今年はテネレという名のバイク、30周年
2013年の最初は、バイクネタから始めよう(^^)
このBlogのURLでも使っているtenereという名のバイク、
それは1983年にヤマハ発動機から出たXT600Zが最初。
それがウチのXT600Z tenere。ライト周りは同じ83年式の
RZ250Rの丸目ライトに変えているし、Fフェンダーは1994
年式のTT250Rのものだし、ホイルのリムはRK-EXCEL
特注品なので、外観的にはオリジナルじゃないんだけど、
2013年を迎え、ついに30周年となる年まで生き残った。
バイクの年齢は3をかけると大体人間の年齢と同じくらい
になるような気がするので(つまり10年目位が一番脂が
乗ってる感じ)、その法則を当てはめるとコイツは90歳の
老人、という事になる。正真正銘のロートルだな(-_-;)
自分がバイクに乗り始めた1980年代の頃に30年前の
バイク、というとつまり1950年代、という事になるので、
国産だと1960年式のCB72よりも古いバイク、という事に。
そんなバイクは化石みたいなもんで、ワカモノだった
自分はまったくの興味外だった。新しいバイクが毎月
新発売される時代だったしね。
でも、その時代から同じ年月を経て、ウチのテネレは
21世紀の未だに自分の所で元気に走っている。
1983年にYSP限定300台が販売されたこのXT600Z、
果たして今では何台走っているのやら。自分の所に
コイツ用の中古CDIが4つあるので、少なくとも4台は
廃車になって解体されている。そして自分が知る限り
それとは別で2台が廃車になり、1台は錆だらけのまま
放置されているのを知ってるから、293台以下な事は
判っているんだけどね。
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と言う事で、この紅白カラーでめでたい感じのテネレで
30周年である今年の元旦に、走り初めをする事にした。
目指すのは明日と明後日に死闘が繰り広げられるで
あろう、箱根駅伝のコース。そこを走って、最終的には
箱根の中でもバイク乗りが多く集う、有名な大観山だ。
ちょっと遠いので午前中の早いうちから動く事にして
まず国道一号を目指して走り始めた。久々に乗るので
かなり減ってるガソリンを補給しに適当なセルフに入る。
…26Lも入ったよ(^^;)。30Lタンクだから、4L残っていた。
このGSは20L以上給油するとボックスティッシュが5箱
もらえるキャンペーンをしていたのだが、まさかバイクで
こんなに入る奴はそうそう居まい。なのでツーリングの
途中なのに堂々と26Lのレシートを店員に突きつけて
正々堂々とボックスティッシュ5箱をゲッチュー。
ビックリしている若い店員が首をかしげながら寄ってきて
これって一体ナニですか?、と聞かれたのでテネレだよ
と言ってみたけど、さらに首を傾げていた(^^;;;)
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途中は端折るが、駅伝のコースを車と同じ遅いペースで
ゆっくり走った。明日はここで襷をつなぐ死闘が行われる。
その状況を思い浮かべながら、国道1号を延々下り、
そして海沿いの国道134号に乗ってとりあえず小田原を
目指した。
コースの途中では明日のTV中継に備えてTV局が着々と
準備をしていた。襷をつなぐドラマが展開される中継所は
こんな感じで位置が示されていたけど、まだ姿はない。
箱根に近づくと道がどんどん渋滞してくる。それを我慢して
国道1号で箱根の坂を登り、箱根の芦ノ湖湖畔まで走った。
この高低差を明日ランナーは走って登る。頑張れワカモノ!
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その後、道路脇の気温表示が1℃とか0℃という恐ろしい
表示を見ながら、路面が凍っていないか慎重に走りながら
箱根ターンパイクのテッペンにある大観山までやってきた。
天気が良く、空気は澄んで、空は青く高く、そして芦ノ湖と
その向うに見える雪化粧した富士山、何もかもが最高の
組み合わせだった(^◇^)/
…鼻水滴る寒ささえなければ、なんだけどね(-_-;)<ばき
スゲェ寒い~~~~、でも上下に着込んだYONOのウィンタ
ジャケット&パンツは優秀だ、こんな所まで来れちゃった。
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大観山レストハウスは、いつもはバイクが多いのだが、
さすがに元旦で、あまりにも寒い事もあって、バイクは
少なかった。車で来た人たちは景色の良さでたくさん
来るものの、車外に出るとみんな寒さにブルっていた。
かく言う自分も寒さに耐えながらサイレンサーを握って
冷え切った指先を暖めたりもしていたが、やっぱり寒く
レストハウス内に逃げ込んだ。
…そしたら、そこに長い付き合いのバイク仲間がいた。
メール等で連絡はとりあってはいるが、直にで会うのは
2年半ぶりくらいかな?
彼は震災後に被災地に入り、長くボランティアをしていた。
先日も陸前高田のあたりを回っていて、石巻に居る時に
自分に電話をくれた。その時に自分は現場で働いて
居たので、電話で会話しただけで会えなかったのだが
その彼がひょっこりそこに居たので、お互いビックリ(^^;)
その彼、ぢつはXT1200Z乗りだ。なのでウチのポンコツ
XT600Zと、最新鋭のXT1200Zを並べて記念撮影。
左がスーパーテネレ、右がテネレ。
テネレという名のバイクが世にでて30周年の元旦に
30Lタンクを満タンにして走り、そして現行最新鋭の
テネレを名乗る(SUPERは付くけど)XT1200Zと出会う、
という出来すぎで楽しい元旦を過ごす事が出来た(^^)
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そうさ、今年はテネレの年だ。かつてXTZ750とXTZ660が
絶版になった事で絶滅したかに見えたtenereという血統は
ベルガルダヤマハのXT660Zが生まれて現代に蘇り、
そして本家ヤマハから究極とも言えるXT1200Zが出でて
今に至る。その30年間の歴史が上の画像には篭ってる。
30歳で年式相当に疲れているウチのXT600Zもまだまだ
往生しないで走れる間はズドドドドン!、と単気筒の鼓動を
響かせながら走るのだ。
とはいえ、ウチのXT600Z自体が超々マイナー車なので
これがテネレの元祖である事を知らない人が多いけどね。
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『一年の計は元旦にあり』、と古人は言う。
よし!今年も頑張ってこういう楽しい時間を過ごす!!
くれぐれも事故や交通違反などで捕まらないように
そして仕事で身体を壊さないように、仕事のし過ぎは
なかなかコントロール出来ないんだけど、でも頑張って
ある程度制御して、確実に、それをやろう!
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コメント
新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
バイク(下道)で帰省していました。
ついつい早めに給油してしまうので、10L以上給油することは稀です。(そもそもNC700はタンク容量が14Lですし)
30Lタンクってすごいですね。条件がよければ1000kmいけますか?
投稿: 剣片喰 | 2013.01.03 11:09
剣片喰さん:
今年もよろしくお願いします(^^)
寒い中お疲れ様でした。自分も昨夜、手持ちの防寒関連の
全てを用いた耐寒走行実験をしてました。高い新しい
ウェアはすごいですね、十数年物のグローブと首まわりが
寒い、という結果になりました(^^;)
30Lタンクのテネレ、実は満タンにして、リザーブまですら
使った事がありません(^^;)
燃費は自分がツーリングペースで走ると20~23km/Lなので
500kmは余裕で走るはずなんですが、TDMのような長距離
ランナーではないので500kmも走ると人間が疲れてしまいます。
それに暖まったエンジンは、止めるとこれがなかなかかからない!
600cc単気筒のキック始動ですから、一度すねると大変なんです。
15分くらい冷やさないと再始動しない、ということがよくあります。
なのでちょっと疲れたからそこで休もう、という事がなかなか
出来なくて、走るだけ走って、疲れ果てて帰る、という使い方が
多いのが難点といえば難点です(^^;;)
そのかわり、このタンクは結構便利なんですよね。
出張中で走れないバイクはガソリンを満タンにして保存処理を
するのですが、これでガソリンスタンドに言って満タンにして、
家に帰って他のバイクのタンクにガソリンを移して、という
タンカー的な役割をよくやります(^^;)
投稿: ino | 2013.01.04 10:51
こんにちは、お久しぶりです。XR600Rの大問題です。30年という歴史、長いようであっというまですねー、
inoさんのテネレ、まじまじと見ると
歴戦の戦士! なかなかぱっと出のバイクでは見られない佇まいですねー。
車齢×3でいくと、俺のXRも69歳かー、かなり無理をかけてるなー、
でも代わりに欲しいバイクも見当たらないんで、ガンガン走ってもらいまーす!
投稿: 大問題 | 2013.02.06 06:28
大問題さん:
コメントありがとうございます(^^)
本文がダブっていたようなのですみませんが
その分を削らせていただきました(^^;)
比較的脆い二輪車が30年も走っているのは
結構珍しいと思います。ZとかCBとかの大量に
生産されたバイクじゃなく300台限定車ですし。
見た目は車齢相当にボロいんですが、自分は
そのヤレた外観もひっくるめて今のコイツが
大のお気に入りです(^^)♪
ただリムの赤アルマイトが紫外線による退色が
激しいので、これは今年中に再アルマイトを
かけて真っ赤なホイルを取り戻すつもりです。
コイツに代わるバイクは…全く想像が付きません。
可能なかぎり、寿命が尽きるその時まで看取って
やるつもりです。ただし、床の間にあげて飾る
ような事はしないです。「道具」ですから、
使って使って最後まで使い倒すつもりです(^^)
投稿: ino | 2013.02.06 22:30