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2017.07.19

旅2017・4日目 意力

ライダーハウス・クリオネの快適な夜は近くで
寝入る他者のイビキをシャットアウトする耳栓に
よってもたらされた。

北海道の旅に耳栓は必須なのでこれから行く
人は悪い事いわないからダイソーで耳栓を購入
することをオススメする(^^;)<ばき

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結構深く寝れたので、目覚めは早かった。

6時前に目覚めたので便所に起きたら、前夜に
色々話をした女性がもう荷造りして出発しようと
していた。これから小樽まで一気走りして今夜
フェリーで関西に戻る、と昨夜聞いていたので
出発を見送った。道中気をつけて(^◇^)/

よし!今日は天気もいいから自分も早く出よう!
そそくさと荷造りをして、ポンコツに積み込む。
ここで知り合った何人かと別れの挨拶を交わし
早朝のクリオネを出発!、さらば、もう二度と
泊まる事はないのが残念だけど、泊まれて
良かったよ、ありがとう!

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斜里町に東から入ったし、反時計回り方向に
これから北上しようとしているんだけど、朝から
すごく天気がいいので、絶景を見たくて、少し
逆行して国道334をまっすぐ東に走った。

昨日の朝か午前の前半に出たXTの不調は
まったくなく、空は雨が降る気配もない晴天!

04sharichokusen

まっすぐの道を10kmくらい走って、辿り着いた
のはこんな景色。さっき走った道が全部見える。
ここは通称、「地平線まで続く道」と紹介される
ライダーにだけ知られた絶景の名所だ。
(画像の解像度を少し高めでUPしてみる)

04chiheisennmichi

この空の下を走りたくて、ライダーは北海道に
来るんだよね、もう最高ゥ!!うぉおおおお!!

そこからすぐ右を見るとこれまたこんな北海道
らしい景色が広がっている。それを見るために
こじんまりとした展望台があるほどいい景色だ。

04yeahhhhh

この絶景の下で朝飯でも食おう、モグモグ。

04meronpan

そんな事をしてたら、さっきクリオネで別れの
挨拶をしたばかりの赤CBR250Rなワカモノが
やってきた。やっぱりここに来たかぁ(^^)♪

04redcbr

ついさっき、こんなシャッターを押してもらった
ばかりなのに、また遭遇するとは(^^;)<ばき

04clionemae

少し話しをしてから、ご安全に!と旅人同士の
挨拶を交わして自分は出発。この道を下って
西へ向かう。

初日といい、二日目といい、天気に散々やられ
バイクの不調なんかもあっていい所が無かった
けれどこの日は違うぜ♪、なんていい天気だ!

04seaskyblue

色々なモノが一気に報われるような、気持ちが
次々と溢れてくるような高揚感を感じながら、
XTは快調に走る。ただXTはやっぱりTWよりも
速すぎて、快調快適ではあるけれども、景色を
楽しむというより、快適な走りを楽しむような
「旅」ではなく「ツーリング」になってしまっている
けれど、まぁそれはそれでいい、それもまた実に
楽しいからさ(^^)。

そういう点でビッグシングルならではの低速の
鼓動を楽しめるXTで良かったよ。同じ空冷600の
ほぼ同じエンジンのSRXやTT-Rはもっともっと
飛ぶように加速して速い速度で巡航してしまう。

でもXTはもっと低い2000rpm以下で使えるから
ズダダダン!、という低周波パルスを心地よく
思う存分に楽しめる。

青い空、青い海、心地よく力強い怒涛のトルク感に
満ち満ちた意のままのクルージング感覚、(TWで
感じる最高の幸福感までは得られないけれどね)

バイクに乗って、こんな気持ちいいワクワク感は
そうそうないよ、なぁXT、北海道に来て良かった
だろ(^◇^)?

04finerun

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5年前には海岸線の斜里国道244号を走らずに
少し内陸側の斜網広域農道を走ったけど今回は
海岸線を走って、そして鱒浦の駅の手前で農免
農道、通称「感動の路」で内陸に入ってみた。

でも、正直そんなにいい景色が楽しめる道じゃ
ないような…まぁ美しい事は美しいけど電柱と
電線がすごく邪魔なんだよね。

04kandoumichi

内陸に入ったから、とりあえず女満別に行こう。

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天気は良いまま、どちらかというと暑いくらいだ。
走り始めて大して経ってないけれど、道の駅の
看板を見たら猛烈に便所に行きたくなったので
道の駅メルヘンの丘めまんべつに入り用を足す。

蛇足だけど、女満別は自分が始めて北海道に
足を踏み入れた場所。学生の頃に所用があって
飛行機で羽田から女満別に降り立った。
バイクじゃないし、一泊二日の超ショートステイ
だったけどね。おっと話を元に戻そう。

最近の道の駅はキャンピングカーが車中泊する
場所、という状態になりつつあって、この道駅も
キャンピングカーだらけだった。
 
今回はバイクで来たけど、老後はバイクじゃなく
サンバーでビンボー車中泊をしながら北海道を
回ってみたい、という願望もあるので、ちょっと
だけ様子を観察する。でも家のように立派な
キャンピングカーに家族や犬まで連れて旅を
するこの人達と、サンバーの荷室に最低限の
荷物を積んで、鉄製のテントを背負った状態で
ヤドカリのように走りたい自分の目指す車中泊
ライフはかなり違いそうだな、と実感。あまり
参考にはならないや。バイクと同じで自分の
力と経験を積んで自分なりの車中泊スタイル
(=四輪での旅生活)を作らないとね。

さあ行こう、ガンガン!行くぜっ!

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前回(2012年)と前々回(2007年)とは違う道を
行きたいので、地図を見て、まず網走湖の南を
走り、道道248号で少し北上して道道104号に
乗り換えて西へ進む。大空町のあたりだ。
そうすると、道道104号はすぐにこの辺りの大
動脈、網走道路という別名のある国道39号に
ぶつかるので、それをさらに西に進んだ。

すると右側に通称「遠軽国道」の通り名の国道
333号があるので右折してそちらに入り、淡々と
西へ向かう。すぐ北側にはサロマ湖があるけど
そっちは過去二回で散々走ったのでパスだ(笑)

04engaruroad

どこを走っても、天気がいいので最高の気分♪
そのまま遠軽まで行って、さらに国道333号を
行く。でも333号ま丸瀬布で南側に曲がるので
そこから北上方向に舵を切るために、道道305
号に入って、滝上方向に進む事にした。これは
サロマや紋別といったオホーツク海岸線をパス
する裏ルートだ。普通バイクだったら走らない
地味なルートだけど、今回はそれを進む。

途中、金八峠とかいう愉快な名前の峠と、同じ
名前の金八トンネルとかいう名前のトンネルを
抜けた。陽射しが暖かいを通り越しているので
メッシュジャケットで走っているので、トンネルに
入ると涼しくて、いや寒い、と言った方がいいな。

04kinpachi

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道道305号は、それほど長く走ることなく次の
道道137号に突き当たって終わるのでその道を
さらに北西方向に行く。あ~キモチいい~♪

いい道なんだけど、自分以外にだれも走って
いない。同じ方向に進む車も皆無、対向車も
殆どいない。最高の天気と最高の緑、最高の
路面を全部独り占め!!!

あ~北海道来て良かった!!

04doudou137

全てを独り占めしたまま、XTは滝上に入る。
道の駅・香りの里たきのうえ、があるので
そこに止まった。

04michiekitakinoue

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特筆すべき事は無いんだけど、ちょっとだけ。
この道の駅では車中泊対応だと思うけど、
外来者のゴミの持ち込みを許容していた。
ただし有料のゴミ袋を買ってね、という形で
だけど。これはもしかすると不法投棄される
くらいならいっそ、という苦肉の策なのかも
しれないけど。

でも数十円のゴミ袋だけじゃなくて、処理費と
いう形で+100円とか300円くらい徴収しても
いいんじゃないだろうか?、堂々と出せる方が
旅する側しやすいと思うんだけどな。

04takinouegomi

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地図を見ながら、これからどう進もうか考えて
いた。基本的には北上して、いけたら宗谷岬を
経て稚内に行くつもりだった。天気が良く、XTも
快調で、自分の体調やメンタル、全てがオール
グリーン!、じゃあ行くか、と思ったところでふと
気がついた。そういえば厚岸で給油してから
まだ一度も給油してない事に。

気持ちよく走れたからすっかり忘れていたけど、
前回給油してからこの時点ですでに550kmほど
走っていた。そしてそれだけ走ってもまだコックは
リザーブになってない。

XTの燃料タンクは30L。そしてリザーブは約7L。
ということは550km走ってまだ23L使ってない、
という事になる。燃費で言えば24km/Lだから
悪くも良くもないフツーの状態。とはいえ、燃料が
減ると、液体偏り防止のバッフルが気中で共振
して嫌な音を立てるので(まるでXTが空腹だよ!、
と腹の虫を鳴化しているようにも思える)、どこか
適当なところでそろそろ給油してやるか。

このまま道道137号を北上していけば、西興部に
ホクレンがあるようだ。そこまで行けばホクレン
フラッグも道北Verになってるだろ、よしそこまで
ゆくぞXT!

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相変わらずバイクはおろか四輪車も殆ど走って
ない道を気持ちよく心地よく淡々t走って風で
魂の洗濯をしながら、西興部に着いた。町に
入るところでこの景色に見覚えがある事に
気付く。二十年くらい前に確かにここに来た。
たしかこの先にセイコマートがあったはず…
あるじゃん!、やっぱり!

記憶って覚えていないようで忘れてないモン
なんだよね。少し戻ってホクレンで給油給油♪

04kyuuyuhokuren

そして道北Ver青いホクレンフラッグもget!
やっぱりセルフより、こうやって人の手で
給油してもらって、色々しゃべるのが楽しい。

570kmで22.8L…24.9km/Lくらいか。まぁ
34年前の600ccと考えれば頑張ってる方。
これで逆算すると、リザーブ分7Lもフルに
使って走ると、約25km/Lとして30Lだから、
無給油で750kmくらい走れる計算になる。

…北海道旅としてはこんな容量必要ない。

長くてもせいぜい300kmくらいで一度給油
する方が、身体も休まるし、地元の人との
コミュニケーションも取れる。自分はそういう
旅のスタイルなので、XTのアイデンティティ
であるビッグタンクは個性として必要では
あるけど、旅の道具として必需品ではない
と今回つくづく思った。そう考えるとテネレは
この後どんどん燃料タンクの容量が減って
行くけれど、メーカーも必要以上に大きくする
事はないよね、と気付いたという事なのかも。

0430ltank

いい所も悪い所も全部ひっくるめたこいつの
全てが大好きなんだけどね(^◇^)♪

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西興部からは道の選択肢が西に行くか、
それともオホーツクに出るか、しかない。
国道239号を天北峠方向に行くと、前回の
北海道旅のときに怪我して消防署の人達や
病院などで思い出深い、名寄に入る。

この時点で実はまだ11時30分くらいだった。
天気がいいのとスタートが6時台だったので
結構な距離を走っているのにまだ時間が
たっぷりある。なので、前回散々走った名寄
方向には出ず、久々に走れるオホーツクの
方向に行くことにする(^^)

04besttenki

緑が目に染みる~、青い空が高~い♪

心地よい道を興部の方に向かって進むと、
オホーツク海沿いを行く国道238号に出る。
そのT字路の赤信号で止まっていたら、
突然大音量で牛の鳴き声?が街中に響き
渡った。何だぁ?、と思ったら12時だった。

つまり、12時の時報。興部といえば酪農が
盛んなところだけど、こういう所で町の特徴を
出してるのね、ちょっとホノボノしたよ(^◇^)

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オホーツク海沿いに出ると、雄武の街中を
抜けたらその後の景色はずっとずーーっと
左が山で、右が海。それが延々続く直線道。

さっきまで美しい景色だ~、と思っていたのに
それが延々変わらないと、まるで放送事故の
TVのようなもので、徐々に飽きる。というより
イライラしてくる。そして思い出した。

雄武から枝幸に入るこのあたりは、過去に
一度走ったけど、その後は懲りて、次からは
近寄ると風烈風林道とかを使って内陸側に
入り込んで、いつも枝幸市街をバイパスして
内陸側に行ってた事を。そしてそっちはいい
景色が楽しめるお気に入りのコースなのだ。

でも今回は走ったことが無い道や出来るだけ
久々の道を行きたかったので、判っていたが
そのまま国道238号を宗谷方向に向け進む。
気分を変えるためと便所に寄るため、近くに
ある道の駅・マリーンアイランド岡島に入った。

04okajimamichieki

ここに、自分が来た方向に行きたがってる
外人のヒッチハイカーが居た。大きな紙を
抱えて、道の駅の入り口あたりでそこを
通りかかる車にそれを差し出して乗せて~
とやっている。

大変だろうけど頑張れよ!、と思って便所に
行って、戻ってきたら、もうその外人さんが
その場から消えていた(^^;;)

こんな短期間でクルマをキャッチ出来るのか
ならヒッチハイク旅も悪くなさそうカモ、と
ふと思ったり<ばき!

------------

その道の駅を出ると、枝幸市街地は目の前。

何回も北海道を走っているけど、枝幸市街に
入ったのは二十数年前に一回だけだ。当時は
まだ親友と一緒に北海道を走っていたよな。

そうしう、たしかヤマハのバイク屋の二階に
あったライダーハウスのえさしYOUの全盛期
だったはず。でもそこに恐れをなして泊まらず、
近くにあるウスタイベ千畳岩のキャンプ場に
テントを張ったな(風が強かったなぁ)、そして
えさしYOUの隣の銭湯に入って、そこのコイン
ランドリーを使ったっけ、むちゃくちゃ懐かしい。

そんな昔の記憶を、あちこちにあるカンバンで
思い出しながら、枝幸市街地を抜けたら、また
同じ景色が続いた。途中で神威岬があって
ああ!、これは覚えてるぞ!、なんてちょっと
喜んだりもしたけど、この辺りから空に雲が
出てきて、だんだん気温も下がってきた。
そして進む先、宗谷岬方向はもっと雲の色が
ドス黒くて、行ったら絶対に雨にやられるな、
と思える雰囲気になってきた。

ここからしばらくの間の感情は、正直なところ
北海道を長く走って旅してきた自分の経験で
多分初めてのものだと思う。

同じような景色をただダラダラと走ってきて
晴れ空に雲が掛かって進む先が真っ黒い
雲に覆われてきて暖かった気温が下がって
きた。そして向かう先は5年前には物凄く
強い目的意識を持って突き進んで目指した
宗谷岬、でもその目的を大願成就し叶えた
今となっては、自分にとっては大した目標
ではなくなっていた。

要はただのテッペンであって大衆ウケする
普通の観光地という事だ。しかももう何度も
行ってる。別に行かなくてもいいなぁ、と
だんだん思い始めた。

------------

つづく

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コメント

 お元気そうで何よりです。
 個人的には、関西に帰る彼女とinoさん、相性いいかもよ、と思ってしまいます。連絡とってほしーなー
 関東で育った理論的なinoさんには、お笑いの本場関西の息抜きのできる相手が必要だと思いますよー(^▽^)/
 

投稿: 通りすがりの52才 | 2017.08.07 18:29

通りすがりの52才さん:

そうですね、バイク仲間という立場で気さくに
雑談するだけならば延々話していられたかも。

…まぁでもそれだけですよ、若い美しい女性は
若くてたくましい男性と付き合わないと嘘です。

オッサンはそういうカップルを暖かく優しく
見守るのみ、そういう役割なんですよ(^◇^)

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クリオネの年齢上限に近づいてるようなオッサンは
若い女性よりも同年代くらいの女性の方が、気楽に
話しが出来ていいです。下心が全く無いのにありと
疑われてお互いに不快な思いをしないでいいし(笑)、
付き合うとかそういう方向に発展しない、男女では
ない、単なるバイク仲間、旅仲間という対等な立場
その場で袖擦りあうだけの関係の方がざっくばらんに
楽しく会話が出来ます。

こうみえて自宅の周りに住まわれているご近所の
おばちゃん軍団とは、自宅生活している間は楽しく
挨拶を交わして、玄関先でバイクや、庭の草を弄り
ながら井戸端会議風に沢山話しをしてたりします。

ぢつはそういうのは、結構得意なんです(^◇^)


投稿: ino | 2017.08.15 12:58

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