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2010年3月

2010.03.17

イマドキの軽自動車って(そしてCVTって)スゲェ

諸般の事情で、ウチのレガシィ2.0i(5MT)がディーラーに
入退院を繰り返しているため、今自分の手元には代車と
して用意されたこんな車がある。

Sutera1

軽自動車の自主生産から撤退するスバル最後の軽、
ステラのベーシックモデル。FFのNAのCVTモデル。

正直な話、この代車を見たときは、「スーパーチャージャー
無しじゃあマトモに走らないだろうな」と、ガッカリしたけど、
乗って走ってみたら、…あらら、よく走るじゃん、コレ(^^;)

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室内は5ナンバー乗用グレードということもあって、狭さを
全然感じない。装備はベーシックグレードだから大した事は
ないけど、実用上は何の問題もない。

4気筒エンジンはアトレーの3気筒と比べると振動も少なく
吹けあがりもスムーズで静か。長距離巡航でも疲労が
少なく、レガシィ並、とは言わないが長距離出張のアシと
して十分使い物になる。

街乗りでは低速トルクは細いものの、DOHCヘッドなんで
良く回るエンジンのトルクのおいしい所をCVTが賢く利用
しているので気持ちよく走る。

特に今回つくづく感じたのは、CVTはスゲェ!、って事だ。
今回CVT車に初めて乗ってみたけど、こんなに凄いとは…

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MT乗りとしては、既存のATが我慢出来なかった。

MTはドライバーの意思がそのまま直接車に伝わるから
挙動や燃費はドライバーに大きく依存する。
 
  ドライバー → エンジン → タイヤ

それに対しトルコンATは、特にちょっと前まで主流だった
電子制御の4ATは、ドライバーと車の間に大馬鹿タレの
通訳が挟まっていてドライバーが車に意思を伝えようと
してもATが邪魔をして、意思に反する勝手な操作をする、
という感じがしていた。

  ドライバー → エンジン → AT → タイヤ

それに対し、CVTは、大馬鹿タレのATと違って、変速と
クラッチミートの天才児だ。アクセルペダルはエンジン
コントロールペダルではなく、まるでCVTコントロール
べダルのようで、エンジンはCVTが完全に制御して、
車の挙動をコントロールしてるような感じなのだ。

  ドライバー → CVT → エンジン → タイヤ

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アクセルをベタ踏みすれば高速の加速レーンでもターボ
+5MTのアトレーを下手すれば上回るんじゃないの?、
ってくらいの勢いで走るし(エンジンはブンブン回るが)

追い越し加速も、まるで小排気量のバイクでMXコースを
走るときのシビアなクラッチワークの感じ(高回転パワー
バンドを使い切るため常時半クラッチ状態で走るような)
で、スーパーチャージャー無しのエンジンを使い切り、
ブンまわった状態で変速比を変えながら加速するのだ。

長い登り坂でも、NAと思えない80km/Hから100km/Hまで
緩いながらも実用的な加速が出来る。これは高回転型の
4発エンジンとCVTのなせる業だろう。S/C付きならもう
普通自動車と変わらない走行フィーリングじゃないかな?

それでいて平坦な道を走っているとエンジンの回転数が
どんどん下がる。アクセルを踏んでスピードメーターが
上がるのに、エンジン回転数が下がってゆくのはかなり
違和感があるけどね。

これだけCVTがエンジンをこき使っているのに、燃費が
なんと!コンスタントに20km/L!を維持するのだ。

初めて給油した時に目ん玉が飛び出たよ。だって同じ
ような走りを自分のアトレーでしたら12km/Lで走れる
自信が無いんだもの。

MT乗りとしては悔しいが…こんなに凄いと完敗だ_| ̄|○
いや、自分のアトレーが古い(H6年式)だけか<ばき!

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ここまでミッションが進化したのなら、コミューターと
しての四輪車に、もうMTは要らないのかな、と思う。

ただ、ここまでメーカーに完成度を高められてしまうと
わくわくする対象であった車というモノがブラック
ボックス満載の家電化してしまったような感じもする。

以前、パソコンが特定の人だけが使う趣味100%の
ものから万人が使う家電に変わった時のように、
わくわくさせてくれる存在が、まるでありふれた空気の
ような存在に変わる瞬間に立ち会っているような、
そんな一抹の寂しさも感じる。

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そんな落ち込んだ気持ちで自分のアトレーに乗ってみた。
二次曲線的にパワーが盛り上がるターボ車特有の
癖のあるピーキー感を、5MTを使って走るアトレーは、
操る乗り物としてはステラよりもはるかに楽しくわくわく
する車だった。

Sutera2

やっぱり趣味性としては燃費が悪くてもMTやターボ
エンジンがいい。だからその用途がある限り、今後も
細々とそういう車は生き残るだろう。

でも実用性としては燃費がすばらしく良いCVTの
NAエンジンで十分だ。だから多くの人はこういう車を
望むに違いない。

時代はどっちに進んでいるか?…間違いなく後者だ。
誰でも特別な技能無しに高性能と低燃費を手に
出来る。技術の進歩とは、かくもスゲェのか_| ̄|○

ただ、そうやって家電化してしまうと、どんどん趣味性が
無くなって、安さが求められ、商品性や魅力が減って
しまうような気がする。

つまり車業界、というか社会に対する車の存在意義
自体が変わりかねない気がする。…というか、もう
とっくに変わっていて、自分が時代に取り残されて
いるだけか(苦笑)

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自分にとっての四輪車は実用品であるけど趣味の
モノでもある。(だから車関連の出費は趣味費扱い)
だから今は、今のMT車を精一杯楽しむことにしよう。

でも「次」はどうだろう?、もし四輪車に趣味性を追求
しない(または出来ない)なら、次は本気でCVT車に
乗るかもしれない。

…その頃にはより家電化したEV車が主流だったりして。
 
 

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技能…とは言えないか(^^;)

最近更新頻度が落ちているので、またこの手のコネタに
乗ってみる。くだらないネタで申し訳ないm(_ _)m


ブログネタ: 私。こんな技能をもってます。参加数拍手

過去にUPしたネタだけど、こんなのも技能と呼んでもいい(^^;)?
    ↓
 強いて言えば特技なのかも

久々に見てみたけど、もう5年以上前のネタでやんの(^^;)

毎年冬になると、自分の周りの人間は必ずこれを目にする。
イタズラとしてこれをこっそり中身入りと一緒に置いておいて
気付かず持ち上げた人が瞬間にする顔が楽しくて(^◇^)♪<ばき

でも、これをやってる人を自分以外には見たこと無いんだよね。
これって、自分のオリジナルじゃなくて、自分はただどこかに
書いてあったやり方を忠実にやってるだけなんだけどなぁ。
    
    
 
 

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2010.03.14

敗者復活戦、開催

いろいろあって忙しさが増してくる年末、ここを更新する元気も
なかなかでなくて、またしばらく間があいてしまった…_| ̄|○

交通事故で負った怪我はやっとどうにか目処が見えてきたが
過労で背負う体調不良がそれをリカバーするようにやってきて
今はどちらかというと悲しい事にいつものワーカーホリック
気味で、決して良い状態ではないです。

…ま、やれるタイミングでやれる事を精一杯やって生きますので
平に平にご勘弁の程を(^^;)<ばき

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さて、このところとてつもなく寒くなったり、ポカポカと暖かく
なったりと天気がめまぐるしく変わるこの時期は、ジャガイモを
植える時期だ。…いや、本当は寒いうちに(2月中に)やるんだ
けども、いろいろあって遅れちゃったのだ。

な、もんで今日は出張り先から所用で戻ったついでに、この良い
天気の休日をバイクも乗らずにたっぷり使って久々に庭を耕して、
土と戯れながら、ino的食生活に欠かせないイモをインストール
してみた。

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まずは準備から。

スコップで庭先の作物ゾーンを掘り返して、土に空気と、晩秋に
降り積もった桜の落ち葉を埋め込んだ。素人庭先耕作だから、
こんな程度でいいのさ(^^)

Niwahatake

たいした面積じゃないのに、こんなに暖かい(気温20度)で
直射日光に照らされながら土をほっくり返すと暑いなぁ(^^;)

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次に庭先で枯れたまま放置していた紫蘇の枯れ枝を集めて
七輪で焼こうか。

Jyunbi Firefire

こうやって、がんがん♪燃やして七輪の底に灰を作るのだ。

Shisoash

これで一通り準備完了♪

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ino的庭先耕作で植えるイモは、全て野菜売り場で見切りで
売られているものを使う。今回は5個入って60円の男爵イモを
3袋買ってきた。

Mikiriimoimo

種芋を買ってきたほうがあらゆる意味でいいんだけど、自分は
この耕作を、商品&存在価値が半減したイモの『敗者復活戦』
と位置づけているから。

お前らはまだまだ頑張れる、その秘めた力を、そんなレッテルを
貼り付けたやつに見せてやろうじゃないか。俺が力を貸すぜ(^^)

戦場へ出向く準備と覚悟はいいかい?、…じゃ、行こうか。

Imosenshu

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このイモを芽吹いた状態を見ながら、今回は半分に切った。
そしてその断面に、さっき作った灰を付け殺菌消毒処置をする。
あ、切ってる農具についてはあまり気にしない&突っ込まない
ようにお願いします(^^;)<ばき

Halfcutimo Haitukeimo2

後はそのハーフカットした灰かぶりイモをさっき耕した土壌、
イモにとってはベッドであり、他の植物や食虫と戦う戦場で
ある庭先のイモ畑にそっと植えた。

Imoinst Tabidachi

頑張れよ、6月末ごろに掘り出すからその時また会おう(^^)/

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こんな感じで、久々に庭弄りをしたのだが、ついでに放置気味の
他の植物も見てみたら、イチゴの花が咲いていた。…可憐だ(^^)

Ichigohana

毎日人工建造物の極致みたいな施設の中で仕事をしていると
こうやって土に触れて、生き物を眺めて、雑草だろうが何だろう
が、生きているものを眺めるのがとても楽しくて幸せな気分に
なる。

最近、人間って実は元々そういう風に出来ているんじゃないかな、
という想いがする。土や水や風、生き物たちが身近に無いと人は
生きて行くのがだんだん苦しくなって、それを求めてまるで潜水
した水泳選手や鯨が息継ぎをするように水面に浮かび上がって
呼吸をする、そんな周期を自分は繰り返しているような気がする。
人が生きるのには原発も必要なんだろうけど(苦笑)、それと
同じくらいのウェイトで、本当はこっちも大事な気がする。

子供がいれば多分毎日がそうなるんだろう。日々育つものが
身近にあると、自分自身も今以上にぐんぐん成長できる気が
するもんな。ま、自分の場合は子供じゃなくて、バイクだったり
イモだったりカエルだったりするんだけど、それでもそれらが
身近にあるってだけで、未来も夢も無い中年男の一人暮らし
であっても、とても幸せな気持ちになれる気がする。

これは過労からくる錯覚だろうか?それともこれが真実なのか?
…その答えが分かるまでは、もう少し時間が要りそうだな(^◇^)
 

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