レヴォーグ、残念
スバルから新生ワゴンとして登場予定の新型車、レヴォーグ。
大きくなりすぎオッサン車と化した現行レガシィを日本専用車と
してワゴン車というジャンルを再生させるべく、過去のレガシィの
ようにスポーツカー的な感覚を現在に蘇らせさせた車、だそう。
だから最後のそういうワゴン車だったBPレガシィ乗りとしては
おお、ついにスバルが本気出した!、と期待していた。
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で、東京モーターショーで公開されたレヴォーグを見て、
外観はCピラーにオッサン感があるもののまぁいい感じで
これは!、と思ったんだけど、その仕様を見て心底ガッカリ。
車幅が現行レガシィとまったく同じだという。
自分は現行レガシィを見てデカイ、これは無いな、と思ったのは
横幅だけだ。長さも高さも気になった事はない。
旧レガシィユーザーが一番期待していたダウンサイジングは
エンジンでも全長でもホイルベースでもなく、車幅なんだよね。
それに一切手を付けず、他の場所を全部弄った感じがする。
とりあえずBPレガシィ乗りとして無いわ、と思うのは以下の点。
・車幅が広すぎる。BPレガと同等か、せめて1750mmだったら…
・ウチの2.0iより200kgも重い、重すぎ。しかも1.5t超で重量税UP
・ホイルがPCD100じゃないので過去のホイルが使いまわせない
・ベースグレードでタイヤが215/50-17もあるの?
・MT設定が無い。3ペダルが無理ならせめてDCTならいいのに。
・おまけで日本専売だったら1.6Lターボじゃなくて1.5Lならなぁ。
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いいところもある。それはエンジンだ。
レギュラーガソリンターボエンジン、というのはいいと思う。
馬力追求型なら220PSくらい出せただろうに、それを抑えて
実用領域の馬力とトルクを出しつつ燃費をよくしたエンジンは
素晴らしいと思う。タコメータを見るとレッドゾーン(スバルは
レッドゾーン開始回転数がレブリミットだ)が6500rpmだから
ウチのSOHC-EJ20の6200rpmと大差が無い事からも判る。
そしてミッションもMTが無いとはいえ以前にUPしたように、
CVTはトルコンATと違って良いミッションなので高速道路の
実燃費は多分20km/Lを超えるだろう。ウチの2.0iが高速で
17km/Lで走るんだから、そのくらい走らなきゃおかしい。
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そういういい点を差し引いても、でも自分はきっとレヴォーグは
買わない。今の2.0iを越える魅力はレヴォーグには無いと思う。
だって1タンク1000kmというけど、高速道路ならウチの2.0iでも
出来るし、140馬力しかないけど、1.3tと比較的軽いから遅い
けどそれでも結構楽しく操れる車なんだよね。
とりあえずベースグレードに6MTが出るかどうかを見極めよう。
1.6Lダウンダイジングターボ+3ペダル6MTだったら面白そう。
でもそれよりもレヴォーグに2Lのボクサーディーゼルを乗せて
それを6MTで乗れるようになったら、その時は買い換えだな。
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2014/2/8追記:
スバルディーラーに行って少しレヴォーグについて
話をしてきた。どうもスバルはワゴンのレヴォーグに
MT仕様を出すつもりは無い、とのこと。
MT比率が絶望的な日本専売車であるためMT化に
メリットがない事と、スバルとしては付加価値を高める
(=利益を生み出す)アイサイトVer.3を一番の売りとして
いるため、それに対応しないMTは見送る方向とか。
代わりにレヴォーグのセダン版である次期WRX-STIに
6MTを設定するので、MTに乗りたいならワゴンボデイを
諦めてそっちに乗ればいいじゃん?、という事らしい。
でもSTIという事情から1.6Lレギュラーターボエンジンは
載せず、ハイパフォーマンスな2Lハイオクターボしか
6MT設定は無いらしい。
速いワゴンをMTで乗る、というマニアックな楽しみを
スバルはずっと与えてくれていたけど、やっぱり
そういうスバルらしいスバル車は、BPレガシィが
最後だった、という事のようだ。
これで当分ウチのBPレガ2.0iから降りられなくなった。
ま、何一つ不満がないから、乗りたい車が無いなら
今のクルマが一番のクルマ、という事なんだよ(^^)♪
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