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2009年2月

2009.02.27

Hit-Airの追加購入日に思うこと

激務の最中にむりやり毟り取ったこの休み、単車乗りとしては
バイクに乗りたいのだが、ずっと冷たい雨ばかり。あらら、まあ
こういう事は、こればっかりは、どうしようもないわな。

なので、寒い小雨降る中、車に乗って日常の買物とか、久々に
バイク用品屋を覗きに、出かけてみた。やー、何か久々にシャバの
空気を吸ってると、まるで自分が一般人に戻ったような気がす<ばき

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色々と出歩く途中で入ったバイク用品屋で、冬物ジャケットの
特売品が吊るされていたハンガーの中に、なぜか冬物じゃない
バイク用のエアバックシステム、Hit-airの砂漠カモフラカラー
ベストが半額以下の1.2万円でぶら下がっているのを見つけた。
すぐさまひっつかんでレジへ並んで速攻get♪

Hit1

Hit-airはこれで二着目だ。一着目が黒ベースの地味カラーなので
これで少しは車体とウェアのカラーバリエーションに幅が出来て
色遊びが出来るようになる(^^)。でも個人的にはもっと派手な赤とか
青とかのカラーモデルが欲しいけど、どうして黒とかの地味~ぃな
色しか無いんだろう?

ちなみに夏までには多分もう一着、森林カモフラカラーのベストを
買う予定なのだ。派手なのはもうそれしかないし、何よりDF125
合う色はやっぱソレしか無いからね(^^;)<ばき

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Q:なぜ自分はHit-airのエアバッグシステムを使っているのか?

A:ライダーはヘルメットで頭部を守っても、首がどうしても無防備で
  身体の胴体にある内臓という致命的な弱点も守りにくいから。

幸運な事に、一度もエアバッグを炸裂させて世話になったことが無い
から、本当に良い物かどうか、は未体験ゾーンなので想像の域を
出ないが、技術屋の本能が「これは良いぞぉ!、絶対良いものだ!」
と、訴えているので多分間違いない。

なので一年半ほど前から自分が単車に乗るときには、ほぼ100%
このHit-airを着ている。持っている数多のバイクにもほとんどHit-air
作動用のケーブルを装着してある。あと付いていないのはええっと…
TY250ZSとSX200RとCRM80・・・か、なんだまだ3台も残ってら<ばき

 蛇足だけど、そのケーブル、いつも同じ店で買うのだが、馴染みの
 店員がそれを買う度に不思議そうな顔をするのがちょっと楽しい。
 なにせ、同じ人間がたまにふらっと現れて、毎回必ず同じものを
 買ってゆくのだから、そりゃ不思議だろう。

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ちなみに、自分以外の人がこれを着ているのを見た事はあまりない。
せいぜい数回?だろうか?もっともっと、普及してもいい、というより
もっと積極的にバイク乗りはこれを装着した方がいいと思うのだが…
何故だろう?

思うにこのHit-air、一番安いモデル(=自分が持ってるベスト型)が、
約2.6万円で売られているのだが、この値段が、もしかして普及の足を
引っ張っているのだろうか?マトモなヘルメット一個買うより、ぜんぜん
安いんだけどな。

自分はこの2.6万は、(今回購入した砂漠カモフラは1.2万だけど)
とても安いと思う。自分の命や身体が無事でいられる可能性をUP
する事に投資する額としては、とても、とても安い。

もし事故った瞬間から、どこかに当たるまでの短い時間の間に、
財布や口座から2.6万を払えば、この服を着れて、エアバックで
衝撃がやわらぐ、となったら、その額を持っていれば誰もがそれを
惜しまず払うだろうに。

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このエアバック服、万が一の際にはそこそこ衝撃は吸収してくれると
思うけど、実はごついボンベが胸にあるので、もし万が一作動する前に
何かに(ハンドルとか、カウルとか)身体が当たると、エアバッグが
作動する前に肋骨とかにそれなりのダメージを受ける気がしていた。

かのノリックも胸部ダメージが致命傷となった事もあってか、最近は
胸部ダメージを少しでも減らす事の重要性がクローズアップされてる。

かつて自分の中学の後輩も典型的な右直事故で肺を潰し帰らぬ人と
なった。頭だけでなく胸部も強打すれば致命傷になるのだ。肋骨が
無事だったり、肺にダメージがなくても、大きな外的衝撃で心臓が
あっけなく止まる事もある。

そういう大事でなくても、胸の打撲はイタイしね。

なので今回安く買えて浮いた差額でHit-air純正の胸部プロテクターも
買ってみた。セパレートタイプと、一体型のを一つずつ。二着あるから
用途に応じて使い分けよっと。

Hit2 Hit3


これで、安全性をさらにあげることが出来るだろう。
・・・でも決して100%じゃない。慢心してはダメだ。
どんな装備をしても、バイクは危険と隣り合わせの乗り物だ。
車だって事故れば死ぬ。そういう点ではバイクと車に差は無い。
ただ少しだけ、バイクは死にやすい、ただそれだけだ。

それを、これを購入して帰る道すがらで目撃することになるとは・・・

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某国道の下りを走っていたら、突然渋滞になった。渋滞になるような
場所でも時間でもないのに。なんだ?と思っていたらサイレンの音が
聞こえてきて、国道の側道から救急車と消防車が出てきた。

片側二車線の渋滞にそのまま突っ込み、車を両側に掻き分けて
揉まれながらゆっくりゆっくり進んで、視界から消えた。

その様子をすぐ後ろで見ながら、事故でもあったのか?車が燃えて
るのかね?傍迷惑だなぁ、と思っていた。

もうしばらく進むと中央分離帯に進行方向の逆を向いた形で
250cc4発レプリカが倒れているのが見えた。デュアルライトの
片側だけが点灯している様が何となく断末魔に見えた。
その脇に現場検証をしている警官と、どうやら事故の当事者で
あるらしき呆然と立ち尽くす作業服姿のおっさんがいた。

バイクの倒れ方、壊れ方からどういう事故であったのかが全然
想像出来ない。バイクの周りに出血の後もない。その先には
ハザードを焚いて止まる10t車。後ろも前も壊れていない。
…一体何があったんだ?

消防車も見えた。だが消防車は火消しのためではなくどうやら
レンジャーが乗っていたようだ。その先には、さっき走っていった
救急車がいて、開いたリヤゲートから救急隊員がライダーらしき
人間に救命処置をしているのが見えた。だが、通りすがりで
ぱっと見えたライダーは・・・多分もう・・・

死ぬな、生きろ!生きて戻って来い!

届かないだろうけど、車の中で一人絶叫して、神に祈った。

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この事故がどういう事象だったのかは判らない。良いメットを
かぶって、エアバッグ服を着ても、どんな装備をしていたって
死ぬときは死ぬ。バイクでなくて、四輪車だって100%の安全
なんてありえない。ただバイクは四輪より少しだけ危ない、って
事は確かにそうだ。

だから、ライダーは自身に出来る責任と範囲で防備を固めて、
万が一を、を10001が一、10002が一、に出来るのならば、
それを惜しまないようにする事をしなければ、と自分は思う。

一番の危険なことはバイクに乗る事ではなくライダー自身の
不安全行動と、不注意、そして何より本人の慢心だ。
だからまずそれを防がねばならない。

それの後のオマケで良いメットとか、良いウェアとか、プロ
テクターとかで物理的な防御を補助的に使って、不用意な
(不可抗力な)トラブルに備えるのだ。だから単車乗りよ、
自分自身を少しでも安全な状態になるようUpgradeしよう。
それだけのコストをかける価値が、あなたにはあるのだから。

生きていれば、色々な事が起こっても、いつかはきっと笑って
それを話せる日がくる。だけど、死んでしまってはダメなんだ。

 

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2009.02.03

次期出張先でも単車乗りであるために

最近は仕事が忙しすぎて、その自覚が薄らぎつつあるが、
自分はサラリーマンである前に単車乗りだ!。
それだけは誰にも絶対に譲れない。

だから、いつも身近に単車を感じていたい、と思う。それはたまに
買うバイク雑誌だったり、街中を走り去る単車を眺めたり、といった
そういう些細な事でも十分に感じられる。

でも、やっぱり単車乗りであることを一番実感出来るのは、当然
単車を眺め、単車に触れ、単車を弄り、そして単車に乗ることだ。

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そのために、以前DF125を入手して、それを出先に運んで乗ったり
していた。ただ、直前まで居た現場は諸般の事情で単車を持ち込む
事が出来ずにいた。

その現場が終わり、その次に行く現場が、以前DFを持ち込んでいた
場所に決まったので、今回も同様に単車を持ち込む計画を立てた。

DF125をまた持ち込むのもいい。アレはあれでソコソコ楽しいから♪
でも、それではあまり代わり映えがしない。なので今回は少し志向を
変えて、タイプが違う単車を持ってゆくことにした<ばき

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手持ちの単車で現場に持って行けるのは自走せずアトレーに積載が
出来るものに限られる。つまり巨大なガタイのTDM850と、XT600Z
二台以外は物理的には持ってゆける。

前回が自分の手持ちの単車でもっとも非力なDF125だったので、
今度は少し馬力のある、そしてあまり乗っていない車種、という事で
TZR250RSか、SRX621を持ってゆこうと思っていた。両車ともハコ化
してあるので、休日時のお楽しみ♪に使えるだけでなく、日常生活の
お買物にも対応出来るのだ。

ただSRXは長い現場生活の間に車検が切れてしまっている(T_T)
そうなるとTZRにキマリかな?

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…と、色々考えている最中、今度の現場の宿は、単車を置ける所と
そうでない所を出たり入ったりする羽目になりそうだ、という情報が
入ってきた。場末の民宿とか旅館を使って長期出張すると、こういう
憂き目にあうのは珍しいことじゃない。むしろ腰をすえてずっと同じ
宿に居続けられる方が珍しいのだ。

と、なるとクソ重たいSRXや積載にかなりの段取りを必要とする大小
問わずのoff車たち、そのまま積めて軽いけど、やっぱりそれなりに
大柄なTZRをもし持って行くと、出先でアトレーに積んだり下ろしたり、
最悪の場合、積みっぱなしで車中でしばらく保持したり、という事が
必要になるかもしれない。

フォークを圧縮したまま保持するとシールが抜けることもあるし、
ステムベアリングにダメージが出る事もあるのでそれは避けたい。
ではどうする?、しかも手持ちの単車でそれが無理だとしたら…

よし!決めた!

思い立ったら即断即決!、アトレーにあっさり積めて、出先であっても
ソコソコ走れるような単車を一台買い足すことにして、早々に商談を
まとめ、先日それを引き取ってきた<ばき

それがこれだ。
   ↓
 Ksr1

TT92GPというミニバイクレースご用達のハイグリップタイヤを履いた
カワサキのスーパーバイカーズミニ、KSR-Ⅱの最終型(B6)。

コイツはいつもの通り、知り合いのツテの個人売買なので、お値段は
あくまでレストアベースとしての*万と、安く済んだ<ばき!

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実は最初はモンキーあたりを考えていた。だけどベース車両が高いし
4スト50ccの遅さは以前GAGで懲りているので絶対に改造してしまうし、
そうなると底なし沼にハマったようにコストが掛かるし、その結果自作
DOS/Vパーツのように、丸々もう一台分くらいの部品があっという間に
自宅にゴロゴロしだすのが目に見えているので止めた(^^;)

どうせそうやって弄るのなら、いっそ最初から弄る必要の無いくらいに
パワフルな奴を選んだ方がいいや、という判断で、2スト80ccにした。
なにせそれはDFの4スト125ccよりも(体感では)はるかに速いのだ。
     ↓
 最終的に到達する最高速度はKSRよりDF125の方が速いよ。

候補はNSR80、YSR80、KS-Ⅱ、KSR-Ⅱ、に絞られた。本命はKS-Ⅱ、
元々AR80乗りなので、自分はカワサキの空冷80ccが好きなのだ(^^)
だけど古すぎてタマが無い。YSRも同様、NSRは高すぎて手が出ない。
よって必然的にKSRが残った。

そんなKSRは乾燥重量が77kgと、圧倒的に軽いし、見ての通りのミニ
モトなので、アトレーに積み込むのもラクラク~ゥ♪

手持ちにある同じ2スト80ccのCRM80も、一応はミニモト扱いなのだが
脚が長すぎ(サスストロークがありすぎ)、アトレーに積載する際には
後部座席の取り外しが必要で、かつさらにフロントフォークを強制的に
ボトムさせた状態にしなくてはならない。

Ksr3

しかし、2009年の今にこうやって並んでいる姿を見ると、実はKSRが
10年前のバイクで、CRMに至っては21年前のバイクだって事が何か
不思議な気がするな(^^;;)

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コイツの欠点は小さすぎることと、シートが悪そうなのでツーリングは
辛そうだし、キャリアが無いのでハコ化するのも難しそうな事、かな?
パワフルな2ストなので燃費も悪そう、といった所も欠点といえば欠点?

でもそういう些細な欠点を補って余りあるほどコイツはカッコいいのさ♪

Ksr2

以前一時だけ入手したTS125Rの項でも言ったけど、倒立フォークで
水冷off車のラジエターシュラウド付きっていうのが好きなのさ♪

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これからタイヤをK180に履き替えたり、キャリアをつけてハコ化したり
チェーン&スプロケといった消耗品を交換したりして、リフレッシュして
次の出張期間中に休日があれば、楽しませてもらおうと思う(^^)/

あと、自分の単車ラインナップ的に、同じようなエンジンのCRM80と
キャラこそ被らないいけど、色が同じ赤系、という事でカブったので、
将来的に外装をごっそり交換してライムグリーン系にでも換<ばき


 追伸:
    現状の手持ち車両ラインナップ
    SUBARU レガシィ 2.0i(5MT)
    DAIHATU アトレー MXターボ(5MT)
    YAMAHA TDM850
        XT600Z
        SRX621
        TZR250RS
        TY250ZS
        TW200
        SX200R
        DF125E
        CRM80
        KSR-Ⅱ
        QR50 
 

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