長い長い出張生活があけて、その間に引っ越した
新たな(とはいいつつそろそろ引っ越して一年が
経つけど)自宅で、やっと普通に暮らし始められた
この一週間。これで自分の生活ペースを掴めるな
と思っていた。
なので、今週末はここに新居で再開した新生活をup
する気満々だったけど、でも、自分の運命というか、
使命というか、この世の中における役割というのか、
そういうものはどうしてもそれを許してくれないらしい。
------------
こっちの事務所に通い始めたのが先週月曜日。
なのに、水曜日にカチョーに手招きされて別室に
連れて行かれて、「某所で**に欠員がでそうだ。
オマエに行って欲しいが、行ってくれるか?」、と
一応打診(とはいえ事実上の業務命令)をされた。
今度は遥か彼方の遠方、なかなか帰れない。
しかも職責的には今までに経験した事のない
重責と長期にわたる出張が必要になる。
…あの~、昨日半年間の通勤定期を買ってね、と
言うから買っちゃったじゃないですか、なのにその
翌日にこの仕打ちですか…(-_-;)?
一応抗議してみた。長い出張をやっと終えて帰って
きたばかりなのに、本社の業務分担も発表されて
今後オマエはこういう仕事をやれ、と昨日言った
ばかりじゃないか、とね。
でも、カチョーだって自分が憎くて仕方がない、
訳じゃない(と信じたい)。一応その理由は聞いた。
諸事情が発生してどうしようもなく、この状態下で
その現場に出向けて、それが出来る人間が会社の
中で自分か、あともう一人くらいしか居ないらしい。
ならその人に行ってもらいたい、と言いたい所を
ぐっと抑えた。なぜならその人だと多分この仕事は
出来ないだろう、と自分も判ったから。だからこそ
この話が自分に回ってきたのだ。
「今すぐとは言わない、でも遅くとも7月には現場に
乗り込んで欲しい、inoばかり出張となってしまって
申し訳ないけど、今回の話は長期的に見て決して
悪い話じゃない、考えてみてくれないか?」
------------
さすがに即答は出来なかった。一旦保留にさせて
もらい、この土日、雨の中バイクで走り回ったり、
久々に年老いた両親にあったり、庭土を弄ったり
まだ引越しの荷物が残る部屋を少し片付けたり、
帰ってきたらやろう、と思っていた事をほんの少し
やってみながら、ずっと考えていた。
ぶっちゃけると、社命に背いて現状にしがみつく
事は出来る。会社人としては失格だろうけれど
自分の生活を最大限に優先する選択支を取っても
会社の中の立場やら査定やらは下がりに下がる
だろうけど、それでも別に困らない。石に噛り付く
ようにして稼いで養う必要のある家族が自分には
いないからね。
自宅の方も、今すぐ無職無収入になっても、
適当なバイト+αで維持出来るような仕組みを
すでに作ってある。乗り物道楽こそ今と同じような
事は継続出来なくなるけど、それでもそこそこの
レベルで継続しても大丈夫だ。
つまり、会社内でつまはじきにされて閑職に
おいやられたり、クビになったとしてもどうにか
なる。そうなると自分の生き方を大きく棄損する
こういう社命に従わなくても一応大丈夫。
最終最後の手段として、自らの判断で会社を
辞めてしまってもそれでもなお、ある程度だが
生活が成り立つよう段取りがもう出来ている。
でも、それは単なる逃げというか、安直過ぎて
違うと思うんだよね。
------------
元カミさんからこの世から不要だ、と言われて
一切の存在価値が無い、とされた後の自分を
認めて必要としてくれたのは残念なんだけれど
この仕事だけだった。
元カミさんを幸せにするために生まれてきたと
思った自分だったが、それは間違っていた。
となると自分がこの世に生まれてきた理由や、
今の世の中でこの命ある限りやるべき使命とは、
やっぱりこれ(仕事)なんだろうな、と思う。
今回の仕事は…正直自分の手に余る。
自分の能力がそこまであると言える自信は無い。
でもやってみなければ判らない。必要なのは
やってみる事、そしてやれるように努力する事。
ずっとそうしてきたから、今回もそれを繰り返し
やる…しかないのだ。
悪い事の方に考えずに、良い方向に考えて
みると、ぶっちゃければ実に判りやすい出世
であり、普通だったらなかなか望んでも得られ
ないキャリアアップのチャンスでもある。
(とはいえ自分はそれを一つも望んでいない)
御託や理屈はいいんだ、この仕事はやれる
人間がやるしかない。自分にオファーが来た
ということは、その時点でもうやるしかない、
と言う事なんだよね。
------------
先述の通り、自分は自分自身のキングス弁を
いつでも抜ける。会社は家を買ったばかりの
自分にはそれが出来ない、と思ってる可能性
があるけれど、実はそれが(躊躇無く)出来る
立場に居る。だから、もしも心身共に限界だ、と
なったらいつでもそれを引っこ抜いて「会社人」
という立場から脱する事が出来る。
だからこそ、そういう状態になる寸前までは
頑張る。我ながら損な性格だが、しゃーない、
これもひっくるめたのが自分自身なんだから。
最近のコメント