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2009年7月

2009.07.27

そうだ、オレは2st乗りでもあるんだっけ

前の話にコメントして頂いた釣り人さんのお勧めもあって
久々にバイク雑誌を買ってみた。

最新のSSや、アメリカンばっかりの奴はあまり興味を
惹かなかったので、パラパラめくって終了。

以前毎月買っていたOFFロード雑誌も、あまりワクワクしない
記事ばっかりだったので、それも止めた。

そんな中、表紙と特集記事に惹かれて思わず手に取って、
そのままレジに駆け込んだ雑誌が一冊あった。それはこれ。

2stbook

Mr.Bikeって、こんなRoadRiderみたいな雑誌だったけ(^^;)?

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今でこそ、単気筒やツインばっかりのラインナップを持って
いるけど、自分は元々2st乗りだ。車両は手放したけども、
今でも自宅には31Kのシリンダー&ヘッド&リードバルブ&
ピストン一式が油漬け状態で動態保存されているくらいの
RZ-R(1AR)使いだったのさ(^^)

記事の中ではRZ-Rの中で一番小さい画像だけどこの
カラーリングの1ARに乗ってた。懐かしいなぁ。

1ar

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丁度そういう青春を送ってきた自分からすると、しかも
そういった、ワクワクするバイクライフから遠ざかっている
状態の自分からすると、この2st特集はハマるモノがあった。

自分が始めて手に入れた単車、GT50(初期型)とほぼ同じ
デザインのGT80も載っていたし、

Minitrail

その後に手に入れ、自分を「単車乗り」にしたRZ50もあった。

5r2


そんな2st馬鹿だった余波は、今でもこの92TZR250RSを持って
いる事や、

3xv8

OFFお遊び用に持ってるこの最初期型CRM80や、

Crm88

カラーリングは違うけど、今の出張先で自分を辛うじて
単車乗りとして繋ぎ止めてくれているKSR80に乗ってる
事に繋がっているのだ(^^)

Ksrb1

マイナーだけど面白かったMBX125Fや、その後に入手してこれまた
ハマったAR80、そしてこの特集には数々の楽しかったOFF車が無い
のがちょっと残念だな。3XV-TZRよりもはるかに先鋭化した究極の
2stレーサーレプリカのTY250ZSもスゲェ存在なのになぁ。

おっと、以前ドツボにハマり、常にスペアエンジンを常備していた
アドレスV100もでっかく載ってるじゃん。

V100

なんかうれしいなぁ、自分のアルバムのようだ(^^ゞ<ばき


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この特集に載っているバイク(特に80年代のもの)は、毎月
出るバイク雑誌を欠かさず買って、擦り切れるくらい読み返し
あこがれていた車両ばっかりだ。

その中で自分は中古のRZ-Rを選んだ。その後で、友人が
出たばかりの88RGV-γを買い、別の友人はその後に90
後方排気TZR250を買い、パンパン!と白煙を上げて走り
回っていたっけ。

最新マシンの友人達に追いつきたくて、腰上を31K一式に
変えた。チューンナップの面白さと、怖さを知った。そして
それでも最新マシンには勝てはしなかったが、意外にも
余裕の中低速トルクでクルージングする別の楽しみもその
RZ250R改350Rで知る事になる。今思えばそれがビッグ
シングル好きに繋がっているのかもしれない。

そう!、この頃は、ただバイクに乗るだけで楽しかった!

バイクに乗らなくても、バイク雑誌を眺めて毎月出る新型に
ワクワクさせてもらっていた。技術の進歩と、各メーカーで
異なるエンジン形式やデバイスが、乗ってもいないのに
なぜか楽しくて面白くて、学校の勉強よりもそっちを熱心に
勉強していたような気がする。

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・・・今の自分は、あの頃の自分の延長線上にいるだろうか?

理系の学部のレポートの嵐をこなしながらRZ-R改を養う為に
週4回のコンビニバイトと長期休みには昼間にドカタのバイトも
していたあの頃のハングリーさが、今の自分にあるだろうか?

ある日、突然友人が限定解除をして、フルローンで買ってきた
GSX-R1100に我がRZ-R改ではどうやっても勝てないのに、
それでも何度も勝負を挑み続けた、あの頃のチャレンジャー
だった自分は今も自分の中のどこかに生きているのだろうか?

そんな思いを悶々と抱えたまま、先週の土曜にやっと得た
休日にKSR80に乗ってみた。そう、小排気量2stの乗り方は
高校生の頃にRZ50で学んだんだっけ。そういや今もまんま
その通りの操り方をしてワインディングを駆け抜けてるな。

金が無くてタイヤが磨り減ったままで乗っていたあの頃の
RZ50と、最新のミニバイクレース用ハイグリップタイヤを履く
KSR80では挙動も馬力も、何もかも違うが、それでも排気を
パンパン!と弾けさせて疾走するKSR80の上で、自分は
RZ50を駆る高校時代の自分に、一瞬でも戻れた…ような
気がしていた。

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今の現場生活も、あと2日間で終わる予定だ。

過労で健康を損ねてしまっているが、それでもあと2日で、
久々に以前のような自宅生活が始まる。

そしたら、まず雑草だらけであろう、庭の草むしりをしよう。

TDMやTW、DFやTY、CRMにも乗ろう。車検が切れている
SRXも全部のベアリングを一新させて目覚ましてやろう。
GWに高速走行中にオイルを拭いたまま、眠りについてる
XT-Zも直して、そして久々にTZR-RSに乗って2stロケット
少年だった、かつての自分自身に会いに行こうと思う。

3XV-TZRはレーサーと同等のSPモデルでない、ストリート
リーガルのSTDモデルでもRZ350Rを余裕で凌ぐ凄い奴だ。
(フルチューンすればRZ350Rはもっと速くなるのだけどね)

鉄フレームを捩じらせながら意地で最新マシンを追いかけ
加速していた、かつての若かった自分を、既に17年落ちの
ポンコツである92TZR250RSに乗る40歳の自分が後ろから
ブチ抜くのさ(^~^)<ばき!

え?大人気ないって?、いいじゃん、気持ちは少年だから。

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我がTZRも走行距離が2.2万キロとオーバーホールの時期を
迎えている。距離云々よりも、17年選手、という事も重要な
ファクターだったりする。さて、どうするかな、もう終わりかな、
と思っていたんだけど、今回この雑誌を買ってみてやっぱり
もう一度、リフレッシュさせて、もう二度とこの世に生まれる
事の無い2stの乗り物をもう少しだけ乗ってみたくなった。

そう思って雑誌をペラペラめくっていたらタイラレーシングで
3XV-TZRのリフレッシュモデルを扱ってる
という記事がある。

車両持込で約140万かぁ。09YZF-R1国内仕様が買える値段
だけど、自分にとっては最新のR1よりも新車のようなTZRの
方が価値があるよね。

今度まじめにタイラレーシングに相談してみようかな(^^)?、

手取りではなく額面でだけど、この夏のボーナス一回分で
新車のようなTZRが今の時代に手に入ると思えば、それは
安いし、お買い得かもしれない。

少なくとも今後、これ以下の費用になる事は絶対に無いし、
今の一瞬が、今後の人生の中で一番若い自分なのだから。

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2009.07.12

幻の歯痛

過労による体調不良も、最近すっかり慢性化していて、
頭痛だったり便秘だったり下痢だったり不眠だったり、
いずれにせよ、体調が常に「なんかぐったり気味で、
いつも調子が悪い」、という感じがもう日常化している。

そんな中。最近奥歯がギリギリと痛み出した。

あらら、ついに虫歯になっちまったか?ここ2年くらい
歯科検診を受けてないからなぁ。現場生活だと歯医者
にも行けないもんな。

と、思って我慢していたが、具合が悪くても休めない
この仕事、歯の痛みは別格であるらしく、その日は
定時に上がる事を許され、早退気分で夜だけやって
いる特殊な歯医者に行ってみた。

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以前親知らずを抜いた方の、一番奥の奥歯の下と上が痛い。
と、伝えレントゲンを取り、その後歯医者に見てもらった。

すると歯医者が開口一番、こんなことを言った。

 歯医者:「…アンタ、私を馬鹿にしてるのかい?」

は?、何を突然言い出すの?

 歯医者:「レントゲンも歯も歯茎も異常無しだ。」
 
先生、それでも痛いんですよ、これなんですか?

 歯医者:「話を聞く限り、これは例えばかみ合わせとか、
      歯軋りとか、精神的なストレスに起因する
      神経的なものだろうな、そうなるとこれは
      もう歯医者の領域じゃないんだよ。」

じゃあ、虫歯とか、歯茎とか、歯槽膿漏とかじゃない?

 歯医者:「アンタの歯は健全そのもの、立派なもんだ。
      これ以上ウチでは何も出来ない。大学病院とか
      そういう領域だよ、これは直らないよ、何度も
      痛みが再発する厄介なモンだ。薬は出さないよ、
      飲んでも無駄だろう。」

と、言われ、追い返されるように、その歯医者を出た。

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つまり、今回の歯の痛みは過度のストレスによる幻痛。

そういや痛み出した時には痛いから、とずっと氷を口に
含んでいたっけ。虫歯だったらそんなの無理らしいから、
やっぱり虫歯じゃなかったんだ。

とりあえず歯を失う心配は無いらしい。それは安心。
でも偏頭痛と同じような厄介なモンを抱えこんじまった(T_T)

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あ~あ、ストレスから開放されたら、たったそれだけで
自分の日々の生活の質はだいぶ改善するんだろうな。

 働かねば日銭を稼げず生活が苦しい。 
 でも働くと体調悪化で生活が苦しい。

これでは不安定なヤジロベーみたいなもんだ。

通常ならば、その二つを上手にバランスさせないと
いけないんだけど、今の自分はそれがもう破綻状態
…なんだろうな。

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2009.07.02

サンバーついに生産打ち切り

過労にいそしむ自分に突然、レガシィで付き合いのあるスバルの
ディーラーから電話が入った。

何でもついにスバルのサンバーの生産終了が決定した、との
事で、アトレーの代替でサンバーを検討していた自分に、最後の
チャンスですよ、ということを連絡してきたのだ。

店頭販売自体はもうすこし続けるらしいが、メーカーオプションを
自由に選べるのは7/16までの受注分までらしい。

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うーん、思わずアトレーの買換えを考えちゃうなぁ(^^;)<ばき

レガシィが、ああいう車になってしまった今、スバルにしか作る
事が出来ない車といったら、このサンバーしか残っていない。
キャブオーバー、RRレイアウト、4輪独立サス、どれを取っても
似た車は見当たらない。それもついに絶版か…

実はレガシィ2.0iのこの春の車検の際に、代車としてサンバーを
指名して、数日間乗り回していたのだ。

それがその証拠。我が愛車アトレーとのツーショットだ。

Sambar

借りたサンバーは、最上級グレードのスーパーチャージャー4WDの
5MT車。馬力は58PS、トルクは7.5kg・mと、ウチのアトレーMXターボと
比べると一回り非力で(アトレーのエンジンはミラTR-XXと同じ64PS)
車重は新規格軽+4WDもあいまって、旧規格+FRのアトレーよりも
ずっしりと100kg以上重い。

だから、正直「速さ」で言ったら今の古いアトレーの方が速いし、
パワステの無いハンドル感覚と合わせたゴーカート的面白さが
あるアトレーに対してモッサリマッタリ感は否めない。操る楽しさは
今の古いアトレーの方がずっと楽しい♪

でも、軽1BOXに求めるべきものはゴーカート感覚?…違うな(^^;;)

求めるものは荷室の広さに尽きる。エンジンは過給器が無いと
普通に走るのが辛いから、それはそれで必須だけど。

荷室の広さは、アトレーを余裕で凌ぐ。横幅は新規格だから広いのは
判っていたけど、長手方向にもこっちのほうが広いとは思わなかった。

Sambar2

この荷室、ためしにバイクを積んだら、TW200とKSR80が二台余裕で
積載出来た。アトレーにはSRX600とAR80を乗せたが、余裕があるのは
サンバーだ。

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デザインはこの通り不恰好なんだけど、ブルドックみたい、と
言えばそんな感じがあって、ずっと見てると結構愛嬌がある。

Sambar1

乗ってみると、ターボパワー炸裂のアトレーに対して、過給器が
まるで無いかのようなフラットトルクでNAのようなフィーリング。
エンジンが後ろにあるので高速道路を走っても思ったより静か。
これで貨物車(4ナンバー)だったらいいのに、何の理由も無く
普通車(5ナンバー)なんだよね、だから税金は貨物車の倍。

ま、今は現場に幽閉の身だから、商談に行くことは出来ないので
7/16の受注タイムリミットには間に合わない。それにサンバーは
軽1BOX最高の車だけに、値段も最高に高いのも痛い _| ̄|○

Sambar4

買換競合車のハイゼットクルーズターボは4WDで130万だし、
普通車になっちゃうけど、バネットNV200もバンGXならウチの
アトレーは廃車にすればエコカー補助金25万が出る車齢なので
その値引きを考えるとサンバーとほとんど変わらない事になる。

蛇足だけど、国内仕様のYZF-R1も買える値段なんだよね、
そう考えると150万は安いような、高いような…微妙だなぁ。

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現場生活が終わった頃にアトレーがヘタったら中古のサンバーを
探すのが一番現実的かなぁ。スバルからサンバーが亡き後は、
ハイゼットがOEM供給されてサンバーを名乗るらしいから、それを
買う…のはなんとなくヤダしなぁ。

 

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