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2010年8月

2010.08.31

ありがとう、アトレー

7月末に、ニュー軽1BOX車のサンバーディアスS/Cを発注して、
今まで自分の生活を支えてくれていた愛車、アトレーMXターボ
との別れが徐々に近づいてきている。

Atrai01

アトレーとの馴初めは、…そうだ当時付き合ってた元カミさんと
一緒にそれまで乗ってた12万km走ったエブリー550JOYPOPの
代替として、旧規格ボディ、660cc、ターボ、5MT、2WD、という
条件であちこち探しまわって、偶然見つけたんだっけ<ばき

550ccのキャブレターNAのエブリーの、路線バスにチギられる
遅さに対し、ミラTR-XXと同じインタークーラーターボを
抱くアトレーは、びっくりするぐらい速かった。これなら路線
バスに追いつける!、というのが第一印象だったっけ。

あ、実際は路線バスなんて敵じゃなかったけどね(^^;;)

そこから始まるアトレーのある暮らし。色々な所に行ったし、
色々なモノを積んだし、良くも悪くも、色々な思い出を作ってきた。

元カミさんと結婚して、一人暮らししていたアパートから引っ越す
際にお前は大活躍をしてくれた。そして元カミさんと別れて、今の
家に逃げるように引っ越した際にもお前は家財道具を積んで、
数回往復して引越しを手伝ってくれたよな(^^;)

間違いなくオレの人生に、お前は大きく介在してたんだな。

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でも購入当時、44000km程度だったオドメーターは、自分の
手元で最終的に…たった78000km程度しか伸びなかった。

つまり、十年弱乗っていたけど、その間に3万キロしか走ってない。
エンジンマウントは交換したけど、タイミングベルトすら換えてない。

すまんな、アトレー。オレのところにさえ来なかったら、もっともっと
いっぱいあちこちを走れたのに、活躍出来たのに。許せよ。

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半日かけて、色々弄ったオーディオをすべてノーマルに戻した。

試行錯誤を繰り返したので、もっともっと時間がかかるかと思った
けど、何度も分解を繰り返したのでノウハウが身についていたし、
どこをどう弄ったのかをすべて覚えていたので、あっという間に
元に戻った。

久々にカセットテープを持ち出して、昔聴いていた曲を聴いてみる。
…うわ~、ノーマルではこんなにチープな音しか出なかったんだ、
弄った結果が、ちゃんと出てたね(^^)

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よし、入手当時の音と共に、もう一度一緒に走ろうか、アトレー。

タイヤの空気圧をチェックしてみたら、左前のタイヤだけ妙に低い。
釘などは刺さってないのを確認し、空気圧を調整した。さて行こう。

モモのステアリングを外す前に、最期にターボエンジンの咆哮を
奏でるべく、燃費を気にせずに気持ちよく走ってみた。室内に
かすかに響く細い、タービンが奏でる「ヒューーン!」という音、
アクセルオフで聞こえる「バシュ!」というブローオフバルブの音、

…そうだよな、お前はまだまだ走れるよ、そのお前を廃車にする
事が、本当にエコなんだろうか?、なんだか悔しいな、ごめんよ。

せっかくだから、もっとブンまわしてみるべく、高速道路に乗った。

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加速車線で、レッド寸前まで引っ張ってシフトアップを繰り返し、
あっという間に制限速度上限に達し、巡航を始めた。64馬力の
ターボエンジンは、これからやってくる58馬力の4気筒スーパー
チャージャーよりも、はるかに力感が太い。2stっぽいかもな。

旧軽規格のキャブオーバーだから、高速走行の安定性は辛いが、
それでも長く乗った身体には、それほど違和感無く走れた。
せっかく走ってきたから、少しドライブしようか。いくつかICとPAを
超えてさらに走り続けた。

そうやって50kmほど走ったころだろうか?、握ったハンドルに、
少しずつ振動が出てきた事に気付いた。タイヤの回転に連動して
何かコツコツ、ゴツゴツしたような振動がハンドルに帰ってきてる。

このアトレーはパワステが無い。つまりタイヤが掴む道の情報は
全部リアルにハンドルに帰ってくるのだ。だが、この手ごたえは
今まで一度も感じたことがないな。何だろう?

タイヤに何か刺さったのか?石でも挟まったのか?
いや、そういう硬質な手ごたえじゃない。何かもっと別の…

何か嫌な予感がした。どうしても気になったので速度を落とし、
近傍のSAに滑り込んで、タイヤをチェックしてみた。

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そしたら、左前のタイヤだけが、こんなことになっていた。

Atraitire01

この画像じゃよく判らないかもしれないけど、ある一箇所だけが
タンコブのように少し盛り上がって、タイヤのプロファイルが丸く
なっている。つまり、真横から撮ってるんだけど、そう見えない。

拡大画像はこんな感じ。つまりタイヤがバーストする寸前だった。

Atraitire02

さっきエアを足したときにはこんなになってなかったのに、高速
走行の連続で、負荷が増して、古いタイヤがこんなことになって
しまったんだろうな。

このまま違和感に気づかず走り続けていたら、フロントタイヤの
バーストで、下手すれば横転したりしかねなかった。アブねー!

自分の管理が悪くて、お前の脚がこんなになってたのに、それを
ちゃんとオレに教えてくれたのかアトレー。ありがとうな、本当に。

その後は下道をタービンが過給しない程度にゆっくり走って
自宅まで帰ってきた。もっと走るつもりだったけど、そこでアトレーの
ラストランは終わり。あとは、サンバーを受け取りに行く際に、乗る
片道の旅路だけだ。

最後の最後まで、思い出を作ってくれたねアトレー。もうお前とは
走れないけど、あと一週間くらいでサヨナラだけど、今まで自分と
一緒にいてくれて、本当にありがとう(^^)/

万感の思いを込めて、友人の形見でもあるモモのステアリングを
外し、ノーマルのハンドルに戻した。 

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2010.08.18

そういう人なら専業主婦OK♪

ネットニュースを見ていたら、こういう記事(ネタ?)があった。

 「夢は専業主婦」は、結婚相手に選ばれない時代?

詳細はリンク先を見てもらうとして、まぁ長くはネット上に存在
しないだろうネタなので後日になると内容が伝わらなくなるので
その概要をあっさり要約すると

専業主婦希望の女性が増えている中、専業主婦を養える男性は
専業主婦に日々の節約と生活コントロールのプロ性を求めていて、
選ばれた女性も それに答えて質素な生活を成り立たせている。
そんな「セレブ妻」となる女性の資質とは「人を愛する能力」。

…といった感じかな?

そもそも年収一千万超の男と結婚しただけで「セレブ婚」、という
発想にすげぇ驚いたが、(だってちょっと前までは年収一千万以下の
男には存在価値など無い、とオンナ達は厚顔無恥に言っていたのに)
上記のような記載は自分としてもすごく納得が行く、男側の自分と
しても完全に同意見の内容だった。

つまり上記の記事で言う、こういうところ

 ・シンプルな欲しがらない暮らしぶりや内助の功
 ・夫の年収が1000万以上でも1日1500円で暮らす人
 ・夫がいつどうなっても『リヤカーをひいても大丈夫』という覚悟
 ・年収100万でも貯金する気がある女性
 ・お金を使う話ではなく、いかに貯めるか、節税するか

…いいねぇ、こういう事を実践出来る女性が、この世に本当に生き
残っているのならば、(無論自分のような中年バツイチ男をわざわざ
選ぶとは到底思わないが)ぜひ専業主婦をしてもらいながら(別に
専業に拘らなくてもいいけど)共に一緒に生きたいな。おっとっと、
その前提として、当然そこには愛が無いと駄目だよん<ばき

個人的には良い共生関係が築けるのならば専業主婦はウェルカム!
でも一方的な寄生関係だけを要求するような専業主婦はむしろ害悪
だから寄生される前に駆除しないと夫が死に至っちゃうのでイラネ!

ならば共稼ぎだったならそういう女性でなくてもいいのか?、いやいや
これはそんなに単純じゃない、一緒に暮らす意味があるような、ある
程度生きるベクトルが一致するダブルインカムならば一緒に暮らしてる
意味があるけど、お互いの生き方が融合せずにいつでもバラバラに
なれるような、いわば逃げ道を確保している共稼ぎだったならば、
そういうのも自分とは相容れないな、それなら一緒に暮らさなくても
別にいいから。

欲しいのは近い価値観でお互いの人生を助け合いながら融合しながら
新しい価値を生みつつ、共に励ましあいながら同じ歩幅で歩む、夫婦と
言うよりも人生の戦友と呼ぶに相応しいパートナ<ばき

あとは蛇足ついでに

 ・動物大好き、植物大好き
 ・アウトドア出来る、(趣味としての)貧乏節約生活大好き
 ・バイクに乗れなくてもいいけどMT車の運転出来る

ならば、もう言う事無しだな(^^)♪<ばき

おっと、そんな未来が無いオレが何言ってんだろ、脱線脱線:-p

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でも現実とは、そんなに甘くは無いのだな。

自分の周りを見渡すと年収が一千万超の独身男は30代後半以上でいい
なら多くは無いが居なくもない。だけど、上記のような三顧の礼を持って
しても専業主婦に迎えたいような素晴らしい独身女性は、そんなあり
ふれた独身男より圧倒的に貴重で希少な存在だろうし、そういう結婚
適性に満ち溢れた人ならば、若い頃にとっとと夫や父親となるに相応
しいだろう素晴らしい男が奪い合い、とっとと嫁に行っちゃってる
もんなぁ(^^;;)<ばき

そう考えると、上記のような『ちゃんとしてる専業主婦』と結婚が
出来る男こそが本当の意味で「セレブ婚」なんだろうな。

頑張れよ、そして選びに選べ!、もしそんな人が全然いないなら、
無理して結婚しないほうが、実はいいのかもよ、若い独身男諸君!
くれぐれも『ご安全に!』<ばき
 

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2010.08.15

オレにだってこの程度の存在価値はある(はず)

短い盆休みに入り、わずか数日の自宅生活に戻った。

寝坊して、布団を干して、バイクを弄って、乗って、と、単なる
日常生活に過ぎない、でも大切で貴重な限られた時間を過ごす。

この生活を妨害する今の仕事に、せめて何かの意味があれば…
日々首を傾げながらじゃなくて、もっともっと頑張れるんだろうな。

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さて、ちょっと前に、脳死状態の患者の家族の同意のみで、
臓器移植が初めて行われた、というニュースが流れていた。

今まではその意思表示をしていることが前提だったけど、それを
もう少し柔軟性を持たせ(ただし残される家族には重たい十字架を
背負わせることになるが)、その肉体を、内臓を、本人の明確な
意思表示無しに、家族の同意をもって可となす事が可能になった。

自分は脳死を人の死とし、臓器移植のためにその身体から摘出する
事に賛成だ。だから1999年の夏から、このカードを免許証と共に
常に持ち歩いている。

Mywill

今ではこのデザインのカードはもう無いはず。だから相当古いわな。

あ、誰もがこうしろ、なんて言わないよ、あくまで自分はこうなったら
こうするよ、という意思表面なんで、くれぐれもあしからず:-p

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残念ながら、自分はこの世に生まれてきたが、何かを成す事は
もう無い。ただ漫然と生きてきて、そしてこれから無為に生きて、
そして死ぬ。

新たな価値のあることを生み出すことも無いし、命の襷を繋ぐ
事も無い。だから、せめて自分が死ぬときくらい、生まれてきた
事に意味があった事を自身に知らしめて死にたいと思うのだ。

自分は単車乗りだ。だから(良いことか悪いことかは判らないが)
一般民間人よりも、こういう事態になる可能性は少し高いと思う。
だから、この制度を知ったときにすぐコレを書いた。使えるものは
全部使ってくれ、無駄にすんな!とね。あれ、そういや「皮膚」を
記入するのを忘れてるな(^^;)

もしそうなったら、ここにある以外のモンも遠慮なく使って欲しい。
オレでもせめて部品取りになれるくらいの価値はあると思うぜ。
何なら脳死じゃなくて、植物状態でもいいから、有効に使ってよ。

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おっと、人にはこの思想を強制はしないよ。自分は自身の意思で
己の身体を死後は(脳死は死という条件だよ)こうしたいと思う。

もし自分が再起不能となった場合、もしこの身体や内臓を切り
売りしてリサイクルすることで誰かの命や、その命が生み出す
新しい価値や、もしかして命を生み出す助けが出来るのならば、
多分それが(と、言うよりも唯一それだけが)自分がこの世に
生まれてきた意味であって、無価値な自分を生かし続けてくれた
この世に恩返しが出来る、たった唯一の方法であり、行為であり、
それが我が意思だと思う。

何よりまだ使える自分の臓物を、死んだ後にそのまま腐らせて、
焼却してしまうのはもったいない。自分の命は、今まで食ってきた
たくさんの命の襷を受けて成り立っているのだ。それを無駄に
するよりも、内臓といういびつな形ではあっても、それを自分が
渡せる唯一の襷として、新しいランナーに託すべきだと信じる。

自分が都合よく「部品取り」となれるような状態になったのなら、
躊躇無く使って欲しい。ただ、その場合、申し訳ないけど、この
自分の決断を認めてくれて、苦しいだろうに自筆でサインして
くれた我が家族に対するケアは、内臓と引き換えに頼む(^^;)<ばき!
 

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2010.08.01

サンバー購入に至る経緯

先週ボソっとUPしたけど、我が愛車アトレーをスバル・サンバーディアス
買い換えることになった。

以前そういう事を匂わせた事があったけど、今までそうは思ってもなかなか
踏み切れなかった買い替えに至った経緯をまとめて見たいと思う。

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そもそも、自分の生活に、四輪車が二台もある必要が、…実は全く無い。

なので、離婚後にレガシィB4-RSKを購入した際に、アトレーは手放そうと
思っていた。だけど地方出張の連続で、手放す手間が面倒だったのと、
維持費が車検付きのバイクと殆ど変わらなかったのもあって、ま、いいか、
という事で、4WD普通車と、ターボの軽1BOX車の組み合わせをずっと
保持してきた。

やってみたら車が二台あることに必然性は無かったが意外と便利だった。

レガシィは自分の行動範囲を飛躍的に広げ、出張の足として、雪遊びの
足として、人を乗せ快適に移動する手段として、欠かせない存在だったし、

アトレーは、自分でオーディオを弄ったり、レガシィには絶対に出来ない
中型~小型のバイクを載せて運ぶことが出来るという特性を生かして、
年々増大する仕事量のため滞りがちになる自分のバイクライフを積極的に
広げる役目を果たしてくれた。

なのでずっと車検を通し、維持していた。とはいえ、長距離ランナーの
レガシィに比べ、アトレーの走行距離は伸び悩み、年間2000~3000km
くらいしか走ってなかった。だから、そろそろその存在意義が薄れてきた
かな?、と感じ始めていた。

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そんな中、平成6年式のアトレーの老朽化がだんだん進行していた。

気付けば触媒の遮熱板がなくなり、マフラーのフランジも錆の塊になり
解体不能な状態になっていた。あるときには突然右スライドドアのベア
リングが割れ、開かなくなってしまい、急遽修理して延命処置を施して
きたが、あるとき荷室が雨漏りしているのに気付いた。どうやらガラスの
シール部から荷室に漏れているようだ。

これも修理出来ないことはない。でも、そろそろ機械としての見極めの
時かな?、と思い始めた。インタークーラーターボエンジンは相変わらず
元気だけど、旧規格の軽は衝突安全性も皆無に近いし、そういえば
そろそろタイヤも交換時期だし。

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このタイミングで、以下の二つが重なった。

 1)スバルの軽自動車撤退によるサンバーバンの行く末が不透明化
 2)エコカー補助金の締め切り迫る

スバルの軽貨物、サンバーは、他社の同系車とは全く異なる機構で
作られた、スーパーマシンだ。

4気筒のリヤエンジン+リヤドライブのRRレイアウトに、四輪独立
サスペンション、キャブオーバーレイアウトによる旧規格アトレーと
ほぼ同じのクラス最小の回転半径、どれを取っても他メーカーと
違う作りだ。コストがかかるだろうこれをずっと堅持し続けたのは、
それにちゃんとした意味があって、それが必要だったからだろう。

T社グループとなってから、スバルらしい車が作れなくなってしまった
スバル、そして軽自動車から撤退を余儀なくされたスバルの中で、
今となっては唯一スバルの意地とプライドが篭った車がサンバーだ。
その最後のスバル車を、入手するチャンスがそろそろ終わる。

予算的にはXT1200Zを買うつもりだった予算があるのでそれを使えば
買える。XT1200Zは出たばかりの新型車だ。そして乗り換えする事に
なるTDM850はいまだに元気なので、まだ乗り続けられる。そもそも
今XT1200Zを買っても仕事が忙しすぎて殆ど乗ることが出来ない。

でもアトレーをサンバーに買い換えることで、軽1BOX車の信頼性と
バイクの積載性をUPすれば、今以上にバイクを現場に持って行き
易くなる。つまり軽1BOXを買い換えることはバイクライフを拡充する
事に直結するのだ。

また、平成6年式アトレーは車齢16年なので、下取価格は0円だが
廃車にすると国が12.5万円の税金を還付してくれる。ま、正直な話
こっちは別にどうでもいいんだけど(^^;)

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そんなこんなで、愛車アトレーとの別れを、悩みに悩んで決心した。
なにせ無くても別に困らないモノをあえて買うんだから言わば究極の
無駄遣いをするんだし<ばき

でも仕事頑張ってるんだから、たまにはそういうのもいいかな、と。
自分にとって軽1BOX車は『大人の男の走るおもちゃ箱』だから(^^)♪

次回、アトレーとの思い出編に続く…かどうかは未定(^^;)<ばき

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