ハードもいいけど、ソフトも好きなのよ♪
事故ってから休日は殆ど安静にすごす事が多かったが、ふと思い
立ってバイク用品屋に行ってみた。物損の方の示談がほぼまとまり
つつあるので、全損となったフルフェイスのヘルメットを買替え
ないといけないのだ。
…で、メットは買わなかったが、ウィンターセールに遭遇したので
こんな物を買ってきた。何と50%off!の超特価で購入出来たのさ♪
見ての通り、これはイタリアデザインのブランドのバッグだ。
自分がこういうのを買うのも珍しいでしょ(^^)?
でもね、このバッグ、ぢつは裏っ側が、こんな作りなんだよね。
そう、このバッグ、バイクに装着したベースプレートに着脱する
ためのバッグなのだ。ブランド名はGivi、つまりGiviが作った
ソフトトップケース、モデルT459だ。
バイクに装着すると、こんな感じ。結構サマになってるでしょ(^^)?
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昔は装着しただけで中年オヤヂ呼ばわりされた、バイクに装着する
着脱式のケース、通称『ハコ』は、バイク乗りの平均年齢が上がり、
さらにその利便性が多くのバイク乗りに認められたこともあって、
最近はその装着率が、少なくとも自分が見ている限り、増えている
ようにみえる。
自分は1997年に今持っているTDM850を購入した直後に装着して以来
ハコ教団の導師として、日々ハコ布教活動に邁進してきた、と自認
してい<ばき
その詳細は過去に投稿したネタでも見てくれぃ
そのハコ、現在売られている多くが、プラスチック製の硬いボックス
構造で、降雨時にも防水性を確保し、転倒時にも簡単には壊れにくい
強度を有している。
だが、その構造ゆえ、常に大きな体積のものがテールに乗っている
ため、デザイン的にそれを嫌う人も多い。また積載出来る容量は
ハコが膨れない限り増えない。例外的にBMWのFシリーズ用のパニア
ケースには容量を可変するシステムがあるものもあるが。
そういったハードケースのデメリットを解消するため以前ドイツの
クラウザー社は同社のK2シリーズの中で、ケースの下半身はプラス
チックの着脱機構を有する構造に、上半身をプレキシビリティのある
バッグ構造を有する、というハイブリッドなトップケースを作って
一時期販売していた事がある。
それが、このK2ソフトトップケースシリーズ。
真ん中のカーキ色に青い縁取りの入った物と、右側の赤い縁取りの
入った物が最初に発売され、その後サイドの小物入れが無くなった
左側の黒が発売されたが、もう十数年前?に販売は中止されていて
現在では入手することはかなり困難だろう。
先のGiviのもそうだが、これらは一見するとバイク用シートバッグ
のような外見だが、鍵付きの堅牢で、簡単な着脱システムを有して
いるため、ハードトップケースと同じような取り扱いが出来る。
だが、ハコとして有していた、強度とか、防水性とか、施錠出来る
密閉空間、というメリットをその身軽さと見た目と引き換えに全て
失っているので、ハードトップケースほど便利ではない。
…でも、こういうマニアックなモノが、自分は好きなんだなぁ(^^)
そんなソフトトップケースを3つ、いや、最近Giviをを買ったから
4つか、それだけ持っている自分は、日本一のソフトトップケース
マニア、…とはとても言えないが、おそらくはこの町内一のソフト
トップケースマニアであるに違いない<ばき
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実はGiviはこのT459以外にもソフトトップケースを何個か作っている。
収縮式のアルミハンドルと、キャスターの付いたトロリーバッグとか。
以前それを買ってみようかな、と思って、バイク用品屋でTDMに試着
したことがあったのだが、こんな感じになるのだが。
Giviのソフトトップケースシリーズは、ビジネス用という扱いらしく、
バイク用に使い勝手を追求しまくったクラウザーのそれとは比較が
出来ない程に使い勝手が悪い。せいぜい書類くらいしか入らないし、
防水性も悪い。何よりバイク用として使えないのは、このケースに
ヘルメットが入れられない、ということ。だからこうやって試着まで
しても、どうしても買えなかった。
でも、そのラインナップの中でこのT459だけは違ってメットが入る。
商品詳細のHPにはそんな事が書いてないし、一見してもやって
みても、どうやっても入らなさそうなのだが、(こんな感じになる)
でも、このケース、横にこんなファスナーがあって、それを開くと
こんな形にエクステンションするのだ。
この状態で、フルフェイスのメットが一個入っている状態。これなら
走行中は薄くスタイリッシュに、停車中は拡張してヘルメットを収納
といった感じで使える。
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ちなみにソフトトップケースは雨に極めて弱い。上物は布だからね。
だからその場合にはこんな付属のレインカバーをつけてしのぐのだ。
とはいえ、ちゃちくて薄いカバーなのであくまで応急処置用だと思う。
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クラウザーK2ソフトトップ無き今、実用性のあるソフトトップは
多分このT459しかない。容量はE26より小さいし、防水性とかも
難はあるけど、プラスチッキーなハコに抵抗のある人は、こんな
選択肢もあるよ、ということでご紹介。良かったら使ってみて(^^)
定価で買うと1.9万もするし、ベースプレートも付いてないから
それを持ってなければあわせて買わねばならないので2.2万
くらいかかってしまうから、ハコ初心者ならこれではなく、E33や
E39あたりでハコ有りバイクライフを満喫してほしいけどね(^^;)
以下追伸:
気が向いたらここで何度も取り上げた、クラウザーK2ソフトトップを
もう少し紹介する機会を設けてみるかなぁ。でも、それはあまりにも
スーパーマニアックなネタだから、やめとくか(苦笑)
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コメント
近所のラフアンやナップスばかりだけど、昨日は海沿いツーリングで上下防寒着を着ていて途中、暑くなって服を入れるのに重宝しました。
ちゃんとしたブランドはしっかりしてるんですね。
投稿: est | 2009.12.05 18:45
estさん:
コメントありがとうございます(^^)
なかなかバイクに乗れませんが、冬はバイクの放熱も良くなるので
実はいい季節なんですよね。(冷えたタイヤにはご用心!)
最近ホームセンターで、なんだか良くわからないGiviもどきの
ハコが売られていました。着脱式ではなくて、ボルト固定で、
作りも悪いし強度もヘナヘナでどうしようもない感じでした。
そう考えると、目先の値段だけにとらわれず機能や信頼性を
付加して買う、という行為は保険に入るようなもんでいざと
言うときに安心なんです(^^)
乗り物関係はブランド=機能=性能なんで、高くても安心して買えます。
四輪車のレカロや、二輪車のオーリンズとか(^^;;)<ばき
投稿: ino | 2009.12.06 10:51