ホンモノは(座面が)高い
ちょっと前にネットオークションでこんな出品を見つけた。
「XT600Zテネレ 純正シート
使用感や折り返し部分に破れ・補修跡ありますので、
修正ベースや張替え用にいかがでしょうか。」
画像をみるとどうも自分のXT600Zのものと形状が違う。
でもベースの形状は同じなのでせめてベースだけでも
使えればめっけモンだろ、と落札してみた。それがこれ。
ベースを見ると34L型番が刻印されているので間違いなく
最初期型TENEREのものだ(34Lは輸出仕様の型番だ)
…これは最初期XT600Zの輸出仕様の34L、またはその
カラーチェンジ版として翌年に出た55Wのソノートカラー
(水色)のノーマルシートやんけ!、こんなの日本内じゃ
まず手に入らない!、なんでこんなレアな代物が…?
ホテルに届いたこれをとりあえず車のトランクに放り込んで
年末年始の休みに自宅に持ち帰ってきた。
早朝に出発して今朝どうにか自宅にたどり着き、早速
それを装着。ちゃんと無事付いた。それの姿がこれ。
…うを!、これは雑誌やネットの中でしか見たことがない
砂漠でラリーレイドを闘っているレーサーTENEREそのもの!
シートの座面はノーマルから4cm以上高くなるが、タンクの
曲線がシートに上手くつながっている。デザイナーが思い
描いた「本当のTENERE」は、これなんだろうな。
跨ってみたら、国内仕様ノーマルシートだと両足の踵が
同時に付くか付かないかくらいの足つきなのに、これだと
正真正銘バレリーナ状態。乗ってみたけど凄く怖い。
ちょっとグラついたらたぶんそのまま倒れちゃう。
マフラーから頭が少し離れたせいか、音質まで違う。
でもこのバイクを作った技術者がこれを開発した、という事は
きっとこれでなければならない何かがあったんだと思う。
国内仕様の薄いシートは諸事情により本来の姿をスポイル
したものなんだろうな。
それに敬意を表して、この正月休みにXTを使うチャンスが
あったら、その間はこのシートで乗ってみよう。長年連れ
添ったXTと大きく違う乗り味がまるで別のバイクのように
新鮮なので、それがあるうちは楽しまないとね(^◇^)
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