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2007.02.09

一歩前進&一歩後退

自分がライフコストの削減のために生活インフラとしてのLPガスの
無い暮らしをしている事は、この数年間ここでゲロし続けた通りだ。

ガスは大きく分けて調理と給湯に用いられる。自分はその調理には
カセットコンロを使い、給湯には太陽熱やカセットコンロ、そして
最近電化を試みたり、すでに絶滅寸前の生活インフラである銭湯
積極利用して、ずっと凌いできた。

Kasetto

これが例えば一ヶ月間、とかならともかく、この4年近くそれだけで
生活してこれたという事は、つまりガス無しでも人は健康で
文化的な暮らしをする事が出来る、という事の証明なのだ
と、
自負している。自分が特殊な(異常な?)人間だから出来たの
ではなく、誰だって出来る、当たり前の事なのだ(^^)

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この、ガス無し生活、このままずっと継続するつもりだったのだが、
先月発生した行き着けだったスーパー銭湯の閉鎖と、去年の10月から
始まった「彼女持ち」という生活の変化により、先日ついに終焉を
迎えた。

離婚直後逃げるように越してきた今の家では絶対にガスを使わずに
乗り切ってやる!という自戒は破られ、LPガス屋と契約する運びと
なった。つまり(貧乏)魂をガス屋に売る契約書にサインして
判子を押してしまった
のだ_| ̄|○

つまり、今ではガス台にカセットコンロの数倍の火力を持つ火炎が
踊るし、フロ場はおろか、台所や洗面所ですら蛇口を捻れば温水が
流れ出るようになってるのだ。…俺、完全にヒヨってる…_| ̄|○

Gasudai

自分のガス無し貧乏生活を楽しみにここに訪れてくれていた(?)
方々、大変申し訳ない。その敗戦の弁を、ここに語ろう<ばき

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間接的な引き金は、思えば行き着けだったスーパー銭湯が閉鎖された
事だった。それによって突然冬場の平日の夜のフロに支障を来たし、
以前紹介した電熱風呂や、それを応用した電熱シャワー温水製造法を
試みたものの、電気という高コストなエネルギーをガンガン使うこの
方法は断念せざるを得なかった。

新たなるスーパー銭湯を探したのだが、もっとも近い所で片道10km、
しかも一回750円とベラボーに高く、もはや日常生活として使う銭湯
ではなかった。最近のスーパー銭湯ってそういう所が多いんだよね。

それにそれだけ離れてしまうとガソリン代を無視する訳にも行かない。
一回500円で入れる所もあったが、そこはさらにさらに遠く、しかも
そこはオープン直後に元カミさんと行った事のある所だったので(自爆)
そこや、そこにたどり着くまでの風景が心理的に苦しく行けなかった。

ちなみに今までの行き着けは片道5km未満で、平日なら回数券を使えば
一回450円だった。…本当に大切な物は、失って初めてその重みを実感
する。こんな想いをするのはかつて離婚した時以来だ_| ̄|○<ばき

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また去年に突然出来た彼女との付き合いも大きく影響している。

大汗をかかない冬場なら、ぶっちゃけ土日に市営格安廃熱銭湯に行き、
週の前半はカセットコンロでお湯を作りフットポンプシャワーで浴び、

Footpump

週の後半は近所のスーパー銭湯に一度行き、頭は丸刈頭を毎日会社の
給湯室で石鹸で洗うという基本的な周期で生活していても、周りに獣
臭をふりまくような問題は無かった<ばき

でもさすがに彼女が出来て週末にデートするようになったら、今まで
安定していたはずのその周期が劇的に狂いだしたのだ。例えば

 ・土曜に会うとすると土曜の昼間に銭湯に行くわけには行かない
 ・当然その日は小奇麗にしするため金曜夜にスーパー銭湯に行く
 ・そうなると日曜に格安銭湯に行っても火曜頃にフロに入らないと
  社会人的にも周期的に辛いので結局スーパー銭湯に行く。
 ・カセットコンロ湯沸し式フットポンプシャワーは水or木に利用
 ・この結果一回44円で昼間のみの市営格安銭湯の利用率半減
 ・一回450円のスーパー銭湯の利用率が倍化

…していたのだ。判り易く大雑把に計算してみよう。彼女無しの頃、
冬場は大体一ヶ月間にフロ代として(全てプリカや回数券を利用)
 
 ( 44 + 44 + 450)× 4 = 2152円/月

で済んでいたのが、去年末の頃は

 ( 44 + 450 + 450)×4 = 3776円/月

になっていた。まぁここまでならいいのだが、ここでさらに行き着け
だったスーパー銭湯が潰れ、一回750円の所に行くハメになるとすると

 ( 44 + 750 + 750)×4 = 6176円/月

これはあくまで基本形で、突発的な事態があればコレより更に上乗せ
されてくるし、ガソリン代も入れてない。だがこうなるとLPガス屋と
契約して基本料+使用量を支払う額と、ほぼトントンとなってしまう。

つまり、ガス無し生活をこのままする方が得か、それともしない方が
得かの損益分岐点に一気に達してしまったのだ。あーあ、普通の
日々の生活のための銭湯が近所にあればこんな苦労はしないで
済むのに…もう半径10km以内にあらゆる銭湯が存在しないのよ。

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最後にトドメだ。もしこれが無ければ、今もガス屋と契約する事なく
平日夜はカセットコンロを熱源としたフットポンプシャワーの利用率
を倍増しながら新しい知恵を絞って何らかの方法を編み出しただろう。

…実は複雑な諸般の事情を鑑み、近々期間限定で彼女を我がボロ家に
呼んでしばらく一緒に住む事にしたのだ。普通のラブラブカップルの
わくわく同棲生活ではなく、色々な重い事情があるのだがその辺りは
こんなネット上という公の場では語れないのであしからず:-p

Nagagutu

自分の貧乏生活のポリシーは

 「自分一人が我慢すればいい事はやる」
 「節約生活に他人を巻き込まない」
 「自分の節約行動により他人を不快にさせない」

…だ。だから

 (1)食費や光熱費、生活費はギリギリ!絞りまくるけど
 (2)人付き合いに金はケチらず交際費は削減対象とせず
 (3)自分の貧乏節約生活のツケを他人に一切負わせない

ようにして今の暮らしを築き上げ継続してきた。だから今のガス無し
フロ無しの貧乏節約生活を短期間とはいえ彼女にも強いるような愚行
はしないのだ。なにせカセットコンロで湯を作りフットポンプシャワーを
使わせたら、リーチ一発!でフラれちまうじゃんか(^^;;)<ばき

毎月数千円のLPガス代をケチるより、毎日でもフロを沸かして、毎朝
お湯で顔を洗えるようにする方が、はるかに大切な事であるし有意義
な金の使い方でもあるのさ(^^)/

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で、昨夜、初めてLPガスで沸かした自宅のフロに入ってみた(苦笑)
蛇口を捻れば温水が止め処も無く噴出し、風呂桶に創意工夫でやっと
沸かした電熱風呂とは比べ物にならない程の速度でお湯が満ちて行く。

確かにラクだ。でもそこには、太陽熱でお湯を作ってフットポンプ式
シャワーを買って来て試行錯誤で浴びた時のような感動や、工夫して
湯船にお湯を作った電熱風呂に漬かった時のような達成感が全く無い。

たったポリタンク一杯の40℃のお湯を作る事にどれだけ手間や工夫が
必要で、風呂桶一杯のお湯を作るのにどれだけエネルギーが必要なの
かを体験&体感してきた自分からすると、LPガスの燃焼エネルギーが
生む暴力的な熱量に感嘆するだけだ。過去に使っていたはずなのに。
調理もカセットコンロの比じゃ無い速度で出来上がるしね。

だが、そういったエネルギーを使わないで様々な創意工夫によって、
それを使わずに生きられる生活が終了し、撤退をしてしまった事に
辛くも楽しかった学校生活の卒業のような一抹の寂しさも感じた。

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蛇口を捻れば何の苦労もなくお湯が出ると言う事にどれだけ多くの
エネルギーが費やされているのか、自分は普通の人よりは良く判る。
そう考えれば今までのカセットコンロのみの自炊生活やフットポンプ
シャワーな生活は決して無駄ではなかったんだな、と思うのだ(^◇^)

何せその経験を生かせば自分はいつでもカセットコンロ自炊&フット
ポンプシャワー生活に戻る事が出来るから。例えば大災害が発生し
ライフラインが壊滅しても、水と焚火さえあれば普通に身体を洗って
毎日を清潔に暮らして行ける。器具?適当な廃材で作ってやるさ(^^)

それに今の彼女との付き合いが早期に破綻したとしてもすぐガス屋と
契約を切ればまた今までの暮らしに戻ってこれるしね(T_T)<ばき

 

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コメント

 日々環境は変化しますから、必要な時に必要な物を利用するというスタンスはいいのではないでしょうか。
 楽しすぎちゃうと元に戻すのはちくっと大変だったりしますが。

 楽しんでくださいね。

投稿: 剣片喰 | 2007.02.11 19:47

剣片喰さん:

そうですね、今日は昨日とは違いますし、明日は今日とは
やはり違うはず、ですから(^^)

今回に先があるのかどうかは、今の段階で正直判りません。
今の彼女にとって自分は今は「白馬の王子」のように見えても
実際にはそうではなくて、その手前の「七人の小人」の一人
なんだろうな、と思ってます。元カミさんにとっても自分は
そうであったように。

とりあえずは現時点での自分のベストを尽くすのみですp(^^)q

 

投稿: ino | 2007.02.12 22:48

inoさんのサバイバル的生活は大変共感できます。昔はそういう節約生活を私もしていましたが、結婚して子供が出来て、幸せなんですが、気がつくと、単車たちが(XR250,KLR650)が処分されそうな事態に我が家はなっておりますです。はい。(涙)

投稿: ぽんちゃんラ | 2007.02.14 17:54

ぽんちゃんラさん:

コメントありがとうございます。そして幸せ
そうなお話を賜りありがとうございます(^^)
決して今の自分のような生活には戻ってはダメですよ♪

こういうサバイバル生活知識は緊急時や災害時、アウトドア
でのみ発揮して、その時に家族を守ったり、家族から尊敬
されたりするのに使うに止めておいてくださいませ(^◇^)

自分も今のような貧乏節約生活や乗り物に囲まれた生活から
いつかは「発展的撤退」をする時がくるのかもしれません。
当時は誰よりも何よりも大切だった元カミさんと、その生活が
頑張ってもアッサリ終わってしまったように(T_T)<ばき

単車も2台くらいなら大丈夫です、奥様にここを見せて
「ホラこんなに持ってる人もいるんだから」とやれば
大丈<ばき!!( by 奥様 )

 

投稿: ino | 2007.02.14 22:53

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