ゆく年2019、くる年2020
今年もあともう少しで終わり。無事にここまで生き永らえた感が少しする。
職場で顔なじみの先輩が2名突然死で亡くなり、ああいつ死んでもおかしくない年齢なんだな、というのが実感できた年だった。いや、バイクに乗っていれば家から出た瞬間からいつ死んでもおかしくないんだけど、そういう覚悟は友人や仲間の死を見つめてきたのでしてるつもりだったけど、不思議な感覚。
じゃあ死にたくないからバイクから降りるのかというとそれも違う。自分が進む道の脇に今まで開いていた死に向かう落下口(乗り物道楽)の脇に、新しい(そして大きな)落下口が開いた、という感じ。そっちのリスクが増えたから前のリスクから逃れようとは思わない。リスクが高まった事に緊張して、その現状を冷静に見極めたうえでそのリスクの範囲でどう楽しんで生きるか対応するだけ。この先は一年間分のロウソクを燃やして減っているからなおさらどれだけ楽しめるかが生きる意味にもなるからね。
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…と、辛気臭い話になってしまったけど、2019年は(サラリーマン)人生の転機の年ではあった。職種が変わって生活が落ち着く方向に変わった。ただ人間としての人生を変えるほどのインパクトはなかったな、あちこちの現場を転々とした経験からすると、全く新しい現場に着任したのと同じくらいのイメージ(^^;)。
道楽としては、長年連れ添ったレガシィ2.0i(5MT)の買い替えを目論んで(?)、EJ20ファイナルWRX-STI購入を申し込んでみたけど外れたのでクルマ道楽は変化なし。当たったら買うわけだから、試乗したりもしたけど、でもなんだろう?あまりときめかなかった。
市街地をタラタラ走るとほとんどレガと変わらない。踏めば速いけど色々なリスクが付きまとう。タイヤやハイオクと考えるとランニングコストも高いし。そう考えるとファイナルモデルが外れたから、じゃあ標準車を買おうかな、とは思わなった。そう考えるとそれほど本気で欲しかったという事でもなくある意味浮かれていたのかな、とも思う。
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バイクは一台増えた(苦笑)。
ウチにはヤマハ2stの最終モデルが3台あるけど、これはそれの一台ランツァの直系の先祖。1985年式のDT200R。ランツァがあれば要らないでしょ?、うん、そう思う。でもこれはそういう時代のバイクにはない、そして今のバイクでは絶対にできないくらいの特徴があって、それが重さが信じられないくらい軽いということ。どのくらいかというと、クロスカブとかC125とかと大体同じ(満タンでだよ!)。サイズもランツァより一回り小さくて、シートも低い。それでいて高速道路をぐいぐい吹っ飛べるくらいのパワーが両立してる稀有なバイク。それのほとんど新車みたいな極上程度(この画像はその極上外装を保護するため、適当な(でも自分が一番好きなカラーリングの)外装に乗せ換えているのであしからず)が出てきてしまったので、今後の老後バイク生活を考えてこれがある意味理想形なんじゃないかな?、と押さえてみた。
そしたら中低速トルクが野太く使いやすいランツァより、旧来の2stらしいパワーバンドの盛り上がりがはっきり感じられるワクワクする楽しいフィーリングで、やっぱりワカモノに(そして気ばかり若い今の自分にも)マッチするバイクだなぁ、としみじみ実感して、老後ではなく今を元気に走ってる(笑)。効かないという下馬評のブレーキは大丈夫、問題はすぐ水温が上がる冷却系かな。走っていればいいけど低速になると水温計がすぐ上がる。ヌタ場とかでイゴるとあっというまにオーバーヒートしそうな予感。強制稼働ファンがラジエタ裏に欲しい。
結局スペックだけでは語れない魅力が満載のこの最愛の相棒と、老後も(死ぬまで)過ごすことになりそう(もともと判ってたけどね)
とりとめのない話になったけど一応2019年を総括ということでご勘弁を。
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来年はどんな年になるかなぁ?、今考えているのは生き物を飼いたい、ということ。まずは水中生命体から着手する予定。古い火鉢をこの正月休みに田舎から回収するので、それを使ってミニミニビオトープを作ってみる。最大生物は多分メダカ、あとは水草。このくらいなら今の仕事スタイルでも維持出来ると思う。それ以上のサイズの生き物は今はまだ無理。リタイヤしたらネコと暮らしたいけど、看取ってやれるほど自分が長生き出来ないかもしれないからそれも考え中。
あとまだ漠然とだけど、ひそかに今の仕事のままでいいのか、とも少し考え始めてたりもする。生きるための収入を得る場としては申し分ないけど、養う家族がいない状態なら収入が下がってでももう少し自分の時間を作れる方が、死に向かって生きている(元気に動ける)時間を確実に消耗している現状を考えるとプライスレスなんじゃないかな、と。家族持ちにはできない決断でも、一人暮らしなら無理なく出来る。今年一年間の生活費も、道楽費用を除いたそれ以外の全支出が130万くらいだったからこのBlogを始めた離婚直後の2003年と今とで、ほとんど大差がない。だいたい月に11万の手取りがあれば生活が維持出来るレベルの生活をずっとタンタンと続けているからね。
傍から見れば絶望でしかないだろう中年男の一人暮らし、でも(ペンペン草も生えない荒れ果てた荒野にしか見えないだろうけど)そこにはまだ色々な可能性がある。一人で生きることが決まった現状はあきらめと絶望ではなく、それをどう楽しんでい生きるかだ。その進む道に幾つも開いている(または落とし穴のように見えない)リスクの穴に落ちないようにしながら、ね。
…とりあえずは一年後にまた「どうにか生きてこれたなぁ~」と書き込めることを目指そうp(^^;)q
と、いう事で今年一年更新が鈍ったここに気長にお付き合いくださった方々、ありがとうございました。
来年も、元気に、そしてしぶとく、お互い生きてやりましょう、くれぐれもご安全に(^^)/!!
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