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2017.07.16

旅2017・1日目 出発

ドタバタ事前準備をした前日から明けた出発当日。

普通に起き、目覚ましタイマーで鳴るNHKの第一
AMラジオ放送を聞き流しながら、普通に朝飯を
作って食うごく当たり前の日常からその日を始めた。

この日の旅の行程は夕方に大洗からフェリーに
乗るだけ。

そこまでの距離は自宅から高速を使って約200km、
非力なTWにとってそれは遠距離だが、ラリーレイド
レーサーレプリカのXTにとってはショートツーリング
レベルの距離にすぎない。

なので午前中はまだ旅の準備段階だった。

そのため朝イチで歩いて行ける最寄の本屋に行き
最新の北海道版ツーリングマップルがあったので
無事購入。レジ打ちしてた若い女性店員に、

ino:「今から北海道行くんですよ、あってよかった」

と言ったら、かなり驚いてた(笑)

そうそう、北海道は暑いらしい。大洗までも暑い。
じゃあ夏セッティングにしないとね、ちょっと濃い
目な感じがするから、と買い置きしてた熱価を
1つ上げた新品プラグに交換して、PNを薄めに
セッティングした(これが後で大きな裏目と
なる事を、この時点の自分は知らない…)

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地図を入手して、これで用意すべきモノは全部
揃った。まだパッキングしていないリビングに
広げた愛用の旅道具を見て、色々考えてみた。

今回は5年前の前回より旅していられる期間が
短いので、これだけ荷物を持って行く必然性が
無いよな、もう少し削って荷物の量を減らそう。

理由は簡単。低重心で広大なキャリアのTWと
比較すると背が高くて、ビッグタンクのために
シートが短いXTは、積載能力そのものに大きな
差がある。さらに背の高いXTでは重量物を高い
位置に括らざるを得ないため、積載後の重心の
変動が大きすぎる。平たく言えば危ないのだ。

朝のラジオの天気情報でも北海道で30℃超の
真夏日が連発、とか言ってる。じゃあ通常用意
している寒さ対策品は不要、バイクに乗らない
日を想定した「一般民間人変身セット」も不要。

キャンプ用品を一式持って行かなければ大幅な
ダイエットになる。でもキャンプ出来ればするのが
自分の旅のスタイルなので、たったそれだけの
こだわりのために、(少しだけ減らした)キャンプ
用品は持ってゆく。

そうやって少しずつパッキングを進めて最終的に
ほぼ完成の域に達した。

01xtpacking

タンクバッグはフェリー内や宿泊先で使う最小の
生活用品とフロセットと下着1set、そして走行中、
宿泊先で電子機器を充電をする為の電気小物、
地図、その他等々を詰めた。平たく言えば宿泊
先で必須のものを詰めた地図の台、という事。
宿泊先にこれを持ち込めばいい状態になってる。
(約4kg)

シートの後端に積んだ青い防水スタッフバッグは
キャンプ用品一式。テントから折りたたみ椅子から
グランドシートから、煮炊きや照明も含めて全てが
このワンパッケージに詰まってる。キャンプをしない
宿泊先は、この青いバッグは車体から下ろさない。
荷物の中で一番重い(約12kg)

赤ラインの入ったカーキ色のバッグはクラウザー製
K2ソフトトップケース。主に着替や寝袋といった布系の
軽い荷物をまとめた。車体の一番末端なので重量の
あるものは入れない。ただし出先で買う食材や、
雨降りの際に身に着けているウェストバッグ等を
必要に応じてここに積載するので容量に余裕を
持たせた。防水性は無いので、中の布類は3重の
ポリ袋養生をして、さらに雨天走行時は専用の
分厚いレインカバーをかけて対策をする(約7kg)。

その上にすぐ使えるようにカッパを載せて、大きい
ゴムネットをかけた。こうしておくとバッグとの間に
色々な物が挟めるし、北海道に渡ってからホクレン
フラッグを取り付けたりも出来るからね(約1kg)

これに携帯電話やWifiルータ等々の通信機器と
デジカメと書類等々を収めたホルスター型の
ウェストバッグを身につける。(約1.5kg)

少し削ったけど、それでもこれだけあれば1泊でも
一ヶ月超の長旅をしろと言われれば対応できる。
よし、これで行くよ。大丈夫、みんな使い慣れてる。

着るウェアも車体に合わせていつもの青系では
なく、赤系のメッシュジャケットと、赤いヒットエア。
ヘルメットは白ベースに赤バイザーの旅メット。
準備完了!、じゃあ行こう。
道越しに見えたご近所さんに声をかけた。

ino:「ちょっと旅に出てきます、留守になります」

思い立ってから、この時点でまだ約28時間。
自分自身を旅モードに盛り上げるには、まだ
時間が足りてない感じがする。なので、まるで
普通の日帰りツーリングに行くように、自宅を
後にした。

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…とはいえ、ついつい早く家を出すぎた(^^;)

このまま高速に乗ると、大洗に相当早く着いて
しまいそうだ。なので時間の余裕を生かして
かなりの距離を下道で走った。真夏の暑さで
エンジンからの熱気が凄い。非力なTWならば
絶対感じられない熱量。これがさらに旅気分を
減速させる。

とはいえ、夏セッティングが施されたポンコツな
XTは年式を感じさせないで快調に都会を走る。

01ippanndou

結局かなりの距離を一般道で走ってから高速に
乗った。乗って直ぐの常磐道の守谷SAでトイレ
休憩。暑い!!!

01moryasa

停めた隣には結構な大きさのオイル漏れ跡が。
昨日ハヤシカスタムでXTのオイル漏れ修理を
しなければ自分がこうなっていたかも(-_-:)
…というか、この油を漏らしたバイク無事なの?

01oirumorekon

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いつもの非力な16馬力しかないTW200では
高速道路は過酷なステージ。でも40馬力も
ある600ccのXTだと、普通にクルマの流れに
乗って走っていられる。あんなに遠いと思って
いた大洗まで、それほど時間が経過したと
思わずに到着してしまう。

あ、それでも最高でメーター読み100km/H
までしか出してないよ、そこに達するまでと、
その速度を維持するのが排気量3倍という
圧倒的なアドバンテージがあるXTの余裕に
よって、肉体的な疲労感や物理的距離感を
感じさせにくい、という事なんだよね。

途中あまりドラマのないまま、大洗に着いた。
街中のスーパーで、フェリー内で食う食材を
買い出して、

01ooaraiecos

フェリー乗り場に向かうと大洗の町中には
不思議なくらいワカモノ達とオッサン達が
大きめのデジカメやタブレット等を持って
デーバッグを背負って沢山ウロウロしてた。

???

5年前にも入ったフェリー乗り場の最寄の
ガソリンスタンドで、渡道前の燃料満タンを
行うべく給油。都会の一般道と高速を走り
約23km/Lの燃費。まぁいつもの感じだね。

店員に街中にウロウロしてる連中が沢山
居たけど何かイベントでもあるの?と聞いて
みたら、いえコレです、とガソリンスタンドの
洗車機側の壁を指差した。

ああ、こういうの何か確かに大洗を舞台に
あった…んだっけね(^^;)?、オタク世界から
遠ざかって、もう何十年だからオヂサンは
さっぱり判らないや(元高橋留美子オタク)

01ooaraigarupan

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大洗のフェリー乗り場に到着。

5年ぶりなのに、ちょっと前に来ていた気が
してならない。岸壁には乗る予定の船も。

01ferisapporo

受付を済ますと、こんなテレホンカードの
ようなモノを渡された。今はこれが乗船券
らしい。バーコード管理するそうな。
これは5年前に無かった新しいシステム。

01jyousenken

そして待機所で待つ。

すると自分より上の年齢層のライダー2名に
話しかけられた。ワカモノには理解しがたい
存在であるXT600Zも、こういう年代のライダー
にはやっぱり興味をもたれるらしい。

01taikibasho

古いバイクならではの楽しさや、とはいっても
不人気絶版車を今の時代に維持することの
難しさなどをその2人と別々に続けて話しを
していたら、もう乗船案内が。あわててメット
をかぶり、キックでエンジンを始動して乗船
口まで移動し、乗り込みの指示を待つ。

01jyousennmae

そして船内へ。ここに来るのは5年ぶりなのに
ホントにほんの少し前にTWとココに居た気が。
やっと旅気分が盛り上がってきたかな(^^)?

前回の旅から、たった5年間、ちょっと一休み
いていただけで、今回のそれは前回の旅と
結構太い何かで繋がっているんだなぁ、と
フェリーの船倉で船員にショーリング材で
展翅されたXTを見てようやく感じられた(^^;)

01sensou

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狭いいつものベッド席に荷物を置いて展開し
照明脇のコンセントから手持ち機材の充電を
仕掛ける。このベッドや空間もマイテリトリー。
5年の時を一気に駆け抜けたウラシマ効果?
とても不思議な気分。

身軽な短パンTシャツ姿になり、手持ちの
ダイソーサンダルを履いて甲板に出た。
船はもう大洗港を出ていた。

01huneentotu

ino:「さらば~大洗ぃ~旅だぁつ~船はぁあぁあ~」
      ↑
 うる星やつら2・ビューティフルドリーマーの
 中盤で立ち食いソバ屋マッハ軒から面堂の
 ハリヤーで飛び立った時にパーマが街を見て
 歌った、あの音程をイメージして(^^;)<ばき 

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さんふらふぁ・さっぽろ今まで何回乗ったろう?
どこに何があるのかが、見取り図を見なくても
全部判る。とても5年ぶりだとは思えない(^^;)
まさにマイホーム感覚だ。これは長期出張で
馴染みの現場に戻った時のそれとほぼ同じ。
…そっか、ここも自分の世界の一つなんだね。

ラウンジの座席と机を確保してからスーパーで
買出ししてきた食材と第三ビールで旅の再開を
祝して一人で乾杯♪

フェリー内の食材はなんでもかんでも高いから
夕食はこうやって買い込んで持ち込んで船内で
食うのも自分の旅スタイルの一つ。

01kapurame

普通サイズカップヌードル一個216円(税込)…
無理、ボクにはとても手が出ないよ(;_;)

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船に乗って、飯を食って、アルコールが少量
入っただけで、すっかり弱って、眠気が沸いて
ラウンジの席に座ったままで30分ほどだけど
少し寝こけた。

その間に、少し夢を見た。それはこの5年間に
あった出来事の超早回しのようなモノ。色々
あったよなぁ、でもこうやって振り返ってると
たった30分うたた寝して見れる夢くらいに
要約されちゃうのか(無論全部じゃないよ)

目覚めてから少しボーっとしながら船内TVを
見てたら、北海道の天気予報が流れてきた。

曇り…雨…大雨…気温低下…、なにぃっ!

ぢつは、思い立ってから一度も北海道の
天気を調べてなかった。渡る日程で大雨が
連続しそうだ、なんて事前に知っていたら
もしかするとこの旅には出なかったかも
しれない。でもそういう事前調査をしないで

ino:「まぁ、行けばどうにかなるべよ」

と、直感行動を優先して、ここまで来たのだ。
でも北海道の週間天気予報はそんな楽天的
気分を冷酷にふっ飛ばすインパクトある内容。

…うーん、これは困った、そもそも向こうに
行ったらどう動いて何をやってどこに行こう、
など一切考えずにここまで来たけど、これは
まじめに雨対策を考えないとダメじゃん(--;)

まぁ今はフェリーの船内だ。酔っ払ってるし、
もう寝るしかない。寝よう、明朝に考えよう!

じゃあまだ21時だけどお休みなさ~い(^^)/

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本日の走行距離:230km

 無茶苦茶暑かったよ、この日まではね

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