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2014年3月

2014.03.24

まじめに消費税増税対策を考える

気が付けばもう3月も後半に入ってきた。

もう少しするとエイプリルフール、というか
年度という一年の刻みの最初の月となる
4月になる。

そうなると自分の場合年度で管理されてる
とある値がリセットされてゼロに戻る。
それがめでたい事なのか、不幸な事かは
死ぬまで判らない。まぁこれで死ぬ事は
無いから、多分死んでも判らないだろう。

------------

そういう個人的な事情はさておいて、4月に
なると、消費税が増税される。これは決定
事項だ。

現状では5%の消費税が、全て8%になる。
つまり物価が黙っていても自動的に3%も
上がる。給料がそれ以上に増るならば
それでもいいのだが、そっちは1%未満
しか増えないらしい。となると来月から
手取給料は減る。間違いなく減るのだ。

庶民はこれに敏感に反応しているようで
自分がいきつけのドラッグストアに行ったら
このとおり、まるで石油ショックの頃かいな?
と思えてしまうくらい、キレイにトイレット
ペーパーが商品棚から消えて無くなってた。

Toiret

------------

それに刺激されて、自分も増税前に少し
買い込んでみた。同じくトイレットペーパーを
二包み、洗剤を二箱、コーヒーの粉を二袋、
5kgの無洗米を二袋、ホンダのGR2を二缶、
DF125のタイヤを新品に交換、このくらい。

Dftaiya

新車装着時のタイヤが、こんな感じで
猛烈にヒビワレまくってたんで(^^;;)<ばき

でもそのくらい買物をしたら…正直飽きた。

DFのタイヤを除けば、せいぜい1万円弱の
買い物だ、増税前と後で、300円くらいしか
節税効果が無い。

たかが300円、されど300円だけど、まぁ
買出しの手間や、置き場所の確保といった
家計簿に載らないコスト増を考えてみると
多分それほど大きな差は無いだろう。

ただ消費税増税は、間違いなく家計の
負担にはなるはず…なんだ。

…でも、ならば一体どれくらいの負担増?

増税対策とは、具体的にはどれだけ節約
すれば、家計に負担がかからないのか?

今回それをちょっと真面目に考えてみた。

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一円単位で計算する事も出来るけど
あまり意味が無いのでラフに考える。

元となるデータは、以前UPした十年間の
家計集計結果を使う。これだ。

大分類| 費目等| 合計 |一年で| 一月で|一日で
------+-------+--------+------+-------+------
   | 家賃類| 8790007| 87.9| 7.3 | 2407
   | 食 費| 1677469| 16.8| 1.4 | 459
   | 光熱水| 607347|  6.1| 0.5 | 166
   | 交通費| 1810966| 18.1| 1.5 | 496
生活費| 通信費| 1652005| 16.9| 1.3 | 437
   | 医療費| 271909|  2.7| 0.2 |  74
   | 生活費| 934906|  9.3| 0.8 | 256
   | 保険費| 744290|  7.4| 0.6 | 204
   | 交際費| 2926464| 29.3| 2.4 | 801
------+-------+--------+------+-------+------
   | 二輪費| 5601651| 56.0| 4.7 | 1534
趣味費| 四輪費| 8260662| 82.6| 6.9 | 2262
   | 趣味費| 1510782| 15.1| 1.3 | 414
======+=======+========+======+=======+======
 A | 支出計|34788458| 347.9| 29.0 | 9526

この中で消費税がかかっていない物を
つまり、家賃類と医療費と保険費を除外。

するとこうなる。

大分類| 費目等| 合計 |一年で| 一月で|一日で
------+-------+--------+------+-------+------
   | 食 費| 1677469| 16.8| 1.4 | 459
   | 光熱水| 607347|  6.1| 0.5 | 166
   | 交通費| 1810966| 18.1| 1.5 | 496
生活費| 通信費| 1652005| 16.9| 1.3 | 437
   | 生活費| 934906|  9.3| 0.8 | 256
   | 交際費| 2926464| 29.3| 2.4 | 801
------+-------+--------+------+-------+------
   | 二輪費| 5601651| 56.0| 4.7 | 1534
趣味費| 四輪費| 8260662| 82.6| 6.9 | 2262
   | 趣味費| 1510782| 15.1| 1.3 | 414
======+=======+========+======+=======+======
 A | 支出計|24982252| 250.0| 20.8 | 6825

でも、これで終わり、じゃないのだ。

この費用の中には毎年ある自動車税、
四輪車を新車で買った時の特別税、
そして維持管理費として集計している
自賠責や、任意保険、車検時にかかる
各種手数料、免許更新時の手数料や、
住民票の写しといった公的な手数料も
含まれているからだ。

また震災や災害の際に定期的に行って
いた寄付金等、身内の子供たちに毎年
あげたお年玉といった支出も消費税は
かからない。

これらを判る範囲で大雑把に引くと、
大体こうなる。

このあたりから計算はアバウトになるので
細かい足算は合わなくなるけどあしからず。

大分類| 費目等| 合計 |一年で| 一月で|一日で
------+-------+--------+------+-------+------
   | 食 費| 1677469| 16.8| 1.4 | 459
   | 光熱水| 607347|  6.1| 0.5 | 166
   | 交通費| 1810966| 18.1| 1.5 | 496
生活費| 通信費| 1652005| 16.9| 1.3 | 437
   | 生活費| 834906|  8.3| 0.8 | 228
   | 交際費| 2126464| 21.3| 2.4 | 582
------+-------+--------+------+-------+------
   | 二輪費| 3001651| 30.0| 4.7 | 822
趣味費| 四輪費| 5060662| 50.6| 6.9 | 1386
   | 趣味費| 1510782| 15.1| 1.3 | 414
======+=======+========+======+=======+======
 A | 支出計|18282252| 182.8| 15.2 | 4990

つまり、自分が一日生きるのに必要な
支出のうち、消費税が5%乗った金額は
約5000円、という事になる。

つまり約4760円が税抜、これに消費税が
8%のしかかると、5143円、となる。

つまり、消費税が8%に上がると、自分の
支出は毎日143円、誤差を鑑みると大体
150円/dayくらい増える、という事になる。

------------

これはつまり、毎日150円の節約が
できれば、消費税8%化による増税の
負担増から逃れられる、という事だ。

自分にとって今の生活から毎日150円、
毎月だと4500円と、それなりにはなるが
そのくらいを家計からそぎ落として節約
するのは、それほど難しくはない。

ならば、やってやろうじゃないか。

消費税5%の今でさえ、上記のラフな
計算によると、毎年自分は消費税を
8.7万もずっといいように吸い取られて
いた事になるのだ。

8%への増税も、国はこのくらいなら
バカな国民は訳もわからずただ黙って
出す、と皮算用をしてるに違いないが、
庶民をなめるな!、これ以上節約して、
国の甘ったれ目論見を打破してやる。

黙って殺されて肉を抉られる家畜だって、
死ぬ気で抗えば、なめている相手に
それなりの大ダメージを負わせられる。
あわよくば相打ちくらいには持ち込める。

その事を国に思い知らせてやるぜ(^~^)
 

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2014.03.18

このままでいいのか、ふと考える

先週の日曜日に、久々に実家に顔を出した。
年老いた両親が、温かく迎えてくれた。

実家はその昔の新興住宅地にある建売の
一戸建て。ここに引っ越したのは自分が
中学1年から2年になるタイミングだったっけ。

…ふと、気が付いて、雑談中に父に尋ねた。

ino:「そういや、この家を買ったのって何歳?」

父:「inoが中学2年ってことは・・・43歳だったな」


今の自分の年齢は気付けばそれを越していた。

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そうか、今の自分よりも若い父は自分を入れて
5人の子供と母を養いながらローンで一戸建を
買っていた、という事になる。

我が父ながら、凄いな。尊敬してしまう。

振り返って、今の自分はどうだ?

一生に一度の頑張りをもって結婚してはみたが
父のように踏ん張りが効かずに家庭を安定して
維持することは到底かなわず、独り身に戻り、
そこから仕事は人並みにこなしてはいるが、
それも誰かを養ったり何かを育てるためでなく
ただ自分が今を生きるためと、老後の生活を
成り立たせるためだけに費やされている。

隙間風の入るボロい借家に住み、日々食費を
抑え、生活費を抑え、支出を偏らせて余裕を
乗り物という玩具に費やしている。

家庭を持ち、家族を養い、家を買っていた父、
どうにもうこうにも自分が小さく思えて仕方ない。

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かといって、当時の父の年齢を越した、つまり
もう先が無い自分がいまさら父のように生きる
事はもう出来ないわけであるし、その不可能な
生き方に挑んで、父を越したい、、人としても
大きくなりたい、という願望があるわけじゃない。

人の夢は、頑張れば叶えられるものと、
絶対に叶える事が出来ないものがある。

当時の父にとって家族を養いながら家を
買う事は前者であったが、今の自分にとって
それは後者だ。物理的に家を買う事なら
出来るけど、そこに家族はいないからね。

父と自分は違う人間だ。だから同じ生き方を
しないと間違いだ、ということにはならない。
自分に許された範囲でだけど、頑張れる事は
全部頑張っていると思う。その結果、今の
自分の生き方のベクトルはほぼ見えていて、
死ぬまでの人生はある程度の精度でほぼ
出来あがっている、と言ってもいい。

…でも、本当に本当に、これでいいのか?

不惑の年をとっくに越してるにも関らず、
ちょっとだけ、そんな事を考えたりもする。
それでも先に進むしか道は無いんだけどさ。

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2014.03.11

かの地から、帰還

今日は震災発生の記念日である3月11日。

某所で担ってきた特命突貫作業、諸般の事情で
(制限値いっぱいいっぱいになってしまったため)
そこでの任を終えて、現場から自宅に帰ってきた。

かの地で初めてその目で現場を見て、最前線の
現状で一番過酷な場所に立ち、様々な条件に
追われながら、まるで戦場ともいえる激務に短期
集中で関わってきた。

色々思う事はあるが、ここで明かす事は出来ない。
その点はご勘弁願いたい。

一つだけ言うならば、かの地は報じられている
ような悲壮感が漂う絶望の場、ではなかった。

例えるならば未開のフロンティアであり、それを
切り開き、前に進むために、働くあらゆる人が
前向きなパイオニアとして仕事に関わっていて、
日々少しずつだが確実に障害や問題を克服し、
前進と改善がなされていた。

ちょっと安心したよ(^^)

------------

今回はあの場で自分が担い、やれる事は全部
全力でやってきた。なのでほんのちょっとだけど、
「前に進む」ため貢献が出来たと思う。

それでもまだまだやるべき事は多い。なので
今後も可能な限りではあるが、関わってゆく。

誰からも褒められず、誰からも認められない
日の当たらない仕事だが、せめて自分だけは
頑張った自分を認めて褒めてやろう(^◇^ゞ<ばき

 

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2014.03.02

失わないと判らないのだろう

今日は貴重な休日。今の現場の過酷な
労働環境ですっかりくたびれ果てた中年は
休日となると昼まで寝込んでしまう。

老い先短い身としては自由時間は貴重で
時間が(=人生が)もったいないと思うが、
そうしないと身体がちっとも回復しない。

老化とは恐ろしいもんだな(-_-;)<ばき

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…で、昼からフラフラと明るい街の中を
歩いて買い物に行く途中で、足元にふと
こんなものがあるのを見つけた。

Dansa

道路工事をしていて、凹凸が出来て
いて、それに対する注意喚起のようだ。

でも、その脇には視覚障害者のための
点字ブロックがあり、それもこの画像の
ように隆起している。

皮肉なことに、この点字ブロックは工事の
ため新しく張られたようで色が違い、さらに
隆起してるおかげで、健常者ならばここに
段差があるのが近づく前に目で認識出来る。
この小さい文字の段差注意喚起を見る
必要はほとんど無い。

また自転車で通りかかったとしたならば
この小さい文字を読めるのは相当に目が
いい人間でないと無理だろう。

と、言う事はつまり、この注意喚起表示は、
…まさか点字ブロックを利用している人に
対する注意喚起なのか?、まさか!

いや、そんな馬鹿げた事は無いと信じたい。

でも、硬直した思考の行政のやることだ、
もしかしたら本気で『視覚障害者のために
張り紙をした』、のかもしれない。

真実は分からない。でもこの張り紙には
自分は心遣いや善意よりも、どうしても
怠惰や悪意を感じてしまうのだ。
 

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