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2014.08.25

実は引越しを検討中(しかも相当真剣に)

貧乏節約生活をする礎というか、自分の生き様を表現
する舞台、とも言える今のボロ屋。離婚後にたくさんの
バイクを抱えて、崖から転がり落ちてくるようにここに
逃げ込んだのはかれこれもう11年以上も前の事だ。

途中色々なことはあったけど、それでも全てを乗り切って
植物と格闘共生し、虫やヤモリといった小動物らと生きる
楽しい貧乏長屋暮らしをたっぷりとさせてくれている。

日当たりが最高に良く、空が広く広く見渡せるこの家が、
自分は心のそこからお気に入りだったりする。

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でも、この家はそう長くない。

自分よりも年老いたこの家の傷み方はかなりのもので、
きっと次に大きな地震が来たらもう耐えられないと思うし
シロアリにやられた土台も一部は新規更新されてるけど
別の部屋は今もグラグラしたままだ。長屋だからこっちが
無事でも、今は空家の隣の部屋の足元がどうなって
いるのかは神のみぞ知る、だ。

人が住まない(床の上を歩いて柱を通して振動を与えたり、
生活に伴う熱の変化があるとシロアリは柱をあがって
こなかったりするようだ)古い家は人が住んでないと
どんどん痛んで廃屋のようになる。自分の住んでいる
棟も、自分側は生活して修理されて直っていたりするが
もう半身がズダボロだとしたら、もうこの建物は終わり、
ということになる。

事実、雨が降ると雨が縁の下の通気口からバンバン
入り込んでそれだけで床下浸水状態となってしまい、
古い柱や傷んだ畳から湿った腐った木のカビくさい
人が寝起きする場所とは思えないくらいのジメジメと
湿った、濃厚な霧に包まれた森の香りが頭痛がする
くらいしてくる。

今までもそれなりにボロい家にふさわしいそういう
挙動をしてきたが今年はそれがハンパ無く多いのだ。
ボロい家で住むことに慣れきった自分ですら「オイオイ」
というツッコミを入れたくなる住環境の悪化が顕著だ。

この長屋街も、半数以上が退去して空家になってる。
大家さんももう新しく募集をかけたり、リフォームしたり
痛んだところを修理したりすることは、しないようだ。

今の住人が自然消滅したらきっとここは無くなって、
オシャレはテラスハウスあたりが新築で建つと思う。
つまり自分が出て行ったら、少なくとも今の住んでいる
棟は取り壊されて再開発されてしまうだろう。

今はバッタ天国なこの庭、サツマイモも元気に成長
し続けてる。ミョウガやシソが食い放題な季節だけど
もう虫が秋の音色を響かせ始めている。

こういう住環境を維持したまま、バイクを11台も置いて
ずっと維持し続けてこられたこの家が本当に大好きだ。
超ボロボロだから自分以外には住めないよね、という
自負もあるしさ<ばき

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でも、嘗ての愛車B4を今のBPレガホーに買い変えた
時や、アトレーをサンバーに買い換えた時もそうだった
けど、今までありがとう!、なモノを手放して買い換えた
モノはだいたい後悔しないで、いや、もっと気に入って
いたりする。

もしかしたら、住む場所もそうなのかもしれない(^^)

今のとは違う環境になってしまうけど、それも新しい
生活への生みの苦しみみたいなもんだろう。

そうだな、まじめに引越しを考えてみるか…
で、今は不動産屋と交渉中だったりする。

思い立ってからそれほど長くないけど色々な事が
動いてきている。どうするかな、キメるかな、でも
ちょっと・・・といった状況を何度も繰り返している。

我ながらチキンすぎるな_| ̄|○

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前回、以前亡くなったバイク仲間の友人の元愛車を
借りて精霊馬として軒下に立てたのは、実は長くいた
この家に友人の霊を呼べるチャンスがこれが最後の
夏かもしれない、という気持ちからだった。

今はその挑戦に対して鋭意対応中。色々な事が判り
ちょっと気力が萎えてきてもいるので今の検討物件は
スルーするかもしれないけど、少なくともこれから一年を
待たずして、引越しは現実のものとなると思う。

どうなるかは、もう少々お待ちください(^^;)<ばき

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