« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »

2012年6月

2012.06.26

世代は繋ぐもの

以前意思表明した、中年男の夏休み、無事日程が確定。

上司と掛け合って7/21~8/5の期間で穏便に休めることに
なったので、TWで行く最後の北海道計画、本格的に始動!

------------

で、その前に、ちょっと現場の仕事で片付けて引き継がないと
いけないことがあるので、昨日からまた現場出張に相成った。
いつもの定宿は満員で入れなかったので、十年以上前に
利用したけど、いままで使用を避けていたとある宿に予約を
入れて部屋を取った。

ここは結婚する直前の出張で初めて利用し、その出張の間に
元カミさんが休日に遊びに来て泊まっていった事のある宿だ。
だからずっと意図的に避け続けていた。

あの頃とあまり変わらないここにあえて泊まる事が、実は
今回の休みの旅のプロローグでもあるのは、判る人にだけ
判ればいい話なので割愛する(^◇^)。

------------

ここの現場はいま土木工事がすさまじい。詳細は語れないが
本当にすさまじい工事を突貫体制でやっている。

自分はそっちの仕事ではなく、中で行ういつもの仕事なので
そういう点では気が楽だ。

以前は自分の手に余る重荷に思えた今の仕事も、中年から
老年に向かってあらゆる物が落下し始めたこの年齢ともなると、
今までの経験と慣れと技量が中堅とか、ベテランと呼ばれて
しまう領域に入ってくる。

なので、今回は少し楽だ。ある程度の職務を、嘗ての自分の
ポジションに据えた若者に託して、今回は見守る側に回って
いるから。ワカモノよ、かつてはオレもそこで四苦八苦したよ。
そんなオレを遠くから見守る先輩が、頼もしく、でも辛い時は
助けが欲しくて心細かったりもした。トラブル発生時はその
対応と、背負った責任を果たさねばならないプレッシャー、
そして実務量も多くて肉体的精神的に寝れなかったっけな。

…でも今はその場にオレがいて、かつての場には君がいる。

きっといつかは君がこの立場になって、君より若いワカモノを
同じ視線で眺める時がくるだろう。それまでに学んで、積んで
感じて、考えてみろ、そうすれば今の自分が君に言う意味が
きっと判る。そんな日が必ず来る、断言するよ(^◇^ゞ

------------

今回の仕事は、今のチームが仕事を立ち上げて、上手く波に
乗るまでを確認すれば、またいったん現場から帰る予定。
ある程度の職務を任せて、ハンドルを一人で握り、操らないと
運転は身に付かないし、自分もそうやって育てられてきたから
先人らと同じように自分もそうする<ばき

どうにか大きなトラブルを起さずに、うまく離陸すれば出張は
完了。上記の休日前までにそれを成し遂げて帰って準備して
旅に出る!、それを目標に定めて、オレに出来る事、そして
やれる事を精一杯がんばるとしよう。
 


| | コメント (3) | トラックバック (0)

2012.06.12

不調発覚、それは幸運

まだ未確定のこの夏の休み、そしてそれで実施する予定の
北海道ツーリングに備えるため、休日に時間があればTWの
メンテに余念がない。

数年前にリヤサスのリコールがあったおかげで*万km走行で
ヘタりきったリヤサスが新品に換わったので足回りも好調♪
(ちなみにバンプラバーが粉砕するくらい散々酷使したけど、
リコール事由のようなトラブルは皆無だったので結局工賃タダ、
部品代タダで丸儲けだったのはナイショだ:-p)

そして不調だった吸気系のOHを終えてエンジンは絶好調♪

脳みそがとろけちゃうような、自分に最も共鳴するビートを刻む
空冷4st200ccOHC2バルブエンジンは細すぎず、太すぎない
絶妙な官能的なトルクと、人間の胸から聞こえる心音のような
高周波すぎず低周波すぎない最高のバランスを保つ鼓動を
アクセルに呼応して正確に刻む。

200ccという排気量は一見すると車検の無い上限の250ccと
原付2種の上限である125ccの間の中途半端なサイズに
思えてしまうのだけど、これが違うんだな、200ccにはそれに
しか醸せない、数値では表せない底知れぬ魅力があるのだ。

原因不明のトラブルで今はエンジンに火が入らず不動のまま
庭先でTWの隣に鎮座してる血の繋がっていない兄弟車こと
SX200Rも、ほぼ同じ特性を持っている。TWよりは、もう少し
元気な感じだけどね。

そのSXも、秋の友人の命日までに直して走れるようにする。
あと一回だけ、どうしてもあと一回だけSXで行きたい場所が
あるから。たったそのためだけに時間と手間と費用をかける。

…それが自分流のケジメの付け方だからさ(^◇^ゞ

------------

TWは先週の日曜日に最後の仕上げとしてバッテリーを新品
交換して、これで完璧!、と思って走っていたら、赤信号で
突然エンジンがストール。再始動を試みると当たり前のように
普通にアイドリングする。でも走ろうとすると、バラつき→失火
→アフターファイヤー→乱れた燃焼でギクシャク。

あらら、いきなり壊れたぞ。何だ何だ?

だましだまし自宅に戻って(どうにか走れた)、念のために
再度キャブレターを開けてその状態を見る。

Twcab

ホームセンターでよくある、アイリスオーヤマのRVBOXの
フタはこの通りの構造なので、キャブをバラす時にすごく
便利。細かい部品もなくさないし、バラした場所ごとに、
バラした順番で部品を置いてゆくので組み忘れも無いので
オススメ。

…でもキャブじゃない。大丈夫だ。なので組んで再始動→NG。
これは、もしかすると7年前とまったく同じ症状じゃん。
となると、前回のようにCDI新品交換が必要だよな(-_-;)

内燃機関と違って、電気製品はブラックボックスだから
中をあけて部品交換で修理、という訳にはいかず黙って
新品交換するしかない。

ここまでくると、TWは日常メンテナンスではなくてレストアの
領域に入ってきている。もうすでに数万の費用が発生してて
これから走れるまでにさらに数万かかる。でも、それでいい。
他のバイク達ではなく、どうしてもTWで旅に出たいから。

考えようによっては25年前のポンコツバイクをこれから長い
旅に引っ張り出すんだから、万が一旅先で発生したら一発
リタイヤみたいなこういうトラブルが、自宅生活で旅準備を
してる期間中の時点で出てくれてよかったよ、ホント。

今ならばば、まだまだ余裕で間に合うから。
…そっか、これはラッキーな事なんだな(^◇^)♪<ばき
 
 

| | コメント (5) | トラックバック (0)

2012.06.10

競争はどこにでもある

出先の宿でも、炊飯器とIH調理器具、フィッシュロースターを
駆使して自炊生活を貫いているが、仕事帰りに寂れた街の
スーパーで買物をしていて、ふと気が付いた。

自分が色々選んで、ある商品を買う意思を持って手に取った
その瞬間に、そのメーカーは商品を売り上げて、それ以外の
商品は販売競争に負けている、という当たり前の事実に。

国産と輸入品を並べて、値段の安さで輸入品を買えば、その
瞬間に国産は競争に負けて、買われた商品を輸出した国が
売り上げを得る。(本当は輸入した時点で売り上げてるけど
あくまで感覚で語るのであしからず)

自分が日々購入する商品は一個一個は数十円から数百円、
総額でもせいぜい1000円未満だ。でもこういう商品棚の上で
繰り広げられている競争が降り積もることで、その売り上げは
山となりその企業を潤わせ、その企業の従業員の給料となり、
その人や、家族の血となり、肉となって、さらに下流に流れて
そちらを潤している。

------------

そして今、選ぶ立場だった自分も、実は選ばれる側でもある。

色々な競争と偶然と幸運といった多々あるファクターが沢山
混じりあった結果、今の仕事に必要だ、とされて今の場に
立っている。でも一歩間違えればその選択には入らず弾かれ
自分の隣の奴が売れて、自分は商品棚に残ったまま次の
客が通りかかるのを待ち続け、いざ客が現れたらそこでまた
新しいバトルが繰り広げられていた…のかもしれない:-p

結婚生活では自分は一度は選んで、そして選ばれ、互いが
互いを必要として新生活を始めることが出来たが、短い間に
必要とはされなくなって、自分はまた一人で生きている。

「商品棚」に戻されたのか、それとも賞味期限が切れて
廃棄処分にされたのか、…間違いなく後者だな(^^;)<ばき
ま、夢の島で物好きに拾われる可能性はゼロじゃないが。

------------

そんなことを考えながら、ふと見かけたこんなモノを手に取り
買ってみた。

Maeda

古くから残っている、ということは、それだけ選ばれ続けた
実績があるってことだ。昔ほど売れているかどうかは不明
だけど、でもこうやって新製品が並んでいる棚の中から
こうやって選ばれている。

ちょっと不思議。え?当たり前だ!のクラッカー?<ばき
ほんの些細な事なんだけど、ちょっとロマンを感じない(^^)?
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

« 2012年5月 | トップページ | 2012年7月 »