれば
教えたいもんだ。
歳を食ってからではそれは難しいから出来るだけ若いうちに
体感してその経験を生かし単車を楽しんで、そして次世代に
引き継いで欲しいなぁ。
------------
・・・んー、事有る毎に、こうやって説教臭くなってる自分は、
やっぱ中年オヤヂなんだよなぁ<ばき!
| 固定リンク
「乗り物道楽」カテゴリの記事
- 今年もバイク乗りとして始動(2025.01.01)
- バイクに乗り続けるための試行錯誤を継続中(2024.05.19)
- 今日はレガの誕生日(2023.03.30)
- 頑張って耐えながら元旦にバイクに乗る(いててて)(2023.01.01)
- 私的バイクカバー運用法(2022.12.31)
コメント