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2009年9月

2009.09.30

レガシィ2.0i(5MT)、燃費良好♪ その2

前回の続き。

片道500kmの出張にレガ2.0iで出かけた往路の途中の燃費が
前回の記録なんだけど、今回UPするのはその出張の帰路。

高速に乗る前にガソリンを入れて、高速をひた走り、首都圏の
渋滞に一通りもまれたあと、下道を数十km走って帰ったのだが
その際の燃費が大体こんな感じ。

Nenpi17

475.6km走って、燃料計はまだ半分以上残った状態で、
燃費計の数値で17.6km/Lを表示している。

この直後ガソリンを入れたら、28.5L入ったので、実燃費は

 475.6km/28.5L=16.69km/L≒16.7km/L

さすがに高速オンリーではなく、多少の渋滞状態の走行や、
下道も走ると以前たたき出したようなハイブリット車か?的な
数値
は出せないけど、それであってもこれだけ走れば、
2000ccのフルタイム4WDとしては立派なモンじゃない(^^)?

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世はハイブリット車ブームだけど、普通のガソリン車だって
燃費がいいものはいいし、乗り方やMTを選べば燃費は
改善するんだよね。『チーム・マイナス25%』の日本国民よ、
5MTで駆るSOHCレガシィは燃費いいっすよ(^~^)/

現行レガシィはフルモデルチェンジしていて、一番軽いモデル
でも、我が2.0i(5MT)より130kg重い。排気量も2Lから2.5Lに
なっているのもあって、燃費に良いといわれるCVT搭載車
でも、10モードで14.0km/Lと、旧型2.0iの14.3よりは悪い。
(重くなってデカくなってるのに、この程度で済んでるのは
技術革新の成果で、それはそれで凄い、とも言えるけど)

カタログスペックはともかく、現行の2.5L+CVTも実走行で
ウチのBPレガくらい走ってくれるといいんだけどな。

 

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2009.09.23

レガシィ2.0i(5MT)、燃費良好♪

諸般の事情で7月までいた現場に2泊3日の出張になり、
レガで移動中。(ぢつはバイクで行こうかと思ってたけど
天気予報が悪かったのであきらめたのだ:-p)

直前にオイルを替えたせいか高速を普通に流してもこの通り
平均16.6km/Lと好調♪

約300km走ってこのくらいでした

安いカストロのGTX DC-TURBO(10W-30の鉱物油)を
入れたんだけど、SOHCボクサーと相性がいいのかな?

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この前に入れていたのは5w-50の100%化学合成油の
SPEED-MASTERとかいう自分は聞いた事の無いブランドの
ナントカという油で、これはオートバックスの販売員がしつこく
「だまされたと思って一度入れてみてください!」と食い下がられた
ので、じゃあ騙されてやろう、と入れた4Lで6980円もした
高級オイルだったんだけど、正直なところ「だまされた」もんな。

それよりも4Lで1980円のこっちの方がいい感じなような気がする。
でも一番いいのはありきたりなスバル純正オイルなんだけどね。
B4の頃からずっとそれがino的指定オイルなのだ。

でも、もうオートバックスにはそれが置いてないんだよね。

「純正オイルは置いておいても入れる人が殆ど居ないんですよ」

…なんだそうな(-_-;)。

 

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2st三昧な4連休

9月の連休が偶然かたまっているのを、世間はゴールデン
ウィークから倣って「シルバーウィーク」というらしい…が、
うーん、なんだかネーミングセンス悪いような気がするが
まぁそれはいいや。

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連休中は諸般の事情で土曜の午後に仕事を抱えて
しまったが、まぁそれさえ除けばバイク日和でもあった
ので、手持ちの色々なバイクを、みんな乗り回すことに
無事成功した(^^;)

ここ最近の自分のバイクのラインナップを使用頻度が
高い順番で並べると次のようになる。

 1:TDM850    4st ツイン
 2:KSR80     2st ミニ
 3:DF125E     4st ミニ
 4:SRX600    4st ビッグシングルon
 5:XT600Z    4st ビッグシングルoff
 6:TZR250RS   2st Vツイン
 7:TW200     4st 単コロ
 8:CRM80     2st ミニ
 9:TY250ZS    2st 特殊エンジン
 
 番外:SX200R   4st 単コロ
 番外:QR50    2st レーサー
  ↑
 ナンバー取ってないので自走不能

その傾向から、4stの使用頻度が相対的に高く2stの
稼働率が低い事がこのリストから判る。

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KSRの使用頻度が高いのは、一番気楽に単車置場から
引っ張り出せて、ハコを装着すれば買物に気楽に行けるから。

その次のTZRは、on車置き場の一番奥にあるため、手前の
3台を撤去しないと取り出せないという敷居の高さと、アシと
して使うのがあまりにもったいない、という感覚による。

CRMは元々気楽に起動できるマシンだったのだが、ラフロの
キャリアがoff走行中に折れてからハコの装着が不能となり
買物マシンでなくなったため、純粋に河原遊びをしない限り
なかなか起動しなくなった。

TY-ZSは元々アシとして使うようなバイクじゃないので、
トライアル遊びイベントが無い限り走り出す理由がない。

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だから、この連休は、こいつら4台を特に重視して、乗り回した。

TZRを峠に持ち出し、久々に我がホームコースを何往復もして
その感覚を取り戻そうと頑張ってみたり、ちょっと前にSRXでも
走った同じ道を、SRXとは格が違いすぎるくらいレベルの高い
TZRのすばらしい旋回性を、安全マージンをたっぷり取った
状態で、丸一日堪能させてもらった。

KSRは買物&近所のくねくね道で、ステップをたまにガリガリ♪
しながら走りまくり、TZRとは違うミニマシンの楽しさを満喫♪。

TY-ZSでは、…2年ぶりかな?またも自分のホームコースで
ある某河原に出向き、あまり激しいアクションをすると身体が
ナマっているので危ないからそれは避けて、ただ単に土の上、
砂利の上、石の上、草の中に突っ込んだり、V字谷をトライアル
マシンならではの低速で下っては上ったりして遊んだ♪

その後日、マシンをCRMにチェンジしてまた同じ河原へ行き
今度はウォッシュボードやバンクをMX的に走ったり小さい
テーブルトップでおっかなびっくりジャンプしたり、の土遊びを
一通り行って、腕がパンパンになって力が入らなくなるまで
遊んで帰ってきた。

やっぱ2stって面白いし、何よりスゲェよなぁ。

TZRのように250ccとは思えない、すさまじい速さもあれば
TY-ZSのように回らないけど怒涛の低速トルクを有して
でまるでディーゼルのように低速で粘る性格もある。

同じ80ccでも速さが際立つKSRと、土の上でやさしく操る
のに都合が良いデチューンを施されたCRMではエンジンの
性格が全く異なる。

このすばらしいエンジンが、もう先が無いなんて残念だな。
今からバイクに乗る若者に、先人達はこんなにスゲェ
乗り物に乗っていたんだぜ、まだ乗れるのなら、是非
一度は2stに乗ってみろよ、って伝えたいなぁ。

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明日から仕事なので、庭先に展開していたバイクを全部
所定位置に戻して、バイクカバーをかける作業をしようとして
ふと、思い立ってこの4車を並べてみた。そういや初めてだ、
2stだけ並べてみる、なんてことするのは。

2st4


こんなことを自分がいうと白々しいと思われてしまうだろうが
これら4台が一個人の持ち物、というのは何となく贅沢な
気がするな。でも、よくよく見たら

   250ccが2台、80ccが2台。
   on車で2台、off車で2台。
   アルミフレームが二台、鉄フレームが二台。
   offタイヤが2台、ハイグリップonタイヤが2台。
   スポークホイルが2台、その他が2台
   正立フォークが2台、倒立フォークが2台。
   ハコ付きが2台、ハコ無しが2台。
   ヤマハが2台、その他が2台
   白ベースが2台、赤ベースが2台

…これはこれで、絶妙な組み合わせなのかも(^^;)<ばき

 

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2009.09.15

ワレ(心デ)泣キヌレテ、蟹ト戯ル

つい最近の夜のことだ。

車で夜遅くに自宅に向けて走って、あと十数メーターで自宅に
到達する、という路上で、ヘッドライトの光で作られる影に、
実に違和感のある動きのあるモノが見えた。

最近行われた健康診断で視力が2.0ある事が実証された自分の目に
巨大クモ、タランチュラのような動きをする、そんな生き物っぽい
モノが、ゆっくり、ぎこちなく車道を横断しているように見えるのだ。
その大きさは、ぱっと見で20cm以上あり、足も太く見えた。

クモ?、…タカアシグモだったらよく家の外壁や、中では会うけど
こんなに足は細いし、せいぜい10cmくらいしかないから小さい。

Kumo

でも、それよりも遥かにデカイものが、路上を歩いているのだ。
ついつい思わず車を止め、そいつに近づいてじっと見てみた。

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…それは、良く見慣れた生物だった。というより最近は逢った事は
なくて、子供の頃に水遊びをしているときに良く見かけた生き物。

あまりに懐かしくて、ついついそのままムンズ!、と捕まえて、
誰も自分を待たない薄暗い自宅に招待した。(拉致とも言うな)

それはコイツだ(笑)

Kani2

そう、どこからどうみてもコイツはカニだ。多足節足
動物だから、クモと見間違えた自分の視力はあながち悪く
ないかもしれないね。

こいつはハサミのところに毛が生えているのが特徴の毛蟹、
じゃなくてモクズガニ。それのメスだ。結構大きいね(^^)

モクズガニがどういうカニかはこのあたりを参照してもらうとして
よくある無責任な飼い主が外来生物を飼い切れなくなって逃がした
というような事じゃなくて、ごく普通に日本国内に生息している
淡水に生息するカニだ。

…まぁ日本国内に存在するのは特に珍しくないカニなんだけど、
なんでこんな住宅地のど真ん中の、しかも路上に出てきたの(^^;)?
沼も池も川も無いのに、エラ呼吸のオマエがどうやってこんなに
大きなサイズまで成長したんだろう?

ま、自宅の庭にごくたまにガマガエルが出てくることもあるから
どこかに水辺があるのかな?そろそろ産卵シーズンだからオマエも
川を見つけて、そこから海を目指そうとしてた、その途中だったの
かもな。せっかくだからしばらくウチにいなよ、寂しい一人暮らし
だから、何となく同居人が欲しかったんだよね(^^)<ばき

------------

で、角バケツの中でうごめくコイツをずっと眺めて、たまに手に取り
夜を過ごした。

Kani1

藻を食うカニだけど、雑食らしい、との事なので煮干を与えて
みたが全然食う気配がないな。あまりここで体力を消耗させて
しまっても悪いから、明日には川にリリースしに行こうか。

コイツは上海カニとほぼ同じ種だから、食えるし美味いんだけど
別にコイツを食わんでも自分は飢えて死ぬわけじゃないから、
オマエは野で力強く生きてくれ。もし途中で何かに食われても
それが自然、それぞ摂理だ、それを恨むなよ、お前の命は必ず
次に渡され、繋がるんだ

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もし自分に子供がいたら、こういう自然からのお客さんに
目を白黒させたり、喜んだり、怖がったりするんだろうな。
そう思うと、こういうハプニングは個人的には嬉しいんだけど
それを自分ひとりでしか楽しめない現状に、何かふっとした
寂しさを感じる。

最近自分の周りは子育てが忙しくて昔のように遊んだり単車に
乗ったりできない状況が多発している。そんな中、自分だけが
昔から何も変わる事が出来ず、哺乳類が天下を取った地上に
あがれず深海でしか生きられない深海魚のような生活をして
いるような気がする。

過労が自分を新しい世界に連れて行ってくれるか、と思ったが
仕事は自分を冥土に連れてゆくことは出来ても新しい生き方を
与えてくれるものじゃなかった。

オマエは産卵のため?に危険を冒して路上を渡ろうとしていた。
もし産卵だとしたら、オマエはこれから何十キロも離れた海に
行こうとしていたわけだ。一世一代の大冒険だよな(^^)

なのに、オレは未来のために(そもそも今の自分が行ける未来
とは一体どんな未来だ?)、こんなカニにだって出来る、何か
命を掛けた行動を、こんなにしてる!と胸を張れるだろうか?

確かにちょっと前までは命がかかった状態で働いてたけど
それは自分自身の明るい未来のため、じゃなかったしなぁ。

 

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2009.09.12

オーケストラは「聴く」のだけど「見る」もの

過労生活から抜け出し(逃げ出し)、まるで人間のような
生活をするようになって、かれこれもう一月と半、くらい
たったかな?

どんどん身体的にも精神的にもラクになって、健康体に
近づいているような気がする。

最近は、会社から帰って夕飯を作り始め、下ごしらえを
した後に、米が炊ける30分ほどの時間を使い、自転車
乗って近所の上りの坂道を高めのギヤで登る、という
運動をし始めた。

ナマった身体には自転車も結構きついスポーツだ。だから
すぐに筋肉痛がギシギシいうようになったけど、それも
数日で収まって、走れる距離も伸びてきて、ヘタすれば
いつもだったらDFを使って行くようなところにある深夜
営業のスーパーまでデーバッグを背負って走って、翌日の
弁当のおかずを買ってきたりもする様になった。

Bicyc

自転車も楽しいな、単車や四つ輪とは本質的に違う楽しい
何かがコイツにはたっぷりと篭っているよ(^^)。

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精神的な余裕が出てくると、今まで抑制されていた欲望が
自分でびっくりするくらいムラムラと出てくる。それは
性欲…、じゃないって(^^;)。音楽に対する渇望感だ。

そこで、思い立って出張中にはやりたくても出来なかった
事をしてみた。それはクラッシックのコンサートを見に
行く事。

演奏が始まる前に、座った席から一枚だけ証拠写真を撮った。
ノーフラッシュだからボケボケだけど、一応そんな雰囲気の
場所でしょ?

Orchestra

え?クラッシックのコンサートは見るんじゃなくて聴きに
行くんじゃないのか?、って?、

違うんだな、オーケストラって、ただCDを聴くだけじゃ
なく、ナマの演奏を目で見るのが一番楽しいのさ(^^)

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今回行ったのは、誰も知ってるようなクラッシックの名曲を
解説交じりで聞かせるファミリーコンサートのようなもの。
(…と、言えば判る人にはわかるだろう)安いし、お手軽
なので万人にオススメ出来る。

生演奏で聴く楽曲はスピーカーを経由して再生される音とは
一味も二味も違う。ちゃんとした音響効果が考慮された
コンサートホールで聞くと、どんなに弄ったカーステで聴く
よりもすばらしい音の響きが♪

そして何より、演奏している人たちの動きが、見れるのが
一番楽しい。オーケストラを『見る』とは、つまりこの事だ。

交響曲やら、管弦楽やらは、たくさんの楽器をたくさんの
音楽家が演奏して、組み立てる芸術品のようなものだ。
バイオリンやチェロ、フルートやトランペットといった
主役級のメジャーな楽器だけじゃなく、スネアドラムや、
木琴、銅鑼、幼稚園のお遊戯につかわれるようなトライ
アングルまでが、欠かさざる構成要素としてある。

CDで聴いているとそういった楽器の音色は聞こえるけれど
その音がどうやって奏でられるのかを見ることが出来ない。

また、演奏風景をTVで見ると、演奏のメインのメロディーを
奏でる奏者にカメラが移って、小さい楽器や、裏方に回って
いる他の楽器の奏者の姿を見ることが出来ない。でも実は
それが思わぬ動きをしていたり、真剣な表情をしていたり…

だからオーケストラは、直接「見る」のが一番楽しいのさ♪

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コンサートの中で、自分が大好きなラヴェルの「ボレロ」の
演奏が始まった。この曲は、見るのが実に楽しい曲なのだ。
ワクワク♪

ボレロは特定のフレーズを延々繰り返しながら、それを主に
演奏する楽器が次々と変わっていって、その最中にどんどん
楽器が加わり、最後は壮大で重厚な曲となる。

次々と主パートを演奏する演者が変わって行く中で、それを
下から盛り上げる伴奏が、増えてゆく。良く見ると、他の
楽曲では主役のようなバイオリン奏者が、バイオリンの弦を
まるでコントラバスの弦を指で弾いてウッドベースの演奏を
するように、集団で弓でではなく指で弦を弾いて、ボンボン♪
ボボボン♪、というベースラインを作る。

クライマックスでは銅鑼が鳴り、最初はあんなに小さく
リズムを刻んでいたスネアドラムがツイン化して高らかに
鳴り、そこにいる演奏家全員で、一つのメロディーを一本に
束ねて奏でる。うぉおおぉぉ!最高だ!!

全力の演奏が終わると、自分は思わず立ち上がり、まるで
自分がオーケストラの一員で、その曲を一緒に作ってるかの
ような気持ちになって拍手を繰り返していた。

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そんなこんなで、自分は車の中でもクラッシックをよく聞く。

窓を開けて音量を上げてクラッシックを聴きながら街を走り、
信号で停まったときなどは、信号待ちしている若者がぎょっと
なって自分を見つめたりすることもある。

クラッシックなんてオッサン臭い、と思っているんだろうな。
でも、星の数ほど生まれる楽曲の中で、ずっと演奏され続けて
ずっとずっと生き残ってきた曲なんてそんなに多くない。

それはカップラーメンで言えばカップヌードルだ。
例えるならスナック菓子で言えばカッパエビセンだ。
他にも例えるなら清涼飲料で言えばカルピスだな。

つまり、古いんだけど今でも第一級の競争力があるって事。
新しいものには新しいものなりの魅力があるけど、古くても
良いものはどうやっても良いのだ。

だから自分はクラッシックが大好きなんだな(^^)
今回は直接見れて実に楽しかった♪

こういうことをしようと思って、それに感動できて、そして
また来よう!、と思えるくらいだから、自分は人間に戻れて
来ているんだよね(^◇^ゞ

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本当は、オーケストラの一員となって、同じ場に立って、曲を
一緒に奏でてみたいと思う。その一体感は一般人には到底想像
出来ないものだろう。

でも、自分は楽器は何一つ出来ない。唯一ドレミが刻めるのは
約2オクターブしかない音域の、…口笛だけだ(^^;)

その口笛でもボレロのフレーズを奏でる事くらいは出来るから、
自分はたまに車の中でボレロがかかるとオーケストラの一員で
あるかのようにヘタクソな口笛で飛び入り参加して吹いて
その心境を垣間見ようとするのだが、とてもそこには至れない。

演奏が出来なくても、いつかオーケストラのど真ん中で、
徐々に盛り上がるその音場に、この身を置いてその一体感を
感じてみたい。
 

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2009.09.05

前言撤回(ごめんよSRX)

前回、SRXのキャブをCR33φからノーマルに戻した話をUPした。

その時の結論は、ノーマルは非力で面白くないので、もう一回
CRに戻す、という事だった。なので、今週末に、さっそくそれを
するべく再びSRXのタンクを下ろし、ノーマルキャブを外した。

さぁ、SRX、野生の牙を剥いて、またあの激しい加速をオレに
たっぷりと味あわせてくれぇ!、と、まるでショッカーの改造
手術のように、キャブを交換しようとした時に、ふと思った。

 ino:「そういや昔はノーマルでもう少しモリモリしたよなぁ」

なので、思い立ってSRXの整備記録を見直してみた。

すると、ノーマルキャブをCRに変えてから、カムシャフトを
ノーマルからハヤシカスタムのハイカムに交換している事に
気が付いた。

つまり、ノーマルキャブはノーマルカムのセッティングのまま
OHされて保存されていたので、ハイカムの状態ではそれが
もしかして、合ってないんじゃないの?

そう思ったら、安直にCR入れるより、もう一度ノーマルキャブを
リセッティングして、ノーマルキャブの実力をもう一度ちゃんと
見極めたいと思うようになった。

…いや、カムをノーマルに戻せば、多分それなりに走るように
なるとは思うけど、そっちの方がより面倒なんだよね<ばき

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ハヤシカスタムのハイカムの詳細はHPにUPされているように
パワーバンドを1000rpm~1500rpm上に持ち上げて、その分
上で回転馬力を得るタイプだ。プロファイルとしてはヨシムラの
ST1とST2の中間、つまりST1.5程度、らしい。

これはカム交換による効果を体感しやすくして、かつバルブ
スプリングを強化タイプに交換せずに扱える、という狙いがある
…らしい。

つまり、ノーマルの状態よりも低速ではトルクが減る方向に
あって、上ではさらに燃料を要求する方向になっている、と
言うこと。では安直に上も下も濃くすればいいか、というと
そういうことではないのが面白いけど、違うんだな、これが。

で、そんなノウハウを入れノーマルキャブセッティングを
変えてみた。ジェッティングだけでなく、例えばエアクリの
入り口にある、あのゴムの塊を取るとか(以下自主規制)

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すると、スカスカだった下で、アクセルを開けた瞬間にかかる
トラクションを生むトルクがモリッと上がり、ブン回せば上は
7500rpmくらいまならばブーーーンっと回るようになった。
CRの時ほどパワフル&ダイレクトではないけど、それでも
十分パンチが乗ってるし、回転を上げれば結構速くなった!

なんだよ、SRX、お前って、野獣の牙がなくたって、
十分に楽しいじゃんか(^^)♪

ごめんよ、安直に、お前のノーマルキャブ状態を非力だ、
なんて言っちまって。CRほど速くはないけど、それでも
これなら十分走ってくれるじゃん。

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さっそく少し長く乗ってみることにした。そうやりながら
ASの微調整をして、さらにベストセッティングを目指すのだ。

 ズドドドド・・・・

何度かASを回し、街中は十分普通に加速するようになる。

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よし、今度は高速走行だ。MJを変えるのはちょっと難しい
から、連続高速回転に耐えられるかどうかチェックさせて!

 ブボボボオオオオオオーーーー!

うんうん、5000rpmで巡航した状態からでも開ければ
それなりに加速してもっと上でも安定して走るじゃん。
MJとニードルはこれでいいや。

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さて、遠くまで来たから、ついでにちょっと峠も行く(^^)?

 ズリズリ!、ガリガリガリガリ!

ノーマルステップだと、やっぱりバンク角は足りないか。
でもその余裕を持って走ればいいじゃん、ここはコース
じゃなくてあくまで公道なんだしさ。

峠の登りだと、CRが欲しくなる。でもコーナーリング中は
CRのシビアなスロットルコントロールと違い、ノーマルは
バンクさせた状態でガンガンアクセルを開けていける。

CRだとこの領域はおっかないのに今は楽しい楽しい♪
ギャラリーコーナーの駐輪場にSRXを入れてタイヤを
チェックするとリヤタイヤの端っこのゴムが消しゴムの
カスというか、アリンコのようなゴム片がびっちり付いて
ちゃんと仕事してくれている状態になっていた。

よくよくみたら、フロントの方がリヤよりも減ってる。
ヤマハハンドリングの真髄であるリヤステヤを体現
したSRXで、フロントを酷使して走ってるのはちょっと
問題かも。サスセッティングもこれから調整するべ。

でも、ノーマルキャブのSRX、楽し~い(^^)♪<ばき

------------

CRの生む馬力は最高だ。でもノーマルの優しさが生む
人が自在にコントロールできる馬力も楽しい。どっちが
悪いとかつまらない、なんて事じゃなくてどっちも楽しい♪

そんなこんなで、今はバイク乗りとしてもリハビリ中の身
なので、もうしばらく、今しばらく、このコントローラブルな
ノーマルキャブを楽しむ事にした。

しかしまあ、33ヶ月間で600kmしか走ってなかったSRXを、
この二日で300km以上走っちまったぜ(^^;)

あれ?そういや最後にオイル変えたのは…ええっと…
ああっ!!、何とちょうどきっかり2年前だ(T_T)<ばき
 

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