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2009.08.30

SRXから牙を抜いてみた

激しい現場生活で健康を損ねて自宅に逃げるように帰ってきて、
早一ヶ月。身体はそこそこ回復してきて、精神の方も庭に生きる
仲間達や、自分の帰りを待っていたバイクと戯れる事で、自分も
びっくりするくらい回復してきている、と思う。

会社の方も今の所理解を示してくれていて仕事もスローペースな
物を、ゆっくりやらせてもらっているので、例えるならば、まるで
リハビリしてるような状態であるコトも、プラスに効いている。

何のことはない、オーバーヒートしたのなら、停まって冷やせば
いいのだ。壊れる前に、それに気が付いて、急ぐ道中であっても、
停まって一服さえすれば、回復すれば、同じようにならないよう
注意さえすれば、まだまだロートルでも走れるって事なんだ(^^)b

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さて今回はそんな自分の単車ラインナップでかなり不遇な扱いを
されている(ような気が、自分自身する)、SRX621のネタだ。

我がSRXは、仕事が忙しすぎたこの数年間、殆ど乗らずに車検が
切れ、軒下に放置したままで過ごしていた。SRXは自分のバイク
歴の中で最も改造が施された、つまり思い入れもちゃんとあるし、
それなりに可愛がっていたし、軒下で佇んでいる姿を部屋から
眺めてるだけでニヤニヤと出来る、絶世の美しさがある。

Srxside

角度によっては何となくFZX750やV-Maxに通じる感もあるな。

でも単車としては既に19年前の設計に古さは否めず、絶望的な程に
取回しも車重も重たい(コイツは『細身』だが『軽量』じゃない)

さらに色々と改造して先鋭化させて楽しんでしまったため、季節が
巡る度ににキャブのセッティングを変えないとマトモに走らない、
と日常の使い勝手が悪くなる、という矛盾にヤラてしまった(T_T)

その結果、我がラインナップの中にあって

 ビッグバイクとしてのステイタスや使い勝手はTDM850に負け、
 ビッグシングルとしての鼓動感や乗り味はXT600Zに負け、
 魂のゆりかごとしての人馬一体感はTW200に敵わず、
 日常の足としては軽くて燃費もよく荷物も積めるDF125に負け、
 オンロードマシンとしては何処を取ってもTZR250RSに勝てない

という、もしも無くても、自分的には困らない乗物だ(^^;)<ばき
でもこうやって少しずつ改造や改良、ドレスUpは継続している。

Srxseat

これはヤフオクで購入した黒い表皮のシート。結構お気に入り♪

結局なんだかんだ言って結局SRX大好きなんだよん(^^)

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さて、ずっと寝ていたSRXに、そろそろ起きてもらうかな。

出張中に帰るたびにバッテリーの充電と、たまにエンジンをかけて
オイルを温めてキャブからガスを抜く、という基本的なメンテは
欠かさなかったけど、車検はなんと去年の11月に切れたまま。

なので、とりあえず車検を通してやらねば話が始まらない。

長く眠っていたので、ちゃんとバイク屋に車検に出して、足回りの
ベアリング全交換&チェーンスプロケ交換&リヤのオーリンズの
OHをするべく予算立てて狙っていたが、色々あって時間がなく、
やむなくユーザー車検でいいのでまず公道を走れるようにする
事にした。思い立ったらなんと予約が予定日の前日に取れた。

さて、バイクの状態は、…エンジンはかかる、ウィンカーも点滅、
ホーンは鳴る、ブレーキも効く、冬セッティングのままだから
ギクシャクするが一応走る。…これなら車検は大丈夫(^^;)<ばき

さっそくSRXを車に積んで陸運局に向かう。今回はユーザー車検
なんだけどSRXのカリスマショップである、自分の行き着けの
ハヤシカスタムの軽トラに乗せているのは、ひとえにハヤシカス
タムのご好意でお借り出来たため。XT600Zを修理に出した際に
使ってもいいよ、と快く貸して頂いたハヤシさんに深く感謝(-人-)

Srxdona

このSRXや、同系エンジンXT-Z、TDMからTZR、あらゆる全ての
所有バイクの面倒を見てもらっているハヤシさん無しに、我が
バイクライフは成り立たないくらいにお世話になってます(^^)/

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陸運局で書類を買い、印紙を買い、納税証明を受け、書類に記入し
ラインに並んで、検査を受けた。騒音測定はあっさりクリアした。
さすが天下のヨシムラ、SRXの社外マフラーとしては比較的静かだ。

検査官が車体を一通り見た後に、ラインに入るように指示を出す。
ラインでスピードメーター検査と、前後ブレーキ検査、ライトの
光軸も一発でクリア!、…で、あっという間に車検は終了ゥ♪

最終検査の印を貰おう、と検査ラインを出た所で、SRXがエンスト。
あれれ?冬セッティングのCRでカブったかな?怪訝そうな顔をする
検査官を尻目に、クソ重たいSRXを30mほど押し歩いて最終検査の
印を貰い、無事車検証をGet!

さて、SRXは何で止まっちゃったんだ?戻ってきて、原因は何だ?
と一通り見たらなんとガス欠。しかもリザーブのままでだ。
要は完全無欠のガス欠なので、もう走れない。

あ、アブねー!もし光軸で落たら、もう自走出来なかった(^^;)

そそくさとSRXを軽トラに押し上げ、陸運局を後にした。

Srxrikuun

この後、この姿のままガソリンスタンドに乗り入れ、この姿のまま
SRXに給油する、という珍事もしでかしたのだが、その画像は無い(笑)

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ガス欠寸前だったとはいえ、車検を正規にクリアし、堂々と公道を
走れるようになったSRX。以前の車検の頃から、今回の車検まで
2年と9ヶ月も過ぎているのに、その間の走行距離は実に600km。
33ヶ月間にガソリンを3~4回しか入れてないんだな…すまん。

Srxkyori

さあ!、これからたっぷりと一緒に走ろう♪、と走ってみたのだが、
冬セッティングのCRキャブは濃すぎるようでマフラーからまるで
古いディーゼルのようにいつも黒煙を噴き上げ、殆どマトモに
走れなかった(-_-;)ぉぃぉぃ

こりゃ駄目だ、プラグも真っ黒。そういやCRもそろそろOHの時期、
このままだとフロートチャンバーのあたりからガソリンが漏れるな。
なので、思い立ってキャブレターをCR33φからノーマルYDISキャブに
交換してみた。CR+ファンネルから、ノーマルキャブ+エアクリ付に
したのはここに引っ越してくる前だったから6年以上前か。

でも前回ノーマルキャブを外した際にフルOHしてあるので一応
中身は確認したけど、状態が良かったのでそのままポン付け♪

Srxnokiba

このCRキャブはSRXを一番激変させて猛獣のようにしてくれた、
言わばSRXの牙だ。

アリアスハイコンプピストンでの僅かなボアアップ&圧縮比UPも、
ヨシムラサンパーも、ハヤシカスタムのハイリフトカムも、それだけ
ではあまりパワーアップしない。どちらかと言うとセッティング用の
パーツと言ってもいい。

でもキャブは別、SRXにとってCRキャブはヘタなボアアップよりも
劇的に効くパワーアップパーツだ。もしノーマルキャブのSRXしか
乗った事のない人がいたら、一度CRやTM、FCRといったキャブに
換えたSRXに乗ってみて欲しい。これが本当にSRXなのか?と
びっくりすると思う。

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ノーマルで入手したSRXに色々と手を加えて行く過程で、
SRXは3回生まれ変わって別モノになった。

 一回目はリヤサスをヘタったノーマルからオーリンズにした時
 二回目はキャブをノーマルから、このCR33φに変えた時
 三回目は積載性能向上のためトップケースを付けた時。

フロントサスにWPのバネを入れた時も、前後ブレーキキャリパを
MOSキャリパーに換えた時も、マフラーをサンパーにした時も、
ハイコンプピストンを入れた時にも、ハイリフトカムを入れた時も、
改造した効果が体感出来てそれなりに感動したけど、それでも
上記の3回の『革命的な変化』程じゃなかった。

キャブをノーマルにすると、その三段階の変身の魔法の一つが
解けることになる。ま、たまにはノーマル仕様でもいいだろ、
キャブ以外に一通り手が入っているんだから、ノーマル状態
よりは面白くなっているだろうし。

さて、走るか。ドドドド…あれ?SRXってこんなに遅いの?

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まるで後ろから丸太でブッ叩かれたような蹴飛ばされるような
激しい加速が身上の、猛獣のようだったSRXが、キャブだけを
ノーマルにしたら、まるでヤギか羊が牧草地で草を食んでいる
ような草食系フィーリングの優しい乗り物になっていた(^^;)

元のSRXが600ccだとしたら、500ccかそれ以下?のような感じ。
もしこれが本当の600ccの力だとすれば、CR付きのSRXは多分
750ccくらいだったんだろうな、という感じなんだな、コレが。

似たようなエンジンのXT600Zもノーマルキャブのままだけど、
SRXはXT600Zのような、野蛮でヤンチャな加速が得られずに、
実に上手に調教された、おとなしくて乗りやすい…あえて悪く
言えば「ダルな上にアクセルを開けても加速しない」感じなのだ。

こんなにのっぺりおっとりしたフィーリングだったらポジションも
サンセイのセパハンではなく、ノーマルハンドル、いや、いっそ
パイプのアップハンドルにして、のんびりとしたツーリングを
するのもいいかもなぁ…

いやまて!、それじゃXT600Zと全く同じ使い方じゃんか(T_T)

Srxxtz

そういう使い方をするのなら、SRXがXTに勝てる所はただ唯一、
『セル始動』、それだけしかないし、何より複数台の車両を持つ
以上、同じような感じで同じような用途の乗り物だったら同時に
2台は要らない。

どちらか一方を選べ、と言われたら、SRXには悪いけどキックの
XT600Zを取る。

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…思うに、自分にとってSRXはTDM850とXT600Zの間を埋めるような
『750クラス』に相当する乗り物であった、だからXTと性格がダブ
らず2台の空冷600ccビッグシングルを持っていられたんだと思う。

本物の750ccに比べたら非力なんだけど、シグナルダッシュの
ゼロ加速だけなら4発に全然引けは取らないんだよね、SRX改は。
…あ、あくまでCRのセッティングが出ていれば、だけどさ(^^;;)

とりあえずこのままキャブがノーマルのまましばらく乗るならば、
間違いなく自分はCRの魔法が解けたSRXを持て余してしまい、
今以上にますます乗らなくなる。ラクなんだけど以前の状態ほど
乗っていて、駆ってみて、あまり楽しくないんだもの。眺めるだけ
なら、いつまでだって楽しめるんだけどね<ば!

イカン!これはイカン!オレはまだまだSRXに(も)乗りたいんだ!

思い立って、早速外したばかりのCRキャブをOHしてみた。そして
夏~秋用にセッティングを変更。MJ142+SJ72のジェッティングを
MJ140+SJ70として全体的に薄くしてみた。これで様子見だな。

Croh

こういったコマメなセッティングさえ惜しまなければCRキャブは
SRXの鋭い牙となって、怒涛のパフォーマンスを見せてくれる。

そう考えると、これは例えるならばSRXの入れ歯の手入れを
してるようなもんなのかもな f(^^;;)<ばき

でもオールシーズンでアイドリング可能でマッタリゆっくりと
だけども一応吹けるノーマルキャブって、実は何気に凄いな。

 

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コメント

 一旦磨り減ってしまった物を、元に戻していくには時間が掛かると思います。油断しないで戻していってくださいね。

 

投稿: 剣片喰 | 2009.09.01 19:40

剣片喰さん:

コメントありがとうございます(^^)

ここのところずっと土日が休日なので、のんびりした
時間を過ごすことが出来ます。平日は通勤距離が長いので
勤務時間は短いのですが身体は少し疲れまして、その
疲れが結果として心地よい寝入りに貢献しているようです。

最近は無理せずエスニック料理を食えるほどになりました♪

下落基調に乗っていると、何も無くても苦しいですが(/_;)
回復基調に乗っていると、何となく毎日が楽しいです(^^)/

 

投稿: ino | 2009.09.05 10:59

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