…あ、モノの例えじゃなくて、物理的な話なんであしからず<ばき
2004年の秋、自分は単車で事故って、両膝の関節内骨折と左手の
中指骨骨折、そして左顔面でアスファルトに着地してしまった為に
打撲と擦過傷、骨とアスファルトの間で圧壊した挫滅創を負うに
至ったのは、以前UPした通りだ。
刃物でスパっと切った傷と違って、鈍器で潰し、地面で削れた傷は
それなりの傷跡を残し、事故後二ヶ月程をスプラッタ状態の顔面で
過ごしたが、段々赤みが消えて行き、半年後には一部のケロイドを
残して殆ど目立たなくなった。
ケロイドも、その後の形成手術で切除したため、今はその手術痕が
うっすら一文字に残るだけ、となった。でも擦過傷を負った部分は
今も風呂に入ったり酔っ払ったりするとアブリ出しのように赤みを
帯びてくる。
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で、ケロイド部の切除手術というのがどういう物だったのか、は
以前UPした通りなのでそちらを参照にして欲しいのだが、顔面から
大きいナメクジくらいの皮膚を切り出し縫い合わせる方法の術式で
あった為に、左側の鼻の下が短くなった(苦笑)
具体的にどうなったのかを画像で示すと、怪我する前のその部位は
こんな感じだった。
↓

そして手術後に抜糸した直後くらいの頃はこんな感じだった。
↓

これは意図的にニヤリ、としてるんじゃなくて、皮膚の一部が無く
なって短くなったため、唇が術後の左だけ上に引っ張り上げられて
いるのだ(^^;)
あらら、これじゃいつもニヤニヤしてるように見えちゃうなぁ、と
思っていたのだが、この頃の診察でその話を医者にしたら、
医者:「大丈夫ですよ、今は一時的にそうですけど、
これから伸びてきますからね」
その時は幾らなんでもそんな事はあるめぇ、とアッサリ聞き流して
いたっけ。まあどんな顔になってもバツイチ中年男の今後の人生に
良きにしろ悪きにしろ、何一つ影響なんて無いからね(^^)。
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で、さっきのニヤニヤ写真を撮ってから一年と数ヶ月後のここ最近、
諸般の事情でまた証明写真が必要となったのでそれを撮ってきた。
実は色々あって、ほぼ毎年証明写真を撮っているのだ。
台紙に張るべく切り出していたときに、マジマジと自分の顔を見て
気が付いた。…オレもフケたなぁ(TT)<ばき
じゃなくて、…オレもハゲたなぁ(TT)<べき
でもなくて、口の形が以前よりは左右対称っぽくなっている事に。
それがこの画像
↓

つまり、切り取って縫い合わせたために短くなった鼻の下の顔面が
少し伸びて、怪我する前には戻ってないけど、それでも直後のそれ
よりは何となくバランスが取れてきているような…気が(^^;)<ばき
へぇ、あの時医者の言っていた事って本当だったんだね(^^;;)
顔面の皮膚は表情の変化に伴ってよく動くから、ヘタすれば傷跡に
余計な力が加わって、そこに肉芽が育って、再びケロイド化するの
かも、と思ってたけど全然そんな事は起きずに、本人が気付かない
ままにジワジワと鼻の下が伸びていたんだね(^^;;)
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鼻の下が伸びるのはこの程度にしておいて欲しいもんだが、加齢と
共に顔面が徐々に弛んで、下にタレ下がるようになってゆくだろう。
これは「エントロピー増大の法則」に基いているために必ず起こる。
それを無理に吊り上げようと頑張ったり、弛んだ皮膚を美容整形で
切り取って顔面をリフトアップしたりする人もいるようだが、自分
はそういう足掻きはハゲを恥ずかしいモノとして覆い隠すズラや、
本当の自分を他人に知られまいと塗り潰して別の顔を書き込んで
覆い隠す化粧と同じように、やる必要も価値も無いと思う。
ありのままのその時のその人が、一番「いい顔」をしているから。
それまで生きてきたその人が正直にそこに現れているからね(^^)
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以下蛇足:
女性は無駄な化粧をするよりもスッピンでも笑っていたり穏やかな
表情をしてる方が幾つであっても可愛いし、化粧顔よりも美しいと
思うんだが…男と女ではこの価値観は相容れないんだろうなぁ。
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