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2018年10月

2018.10.09

10年早かったのかも

気が付けば、借家立ち退き&自宅購入騒動から
もう2年以上が経過している。なのに、その自宅で
生活した日数は実質半年くらいで、残りの3/4は
あちこちのビジネスホテルで暮らしが今も続く。

ちょっと前に強烈な台風がやってきたのもあって、
放置してる自宅が心配になったので無理を言って
この3連休に自宅に戻ってみた。ご近所さんに色々
お話を伺うと、相当強い風がここにも吹いたらしい。
でも自宅は何の被害もない。被害と言えばバイク
カバーが一枚風圧に負けて裂けオシャカになった
くらい。それはそれで約5千円のダメージ(T_T)

ほぼ最新スペックの平屋住宅が地震に強いのは
地盤改良計画書やら設計図面やらハウスメーカー
発注仕様書を見れば一目瞭然なんだけど、今回は
台風(大風)にも強い事が判ったよ(^^;)

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で、せっかくの3連休なので、久々にバイクを満喫
…したかというと、なんと帰りの新幹線の中で隣の
客が2時間くらいずっとゲホゲホやっていたのを
ノーマスクで受け続けていたため、翌朝から発熱、
結局丸二日寝込む、という無駄な時間の使い方を
してしまうハメに。

せっかくの秋晴れの自宅での休日なのにぃ~!

まぁ体調不良は仕方がないので、引越し以来
もしかしたら初めて?、な自宅で完全引き籠り
生活をやってみた。

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…結論から言うと、高齢者が一人で暮らすために
特化した特注フルバリアフリー平屋住宅は何の
不自由もなく不健康生活を過せた。備蓄食料も
豊富にあったので買物にすら行かなかったけど
何も困らない。体調不良の中年が一人で何でも
出来てしまう。

ウチにはTV自体が無いから、ダラダラした時間の
使い方は、古いノートPCによるインターネット閲覧
AMラジオくらいしかないけど、もしもこれでTVや
DVDプレイヤーでもあったら、相当長い出不精に
なってしまうんじゃないだろうか?、という感じ。

デメリットをあえて言えば自分が孤独死した時は
発見が相当遅れてしまいそう、という事くらいかな。
まぁその時のためにセコムの緊急ドクターコールを
契約してるからヤバい時その緊急ボタンを押して
から死ねば腐る前に死体発見してくれるはず(^^;)

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…ここでちょっと考えた。家を買う、という一大事は
そうそう何度も出来る事じゃないので熟考に熟考を
重ねて、人生設計を立てて、何百回、何千回と
電卓を叩いて今の趣味生活と老後生活を同時に
成り立たせられるバランスを考えてこの家を買った
けど、ちょっとそのバランスが今の生活よりも先の
老後に偏り過ぎていたかもなぁ、という気がした。

今の趣味を全開で楽しむ家、となると恐らく住居
スペースがオマケで付いているようなガレージ
ハウスが理想形になる。でもそんな家だとあと
10~20年後には単なる物置に成り果ててしまい
老人の生活としては不便でしかない事も判る。

でも、今という時期を目いっぱい楽しむためには
そういう選択肢の方が楽しいのかな?と。そして
その生活スタイルを満喫してから今みたいな家に
引っ越していたら、多分最高の選択だったと思う。

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まぁそれを叶える財力が自分にあるわけじゃないし
現時点で道楽に全力を注ぐと今後の老後生活が
全く成り立たなくなることも嫌と言うほどわかる。

そういう大人の計算と妥協を多分に含んだ人生
設計に従って自分は今の家を買った。FPあたりに
判断を依頼しても、多分最良の選択をしたね、と
言わせる自信もある。

でも人生は一度きり。もう少しだけ冒険して遊んで
みても良かったんじゃないのかな?、と、布団で
ゲホゲホしながら寝込みつつ思ってた。

養う家族もいない、守らねばならない物も何も無い。
そんな自分が、何でこんなにもガッチリし過ぎな程
守りに入ったモードでいるんだろう?

これが老いに対する無意識の恐怖心なのかな?
生物の本能みたいなものだとすると、それに抗って
いまさら遊びモードに突入は難しいかも(^^;)<ばき
 

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