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2019年10月

2019.10.22

寄付は無事だった人も被害を一緒に背負う共闘

超猛烈とか、史上最強とか、すさまじい前評判だった台風19号、関東を直撃するコリジョンコースで見事にクリーンヒットした。

あらかじめ判っていた災害なので、自分は自力で出来る最善の策を取って事前準備と事後の備えをしていた。自分の本気は多分あまり真似をする人がいないレベルだと思う。なので詳細に関しては今後のネタにするけど、実は殆ど使わなかった。なぜなら台風が直撃した割に自分が住む地域は前回の15号の暴風の方が被害が大きかったけど(なお自分は無害)、今回は正直な所、殆ど何の被害も無かった。バイクも倒れず、何も飛ばず、風害も、水害も、一切なかった。地域も15号で被害を受けた近隣の人が同じ目にあわないように、と暴風対策をしていたのが大きかったようだ。

降雨量は相当あったようだけど、今住んでいる地域は広大な高台で、近所の川も氾濫警報と避難勧告が携帯の緊急エリアメールでガンガン入っていたけど、その場から海抜で12m以上高い所に住んでいるので無視していた。だって避難場所に指定されている公民館や学校は、その氾濫しそうだ!、という川っぺりにあるんだもの、危なくて近寄れなかったんだよね。辛うじて氾濫しなかったけど、もし氾濫していたらどうするつもりだったんだろう(-_-;)?

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結果として自分や住む地域はほぼ無被害だったけど、それはただラッキーだっただけで、台風19号の被害は相当なものものだったのは今更言うまでもない。その被害の範囲の広さや深刻さは日が経つにつれどんどん広がっていった。(いや元々その被害が出ていたけど知られるようになった、と言うべき)

これだけの被害を受けたら、人々は辛いなんて感情を通り越して生きることに絶望するくらいになってしまうだろう、大震災などがそうであったように。そこから立ち直るためには慰めの言葉なんかじゃなく、実弾が必要だ。実弾、それはつまり実労働、または資金だ。

実労働はボランティアが代表例(それだけじゃないけど省略する)。これは目に見える助けだ。
資金は公共機関、私的機関による援助、そして個人の募金等による寄付だ。

繰り返すが、今回被害にあわなかったのはただ運が良かっただけで、自分がその被害を受けていたかもしれない。水害に関しては住む場所を徹底的に調べつくして、そうならない所を選んだ自信はあるけど関東一円が水没するような未曾有の大災害になれば自分だって被害者になる可能性はあるし、竜巻みたいにな局所的に激烈なエネルギーをまき散らすモノに来られたら個人がどんなに備えても地下室シェルターが無いのでアウト。結論としてこの被害は他人事じゃない、社会が広く全体で受け止めて対応する必要があるのだ。

自分は申し訳ないけどボランティアには諸事情により出られない。なので出来る支援として募金させてもらった。東日本大震災や、その後の自然災害が起きるたびに寄付や募金をしてきたけど、今回も同様に対応する(なお前回の15号台風の千葉停電被害でも募金はしている)

Donate19gou

自分の寄付した金額は明かさないけど、それは関係ない。各々の個人が出来る(そして納得出来る)範囲で寄付をして、今回の被害のリカバーに参加しよう。それが1円でも2円でもいい、塵が積もれば山になる。唯一注意するのは、ちゃんと寄付が被害者に届く組織に寄付すること。寄付金を丸ごとガメる犯罪者がやるエセ寄付活動やエセ募金箱、寄付者に被害者への善意を求めながらその寄付金を自分らが都合のいいように自身の組織のために使った(不当なピンハネそのもの!)その残りを募金として扱う某協会や某政党もあるようだ。十分注意したい。

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2019.10.07

腐乱死体にならないために(次に繋ぎたいので)

自分は離婚してかれこれもう17年?18年?もう記憶が薄れつつあるくらい前に一人暮らしに戻って今に至る。

若い頃はそうとは思わなかったけど、最近同世代の独身(男)が自宅で孤独死するパターンが増えてきた。

団地やアパートみたいに自宅の窓を隔てたすぐそばに人が行き来するような生活だと死体が腐り果てる前に発見してもらえそうだけど、現在の自宅は庭付き一戸建てでの一人暮らしなので、もし自宅内で倒れて死んだら、簡単には発見されないと思う。そうなると会社勤めの期間は会社から身内に出勤してないという情報が入って、身内が警察に連絡して、という手順で発見に至ると思うけど、それでも数日は放置状態になるだろう。

そして今後定年リタイアしたら、今度は自分が自宅から出てこなくても誰もそれを気に留めなくなるから、下手すると腐敗どころか白骨化しても発見されないかもしれない可能性がある。まぁ自分が死んだらあとは関係ないので、周囲に迷惑を掛けまくってしまうとはいえ自分には影響が無い<ばき

墓に入って子孫に祭ってもらいたい、と言う願望は自分には無い、そもそも子孫が居ないんだから即無縁仏か散骨堂とか適当なところにバサっと灰をぶちまけてもらってかまわない。ただ心残りは今住んでいる家。自分の人生設計ではある程度歳を食ったら、リバースモーゲージか転売して現金化して、ケアホームなりの費用等にバケさせる予定。ハッピーにこの家を引退して、長期優良住宅認定された老人の終の棲家として設計建築されたこの家を必要とする誰かに託して使ってもらえるといいな、と思う(^^)

でも、その前に自宅でぶっ倒れて突然死んだら、そこは腐乱死体が出た事故物件としてネットに上げられてしまい、売り物にならなくなってしまうだろう。自分に妻子はいないから、遺産相続としては兄弟か、甥やら姪やらに相続されるんだろうけど、そういう状態で渡すのは本意じゃない。身内はどうせこの家を有効活用は出来ないと思う。そうなればたぶん売って現金化するだろう。その際に必要とする人にまたわたればいい。でも腐乱死体になってしまうとそれは(たぶん)出来なくなるのだ。

せっかくいい家だし、特殊な造りだから決して一般受けはしないけど、こういう家を必要とする人はきっといるはずだ、特に高齢化が進行するこれからの日本なら絶対に。なのでどうにかして突然死→腐乱死体、にだけはならないようにしたいと思う。子供を成せなかった自分が死して残せるのはモノしかない。乗り物は好きモノが乗るだろう、家も必要とする人がいれば使ってくれるだろう。そうすることで、自分がこの世に生きてきた理由が出来るのだ(自分が居てこういうモノを維持していたから、次の人がそれを使って生きられる、という点で自分に存在価値が初めて出てくる)

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じゃあ具体的にどうすればいいのか?、まずはご近所と仲良くなっておくことだ。いい関係を作っておけば、自分が窓を開けっぱなしで何日も出てこない、とかいう事態を察してくれて警察なりに連絡してくれる人が一人でもいれば最悪の事態は避けられる。

そのために寝るときにはどこかを軽く窓を開けておく(無論防犯上人が入れるような窓じゃないよ)。そうすることで死臭が早く表に伝わるだろう。まぁウチは24時間換気が入っているので換気の出口、これは屋根なんだけど、そこから屋内の臭気が撒かれることになるんだけど、平屋だから気付かれやすいだろう(^^;)

またさまざまな手段で世間とつながっておくことだ。会社人ならある人と人とのくもの巣のような人間関係も引退すると一気に薄くなる。そのためにネットでもリアルでもいい、仲間を作って交流を欠かさないようにする。すると身内より先に事態に気付いたり発見してくれる可能性がある。

そして最後の手段として、死ぬ前に本人がどうにかして回収サインを出すことだ。もし心臓なり脳なりが原因での突然死だったら、本人に残された意思を持って行動できる時間は秒単位しかない。なので「苦しい!助けて!」というサインを出しても間に合わない。出すサインは「今から死にます、死体回収ヨロシクぅ!」というものだ。そうすれば新鮮な死体を回収してもらえて家に対する物理的メンタル的ダメージは無くなる。

Drsecom2019

それをするためには少々の投資が必要だけど、現場生活が終わって当面自宅生活が続く今がチャンス!、これは独居中年男には必要な経費!、とケチらずに導入(^^ゞ

この赤いペンタントは「マイドクター」というサービスで、医療的緊急事態通報用のスイッチ。コレを作動させるとセコムの発報システムを使って警備会社に一報が入り、警備会社がまず電話してくる。それで状態を確認できれば終わり(誤発報ならここで終わり)、でも電話に出ないとか出ても非常時を訴えていたら、。警備会社は救急車を手配し、そして自宅の鍵を渡してあるので自宅に踏み入ってくれる。そこで発見されれば出来立てホヤホヤの死体なので問題なく回収できる。もしまだ生きてれば呼んだ救急車が対応してくれる(はず)。イニシャルコストはかかったけど(セコムのシステム自体はもともとビルトインされていて契約して防犯防火センサーによる監視体制は引越し日からずっと継続してるけど、この医療用緊急通報システムはまだいいか~、と導入してなかったのをついに導入してしまったよ(苦笑)。

もし激しい突然死でこれを発報させることが出来なかったらそれ以外のバックアップシステムで後日できれば腐乱する前の死体回収してもらうけど、こうやって準備をしておけば、これが使えるような事態になればきっと役に立つと思う。現状はスイッチONで警備センターに直接信号が飛ぶけど、将来的にはウェラブル・バイタルセンサーを装着して日々の運動量や血圧、心拍数などをリアルタイムモニタリングして、かつスマホと連動して自宅外でも健康状態をウォッチし続けられる。そして屋内屋外外出先問わず、バイタルが途絶えたらいちいちスイッチオンしなくても回収班が出動する「マイドクター+」というシステムあるそうな。今はいいけど将来的にはそっちにアップグレードして、「腐乱化予防全自動死体回収システム」をきっちり構築する、ここはカネをケチる所じゃないから徹底的にヤルよ~(^^;)

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これはHPを見てもらうと判るとおり、本来は自分くらいの世代が、自分の親(後期高齢者)に対して設定するサービスだったりする。これを自分はこの歳で自分自身にかけた。でも突然死は最近は中年以上だと誰でも起こりうるリスクになってきている。自分は災害にしろ、日常生活にしろ、こういう非常事態にしろ「備える」と言う行為が大好きなのでこういう機械導入も楽しませてもらってるよ(^^)/

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