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2013.08.14

庭先の昆虫大戦争

この盆休みは久々に100%のオフタイムだったので
(今まではたまに仕事の連絡が来る事があり、その
度に脳みそを強制的に仕事モードにさせていた)
のんびりぐったり、そして乗り物乗り放題の生活を
していた。

ただ、猛烈に猛烈に暑かった。前述したとおり
本当にシャレにならない。マジメに命にかかわるよ。

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とはいえ、久々の自宅生活なので、やるべき事は
きっちりヤルのだ。GWは休みが全くなかったが、
その一週間後くらいに帰ってきた時に庭先に植えた
サツマイモは元気に蔓を伸ばしているが、熱帯性の
サツマイモすらこの熱にグッタリ。なので水をやる。
元気に育て~、そして天の恵みたるイモを、オレに
恵んでおくれ~(^◇^)

2013imomizu

ここ最近乗ってなかったDFも久々にひっばり出して
エンジンをかける。遮光シートを張って野戦前線
基地のようになった庭先に森林迷彩塗装のDFは
実に良く似合う(^^;)<ばき

2013dfniwa

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そんな庭遊びをしていたら、芋ヅルのあたりから突然
黄色と緑色の塊が飛んできたのでびっくりして避けた。

羽虫みたいなもんじゃなくしっかりした大きさのモノだ。
それが空中を浮遊して、張った遮光シートに止まった。

それはチキチキバッタを抱え込んだ大きなアブだった。

Abubatta

自分よりも大きいバッタを捕食したアブは凄いな(^^;)

以前現場で、マメコガネを捕食してたシオヤアブを
見つけた事は在る。こんな感じで抱え込んだ可憐な
マメコガネの首に吻口をブスリ!、と刺してた(-_-;)

Abukogane

アブはタガメのように他の虫を捕まえて吻口を刺し、
消化液を注入して体内を溶解してそれを吸う、と
されている。つまりこのバッタやマメコガネは人間が
椰子の実に穴を開けてストローを突っ込んで中の
果汁を飲むように、抱え込まれてチュウチュウチュウと
アブには美味しい『ジュース』を吸われているわけだ。

しかしまさか、バッタサイズの昆虫も捕食するとは…

これは残酷なようだがアブだって生きて子孫を残す
ために必死で闘っているのだ、バッタだって食われ
ないように逃げて、結果捕まって食われた。でも
バッタの命はアブに襷渡しされ未来に繋がれる

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そんな事をしみじみ思いながら、室内に入ろうと
した時、足元に今まで生きてて初めて見る、もっと
びっくりするモノを見つけた。

撮ってみたけど、これが何だか判るだろうか?

Kumokama

上にジョロウクモがいる。その巣をなんとカマキリが
登っているのだ。カマキリ、まさかクモを食うつもり?

でもクモもある程度の反撃はしたようでカマキリの
後ろ足や腹のあたりにクモの糸が巻かれている。
そんな状態でカマキリはクモの巣を強靭な前足で
少しずつ登っているのだ。

クモにとっては自分のテリトリーに自分より力が
ある大型の虫がかかった、そいつが糸では絡め
とりきれずに暴れて巣を壊している、という状態
なのかな?。不安定な巣の上をゆっくり登るカマキリ
から逃げることはクモならたやすいはずだ。

でもクモもあわよくばこのカマキリを捕らえて食って
やろう、と思っているのだろうか、一定の距離を
保ったまま逃げない。

肉食vs肉食の異種格闘技、15分くらいの間、
どうなるんだろう、とワクワクしながら見てたけど
どうもこの二者、膠着状態なのか、この距離が
なかなか詰まらない。カマキリがよたよた登ると
クモも少し登って距離を取り、たまに巣を揺する。
カマキリを威嚇しているように見える。

炎天下ということもあり、暑さに耐えかねてこの
死闘の結末を見ることはなかったけど、個人的に
この勝負はクモが逃げて終わり、だと思う(^^;)<ばき

でも野生の世界はいろいろな事が起こるもんだな、
色々な虫達を見てきた自分でも、ちょっと驚いたよ。
  

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コメント

 愛知に帰省していました。
 下道夜走り往復800km弱ですが、向こうは連日の猛暑日で往復以外バイクは乗らずじまいでした。
 往路で初めて20号&19号を使いましたが、夜中の長野は寒かった・・・気温計18度ってなんなんね・・・

 で、たどり着いたら連日の猛暑日。向こうにはネット環境もエアコンも無し!
 扇風機で乗り切りましたが、無ければ無いで何とかなるものですね。水分の消費量が半端無かったですが。

 カマキリがショウリョウバッタを捕食は見たことはありますが、vsクモはさすがに見たことが無いです。戦いは、静かに進行しているのですね・・・ 今時の子供が捕食シーンを見たらどういう反応するのでしょうねえ。

投稿: 剣片喰(けんかたばみ) | 2013.08.20 00:03

剣片喰さん:

お疲れ様でした(^^ゞ

自分の自宅も前述のようにとんでもない温度になりました。
そうなるまで頑張っていましたが、今年の夏はかなりキツイです。

炎天下の現場仕事で毎日作業服に塩を噴くくらい汗をガンガン
かいている暑さに慣れた身体なのでどうにかなりましたが、
もしもエアコン慣れしていたら、室温39℃超の環境は本当に
命にかかわるくらい危険な状況でした。

18℃は真冬ならすごく暖かいですが真夏では寒いですね(^^;;)

身近な所で虫たちは短いながらも命の尊さと輝きを自分に
沢山見せてくれます。蜘蛛vs蟷螂は自分も初めて見ましたが
筋力だけなら蟷螂の方が強そうです。

食物連鎖の高い所に居るクモも、地面に穴を掘って卵を産む
狩ハチに襲われて麻痺させられて抱えて連れ去られ、その
穴に押し込まれるところをこの庭先で一度目撃しています。

自分が子供の頃はカマキリがコオロギを捕まえてムシャムシャ
食ってるところや、アリジゴクがアリに砂をかけて落とし
食う所などをワクワクどきどきしながら手に汗握って
見ていたもんですが、今の子供はどうなんでしょうね?

命が命を食って生きる、という残酷で尊い生命の輪廻を
生き物として知る必要があると思うのですが、今の親は
子供にちゃんとそういうシーンを見せるのかな?

親の価値観を子供に押し付けて、残酷だ、とか綺麗事を
言ってまるで汚いものにフタをするように子供をまるで
無菌飼育するようにしようとするのかもしれませんね。
 

投稿: ino | 2013.08.20 22:12

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