« かつての夢、再び | トップページ | 単車乗りが集う島、になるか? »

2006.07.28

バッフルボードを簡単に作ろう

我がメインカーである軽1BOX車のアトレーMXターボ(S120V)の
カーステを一通り弄った話は以前UPした通りだが、そこで最後に
紹介したように、商用車には過剰とも思える13cmミッドレンジ
ウーハーユニット、アルパイン6052GDを入手したので、それを
ドアスピーカーとしてインストールを試みた。で、この通り完成。

In6052gd

鳴らしてみたら、今までの10cmコアキシャルユニットの奏でる
音とはもう完全に別次元の音♪、頑張った甲斐があったよ(^^)

本来厚さ27mmという極薄の安10cmφスピーカーが装着されて
いたドアに、13cmφの、厚さ52mmの本格的なオーディオ用の
ユニットはポン付け出来るはずもない。だが、実はさほど苦労は
しないで装着出来た。今回はそれを簡単に紹介してみよう。

------------

S100系のフロントドアスピーカーに使えるスピーカーユニットは、
カー用品屋のカーステコーナーで、メーカーが発行した適応表を
見ても、実は公称では存在しない。それはドアが薄くて、大きい
マグネットの分厚いスピーカーが装着出来ないからだ。

だが、深ささえ解決出来れば、S100系のドアは実は12cmの
ユニットまで装着が出来るのを知る人は少ないだろう。その
深さを稼ぐためには、ドアとスピーカーの間に嵩上げする為の
スペーサー、つまりバッフルボードを入れれば、様々な
10cm~12cmの社外スピーカーを装着することが出来るので、
S1*0系アトレーとハイゼット乗りは是非トライして欲しい(^^)

当初、入手した13cmφの6052GDはリアの側壁に埋め込み、
ビルトインサブウーハーとして使い、フロントドアはそのまま
10cmφカスタムフィットスピーカー、ケンウッドKFC-RT10を
使うつもりだったが、どうせだったらフロントもグレードアップ
しようと方針変更し12cmφ化を目指す事にした。具体的に
アルパインのSTE-124Rならば、それ用のバッフルボードを
新たに自作すれば装着出来そうだったのだ。

だが、それを買いに行ったのに、ついつい別のこんなモノに
目が眩み、結局こっちを買ってしまった(^^;)

Sateraito

同じアルパインだけど、アトレーではなく、レガシィ用に使う
サテライトスピーカーDLB-200Rと、同じくレガ用のフロント用
チューンナップスピーカー、ケンウッドのKSC-TX5、これを
手持ちの小型35W*4chアンプ、アルパインMXE-F359を介し
鳴らして音像を上に持ち上げて音場の補強を図るのだ♪

Sateset

…結局アトレーのドアスピーカーに12cmユニットの装着は
断念し、手持ちの6052GDをフロントドアに入れる事にした。

------------

厚さが52mmもある、しかも口径が13cmφの6052GDをどう
やって旧規格の軽1BOXのペナペナドアに入れるか?その
ためには適合するサイズで厚さのバッフルボードの自作が
必須となる。

パッフルボードの自作、というと、MDF合板を切り出すとか
プロに頼むとかいうのが普通らしいが、自分はそんな面倒な
事はしない。一枚作るのに10分くらいで出来るし、費用も
一枚300円程度で出来るからだ。その材料は、これだ。

Gomuita

ホームセンターで買ってきた単なるゴム板。これは厚さが
5mm、10mm、20mmの3種類。これを組み合わせ最適の
厚さのバッフルにするのだ。ナニ?音質がMDF板より悪い?
聞き比べたって多分そんなの判りゃしないよ(^^)<ばき

ゴム板を使う理由は、木の板と違って耐水性や劣化性が
優れているし、防振性も硬いとはいえ、ゴムだから完璧!、
何よりも安くて、加工が簡単、という事に尽きる。このゴム
板をバッフルボード化するのは単なるカッターでもいいが、
配管工事に関わっている人ならガスケットカッターを使えば
ゴム板を丸く切り出すのなんて簡単、という事を理解出来る
だろう、つまりそういう工具を使えばあっというまにゴム板が
ドーナツ状に切り出せるのだ。自分が使ったのはこんなモノ。

Marucutter

見ての通り、円形を切り出すための専用カッター。これを
使ってさっきのゴム板をこんな感じで切るのだ。

Marucut

この後でスピーカーの取り付け寸法に合致する内径を
同様に切れば、ハイ!この通り、自作バッフルボードの
堂々の完成だ(笑)

Gomuwa

あんまり見栄えは良くないけど、どうせドアパネルの中に
入ってしまって見えないから一向にかまわないのさ(^^)。
あとは、このゴム板をドアとスピーカーの間に挟みこんで
タッピングビスで固定するだけだ。装着するスピーカーが
標準サイズのモノならば、ゴムバッフルは下穴をあける
必要が無いし、ついでにネジ穴からの防水も完璧だよ♪

ちゅーことで、バッフルボードの自作なんて簡単なのだ、
ゴム板は30cm*30cmくらいのモノまで入手出来るから
16cmだって17cmだって自作は出来るのだ。ただその
サイズのゴム板となると結構な値段になるので既製品の
バッフルボードとの価格差が無くなってくるので要注意。

さあS1*0系アトレー&ハイゼット乗りよ、イイスピーカーを
装着してガンガン♪「音を楽しんで」行こうぜぃp(^◇^)q

------------

最後に、具体的にアトレーに6052GDをインストールする
作業を箇条書きしておくので、似たようなことをする人が
いたら、参考にして欲しい。

 1)フロントドアのドアパネルを外す。(外し方は省略)

 2)パネルについてるノーマルスピーカーグリルを外す。

 3)ドアパネルに開いたスピーカー穴の外周を約2mm広げる
  ドアパネルは大型カッターを使えば簡単に削れるので、
  穴の外周に油性マジックで約2mm幅のマーキングをして
  その塗った部分をカッターで削ればいい。

 4)ドアに装着されてる元のスピーカーを外す。

 5)加工したドアパネルをドアに装着する。

 6)スピーカが装着される穴の奥にある防水用のビニールの
  下端を少々切る。そこには巨大マグネットが入るので、
  そのままだとビニールが突っ張りキッチリ入らないのだ。

 7)ドアとドアパネルの間が約10mm程空いているはず、
  そこに自作ゴム板バッフルを下から差し込む。今回は
  5mm厚のものと10mm厚の2枚を重ねて使い、15mm厚
  とした。これだとパネルが少し持ち上がる感じになって、
  パネル下端部にちょっと隙間があくが、パネル固定用の
  スナップは全部がドアにちゃんと止まるので問題無い。

 8)スピーカーユニットにケーブルを接続し、ドアパネルの
  上からそのスピーカーユニットを穴に装着する。

 9)スピーカーユニットに付属のスピーカーグリルの枠を
  その上からきっちり被せて、そのネジ穴用開口部から
  3mmφのドリルでパネル+ゴムバッフル+ドアの鉄板
  まで一気に穴を穿つ。穴あけは当然4箇所だ。

10)穴が開いたら長さ40mm太さ4mmのタッピングビスで、
  グリルごとスピーカーをドア&パネルにがっちり固定。

11)グリル枠に、メッシュグリルを装着して、完了(^^)♪

 

|

« かつての夢、再び | トップページ | 単車乗りが集う島、になるか? »

乗り物道楽」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: バッフルボードを簡単に作ろう:

« かつての夢、再び | トップページ | 単車乗りが集う島、になるか? »