未来は自分で選ぶモノ
最近、出先の職場に久々に現れた直上のTL(チームリーダー)に
こう問われた。
TL:「ino、お前はこれからどうしたい?」
実は自分の今の職務は、建前の上では「研究部門からラインへの
2年間のレンタル」なのだ。その期限が今年の夏に終わる。その
後の事をTLは問うている。彼いわくこのままここで働く、という
答えを自分が言い出すのを待っているような気配はある。
…だが、この問いに自分は即答が出来なかった_| ̄|○
出身部門の研究開発の場は、この不景気もあいまって壊滅状態だ。
自分一人が戻ったらそれだけでひっくり返りかねないような小船の
ような組織だけに、元鞘に戻る、という事は現実味の無い選択肢だ。
傍目には、今の仕事を継続するほうが、一番いいように見える。
だが、このままこの部署に残り、今のような職務を継続する限り、
自分には未来が全く無い。このまま死ぬか辞めるまでこの状態が
ずっとずっとずっと継続するのだ、家にも帰れず、家族も持てず。
ではどうする?
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自分も気が付けばもう40歳、もう一からのやり直しは不可能だ。
かといって、このままの「地獄ロード」を突き進む体力も気力も、
何のモチベーションも無い以上、正直尽き果てかけている。
このままこの仕事をする限り、体力が尽きて倒れない限りは職が
(安定収入が)確保されている、と断言出来る。なぜなら、今の
仕事はこのまま少なくとも今後50年くらいは継続するから。
この不景気のご時世に上場企業の正社員として、自分の専門知識と
技能と経験をフルに駆使し社会に貢献する事が出来て、そこそこの
年収を得ていられるのは、そのスペックだけ見れば過剰すぎる程に
幸せな事なのかもしれない。
でも、その現状が、自分の幸せを増すために何一つ機能していない。
むしろ自分の人間としての希望や、夢や生きがいを全て奪っている。
このまま定住する可能性を完全に捨て去り、老人になるまで延々と
現場を回り続けるだけの今後の人生には一体何の意味がある?
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TLからの問いには、この現場が終わる夏前までに答えねばならない。
この一年間、悶々と悩み続けていた事に対する決断を迫られている。
これからの数ヶ月間は激務に追われながら今後の人生をどうやって
生きるかの判断をして、不可逆の選択をした上で、大きく舵を切る
という訳だ。
さあ、どうしようかな(^~^)?
問われた時には即答が出来なかったけど、とりあえず強気で今の
職種から名誉ある撤退を目指そうと思う。今のままでは若くない
身体も、未熟な精神も、長くは持たない。
その結果、配属替えになり、収入が激減し、他事業にトバされても、
それはそれで一興だし、最悪退職して転職でも、退職してバイター
になっても、全てを失い河原や公園デビューしてそこで暮らす事に
なったとしても、それでもそこで生きていける!という妙な自信が、
自分にはあるしね(苦笑)
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