« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »

2007年11月

2007.11.16

大切なのは積分値

夏頃に実家のネコ達の一匹が死んだ。齢17歳だから寿命だね、きっと。

で、先週もまた一匹が…(T_T)

きれいな三毛猫(しかもボブテール)、その齢、18歳。
この二匹、自分がハタチの頃にやってきたんだよね(^^)

思い返してみると長い様で短い付き合いだったなぁ
ネコにしては比較的長生きなんだろうけどね

自分も数ヵ月後には39歳。…と言うことは順調に
生き続けてもあと20〜30年後には先行した彼らの所に
行くことになる(^^;

Life is short,But Life is deep.

長さは変えられない、だから深みを増そうと思う(^^ゞ

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007.11.11

私的DF改造法

8月末に諸般の事情がいくつか発生し、その過程の果てに我が家に
身請けする事になったスズキDF125の最初期型。

Df

1998年製なのだが、屋根付き軒下に車体カバーの状態で温存された
こいつは、実走行距離がなんと890km、前後タイヤには新品を示す
帯がはっきり見える、という新同車。若干の錆は僅かに浮いてる
ものの、外観は殆ど新車。うーん、まだナラシすら終わってないよ。

多分日本でこれ以上程度の良いDF125の中古って無いと思うよ、もし
どこかに新車の長期在庫車でもない限りね。あ、それは新車か<ばき
こんな凄い程度だが、実はかなり安かった(*万円)。売主に深く
感謝…(-人-)

------------

で、身請けしたはいいのだが、9月に入った途端に出張三昧の状態に
なってしまって、10月の後半に自宅に生還するまで、名義変更すら
出来ずにずっと放置し続けてしまった_| ̄|○<ばき

生還後、どうにか休みを取って、名義変更して、やっと乗ることが
出来た。自分の自動二輪車歴の中で、51cc~125ccクラスの原付二種
と呼ばれる俗に言う小型自動二輪車は、今までにMBX125F、AR80Ⅱ、
アドレスV100、DT51(二種登録)、BW'S100、再びAR80Ⅱ、そして
TS125Rに乗ってきた。

そして今もCRM80グランドアクシスが手元にある。

その全てが2ストローク、だから小排気量車であっても、そこそこ
「走る」やつばっかりだった。実は125cc以下の4ストロークは一時
発作的に購入したスズキのGAGだけ。これは50ccの4ストだった。

そのスタイルとサイズがいいな、と思って安い出物を買ったのだが、
乗り始めたら、そのあまりの遅さに愕然としてしまい100kmも走らず
知り合いに自賠責代で譲ってしまった。50ccの2ストなら全然苦で
はないのに、小排気量4ストがあれほど遅いとは…誤算だった。
以前乗ってた初代パッソルの方がまだマシだよなぁ(--;)

だが今回調達したDF125は曲がりなりにも125ccある。馬力も公称で
14馬力もある。それだけあれば10馬力のAR80くらいは走ってくれる
んじゃないかな、…と思っていた。

------------

だが、ナンバーを付けて走り始めたら、その期待を見事に裏切って
くれた。平地はいいのだが、登り坂になると、あれよあれよと速度
落ちてゆく。これは…この感覚は以前乗っていた550ccNAのEVERYと
良く似ているな(^^;)

Every

一般道では路線バスに加速で引き離され、中央高速談合坂の
登り坂を4速でも登れず、3速全開で70km/H以下でしか登れず、
登坂車線が何故存在しているのか、その存在意義を初めて理解
させてくれたかつての愛車、まさにその感覚そのものだ(^^;)

あちゃー、自分が単車という乗り物に最低限要求するスペックの
下限か、ヘタすればそれ以下だぞ。…もしやかつてのGAGと同じ
運命を辿る事になるのかなぁ。

------------

125ccの空冷OHC単気筒エンジンは、確かに公道を普通に走れる。
ただ小排気量4スト単気筒ならではの心地よい鼓動を感じられない
のだ。どうもそれは排気量が起因するのではなくて、その鼓動を
感じられる回転数と、一般公道で常用せねばならない(危ない)回転
数が、どうやらかけ離れているからのようだ。

似たようなエンジン構成であるTW200は、40~50km/Hで官能的と
言ってもいい単気筒エンジンの鼓動をトコトコと感じる事が出来る。
ビッグシングルだからちょっとその感覚は違うけど、XT600Zはその
単気筒的な鼓動感が一番心地よく感じる回転数で走ろうとすると
大体70~80km/Hなので、つまりは一般道を走っている時には常に
それを感じながら走っていられる。

だがDF125はエンジンの鼓動を感じてられる回転数ではまともに
走れない為、常にそれ以上の「ブーーーーン」というまるで360°
クランクのパラツインエンジンのようなエンジンフィールでしか
走れない。かといって2ストのように引っ張れば加速するのか、
と言うとそこはまるでTWと同じで、引っ張れるけど力感は無い。
回せば回すほど振動が出て辛い。他にもコーナーでバンクさせた
後、アクセルを開けてトルクを掛けて起き上がろうとしても全然
立たない、とかね(^^;)

うーん、正直な話、DFってやっぱり200ccエンジンが乗った姿が
正しい状態なんだろうな。125はダートを走ろう、という気力が
あまり沸かない。明らかにパワー不足なエンジンに、ズッシリと
重たい各種装備が足枷となっているし、もしヒルクライムなんか
したら絶対坂の途中で力尽きちゃうよ。

------------

そう思いながら、それでもいろいろ乗り回してみた。
すると、段々楽しくなってきた。いやウソではなくて本当に。

要は自分の現在のラインナップの中ではもちろん、今まで一度も
乗った事のない領域にDF125がいる事が判ったからだ。つまりは
「新鮮」なのだ。そしてテケテケブーン、と走り回っているうち、
コイツには(4スト125cc単気筒には)ちっとも味が無いようで、
実はスルメやコンブみたいなもんで、長く噛んでいるうちにジワ
ジワ味が染み出してくるような、そんな感覚が沸いてきた。

コレはコレで…いける。間違いなく今持ってるラインナップ
の中でコイツにしかない特性をDF125は持ってる。off車としては
ちょっと使えそうにないけど、超エコランに勤めたり、非力なエン
ジンをコキ使って細く硬いタイヤでヒラヒラ曲がる感覚は楽しい♪

良く見りゃ自衛隊っぽいカラーリングも他にはまずない個性だし、
「同じバイクと殆どすれ違わない」感覚も満たしてくれそうだ。
よしよし、この感覚さえ出て来てくれば乗り続けられるぜ(^◇^)

初めて所有した四輪車、エブリーJOYPOP550も、最初その遅さに
愕然としたもんだが、その後で自分を軽1BOXマニアにしてくれた
くらい楽しく乗れていたもんなぁ(^^)<ばき

よし!本格的に自分が乗ろう!じゃあその証としてコイツも他の
バイク同様
、手を入れて「自分のモノ」にするかぁ!

------------

ちゅーことで、このDF125にino的モディファイをする事にした。
とりあえずはino的バイクライフに欠かせない絶対的なお約束と
言えるトップケース装着からだな。ベースプレートは何種類も
持ってるから、手持ちのハコのどれでも装着する事が可能だが、
この外観に似合うハコは…そうない。まず丸いGiviは似合わん。

なので最も色やデザインが似合いそうな青ラインのカーキ色の
K2ソフトトップケースを装着してみた。

Df6 Df4


以前SRXにつけていた奴だって?いやいや、それはちょっと前に
バイク屋の社長に譲ってしまった。これはそれと同じ色のもっと
状態の良い別物なのだ。

え?じゃあSRXはどうした、って?実は黒ベースのSRXに合わせて
黒いK2ソフトトップも入手済みなんだよね(^^;)

K2soft

…ここまでK2ソフトトップを揃えて使ってる人間はそう居まい(^^;)

------------

その次はコレ、ちょっと前までSRXに使っていたメーターバイザー
スクリーンを小加工して装着。DFには入手した時からジェベル250
XC用のハンドガードが付いていたので、このシールドで何となく
ラリーレイドっぽくなったでしょ(^^ゞ

Df3


そして久々にスティカを使ってこんな自作ステッカーも貼付。
色々考えたんだけど、やっぱりコレが一番似合うような気が
するのだ、サヨクな方々からテロ攻撃されそうだけど(苦笑)

Df5


そしてこれまたino仕様としてお約束の洗濯バサミも必須だ。
DF125には国防色&迷彩っぽい雰囲気が似合うでしょ(^^)?<ばき

Df7

------------

そして最後に、ダイソーに行ってこんなモノを購入してきた。

Ami1

そう、オーブントースター用焼き網だ。これをDFに装着する。
TWのような野宿装備にするのかって?、いやいや、これはこう
使う。より野戦っぽい雰囲気を出すためにヘッドライトガード
として使うのさ、サイズもちょうどドンピシャなのでゴム板を
挟んでインシュロックで止めただけでほらこの通り♪

Df8

あとはバッテリ保護のためにヘッドライトスイッチを付けて、
ヘッドライトのバルブを55/60Wから35/35Wに落とした。街中
メインだからこの程度あれば十分だよ。省エネ省エネ<ばき

------------

…で、一通り改造完了。残るはグリップヒーターくらいかな?

え?、マフラーとかエンジンとかキャブは弄らないのか、って?
そんなつもりは皆無だ。多分コイツを手放すまで弄らないだろう。

もしも馬力が欲しいのならヘタに弄るよりコイツを下取りにでも
してDF200を買った方が早い。でも自分にはバイク人生の最高の
相棒たるTW200がいるからDF200が欲しいとは思わない。同じ理由
で125cc登録のままで200ccエンジンスワップにも全く興味が無い。

そんな事するよりも4スト125cc単気筒エンジンでしか得られない
世界が自分は欲しい。オレはそのためにコイツに乗るのさ(^◇^)

ブレーキもネットで調べると「効かない」という声が多いみたい
だけど、TW200のドラムブレーキの下馬評と同じようにバイクの
性格と異なる用途で使っている人が多いからだろうな、TWもDFも
自分からすると良く効いて安全なブレーキだと思う。当然だけど
「その車体で心地よい速度領域と用途で使うなら」、という前提
だぜ。

逆にこのブレーキで不足だ、と言う人はコイツを一体どう使って
いるんだろう?、このブレーキでキッチリと止まれる速度領域で
走らないとコイツはちっとも楽しくないと思うけどなぁ、TWもそう。

------------

今ある乗り物の中で、コイツが恐らくは一番燃費が良いマシンだ。
最近のガソリン代高騰には、コイツを多用する事で乗り切るしか
あるまい(笑)

いつまで乗ってやれるか判らないけど、暫くの間ヨロシクなDF(^^)

 

| | コメント (7) | トラックバック (0)

« 2007年10月 | トップページ | 2007年12月 »