競争はどこにでもある
出先の宿でも、炊飯器とIH調理器具、フィッシュロースターを
駆使して自炊生活を貫いているが、仕事帰りに寂れた街の
スーパーで買物をしていて、ふと気が付いた。
自分が色々選んで、ある商品を買う意思を持って手に取った
その瞬間に、そのメーカーは商品を売り上げて、それ以外の
商品は販売競争に負けている、という当たり前の事実に。
国産と輸入品を並べて、値段の安さで輸入品を買えば、その
瞬間に国産は競争に負けて、買われた商品を輸出した国が
売り上げを得る。(本当は輸入した時点で売り上げてるけど
あくまで感覚で語るのであしからず)
自分が日々購入する商品は一個一個は数十円から数百円、
総額でもせいぜい1000円未満だ。でもこういう商品棚の上で
繰り広げられている競争が降り積もることで、その売り上げは
山となりその企業を潤わせ、その企業の従業員の給料となり、
その人や、家族の血となり、肉となって、さらに下流に流れて
そちらを潤している。
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そして今、選ぶ立場だった自分も、実は選ばれる側でもある。
色々な競争と偶然と幸運といった多々あるファクターが沢山
混じりあった結果、今の仕事に必要だ、とされて今の場に
立っている。でも一歩間違えればその選択には入らず弾かれ
自分の隣の奴が売れて、自分は商品棚に残ったまま次の
客が通りかかるのを待ち続け、いざ客が現れたらそこでまた
新しいバトルが繰り広げられていた…のかもしれない:-p
結婚生活では自分は一度は選んで、そして選ばれ、互いが
互いを必要として新生活を始めることが出来たが、短い間に
必要とはされなくなって、自分はまた一人で生きている。
「商品棚」に戻されたのか、それとも賞味期限が切れて
廃棄処分にされたのか、…間違いなく後者だな(^^;)<ばき
ま、夢の島で物好きに拾われる可能性はゼロじゃないが。
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そんなことを考えながら、ふと見かけたこんなモノを手に取り
買ってみた。
古くから残っている、ということは、それだけ選ばれ続けた
実績があるってことだ。昔ほど売れているかどうかは不明
だけど、でもこうやって新製品が並んでいる棚の中から
こうやって選ばれている。
ちょっと不思議。え?当たり前だ!のクラッカー?<ばき
ほんの些細な事なんだけど、ちょっとロマンを感じない(^^)?
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コメント
まだ売ってたんだ∑(=゚ω゚=)ニャッ?!はじめて見た
投稿: (=^ω^=)ニャ | 2012.06.12 19:56
ぬこさん:
すみません、返信遅れました(^^;)
自分も商品棚にあるのをみてビックリしてつい買っちゃいました。
味は…まぁ見たまんまのこの手のクラッカーを想像して頂ければ
間違いありません。
ぶっちゃけ、スゲェ美味い!、…と、言うようなモノではありませんが、
でもシンプルで、たまに食いたくなる、だから無くなると寂しいな、と
いうような商品だと思います。
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自分はビンボーですから、菓子も主食もオカズも、必ず手に取り裏を見て
その重さを見て買うか買わないかを決めています。ぶっちゃけ1gあたり
1円より高いか安いか、が大雑把な目安です。150g入って100なら安い、
100gで100円なら検討する、100gで200円するようなら、もう財布に
リミッターがかかってよっぽどの事が無い限り買うことはありません。
ここ最近、食材だけでなく、菓子の領域にも、中国製が進出しています。
130gで100円しないようなあまり知らないブランドの菓子は、大体が
中国製です。一通り食ってみましたが、味は国産のそれと大差が無いです。
そして1gあたりの価格は国産のそれより圧倒的に安い、こうなると工業
製品や、加工食品でやられたように、菓子の領域もそれらに侵食されて
行くのかな、と考えてます。
最近安いせんべいを買いました。国産で、新潟の会社だったのですが、
原材料をよくよく見たら、主の材料である米粉は中国産とアメリカ産で
日本の米は入ってませんでした。米どころ新潟の製菓メーカーがこれでは…
投稿: ino | 2012.06.16 18:08