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2011年10月

2011.10.25

毛は必要な所に生える(その1)

某被災地にあるプレハブの仮設の宿で暮らし始めて約2ヶ月、
苛烈な状態をどうにか頑張って脱したので、今は毎週一日の
休みをどうにか確保しながらも、毎日はいつものように

 「寝る」→「働く」→「寝る」→「働く」→…

の繰り返しをしている。

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たまの休日は、殆ど寝てすごしてる。なぜなら今回は車を持って
来ていないから。今の宿舎の周りは仮設住宅ばかりで、買物に
行くためには歩いて片道30分近くかけないと最寄のコンビニに
たどり着かない。何時もなら休日に出歩いた百均や、ホーム
センターへは、車がないとちょっとたどり着けない。

だから、もう寝るしかない。まぁ毎日14~15時間労働してるので
目覚ましを切るだけで、休日はぐぅぐぅ寝込める。今の生活での
何が幸せですか?、と聞かれたら、ホントこれくらいしかないよ。

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だが、とある時の休日は、どういうわけだか定刻に目が覚めた。
そして布団に寝っころがっていてもなかなか寝付けなかった。

うーん、何をしよう?、でも風呂に行くくらいしかないな。
(この宿舎にTVは無いのでそういう時間の使い方は無い)

このとき、ふと自分の顔を鏡で見てみた。すると、通常よりも
濃いヒゲ面がそこに写っていた。しゃーねー、電動髭剃りで
ジョリジョリと剃ってしまうか。それとも風呂に入って剃刀で
ソリソリすればそれも数分で終わる。この時に、ふと閃いた。

 ino:「そうだ、抜いたらしばらくはラクなんじゃね?」

以前親知らずを抜いた時に、施術後に麻酔が残った顔面で
試しにヒゲを抜いたらちっとも痛くなくて面白がってきれい
さっぱり抜いた経験があったので、それを思い出しつつ、
かといって麻酔がかかっているわけではない顔面を鏡に
写しながら、精密ピンセットを片手に取り、顔面の右端から、
ヒゲを一本ずつ抜き始めた。

Pin

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最初は少し痛かったが、思っていたより痛くない。意外な程
ガンガン抜いていけた。自分はそれほどヒゲは濃くないのだが
端から一本ずつ全部を抜こうとすると、結構時間がかかる。

ある程度の時間を掛けて右半分のヒゲを一本残らず抜いて
みたら、畳の上に散らばっている抜いたヒゲの量が思ったより
多くてビビった(^^;;)<ばき

粘着式コロコロでそのヒゲを一旦回収し、続けて顔面の左側も
一気に抜きにかかる。だんだんとやってる事がエアキャップを
端からプチプチと潰しているのと同じような感覚となってきて、
気が付いたら一時間くらい、ずっとヒゲを抜いていた<ばき

終わったら…おお!すっきり!ツルツル!、時間も潰せたし、
ヒゲもきれいさっぱり無くなった!、やっぱりちょっと痛い
けどね。

でもまたしばらくしたら、またヒゲは生えてくるだろうから
そしたらまた抜いてしまえば、生きてる限りずっと無限に
プチプチをやり続けるように時間を潰せる。ヒゲの生える
男って便利だなぁ、あはははは(T▽T)<ばき

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しかしまぁ、頭のてっぺんの毛根はすっかり元気が無くなって
きているのに、なんでヒゲはこんなに元気なんだろう(T_T)?

そもそも人間の体毛って一体何のためにこんなにあちこちに
生えているのだろう?

そこで、まだ休日の時間はたっぷりあったので、次なる実験に
挑んでみた。

以下、「その2」に続く…

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2011.10.09

(たぶん)日本で最古のマウス

かのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなった。

アップルといえばiPhoneでもiPodでもMacでもなくⅡBを
まず最初に思い出す自分としては、この偉人の訃報は
ちょっと感慨深い。 (-人-)南無阿弥陀仏

そんなジョブズ氏の一番の功績は、初代Macでマウスと
いうモノを世界に普及させた事じゃないか?、と自分は
勝手に思っている。

そんなジョブズ氏を悼んで、今回はこんなネタをUPする。

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ちょっと前に、自宅の断捨離を敢行したのは以前UPした
通り
だ。その時にいろいろなモノが出てきた。
古いPCのカタログとかもそうだ。

EX-80や、TK-80BSのころから「マイコン」を弄っていた
自分の所には相当に古いPCのモノが沢山転がってた。

新しめのモノとしてVLバスのグラフィックアクセラレーター、
Cバスのバンクメモリーとか、珍しいものとしてはPC88用の
サウンドボードⅠ(メジャーなⅡじゃなくYM2203一個の
FM3和音+PSG3和音の方)とか、セガのSC-3000用の
LEVEL3 BASIC-ROMとか。全部ジャンク市で入手(冷汗)

そんな中、こんなモノも出てきた。

Mouse00

見ての通りSHARP製のマウス。この人間工学をまったく
無視したかのような無骨なデザインは、今のマウスの
売り場にはまず見られないシロモノ。

これ、一体なんのマウスだっけ?、何でこんなの持って
いるんだっけ?…と、記憶をたどると、確か大昔何かの
特売ワゴンセールか何かで物珍しさもあって購入した…
だっけなぁ?

当然だけど、最近のPCになんて使えない。面白半分で
ためしに最近のBluetoothマウスと並べるとこうなる。

Mouse01

Mouse03

…FITかデミオの横にハコスカを置いたような違和感(^^;)
だが、これをひっくり返すと更なる驚きがアラワになる。

Mouse02

光学マウスならぬ、ボールが鉄の球!しかもマウスを
滑らせる隅についてる部品も、最近のは樹脂製なのに、
それすら全部鋼球のボールでやんの。動かしてみると
すごいゴロゴロ感だ。

…ここで気がついた。そういやこのマウスって、発掘した
古い古いPCのカタログに出てなかったっけ?、と。

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整理した古カタログをひっくり返してみたら…あった(^^;;)
1983年製のSHARP初の16bit機、MZ-5500のカタログに
この通りちゃんと載ってた(笑)

Mouse04

この当時マウスというものはまったく持って一般的なモン
じゃなく、確かNECの(厳密には京セラだっけ?)PC-100か
何かに標準で装備されたくらいだったはず。相当レアな
ものだったよなぁ、と思って、MZのカタログを開いたら、
こんなことが書いてあった。

Mouse05

以下カタログより引用(改行もそのまま)
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ユーザーフレンドリー入力ツール「マウス」

マウス(MZ-1X10)とは座標入力装置ですが、形状
がねずみににているところからこの名で呼ばれていま
す。手で移動させるだけの簡単操作ですから、キー
ボードに気をとられることなく画面に集中できます。項
目選択を行うビジネスソフトに、CRT上に自由な線を
描くお絵かきソフトなどに最適。
このマウスを使うことにより複雑
なキー操作から開放され、ユ
ーザーフレンドリーなソフト展
開が図れます。

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以上ここまで、カタログより引用

…うーむ、今のこんな世の中になってから、この文章を
読み返すとGUIとマウスを標準装備した(つまり今のPCに
直結した操作性を有した)アップルのLisaやその後に続く
Macは如何に先進的であったのか本当によくわかる。

Lisaなんて先進的過ぎて高すぎてちっとも売れなかった
らしいけど。(このあたりを参照方)

でもこの当時、誰もPCにマウスが必須だなんて本当に
思ってなかった。

そんなマウスの歴史を調べてみたら、どうやらこのマウス
MZ-1X10は、前述のPC-100よりも前に(オプションで)
発売されたマウスらしい。つまり日本製のPC用に最初に
市販されたマウス
に…なるのかな?

ちなみにお値段は当時の価格で19800円。スゲェ高い!
自分はジャンク品で新品を200~300円で買ったけど:-p

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無論、こんなに古いマウスは今では何にも使えない。

でも調べてみると、SHARPの名機(でももうレトロPC)の
X68000シリーズでもこれは使えるらしい。けど、それも
持っていないので、結局は不燃ゴミなんだけどね。
 

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