「ますのすし」はタケトンボの元
元旦の夜に、近所のスーパーに行ったら、富山名物のます寿司が
安く売られていたので買ってきた。ぢつは好物なんだよね~、コレ。
ます寿司というと、中身も当然美味いんだけど、それだけじゃなくて
自分はそれをパッケージしている素材が大好き♪、なのだ。
あ、ボール紙の方じゃなくて、右側の、この丸い容器、でもなくて、
それを押さえている竹の棒、これがいいんだ!これがね(^~^)
え?、何がいいのか、って?
タケトンボを作るんだよ、昔は古い竹刀をバラして作ったけど
古い竹刀なんて最近手に入らないから、コレが一番いいんだよね。
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ちゅーことで、早速作るのだ。この竹はまだ水分を含んでいる状態。
自分はアウトドアでナイフを使って色々なことをする人なんで、たまに
こういう素材を加工する腕を鈍らせないために、タケトンボを作るのだ。
これは気楽に作れて、お子様受けもいいので訓練代わりにやるのさ。
具体的にはこうやってサクサクと狙った形に削ってゆくのだ。
節の少ないものを羽根として使う。右手でナイフを持ってこっちを
削ると飛ばす際に右手を前に出す方向で軸を回すと飛ぶモノが
出来る。ナイフは切れ味が鋭い、力が入るものを使う方がいいよ、
カッターとかの刃が薄いモノだと、結構大変だと思う。
まぁこの画像にあるような物を使う必要も特に無いんだけど(^^;)
軸は丸箸を使えば簡単なんだけど、それだと竹を削るナイフの
訓練にならないので、この竹片を割って、軸は削って作るのだ。
直径3mm程度に削る。まん丸よりも少しだけ角が残っていた方が
回すときに滑らないので好み。極力真っ直ぐ削る。そして下側に
なる方を太く重くする方がタケトンボが安定するのでそっちが好み。
あとは羽根部分のど真ん中に軸より少し狭い孔を開け、軸を叩き
込んで、羽根の左右の重量バランス、軽く回して動的バランスを
削り込んで調整して、真っ直ぐ飛ぶこと、狙った方向に飛ばせる事、
回転力を増せばガンガン上昇することを確認して、ハイ、完成♪
所要時間、大体20分くらい。約2年ぶりに作ったけど、まだ腕は
なまってないようだ、ナイフの切れ味もいい、よしよし(^^)♪
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完成したタケトンボは、実家で行われた新年会の景品として
小学校低学年の甥にプレゼントした。こんな田舎くさいものが
イマドキの子供に受けるとは思わなかったけど、意外と好評で、
他の子供らにもせがまれて、この画像にある竹片は全て同型の
タケトンボを即興で作ってプレゼント。気をつけて遊べよ~!
輪ゴム鉄砲とか中身を抜いたミカンの皮だけとか、
甥や姪がこういった子供だましの小技で喜んでくれるのは、
せいぜいあと数年だろう。それまでは子供の居ない自分も
こうやって楽しませてもらうよ(^◇^)
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コメント
遅ればせながら、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
本日帰省より戻りました。今回は、結構風が強くて疲れました。
輪ゴム銃、一時期凝っていて10連発の物とかも作りました。作るのって楽しいですよね。
投稿: 剣片喰 | 2012.01.04 20:23
剣片喰さん:
あけましておめでとうございます(^^)♪
今年もゆるゆると見守ってやってください(^^;)
今は冬仕様のTDMが車検切れで、ミドルネイキッドのSRXで寒空を走ってます。
空冷単気筒は冷えて冷えて絶好調ですけど、人間はちっとも温まりませんね。
世にあるものを自作すること、作るために頭で考えること、自分なりに
工夫して改善すること、はとても大事なプロセスだと思うのです。
この竹とんぼ、甥っこに見せて自分で作るならどうやって作る?、
と、問いかけてみましたが、「わかんない」でそれ以降は一切思考停止。
よく聞くと、あらゆる物は「誰かから与えられるのが当たり前」で、
自分で考えて自分で作る、なんてことは「ありえない事」らしいです。
…自分が同い年の時には肥後守をポケットに入れて団地の裏山を走り回り
木の枝や竹、笹を削っていろいろ遊んでましたが…時代が違うのか(T_T)
自分は子育てできませんでしたが、もし出来てたら、そういうことを
自分で考えて実行できる人に育てたかったなぁ。
投稿: ino | 2012.01.06 10:46
現物合わせで、あ~~でもないこ~~でもないってやるのって楽しいんですけれどもねえ・・・
まあ、上手くいくとは限らないし、後片付けとかも面倒なんですけれどもね。
親の世代が、既にそういう経験が無い世代なんでしょうかねえ。ちょっとさびしいです。
投稿: 剣片喰 | 2012.01.06 20:32
剣片喰さん:
食にしろ、遊びにしろ、勉強にしろ、服にしろ、世の多くのものが
何でも最初から誰かが作った出来合いのものを(親やジジババが)
買ってくれるもの、という事が幼い頃からインプリンティングされて
しまっているようです。
誰かがストーリーを書いて、プログラミングしたゲームソフトを
買ってやる(=想定されたレールの上に乗ってる安心感)ような
感覚なのかもしれません。
黙っていれば与えられる。空腹でつらいという事を経験した事が無い。
という成長環境を、恵まれていると見るか、それとも可哀想と見るか…
それは子供を育てる親にゆだねられているとはいえ、自分はどちらかと
いうと前者は成長の機会を剥奪する虐待行為のようなそんな気がします。
足りないからそれを補う。
必要であるから欲する。
判らないから知りたがる。
出来ないから練習する。
酸素を求めて呼吸するように、心臓が鼓動を打つように、
それらは人が生きるための必須項目だと自分は思うのです。
投稿: ino | 2012.01.08 11:35