庭先の昆虫大戦争
この盆休みは久々に100%のオフタイムだったので
(今まではたまに仕事の連絡が来る事があり、その
度に脳みそを強制的に仕事モードにさせていた)
のんびりぐったり、そして乗り物乗り放題の生活を
していた。
ただ、猛烈に猛烈に暑かった。前述したとおり、
本当にシャレにならない。マジメに命にかかわるよ。
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とはいえ、久々の自宅生活なので、やるべき事は
きっちりヤルのだ。GWは休みが全くなかったが、
その一週間後くらいに帰ってきた時に庭先に植えた
サツマイモは元気に蔓を伸ばしているが、熱帯性の
サツマイモすらこの熱にグッタリ。なので水をやる。
元気に育て~、そして天の恵みたるイモを、オレに
恵んでおくれ~(^◇^)
ここ最近乗ってなかったDFも久々にひっばり出して
エンジンをかける。遮光シートを張って野戦前線
基地のようになった庭先に森林迷彩塗装のDFは
実に良く似合う(^^;)<ばき
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そんな庭遊びをしていたら、芋ヅルのあたりから突然
黄色と緑色の塊が飛んできたのでびっくりして避けた。
羽虫みたいなもんじゃなくしっかりした大きさのモノだ。
それが空中を浮遊して、張った遮光シートに止まった。
それはチキチキバッタを抱え込んだ大きなアブだった。
自分よりも大きいバッタを捕食したアブは凄いな(^^;)
以前現場で、マメコガネを捕食してたシオヤアブを
見つけた事は在る。こんな感じで抱え込んだ可憐な
マメコガネの首に吻口をブスリ!、と刺してた(-_-;)
アブはタガメのように他の虫を捕まえて吻口を刺し、
消化液を注入して体内を溶解してそれを吸う、と
されている。つまりこのバッタやマメコガネは人間が
椰子の実に穴を開けてストローを突っ込んで中の
果汁を飲むように、抱え込まれてチュウチュウチュウと
アブには美味しい『ジュース』を吸われているわけだ。
しかしまさか、バッタサイズの昆虫も捕食するとは…
これは残酷なようだがアブだって生きて子孫を残す
ために必死で闘っているのだ、バッタだって食われ
ないように逃げて、結果捕まって食われた。でも
バッタの命はアブに襷渡しされ未来に繋がれる。
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そんな事をしみじみ思いながら、室内に入ろうと
した時、足元に今まで生きてて初めて見る、もっと
びっくりするモノを見つけた。
撮ってみたけど、これが何だか判るだろうか?
上にジョロウクモがいる。その巣をなんとカマキリが
登っているのだ。カマキリ、まさかクモを食うつもり?
でもクモもある程度の反撃はしたようでカマキリの
後ろ足や腹のあたりにクモの糸が巻かれている。
そんな状態でカマキリはクモの巣を強靭な前足で
少しずつ登っているのだ。
クモにとっては自分のテリトリーに自分より力が
ある大型の虫がかかった、そいつが糸では絡め
とりきれずに暴れて巣を壊している、という状態
なのかな?。不安定な巣の上をゆっくり登るカマキリ
から逃げることはクモならたやすいはずだ。
でもクモもあわよくばこのカマキリを捕らえて食って
やろう、と思っているのだろうか、一定の距離を
保ったまま逃げない。
肉食vs肉食の異種格闘技、15分くらいの間、
どうなるんだろう、とワクワクしながら見てたけど
どうもこの二者、膠着状態なのか、この距離が
なかなか詰まらない。カマキリがよたよた登ると
クモも少し登って距離を取り、たまに巣を揺する。
カマキリを威嚇しているように見える。
炎天下ということもあり、暑さに耐えかねてこの
死闘の結末を見ることはなかったけど、個人的に
この勝負はクモが逃げて終わり、だと思う(^^;)<ばき
でも野生の世界はいろいろな事が起こるもんだな、
色々な虫達を見てきた自分でも、ちょっと驚いたよ。
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