不調発覚、それは幸運
まだ未確定のこの夏の休み、そしてそれで実施する予定の
北海道ツーリングに備えるため、休日に時間があればTWの
メンテに余念がない。
数年前にリヤサスのリコールがあったおかげで*万km走行で
ヘタりきったリヤサスが新品に換わったので足回りも好調♪
(ちなみにバンプラバーが粉砕するくらい散々酷使したけど、
リコール事由のようなトラブルは皆無だったので結局工賃タダ、
部品代タダで丸儲けだったのはナイショだ:-p)
そして不調だった吸気系のOHを終えてエンジンは絶好調♪
脳みそがとろけちゃうような、自分に最も共鳴するビートを刻む
空冷4st200ccOHC2バルブエンジンは細すぎず、太すぎない
絶妙な官能的なトルクと、人間の胸から聞こえる心音のような
高周波すぎず低周波すぎない最高のバランスを保つ鼓動を
アクセルに呼応して正確に刻む。
200ccという排気量は一見すると車検の無い上限の250ccと
原付2種の上限である125ccの間の中途半端なサイズに
思えてしまうのだけど、これが違うんだな、200ccにはそれに
しか醸せない、数値では表せない底知れぬ魅力があるのだ。
原因不明のトラブルで今はエンジンに火が入らず不動のまま
庭先でTWの隣に鎮座してる血の繋がっていない兄弟車こと
SX200Rも、ほぼ同じ特性を持っている。TWよりは、もう少し
元気な感じだけどね。
そのSXも、秋の友人の命日までに直して走れるようにする。
あと一回だけ、どうしてもあと一回だけSXで行きたい場所が
あるから。たったそのためだけに時間と手間と費用をかける。
…それが自分流のケジメの付け方だからさ(^◇^ゞ
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TWは先週の日曜日に最後の仕上げとしてバッテリーを新品
交換して、これで完璧!、と思って走っていたら、赤信号で
突然エンジンがストール。再始動を試みると当たり前のように
普通にアイドリングする。でも走ろうとすると、バラつき→失火
→アフターファイヤー→乱れた燃焼でギクシャク。
あらら、いきなり壊れたぞ。何だ何だ?
だましだまし自宅に戻って(どうにか走れた)、念のために
再度キャブレターを開けてその状態を見る。
ホームセンターでよくある、アイリスオーヤマのRVBOXの
フタはこの通りの構造なので、キャブをバラす時にすごく
便利。細かい部品もなくさないし、バラした場所ごとに、
バラした順番で部品を置いてゆくので組み忘れも無いので
オススメ。
…でもキャブじゃない。大丈夫だ。なので組んで再始動→NG。
これは、もしかすると7年前とまったく同じ症状じゃん。
となると、前回のようにCDI新品交換が必要だよな(-_-;)
内燃機関と違って、電気製品はブラックボックスだから
中をあけて部品交換で修理、という訳にはいかず黙って
新品交換するしかない。
ここまでくると、TWは日常メンテナンスではなくてレストアの
領域に入ってきている。もうすでに数万の費用が発生してて
これから走れるまでにさらに数万かかる。でも、それでいい。
他のバイク達ではなく、どうしてもTWで旅に出たいから。
考えようによっては25年前のポンコツバイクをこれから長い
旅に引っ張り出すんだから、万が一旅先で発生したら一発
リタイヤみたいなこういうトラブルが、自宅生活で旅準備を
してる期間中の時点で出てくれてよかったよ、ホント。
今ならばば、まだまだ余裕で間に合うから。
…そっか、これはラッキーな事なんだな(^◇^)♪<ばき
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コメント
旅先で壊れない、これ重要ですよね。早めに訴えてくれてよかったよかった。
今年はいけるかどうか、かなり厳しいです(北海道)
楽しんできてくださいね。
投稿: 剣片喰 | 2012.06.12 22:04
なるほど、キャリヤBOXの蓋、こう利用できるとは・・・
投稿: | 2012.06.15 15:21
剣片喰さん:
匿名さん:
コメントありがとうございます(^^)
TWはこのあと再度一通り見たのですが結局直らず、先ほどバイク屋に
入院させました。過去の経験からCDIを新品にしてポン付けすれば
多分直ります。それだけじゃバイク屋さんに出す意味がないので
ついでに10年来手をつけてなかったFフォークの完全OHを依頼しました。
シールは何回か交換した記憶がありますが、スライドメタルとかは、
もしかしたら25年間&*万キロ走って、一度も交換してないかも(^^;)
不調は出ていませんが、旅に出る前の予防として投資しておきます。
RV-BOXのフタはこの通りオススメですよ~♪
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このネタの主役は旅の前のTWの洗い出しなんですが、これを書くきっかけは
最近年老いた父が不調で、検査したら癌が見つかったからだったりします。
父は年寄りの医者嫌いで、不調になっても病院にいかず、本格的に調子が
悪くなってから渋々行って、それが見つかりました。
手遅れというほどではないのでさして心配はしていませんが、これからの
治療によってそれなりのダメージが出て、死ぬまで影響が残る歳ですから、
本当に無意味な意地をはらずもう少し早く医者に行ってそれがもっと早期で
見つかっていれば、もっと楽に直せたと思います。でもこの時点ででも
まだ治療の余地がある状態だったので、不幸中の幸い、いや幸運でしょう。
本人いわく、仕事が忙しくて医者に行けなかった、とのこと。70過ぎて
命と仕事を秤にかけて、仕事の方が大事だ、と選ぶのは高度成長期に
バリバリの現役だった自負なのかもしれません。でもそのために始まる
これからの苦しい戦いは、身体より大事と判断した仕事に穴を開けない
ために本人が自分の責任で選んだ道ですから、最後まで責任を持って
父には頑張ってもらいます(^^)。
バイクなら、時間と金をかければ必ず直せます。でも身体はそうはいかない。
親もそうですが、自分自身もそれを常に肝に銘じていなくては(^^;)<ばき
投稿: ino | 2012.06.16 18:28
はじめまして、愛知在住のCLO爺です。
ネット巡りの途中、こちらのブログを発見し、非常に興味深く最初から楽しく読ませて頂きました♪
私は、TWの兄弟車'85 6Vの1FE AG200に乗っておりましたが、現在逆輸入の12V 3GX AG200に乗っております。
初期型セローを含めXTやTWそしてAGは、やはり調子悪くなる箇所が、ほぼ一緒で非常に参考になりますネ!
先日、愛知県内で第3回AGミーティングが開催されました。1度でも良いですからXTやTW、セロー等の兄弟車が集まれる「YAMAHA 旧車ミーティング」なんてのが開かれると良いですねェ♪
度々寄らせていただきますので、今後とも宜しくお願い致します。
投稿: CLO爺 | 2012.06.26 15:11
CLO爺さん:
遠路はるばるお越しいただきましてありがとうございます(^^)
ウチのTW、CDI交換であっけなく直りました(^^;)
新品で1.1万と安くはいないのですが、それで直れば安い安い!
ヤフオクで中古品がこれ以上の価格で出品されているのを見て
苦笑いしながら新品を買いました。
AG200も紛れも無い名車だと思います。あの時代のSDR、TDR、TW、
そしてAG。ああいうバイクは今のメーカーではもう作れません。
ただ、XTW250というコンセプトモデルの黄色は間違いなくAGから
取った黄色だと思いますが(^^)
ウチにも農業用バイク(のダウングレード版)のDF125があります。
巨大な泥除け、背の低さ、それらは日常使いにとても便利です。
愛知でAGミーティングということは、あラッキーさんがいませんでしたか?
あラッキーさんはXT600Z繋がりで、古くからのネット知人です(^^)。
投稿: ino | 2012.06.26 21:26