再び、仮設の街の中で
最近ドタバタする事が多くて、なかなか尻が座らない。
スッタモンダの末に、今日、一年前に生活してた、津波被災地の
現場の寮にやってきた。以前来た時より街は復興が進んでいる
ように見える。ただ、いまだに高速道路は震災で傷んだ場所を
直しているように、生傷からの出血が止まっただけで、まだまだ
この街は痛みを背負っている。
今回の仕事は、今まで自分が得意としていた領域とは別の職種に
チャレンジすることになる。この歳で新しい仕事にチャレンジ出来る
事は、幸運なことだと思う。だって同じ仕事しか出来ずに定年まで
働く人が、なんだかんだ言ってもまだ居るからね。
新しい世界へのチャレンジという事は、また初心からのスタート、
という事だ。謙虚に、地道にがんばろう。過去の経験や知識が
そしてそれまでの仕事で知り合った人々が、きっと色々と自分を
助けてくれると思う。だから本当の新人とは違ってかなり恵まれた
スタート地点に立っている。
当然それは単に優位に働くんじゃなくて、そのリソースを持つ
人間である、という期待もされている。だから甘えは許されない。
結構シビアな世界なんだ、ここは。
色々な形はあるけど、究極の目的は震災復興に間違いない。
だから、自分は自分が出来る形で東北の復興を手伝って行こう。
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去年は復興途中の仮設の街には車が持ってこれなかったが、
今回は車の乗り入れが許された。なので、ついでにバイクを
一台詰め込んで持ってきたよ<ばき
仕事も、余暇も、一生懸命&精一杯がんばろう p(^◇^)q
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コメント
がんばれ!がんばれ!がんばれ!
投稿: | 2012.10.15 22:29
↑ごめんなさい無記名でした。
投稿: 剣片喰 | 2012.10.17 06:26
剣片喰さん:
励ましを頂き、ありがとうございます(^^)
寮の管理人さん、厨房担当のご夫婦、ここのみんなが
自分を覚えていてくれました。10ヶ月ぶりに出勤した
こっちの職場も、良く知った人たちばかりで、すぐさま
モードが「こっち側の人間」に切り替わりました(笑)
あちこちの定点を転々としていると、レインボーマンの
ように、その場その場の色に合った自分に変身して、
そこのモードと化してそこで働く新鮮さがあります。
ぢつはこれ、バイクを乗り換えて使う時の感覚に似てます。
TDMに乗るinoと、TWに乗るinoは本質的には同じinoですが、
走る速度や場所、そして何かが違う。そういう感じです。
仕事は色々あって大変なんですが、こういう環境は見ように
よってはかなり恵まれた環境だと思います。そこに今でも
居られる事は(私生活が圧迫されすぎて壊死しかけてますが)
実は幸せなんだろうな、と、ふと思ったりします。
ガレー船の船底で足鎖に繋がれた奴隷がオールを漕ぎ終った
後に感じる幸福感にして充実感なのかもしれませんが<ばき
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今週末は晴れたら去年は出来なかった、バイクでこの地の
被災地を巡ってみようと思います。去年は社用ライトバンで
通勤の際に通りかかる事しか出来ませんでしたので。
投稿: ino | 2012.10.17 20:13