最近ニュースでは歌舞伎役者の奥様が乳がんを
煩っていることが(何故か)発覚した事が流れてた。
それを見て、こんな自分でも思う事があるので
それをupしてみる。中年オヤヂのセクハラ話だと
思って読んでもらってかまわない、でも出来れば
コレが何かの良いきっかけになってくれる事を願う。
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自分には妹が二人がいる。妹だけじゃないけど
今回の話は妹二人の話なので割愛する。
その上の妹に2年ほど前に乳がんが発覚した。
定期健診ではマンモグラフィー検査をしていたが
見つからずに自覚症状を元に後日行ったエコー
検査で腫瘍が複数ある状態で癌が見つかった。
そのため完治する可能性の高い初期癌ではなく
リンパ節への転移が疑われる状態だった。
上の妹はダンナと共稼ぎをしながら男の子3人を
育ててる肝っ玉母さん的なキャラだ。そんな家庭を
持つ母親である上の妹は今の時点で癌に倒れる
訳にはいかない。なのですぐに外科手術を行い
続けて抗がん剤の化学療法に入った。見舞いに
いったらハゲかけた丸刈り頭の自分よりも見事に
尼さんのようにツルツル頭になって、ウィッグが
欠かせなくなってた。やつれて顔色が悪い本人は
笑いながらこんなになっちゃった、と言っていたが
心身のダメージは大きかったと思う。
その後、抗がん剤の投入期間が終わってから
徐々に回復して社会復帰も果たしたが、再発の
リスクは常に抱えながら生活をしてる。
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その上の妹の闘病を見守っていた下の妹も
思い立って検診を受けた。それはマンモグラフィ。
そこでの検査結果は異常無し。普通はそこで
安心して終わるのだろうけど、下の妹は上の妹の
事例を見てきた。なので追加でエコー検査を申し
込んだ。その結果は…やはり乳がんが見つかった。
下の妹も幼い子供二人を育てている家庭人だ、
乳がんになんて負けるわけにはいかないのだ。
腫瘍はリンパ節から離れていたものの複数の
腫瘍が広範にあったためすぐさま切除兼再建
手術が行われた。
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40代前半で次々と乳がんが発覚した妹たちの
事例を元に、身内で同じような事が起きていないか
医者である姉が色々調べた。蛇足だが姉は妹達の
発覚後の診察結果説明や手術説明に立会っている。
そしたら、自分の従姉妹たちがほぼ同じ年齢で
3人乳がんになっていた事が判った。つまり
アンジェリーナ・ジョリーの件で有名になった
乳がんにかかりやすい遺伝子を自分の家系は
継いでいる可能性が高い。その情報を他の
従姉妹たちに伝えて、検査を受けるよう促した。
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この話の教訓は三つだ。
1・検査をして少しでも早く行い異常を察知する
2・一つの検査だけでなく複数の検査をする
3・身内の同年代で乳がん例があればリスク有
妹達の事例で思うのは、マンモグラフィ検査が
乳がん検査の切り札のようなイメージがあるかも
しれないけど、この話のようにマンモでは見つけ
られない腫瘍もあるという事。上の妹がエコーを
やって見つけていなければ、たぶん手遅れに
なってただろうし、下の妹も見つからずに助から
なかったと思うのだ。
願わくば世の女性達が一人でも多く救われるよう、
願ってやまない。お願いだから、一人でも多く少し
でも早く検査を受けてください、お願いしますm(_ _)m
なお乳がんは男もなる可能性があるのでご注意を。
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