味じゃない、重さで買うんだ
貧乏節約生活をしていると、食費にうるさくなる。
なぜなら、食費は節約しようと思うとガンガン!
減らせる費目だからだ。今回はその方法を
ちょっとだけ紹介してみる。
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食費として発生する食材とはino的分類によって
大きく分けると、
主食 :主に炭水化物を摂取するもの。
おかず:主食を頂くのをサポートする。
動物性たんぱく質や植物性でも
味が濃いと成り立つ。
その他:野菜や豆類や漬物といった
主食でもおかずでもない物。
おやつ:三食のごはんとは別に食う間食。
飲料 :水やお茶や清涼飲料水や酒類やら。
う~ん、大体こんなもんかな(._.)?<ばき!
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自分は食材を買うとき、ある「統一基準」を使う。
それは
『1gで1円以下で買えるものだけ買う』
つまり、100gのものなら100円(税込だ)以下で
買えればOK、それ以上の値段のものはよっぽどの
事がないかぎり、まずめったに買わない。
それは主食はもちろん、肉や魚、冷凍食品といった
おかず類そうだし、おやつ、飲料まで徹底している。
さすがに野菜だけは目方売りしているものじゃない
ので、季節毎の底値をだいたい覚えていて、それを
目安に買う。
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主食はこの統一基準を結構簡単にクリア出来る。
米なら5kgで1250円くらいで買えるし、パンも
食パンが一斤で70円くらいで買える。パスタも
1kgで180円くらいで買える、インスタントラーメンも
5食入りが140円くらいで買えるし、3食ヤキソバも
150gの麺が3つも入ってて90円くらいで買える。
小麦粉も安いしホットケーキミックスもこの基準を
余裕でクリアする。だからその中で季節や特売で
一番安いものを選択しておけばまず間違いない。
また米にパスタを混ぜたり、ジャガイモを混ぜたり
して水増しすることでもっと安くする事も可能だ。
主食は食費としては安いので、買う時に注意する
のは、食うまでに仕上げる手間とそれ以外の材料
そして燃費がどんなものか、を考えておく事が重要。
例えば炊飯器でごはんを炊く場合は燃費は安いが
パスタをゆでるためにカセットコンロで3Lくらいの
お湯を沸かして塩を加えて煮込む事を考えると
燃費や塩代がかかるので高い、と考える。
同様にうどんよりも冷麦の方がゆでる時間が
短いし、冷麦よりもそうめんの方がもっと短い。
つまり同じ重さで同じ価格の乾麺を買うならば、
そうめんが一番安く食える(逆に言えばうどんが
一番高い)、と言う事。
人はどうか判らない、でも自分はここまで考える。
ちなみに、夏はそのとおり、そうめんが一番安い。
でも冬になると、カセットコンロを台所から居間に
移動して、調理=居間の暖房を兼ねるようにする
関係で、ぐらぐらと茹で、もうもうと湯気を上げる
うどんの調理エネルギー消費は夏場ほど無駄で
なくなる。
こういう事情もちゃんと考えて生活を組み立てる。
「節約生活は高度な知的ゲームだ」、と思うのは
こういうところだ。
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おかず類は肉類なら目方売りしているから1g1円
未満のものを買うのは難しくない。鳥の胸肉なら
100gで40円くらいで買える。豚肉も牛肉でさえも
特売商品を狙えば100g100円以下のものも探す
事は可能だし、賞味期限切れ間近の見切り品が
あれば、20%引き、30%引き、半額商品、それらを
組み合わせれば1g1円未満の食材は結構ある。
魚もそうやって買えば結構安く色々な物を食える。
目方売りしていないものは、自分の手で持って
重さを感覚で判断して買えばいい。ウナギの蒲焼
とかは、今はどうやっても1g1円などでは買えない
ので、ここ一年以上食ってないや(T◇T)<ばき
シャケの切身が一個で何グラムなのか、とかも
考えて買ってる?、なんとなく安いように見えて、
実はそれほど安くない、なんてことも本当によく
あるので買物の際にはそういう点もご注意あれ。
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野菜類はさっき述べたとおり、脳内に底値リストを
作って記憶しておけば売り場をみてそのリストより
安いか、それと同等と判断できる物だけを買って
それを組み合わせて献立を考えればいい。
そう、献立とは、何を食いたい、で考えるのでは
なくて、今買える物がこれしかないからそれから
出来るもの、作れるものは何か、という判断で
考えるものなんだよ。
食いたい物を食ってたら、食費がいくらあっても
足りなくなる。だから売り場で買っていいものを
ざっと見繕って、それを組み合わせ何が食えるか
その場で即興で考えて買物をするのがコツだ。
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おやつは1g1円以下を達成しようとすると話題の
新製品はまず無理だ。最近の袋菓子は50gしか
入ってないのに120円とかいう超高値のものが
あったりする。だから銘柄として古い物が狙い目。
最近のお気に入りはこれ。165g入って80円。
1円で2gも買える菓子はそうないよ(^^)♪<ばき
マリービスケットとかは160gで108円で普通に
あるしダイソーのビスケットでは300gで108円と
いう破格値の(ただし中国製の)ものもある。
安いという事は味を失うだけでなくリスクもある。
どこまで許容出来るかは、各自の判断による。
だから売り場では必ず内容量を見て、それが
売値(くどいようだが、税抜価格ではなく税込み
価格で判断する)を上回っているかどうかを見る。
どこ製のものかも判断材料になる。自分の場合
東南アジア製はOK、中国製もOK、韓国製はNGだ。
コーヒー粉などは250g入り、400g入り、500g入り
1000g入りのパッケージがあるので、携帯電話の
電卓モードで消費税を加味した額と重量を見て
グラム当たりの価格を計算して一番安いものを
選ぶ。飲みたい商品じゃなく、グラム単価で一番
安いものを買う。これを豆腐や納豆といった加工
食品でも徹底してやる。その差が仮に1円しか
違わなくても、安いほうを買う。
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これを毎日繰り返していると、チリも積もれば山と
なるように、食費がはっきりと減るはずだ。
そりゃそうだ、ひたすら安いものだけ食うんだから。
でも食う量はそれなりに確保出来るので飢える
事ないよ、注意しないと太るくらいだ。それにこう
いう規制の多いルールの中でも、食材のバランス
とか、食材のローテーションを考えるようになる
ので、極端な栄養バランスの偏りは生じない。
大丈夫、思うほどそんなに不味い飯にはならない。
ただちょっとだけ、パンフォーカスのレンズで撮った
画像のように、自分が心から望むメニューや味に
ドンピシャにはならない、というだけのことだ。
そのギャップを許容する事で食費は節約出来る。
これがino的節約生活における食費の削り方。
はっきり言って他人には勧められないけど、でも
もう10年近くやってきた実績のある方法でもある。
普通の人にはあまり参考にならないかもしれない
話だけど、まぁこんな生き方をしてる人間もいるって
事で、お後がよろしいようで(^◇^ゞ<ばき
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コメント
inoさん、こんばんは。
1g1円以下・・・なんてわかりやすいんでしょう。
節約を極めている方の奥深い知恵を感じます。。。
私も早速実践してみます!!
投稿: 前向きピンク | 2014.10.14 19:52
今日は出張で西の方に行ってました。
向こうは晴天なのに、自宅に戻ってきたら
曇ってるわ寒いわ雨が降ってたらしいわ、
ああ狭い日本とはいえ、500km以上も水平
移動すると、気候はぜんぜん違うもんだ、
と実感しています。
前向きピンクさん:
コメントありがとうございます(^^)
まぁここまでやらなくてもいいと思います。
ただ、買うときにはパッケージを裏返して
何g入ってる商品なのか、を見る癖をつけて
おくと節約生活の上では色々役に立つ事が
ありますよ、オススメします。
同じ値段の同じ商品でも気が付けば内容量が
減らされているのはよくあることです。
最近だと納豆は昔は1パック50g入りでしたが
今は45g入りや、40g入りのものまであります。
ヨーグルトも昔は500g入りでしたが、今は
同じパッケージで450gや400g入りに減って
います。せんべいやビスケット、冷凍食品、
みんな重さの記載があるものは見てから
買う習慣を付けておいて損はありません。
頑張りましょうp(^◇^)q
投稿: ino | 2014.10.15 18:49